砂壁が消えた!?セルフリノベに欠かせない“脱・和室”術を教えます
28歳で福岡へ移住し、築40年を超える2軒の物件をセルフリノベーションしながら生活。その様子をブログメディア「DIY MAGAZINE」で公開しているセーチです。前回、ボロボロ押入れの解体と床の貼り直し作業をしました。今回は壁を解体してできた隙間の修復と、砂壁にベニヤ板を貼って隠す作業です。
公開日 2020.09.22
更新日 2022.01.07
セーチのDIYリノベ記録 一軒目
via diy-magazine.jp
こんにちは。28歳で福岡へ移住し、築40年を超える2つの物件をセルフリノベーションしながら生活しているセーチです。
前回、ボロボロ押入れの解体と床の貼り直し作業をしました。
今回は壁を解体してできた隙間の修復と、和室感が残らないよう砂壁の上にベニヤ板を使って壁を作る作業です。
前回、ボロボロ押入れの解体と床の貼り直し作業をしました。
今回は壁を解体してできた隙間の修復と、和室感が残らないよう砂壁の上にベニヤ板を使って壁を作る作業です。
前回の記事はこちらから
天井裏に上って筋交い金折補強をする
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前回修復した押入れの天袋には天井裏に上る穴があります。
ここから天井裏に入り、壁を解体した時にできた穴を修復します。
本当は天井をぶち抜いて開放的な空間にしてみたかったのですが、玄関付近まで天井裏に壁がなく凄まじい作業量になりそうだったので断念しました。
天井裏は壁や屋根の骨組みを全て見ることができます。
すると和室の天井裏は、根太にベニヤ板を張り付けているだけのような作り。
そのまま僕が乗ると天井が簡単に抜けると思われたので、根太に2mくらいの板を敷いて体重が1点に掛からないよう、神経を使いながらの作業になりました。
壁裏の縦長に伸びていた木とメインの柱を筋交い金折で両サイドから補強します。
これで、気持ちだけかもしれませんが、壁付近の天井負荷は分散されたんじゃないかと思います。
ここから天井裏に入り、壁を解体した時にできた穴を修復します。
本当は天井をぶち抜いて開放的な空間にしてみたかったのですが、玄関付近まで天井裏に壁がなく凄まじい作業量になりそうだったので断念しました。
天井裏は壁や屋根の骨組みを全て見ることができます。
すると和室の天井裏は、根太にベニヤ板を張り付けているだけのような作り。
そのまま僕が乗ると天井が簡単に抜けると思われたので、根太に2mくらいの板を敷いて体重が1点に掛からないよう、神経を使いながらの作業になりました。
壁裏の縦長に伸びていた木とメインの柱を筋交い金折で両サイドから補強します。
これで、気持ちだけかもしれませんが、壁付近の天井負荷は分散されたんじゃないかと思います。
天井の隙間を塞ぐ
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天井裏の補強が終わったので、次は室内側の隙間を塞ぎます。
塞ぐのに使ったのは1×8材。
最初は薄い木を張り付ければ良いかなと思ってましたが、横の強度を気にして20mmの厚めの板を使いました。
塞ぐのに使ったのは1×8材。
最初は薄い木を張り付ければ良いかなと思ってましたが、横の強度を気にして20mmの厚めの板を使いました。
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直接板を打ち付けるのは難しかったので、インパクトドライバーで下穴を開けて準備をします。
長さ40mmの「木が割れにくいビス」を先端だけ差し込んでおきます。
長さ40mmの「木が割れにくいビス」を先端だけ差し込んでおきます。
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和室側の端に合わせてビスで固定。
リビングのセルフリノベーションの時にビスを数か所しか止めなかったため隙間が空いてしまい、結果的には追加でビスをたくさん取り付けました。
さて、両方の天井の隙間を塞ぎ終わりました。
この上から部屋の色に合わせて塗装する予定です。
リビングのセルフリノベーションの時にビスを数か所しか止めなかったため隙間が空いてしまい、結果的には追加でビスをたくさん取り付けました。
さて、両方の天井の隙間を塞ぎ終わりました。
この上から部屋の色に合わせて塗装する予定です。
砂壁に間柱を作る
砂壁の上に壁を作るには、砂壁のサイズに合わせて綺麗にベニヤ板をはめる方法か、柱にベニヤ板を打ち込む方法があります。
砂壁に合わせてベニヤ板を張ると、周りの柱が露出するためどうしても和室感が残ってしまいそうでした。そのため、少し出っ張りますが柱の上にベニヤ板を打ち付けて砂壁を隠そうと思います。
※砂壁の修復方法は他にも案がありましたが、この方法が一番時間と費用が最小限で済むので選びました。
砂壁に合わせてベニヤ板を張ると、周りの柱が露出するためどうしても和室感が残ってしまいそうでした。そのため、少し出っ張りますが柱の上にベニヤ板を打ち付けて砂壁を隠そうと思います。
※砂壁の修復方法は他にも案がありましたが、この方法が一番時間と費用が最小限で済むので選びました。
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ベニヤ板を直接張ると、真ん中がベコベコしてしまうので間柱を作ります。
柱の間を測って等間隔に角材を取り付けます。
両端の柱の高さと合わせる必要があるので、今回は24mm厚の角材を使いました。
柱の間を測って等間隔に角材を取り付けます。
両端の柱の高さと合わせる必要があるので、今回は24mm厚の角材を使いました。
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はじめに真ん中にビスを打ち込み、そのあとは上下に等間隔で。
砂壁の裏にも間柱があるはずなのですが、場所が分かりずらく、何本か外してしまい打ち直しました。この時、手で壁をコンコンと叩き、裏に木材があるかを確認しながら進めると分かりやすいかと思います。
砂壁の裏にも間柱があるはずなのですが、場所が分かりずらく、何本か外してしまい打ち直しました。この時、手で壁をコンコンと叩き、裏に木材があるかを確認しながら進めると分かりやすいかと思います。
コンセントやスイッチは外しておく
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砂壁の上に直接ベニヤ板を張ってしまったらコンセントも隠れてしまうので、間柱を取り付けたらコンセントを外します。(この作業には電気工事士の資格が必要です)
カバーはドライバーで緩めれば簡単に外すことができ、奥にコンセントのコードが収納されているので、柱より前に押し出しておきます。
※作業する時は、ブレーカーを落としてください。
カバーはドライバーで緩めれば簡単に外すことができ、奥にコンセントのコードが収納されているので、柱より前に押し出しておきます。
※作業する時は、ブレーカーを落としてください。
固定するベニヤ板にコンセント用の穴を開ける
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コンセント位置を測り、取り付けるベニヤ板にコンセントを取り付ける穴を開けておきます。
ベニヤ板に測ったサイズで印をつけ、丸ノコとノミを使って切り抜きます。
切り口はコンセントカバーで隠れるのであまり気にしなくて大丈夫です。
ベニヤ板に測ったサイズで印をつけ、丸ノコとノミを使って切り抜きます。
切り口はコンセントカバーで隠れるのであまり気にしなくて大丈夫です。
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ベニヤ板にコンセントを通して位置を確認。
まさかの失敗です・・・
柱の上にビス止めする30mmを計算に入れておらず、柱の端からコンセントの位置を測ってしまったので位置が合いませんでした。
コンセントの横幅が40mmくらいなので、コンセント1個分ずれてしまいました。
まさかの失敗です・・・
柱の上にビス止めする30mmを計算に入れておらず、柱の端からコンセントの位置を測ってしまったので位置が合いませんでした。
コンセントの横幅が40mmくらいなので、コンセント1個分ずれてしまいました。
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これではコンセントが固定できないので違うベニヤ板を使ってやり直しです。
今度はバッチリでした。
ベニヤ板はギリギリの枚数しか購入していないので、失敗したベニヤ板の使い道は後で考えます。
今度はバッチリでした。
ベニヤ板はギリギリの枚数しか購入していないので、失敗したベニヤ板の使い道は後で考えます。
砂壁の上にベニヤ板を固定
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4mm厚のベニヤ板をベニヤ板用のビスで固定します。
洋室のベニヤ板の厚さが4mmだったので、高さを合わせる為に4mmにしました。
(通常の壁だと9mm厚のコンパネが使われます。厚い板の方がしっかりとした壁になります。)
両サイドの柱と砂壁の上に取り付けた間柱に等間隔でビスを打ち込んで歪まないように固定します。
洋室のベニヤ板の厚さが4mmだったので、高さを合わせる為に4mmにしました。
(通常の壁だと9mm厚のコンパネが使われます。厚い板の方がしっかりとした壁になります。)
両サイドの柱と砂壁の上に取り付けた間柱に等間隔でビスを打ち込んで歪まないように固定します。
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反対側の壁も同じようにベニヤ板を取り付けていきます。
左右のバランスを確認して固定位置を決めます。
間柱は1本でいいかなと思っていましたが、念のため2本入れておいて良かったです。
※このころは知りませんでしたが、間柱は300mm間隔で取り付けるのが基本です。
左右のバランスを確認して固定位置を決めます。
間柱は1本でいいかなと思っていましたが、念のため2本入れておいて良かったです。
※このころは知りませんでしたが、間柱は300mm間隔で取り付けるのが基本です。
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※作業風景を動画にまとめています。
より詳しく知りたい方は下記動画をご覧ください。
より詳しく知りたい方は下記動画をご覧ください。
via www.youtube.com
【DIY】天井を塞いで砂壁の上にベニヤ板を張って壁を作る!セルフリノベーションで和室を洋室化
和室の壁ができたので、やっと塗装作業に移れます。
次回は壁紙を剥いでグレーのペンキで塗装する作業です。
洋室側の壁は黄ばみと釘の錆が目立つので、壁紙は全て剥いでやり直します。
モルタル風の部屋にしたかったので色違いのグレーを用意し塗装します。
色の違いや雰囲気などを一緒にお伝えできればと思います。
タグに「セーチのリノベ記録 一軒目」とつけていくので、順を追って読めばリノベが完成するような構成です。なるべく工程別に解説できるように、シリーズ物としてお伝えしていきます。
※この記事は2019年1月31日に「DIY MAGAZINE」で公開された記事を再編集したものです。
次回は壁紙を剥いでグレーのペンキで塗装する作業です。
洋室側の壁は黄ばみと釘の錆が目立つので、壁紙は全て剥いでやり直します。
モルタル風の部屋にしたかったので色違いのグレーを用意し塗装します。
色の違いや雰囲気などを一緒にお伝えできればと思います。
タグに「セーチのリノベ記録 一軒目」とつけていくので、順を追って読めばリノベが完成するような構成です。なるべく工程別に解説できるように、シリーズ物としてお伝えしていきます。
※この記事は2019年1月31日に「DIY MAGAZINE」で公開された記事を再編集したものです。
WRITTEN BY
Japan
DIYのブログ『DIY MAGAZINE』を運営。福岡在住の28歳です。物件をセルフリノベーションしていく過程とDIYに関する情報を発信しています。
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