リフォームはDIYでどこまでできる?費用の目安&参考になるインテリア事例

リフォームはDIYでどこまでできるのでしょうか。「自分で行える施工は何か」「プロに任せるべき点はどこか」などDIYリフォームを成功させるコツや注意点を解説します。おしゃれなDIYリフォーム事例も紹介しています。

公開日 2020.11.23

更新日 2022.01.07

リフォームはDIYでどこまでできる?費用の目安&参考になるインテリア事例

「自分好みに家をリフォームしたいけれど費用はなるべく抑えたい」「低予算でデザインにもこだわったインテリアを導入したい」と考える人は多いでしょう。すべて業者に依頼せず効果的にDIYを取り入れれば、コストを抑えておしゃれな自宅を作れます。
本記事では、DIYできるリフォームの種類やプロに任せるべき施工、失敗しないDIYリフォームのコツなどを解説します。参考になるDIY事例も紹介するので、低予算で自宅をリフォームしたい人はぜひ読んでみてください。

費用を抑えて自宅をおしゃれに!DIYリフォームでできること

DIYリフォームなら、費用が材料費しかかからないのが最大の魅力です。業者に依頼するよりも大幅なコストカットが可能です。ここでは、「DIYでどんなリフォームができるのか」「費用はいくらくらいかかるのか」といった疑問にお答えします。

壁や天井のクロスを張り替える~お気に入りのカラーで印象をチェンジ~

部屋の大部分を占め、印象を大きく左右する壁紙。「家の雰囲気を一新したい」という人は壁・天井の壁紙リフォームがオススメです。クロスの張り替えをDIYで行う人もたくさんいます。おしゃれな壁紙を扱っている輸入壁紙専門店や、壁紙貼りを上手に行うためのワークショップなども増えています。業者に依頼すると1,000~1,500円/1㎡ほどです。一般的な天井の高さで一部屋(6畳)平均5万~7万円ほど費用がかかります。DIYなら1,000円/1㎡の壁紙だと、1万円ほどでリフォームができるでしょう。
リフォームはDIYでどこまでできる?費用の目安&参考になるインテリア事例
また、壁・床だけでなく、ドアなどの建具に壁紙を貼って自分流にリメイクする人もいます。健具なら壁よりも面積が狭いため、きっとDIYが初めてでも挑戦しやすいはず。DIY方法については、ぜひこちらの記事も参考にしてみてください。

収納を増やす:壁や隙間などの空きスペースを有効活用!

簡単な収納なら自分で作ることもできます。「空いている隙間を有効活用したい」「ちょっとした収納が欲しい」といった人にオススメのDIYリフォームです。費用は材料費によって幅がありますが、ホームセンターで売っている木材などを利用して1,000円ほどから作れることもあります。

人気の収納家具は、壁を傷つけないため賃貸でも安心して使用できるディアウォールや、簡単にスペースを増やせる吊り下げ式の収納ボードなど。作り方やそのほかの収納アイデアなどはこちらの記事を参考にしてください。

間仕切りを設置する:ゆるく区切って空間をうまく使おう

「家族が増えた」「ライフスタイルが変わった」といった理由から、現在の間取りに不便を感じている人もいるでしょう。部屋を細かく分割したい時や、プライベート空間を確保したい時などは、間仕切りを設置してみましょう。
リフォームはDIYでどこまでできる?費用の目安&参考になるインテリア事例
木製ボックスを積み上げたり、移動できるシェルフを作ったり、パーテーションを使用したりと、方法はさまざま。使用する資材によって価格も違いますが、5,000〜10,000円ほどで作る人が多いようです。こちらの記事では多くの事例を紹介しているので、きっとイメージに合う間仕切り壁を見つけられるはずですよ。

和室を洋室にイメチェン:押し入れや砂壁もDIYで生まれ変わる

少々大掛かりなリノベーションになりますが、和室の押し入れを解体したり、砂壁の上から新たな壁を作ったりすることで、和室を洋室に作り替えることもできます。
住宅の状態によって補強や修復作業が必要なため、費用の幅は広くなります。必要なものは、バールや丸ノコ、電動ドライバーといった機器、ベニヤ板、ビスなど。こちらの記事では、築40年の物件をセルフリノベーションし、DIY和室リフォームを行った例をご紹介していますので、参考にしてみてください。

お風呂の壁・床をリフォーム:劣化にもセルフで対応可能!

既存のお風呂が在来浴室の場合、築年数が経つとタイルのひび割れや汚れなどが目立ち、気になる人も多いでしょう。業者に依頼しなくても、今あるタイルを生かすことでセルフリノベーションも可能です。浴室全体の張り替え相場は10万~30万円ほどですが、DIYなら1万円ほどで済むため、とてもお得に改修できます。
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今あるタイルの上からタイルシートやペディシートを張る、隙間をシリコンコーキングで埋める手法なら失敗が少なく、初心者でも安心です。詳しいやり方はこちらの記事をご覧ください。

DIYしないほうがいいのは?業者に任せるべきリフォーム内容の例

材料費のみで自分好みの部屋が作れるDIYリフォーム。しかし、家の構造に関わる部分や専門知識が必要な箇所など、プロに任せるべき施工もあります。

壁の撤去・間取り変更などの大掛かりなリフォームは、失敗したときのリスクが高い

壁撤去や間取り変更などは大掛かりなリフォームになるため、業者に任せるのが賢明です。曖昧な知識のまま施工を行い、「構造上撤去できない壁を傷つけてしまった」「耐震性に影響が出てしまった」というケースもあります。失敗すると修復が難しく、取り返しのつかない事態になるケースもあるため、プロに任せるほうがリスクを減らせるでしょう。

水回りの配管や電気設備の配線などは専門家に任せるべき!

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トイレ、キッチン、洗面所、お風呂といった水回りの配管工事、コンセントや照明の電気工事などは、資格を持っていないと工事ができないケースがあります。素人が無資格で行うと違法になるため、専門的な工事をする際は事前によく確認しましょう。
給水管や止水管、逆止弁、水道メーターといった給水装置を扱う工事は業者に依頼する必要がありますが、蛇口、ホース、浄水器といった末端部分は自分で自由に修理できます。しかし、「どこまで自分で工事ができて、どこまでがプロに頼むべきか分からない」といったケースも多いので、水回りや電気まわりのリフォームは専門家に任せるのがオススメです。

マンションの場合は、リフォームできない共有部などに注意!

マンションは規約によってリフォームできる箇所が限られています。窓や玄関、雨戸、バルコニー、建物の構造体といった共用部分はリフォームできないことがほとんどです。内装や床、設備などの専有部分に制約があるマンションもあり、それぞれ物件によってルールが異なるので、DIYリフォームを行う時は必ず管理規約を確認しましょう。

DIYでのリフォームを上手に成功させるコツと、よくある失敗例

作業内容によってはミスをすると修復できないものもあり、初めてDIYリフォームをする時は不安なもの。ここではよくあるセルフリフォームの失敗例と、成功のポイントについて説明します。

まずは小規模なリフォームから挑戦すべし

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はじめから壁の取り壊しなどの大掛かりなリフォームを行い、失敗してしまう例も多く見られます。まずはドアノブの交換や壁紙の張り替えなど、初心者でも挑戦しやすい小規模なリフォームから着手しましょう。
また、失敗したら無理に自分で直そうとせず、早い段階でプロにリカバリーを頼むのがポイントです。また、施工前の写真を複数枚撮っておくと、より具体的なアドバイスを貰えるため、いざという時に役立ちます。

作業前の「養生」は必須!

DIYリフォームで多いのが「施工箇所以外にペンキが付いてしまった」「周辺の家具に傷をつけてしまった」といった失敗です。細かな作業に集中し、つい周りへの注意がおろそかになってしまうこともあります。床やカーペットなどに着いた塗料が落ちず、追加でクリーニング作業が必要なケースもあります。

DIYを行う前は必ず養生テープやシートなどで施工箇所以外を覆いましょう。作業場所が汚れるのを防ぐ効果はもちろんのこと、思わぬ怪我に繫がってしまう細かい破片などの飛び散りも防げます。また、ミスのない美しい仕上がりにも繫がります。
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作業途中で慌てないために、事前準備はしっかりと

「道具や材料が足りなくて作業を進められず、仕上がりに影響してしまった」という失敗はよくあるもの。必要な資材、機器、工具などをリストアップし、やるべきことを明確にしておくなど、手際良く進める工夫も大切です。

作業後に出たゴミの処分方法なども忘れずに調べ、すぐに処理できない場合は置き場を確保するなど、片付けや後始末の方法もチェックしましょう。作業の途中でトラブルが起きないように、事前準備は入念に行いたいものです。

リフォームの参考にしたい、おしゃれなDIYインテリア実例

DIYリフォームは作業の幅が広く、自分でできる施工はまだまだあります。ここでは魅力的なDIY事例を紹介します。好みのDIYを見つけて、自宅リフォームの参考にしてみてください。

アクセントカラーが目を引く!壁紙を剥がさず塗装した事例

壁紙の上から自分で塗料を塗り、部屋の雰囲気を一新した好例です。Instagramより2例をピックアップ。
@rumyroomさんは、ベッドの頭側の壁紙全体を白からバターミルクペイントに一新。楽しい雰囲気のお部屋になりました。
@aki_ismartさんのアイデアでは、白一色だったトイレの壁面をブルーグリーンにすることで、おしゃれな雰囲気を演出しています。

トイレなどの狭い空間はDIYしやすい♪床を印象的な柄にチェンジした事例

Instagramで見つけた@ie.no.koto さんと@a_y_m_.i._m_a さんのリフォーム事例です。主張が激しくなりがちな個性的な壁紙やカッティングシートも、トイレなどの狭い部屋に使用すればおしゃれな空間になります。

目指したのは海外のお家!窓枠も変えて印象を大きく変えた事例

@asasa0509さんのInstagramの投稿からご紹介。海外の住宅をお手本に、自分たちで漆喰を塗り、腰壁と窓枠を作りました。セルフリノベーションで大胆なイメージチェンジに成功した事例です。

【関連コンテンツ】まだまだある!真似したいDIY・インテリア事例集

使っていない押し入れをデスクやカウンター、おしゃれな収納棚などにDIYリフォームする事例を紹介。既存の部屋から浮かないように壁紙やメイクシートを使うなど、個性あふれる工夫が多く見られます。
「トイレのDIY実例をとにかくたくさん見たい」という人にオススメの記事がこちら。トイレットペーパーホルダー・タンクカバー・収納のDIY事例、失敗しないトイレDIYのコツなどを紹介しています。
ダークな色合いやヴィンテージ感が人気のインダストリアル・インテリア。こちらの記事ではインダストリアルなキッチンを作るためのDIY方法、デザインのアイデア、オススメの家具などを紹介しています。
100円ショップやホームセンターで簡単に入手できるリーズナブルなアイテムを使い、トイレのリメイクを行いました。壁・床の改修からタンク周りまで、幅広いDIYリフォーム事例を見られます。
「キッチンを人気のブルックリンスタイルで統一したい」といった人はこちらの記事を参考にしてください。ブルックリンスタイルのデザインのポイントや小物使いのアイデア、DIYの実例を紹介しています。

DIYの難易度が高い大規模なリフォームは、失敗すると余計に費用がかかってしまうこともあります。心配な時は、詳しい予算やデザインなどをプロへ相談すると安心です。さまざまなリフォーム実績が豊富な「カシワバラ・コーポレーション」なら、きっとイメージ通りの改修ができるはずです。

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