インダストリアルなキッチンを作るDIYアイデアとポイント
近年流行りのインダストリアルなキッチン。無骨でかっこよく、男前なイメージのキッチンは、どのように作り上げればよいのでしょうか?この記事では、インダストリアルなキッチンの作り方のポイントや、オススメのアイテム、参考になる実例をご紹介しています。
公開日 2019.10.02
更新日 2022.01.07
オシャレな家を目指す上で、インダストリアルなキッチンが気になっている人は多いことでしょう。しかし、実際にインダストリアルなキッチンを作るには、何をどのように使えばよいのかいまいちピンと来ないのではないでしょうか?そこでこの記事では、そもそもインダストリアルとはどのような意味なのかという説明から、インダストリアルなキッチンを作るためのポイント、そして参考になる実例までをご紹介します。自宅のキッチンをインダストリアルな雰囲気にしたいとお考えの方は、ぜひ参考にしてみてください。
インダストリアルなキッチンってどんなイメージ?
via roomclip.jp
知っているようで、説明しようと思っても意外と難しいのがインダストリアルのイメージ。実際には、どのような雰囲気のことを指すのでしょうか?まずはインダストリアルなインテリアについての基礎知識を確認していきましょう。
そもそも“インダストリアル”という言葉は、“industrial”という英単語から来ており、“工業の、産業の”といった意味を持っています。
1920年代頃、アメリカでは家具や室内設備が工業製品として大量に生産され、その機能性や実用性が高く評価されました。そのため、このような家具のことを“インダストリアルデザイン”と呼ぶように。そして、これらを取り入れた使用部屋のことを、“インダストリアルインテリア”と定義するようになったのです。
基本的なイメージとしては、「無骨でヴィンテージ感のあるインテリア」を想像するとよいでしょう。見た目だけではなく、使いやすさも重視したインテリアに仕上げるのがポイントです。具体的な特徴については、以下の通りです。
そもそも“インダストリアル”という言葉は、“industrial”という英単語から来ており、“工業の、産業の”といった意味を持っています。
1920年代頃、アメリカでは家具や室内設備が工業製品として大量に生産され、その機能性や実用性が高く評価されました。そのため、このような家具のことを“インダストリアルデザイン”と呼ぶように。そして、これらを取り入れた使用部屋のことを、“インダストリアルインテリア”と定義するようになったのです。
基本的なイメージとしては、「無骨でヴィンテージ感のあるインテリア」を想像するとよいでしょう。見た目だけではなく、使いやすさも重視したインテリアに仕上げるのがポイントです。具体的な特徴については、以下の通りです。
1.素材の組み合わせ(レザー・コンクリート・木・鉄・レンガなど)
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インダストリアルインテリアでは、コンクリートやレンガに加え、レザーや木材、鉄などといった素材使いの家具や小物を組み合わせます。こうした異素材のコンビネーションは、無骨かつヴィンテージ感のある雰囲気作りに欠かせません。
2.ダークカラー
インテリアの色味としては、ブラックやダークブラウン、シルバー、モノトーンなどのダークカラーがメインに使用することがほとんどです。ほかの色を使う時でも、トーンを落とすことでヴィンテージ感を演出でき、よりインダストリアルインテリアに近づけます。
3.無骨さ
もともと“工場”や“産業”などの意味を持つ“インダストリアル”。その雰囲気を出すため、配管をあえてむき出しにしたり、コンクリートを打ちっぱなしにしたりと、無骨さを演出するのが特徴的です。
インダストリアルなキッチンを作るポイント
ここからは、インダストリアルなキッチンを作るためのポイントを5つご紹介します。キッチンならではのインダストリアルデザインの取り入れ方を解説していくので、ぜひ参考にしてみてください。
黒やダークカラーを取り入れる
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前述した通り、インダストリアルインテリアにはダークカラーが欠かせません。キッチンなら壁や床、調理台の側面などに、黒をはじめとしたダークカラーを積極的に取り入れてみましょう。何色も使うより、黒なら黒でまとめた方が、統一感が出るのでオススメです。キッチン全体に黒を取り入れれば、それだけで普段とは違った雰囲気が楽しめます。
ステンレスでスタイリッシュな「業務用」の雰囲気に
キッチンではステンレス素材を取り入れることで、業務用のような雰囲気を出せます。ステンレス素材を取り入れるなら、調理台や、冷蔵庫、キッチンカウンターなどがオススメです。黒や木材との相性もよいので、すべてをステンレスにするのではなく、ところどころほかのカラーや素材も取り入れるようコーディネートしてみましょう。
黒板、タイル、レンガなどのオシャレな壁面
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カフェなどでよく見かける黒板の壁面や、タイル・レンガ張りの壁面は、キッチンのオシャレさとインダストリアル感をグッと増してくれます。前後左右の壁で素材を変えてもよし、1つの壁で上下に違う素材を取り入れてもよし。やり方は、アイデア次第です。本物のタイルやレンガを取り入れるのが難しいなら、壁紙などで表現してもよいでしょう。貼って剥がせるものを利用すれば、賃貸でも壁のアレンジが可能です。
作業台orカウンターがあると◎
キッチンにある程度の広さが確保できるなら、中央に作業台やカウンターを取り入れると、インダストリアルテイストが出ます。ここでも素材はステンレス製にしたり、黒色をチョイスしたりするとより雰囲気が楽しめるのでオススメです。カウンターには、無骨なデザインのスツールやチェアを置いてみましょう。カフェのような雰囲気が出て、よりオシャレなキッチンになります。
配管パイプや木材でヴィンテージ感UP!
キッチンには、調理器具や食器などさまざまなものを収納するスペースが必要です。そんな時には、配管パイプと木材を使って、シェルフを作ってみてはいかがでしょうか。パイプや木材はインダストリアルなキッチンに欠かせないアイテムの1つです。木材は木目がはっきりしているものや、薄めの色合いのものを使用することで、ヴィンテージ感が出ます。
そのほか、こんなアイテムもオススメ
上記以外のインダストリアルキッチンを作るためのアイテムには、照明器具やバスロールサイン(タペストリー)などがあります。照明は通常のシーリングライトよりも、吊り下げ式のインテリア照明がオススメです。位置や高さにこだわれば、存在感抜群のインテリアになってくれます。
バスロールサインは、英字で書かれたタペストリーのようなものです。バスロールサインやマットなどを使ってキッチンのどこかに英字を取り入れることで、より雰囲気のあるキッチンに仕上げられるでしょう。
バスロールサインは、英字で書かれたタペストリーのようなものです。バスロールサインやマットなどを使ってキッチンのどこかに英字を取り入れることで、より雰囲気のあるキッチンに仕上げられるでしょう。
インダストリアルキッチンDIY参考実例
最後に、インダストリアルキッチンをDIY した実例をご紹介します。必要な道具やポイントも解説していくので、自宅のキッチンをイメージチェンジする参考にしてみてください。
木材+レンガのオシャレな壁面
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キッチンの壁を木材とレンガで覆うことで、カフェのようにオシャレな雰囲気が出せます。本物の木材やレンガを使用すればより完成度の高いキッチンを作れますが、賃貸などで難しい場合は、壁紙を使ったDIYがオススメです。調理台前面の壁はレンガ、側面の壁は木材など、異なるデザインの壁紙をバランスよく取り入れましょう。また、壁に調理器具を吊り下げて収納することで、実用性を兼ね備えたインダストリアルな収納になります。写真はRoomClipで見つけたLACROWAさんのアイデアです。
黒板+木材の調味料棚をDIY
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前述の黒板を取り入れたスタイルサンプルです。一部を黒板にした壁に木材を使用して調味料棚などを作れば、よりインダストリアルなキッチンに近づきます。壁紙専門店などでは、黒板仕様の壁紙を手に入れることも可能です。貼って剥がせるタイプの壁紙もあるので、賃貸に住んでいる方でも安心。壁紙でも、黒板部分にはチョークで実際に書き込めるのが嬉しいポイントです。
棚の隙間から、文字や絵が見えるようにするとオシャレです。気分や雰囲気に合わせて、黒板の文字を変えてみてもよいでしょう。画像はmacaさんのアイデアで、同じくRoomClipから。
棚の隙間から、文字や絵が見えるようにするとオシャレです。気分や雰囲気に合わせて、黒板の文字を変えてみてもよいでしょう。画像はmacaさんのアイデアで、同じくRoomClipから。
調理グッズが映えるタイル壁+アイアンバー
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木材・レンガ・黒板などと並んでオススメなのが、タイルの壁面です。とくに白いタイルの壁面は調理器具がよく映えます。キッチン全体を黒でまとめれば、白色のタイルとモノトーンになって、インダストリアルな雰囲気も増すことでしょう。さらに、タイルの壁面にアイアンバーを取り付け、S字フックを使って調理器具をぶら下げれば、実用性もバッチリなオシャレ収納の完成です。ぶら下げる調理器具も似たような配色のもので揃えれば、より統一感が出ます。画像はRoomClipで見つけたberryさんのアイデアです。
ガス管ウォールラックの見せる収納
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インダストリアルなキッチンによく取り入れられるのが、ガス管を使ったウォールラックです。ガス管で棚を支え、その上に調理器具や食器などを並べます。よく使うなら、レシピブックを並べておいてもよいかもしれません。ガス管ウォールラックは、取り入れるだけでインダストリアル特有の無骨さが演出できるオススメの収納です。キッチンにいまいち男前感が出ないとお悩みなら、ぜひ一度試してみてください。画像のアイデアは、RoomClipで見つけたyupinokoさんのもの。
古材を利用した作業台やキッチンテーブル
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キッチンで使う作業台やキッチンテーブルをDIYすることも可能です。用意するものは天板と脚、ボンドやネジ、ドライバーなどです。無骨かつヴィンテージ風の雰囲気を出すために、天板には古材を、脚にはアイアンを使用するのがオススメ。オシャレなテーブルを作るには、1つ1つの素材にこだわることが大切。DIYをするなら、納得いくまで素材探しにこだわってみてください。自分で作ったテーブルは、愛着も増すことでしょう。画像はtoshi51001さんのアイデアで、RoomClipから。
黒の網をチョイスで男前スタイルに
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キッチンの壁に黒の金網を設置すれば、それだけでインダストリアルなキッチンに一歩近づけます。金網は100均でも販売されており、ネジなどを使って壁に取り付けるだけなのでとても簡単。そこに同じく金網でできたかごを取り付ければ、調味料ホルダーとしても活躍します。合わせて観葉植物なども一緒に飾ると、雰囲気が増すのでオススメです。なんとなくキッチンの壁面が寂しいと感じる時には、ぜひお試しください。こちらは同じくRoomClipから見つけたyupinokoさんのアイデアです。
照明器具でインダストリアル感を高める
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照明といえば、天井に取り付ける円盤型のライトが一般的です。円盤形の照明は部屋をまんべんなく照らしてくれますが、オシャレな雰囲気を出すのは難しいもの。そこでオススメなのが、インテリア照明と呼ばれるような円盤型以外の照明です。
インテリア照明は、見た目がオシャレなだけではなく、光が当たるところと当たらないところができて、室内の陰影が際立ち、洒脱な雰囲気を高めてくれます。キッチンではワークトップに陰影が出ないようにしっかりと光が当たるよう気をつければ、調理しづらくなることもないでしょう。同じレイアウトでも照明が変われば雰囲気も一変するはず。一度試してみる価値アリですよ。画像はRoomClipから、Kengoさんのアイデア。
無骨さと実用的なオシャレさを兼ね備えた、インダストリアルキッチン。記事を参考にして、あなたの好みにあった素敵なキッチンをコーディネイトしてみてください。
インテリア照明は、見た目がオシャレなだけではなく、光が当たるところと当たらないところができて、室内の陰影が際立ち、洒脱な雰囲気を高めてくれます。キッチンではワークトップに陰影が出ないようにしっかりと光が当たるよう気をつければ、調理しづらくなることもないでしょう。同じレイアウトでも照明が変われば雰囲気も一変するはず。一度試してみる価値アリですよ。画像はRoomClipから、Kengoさんのアイデア。
無骨さと実用的なオシャレさを兼ね備えた、インダストリアルキッチン。記事を参考にして、あなたの好みにあった素敵なキッチンをコーディネイトしてみてください。
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Japan
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