お風呂のタイルをDIYで張り替える!失敗しない手順と基礎知識
お風呂場のタイルが劣化してくると「そろそろリフォームしようかな」と考えますよね。1日の疲れを癒やすバスルームだからこそ、いつも快適でクリーンなスペースにしたいもの。実は、お風呂のタイルはDIYで張り替えることが可能なんです。ここでは、劣化が気になりだしたお風呂場のタイルをDIYで張り替える方法について、必要な手順や手間、うまく作業するコツなどをまとめてみました!これを読めばきっと上手に張り替えられるはずです。ぜひ参考にしてみてください。
公開日 2019.07.12
更新日 2023.04.16
INDEX目次
タイルのリフォームが必要な理由
「ちょっとタイルが劣化したくらい、どうってことないんじゃ……」と思っていませんか?実は、お風呂のタイルが劣化したり、ひび割れたりしているのをそのまま放置しておくと、水漏れの原因になることがあるのです。浴室に使っているタイルはそれほど厚みがあるわけではありませんし、小さなひびがどんどん広がり、完全に割れてしまうこともありえます。
割れ目やひびから水が入ると、建物の基本構造そのものにダメージを与えてしまうこともあります。木造住宅の土台は木材ですし、土台だけでなく床根太や柱、建築金物なども浸食してしまう恐れがあります。早めに補修しておけば大した出費にはならなかったのに、放置したばかりに大変な修繕費用がかかってしまった……ということにもなりかねません。
では、具体的にどのようなタイミングで補修に踏み切ればいいのでしょうか?これは、タイルにひび割れを見つけた段階が正解です。ちょっとしたひび割れだと思っていても、そこからどんどんひびは広がっていきます。浴室は毎日使うことが多いので、少しずつ水や湿気が入り込んできます。
ひび割れを発見したときだけでなく、「浴槽とのあいだにすきまができていた」「タイルの目地が割れている」といったときも、リフォームのタイミングと考えてよいでしょう。目地はタイル同士のすきまを埋めているパテのようなものです。これが割れてしまうと、ダイレクトに水や湿気がタイル下地を侵食することが考えられます。少しでも異変を発見したら、なるべく早めに補修を検討したほうがよいでしょう。
割れ目やひびから水が入ると、建物の基本構造そのものにダメージを与えてしまうこともあります。木造住宅の土台は木材ですし、土台だけでなく床根太や柱、建築金物なども浸食してしまう恐れがあります。早めに補修しておけば大した出費にはならなかったのに、放置したばかりに大変な修繕費用がかかってしまった……ということにもなりかねません。
では、具体的にどのようなタイミングで補修に踏み切ればいいのでしょうか?これは、タイルにひび割れを見つけた段階が正解です。ちょっとしたひび割れだと思っていても、そこからどんどんひびは広がっていきます。浴室は毎日使うことが多いので、少しずつ水や湿気が入り込んできます。
ひび割れを発見したときだけでなく、「浴槽とのあいだにすきまができていた」「タイルの目地が割れている」といったときも、リフォームのタイミングと考えてよいでしょう。目地はタイル同士のすきまを埋めているパテのようなものです。これが割れてしまうと、ダイレクトに水や湿気がタイル下地を侵食することが考えられます。少しでも異変を発見したら、なるべく早めに補修を検討したほうがよいでしょう。
お風呂のタイル補修にかかる費用。DIYと業者ではどのくらい違う?
業者に依頼するにせよ、DIYで進めるにせよ、気になるのはやっぱり費用です。ほとんど費用が変わらないのなら、DIYでなくても、業者にお願いしたほうがいいですよね。では、実際のところバスルームのタイル補修にかかる費用はどれくらいなのでしょうか?
当たり前ですが、具体的な料金については、現場の状況や依頼する業者などによっても変化します。ひび割れや欠けなど、一部だけを補修するようなケースだと、だいたい2~3万円が相場でしょう。材料費に加え、職人さんの手間賃がかかるので、おおよそこれくらいになることが一般的です。なお、工事に必要な時間は半日から2日程度ですが、これもケースバイケースですので、あくまで目安だとお考えください。
全体を張り替える場合の金額ですが、一般的なお風呂の広さである0.75坪で考えると、床で約6万円、壁のタイルなら10万円くらいが相場となります。張り替えるとなると、まずは既存の壁や床を撤去する必要がありますし、廃材の処理費などもかかってきます。工事にかかる期間はだいたい2~3日です。床と壁の両方をする場合や、使用するタイルの種類によっては、10万円を超える場合もあります。
一方、DIYの場合、自分で作業するのなら必要なのは材料費のみです。接着剤500円~、マスキングテープ200円~、ヘラ100円~500円、タイル1枚数百円~が目安です。張り替える範囲にもよりますが、総額にすると、数千円~数万円で可能になります。ひび補修だけなら補修材1000円前後、マスキングテープ200円~、ヘラ100円~500円。ほかにパレットが必要ですが、厚紙などで代用してもOKです。こちらも総額数千円程度で可能になります。
とにかくコストを低くしたい、という方にはDIYがおすすめです。専門業者ほどはキレイに仕上がらない可能性があることや、時間がかかるというデメリットはありますが、なるべくお金をかけたくないのなら、ぜひDIYにチャレンジしてみましょう。
逆に、あまり手間や時間をかけられなかったり、作業に自信がなかったりするなら、はじめから業者に頼んだ方が、結果的に無駄は少なくなるかもしれません。
当たり前ですが、具体的な料金については、現場の状況や依頼する業者などによっても変化します。ひび割れや欠けなど、一部だけを補修するようなケースだと、だいたい2~3万円が相場でしょう。材料費に加え、職人さんの手間賃がかかるので、おおよそこれくらいになることが一般的です。なお、工事に必要な時間は半日から2日程度ですが、これもケースバイケースですので、あくまで目安だとお考えください。
全体を張り替える場合の金額ですが、一般的なお風呂の広さである0.75坪で考えると、床で約6万円、壁のタイルなら10万円くらいが相場となります。張り替えるとなると、まずは既存の壁や床を撤去する必要がありますし、廃材の処理費などもかかってきます。工事にかかる期間はだいたい2~3日です。床と壁の両方をする場合や、使用するタイルの種類によっては、10万円を超える場合もあります。
一方、DIYの場合、自分で作業するのなら必要なのは材料費のみです。接着剤500円~、マスキングテープ200円~、ヘラ100円~500円、タイル1枚数百円~が目安です。張り替える範囲にもよりますが、総額にすると、数千円~数万円で可能になります。ひび補修だけなら補修材1000円前後、マスキングテープ200円~、ヘラ100円~500円。ほかにパレットが必要ですが、厚紙などで代用してもOKです。こちらも総額数千円程度で可能になります。
とにかくコストを低くしたい、という方にはDIYがおすすめです。専門業者ほどはキレイに仕上がらない可能性があることや、時間がかかるというデメリットはありますが、なるべくお金をかけたくないのなら、ぜひDIYにチャレンジしてみましょう。
逆に、あまり手間や時間をかけられなかったり、作業に自信がなかったりするなら、はじめから業者に頼んだ方が、結果的に無駄は少なくなるかもしれません。
タイルシートやペディシートを使って気軽にDIY
初めてタイルの張り替えDIYにトライする、という方は、タイルシートを使うのがおすすめです。タイルシートとは、小さなタイルを専用シートの上に敷き詰めたものです。これを既存の床の上に貼っていくだけなので、素人でもキレイにできあがるのが特徴です。1枚1枚貼るケースだと、歪んでしまって見栄えが悪くなったり、目地のすきまが狭くなったり広くなったり不揃いになってしまう、ということがあります。タイルシートだとそれがありません。
さまざまなデザインが用意されているので、自分好みに仕上げることも十分可能です。壁のタイルを張り替える場合だと、腰の高さで色を変える、などのデザインもできるでしょう。一部分だけラインを入れてみたり、一面だけ色を変えたりというアレンジも可能です。アイデア次第では、とてもユニークで個性的なバスルームにもできるでしょう。
ペディシートも、お風呂のDIYにおすすめのアイテムです。こちらも既存タイルの上に直接貼ることができるので、初心者にピッタリですね。厚みは2.5mmほどで、硬いゴムを塗装しているような印象です。DIYの方法ですが、まずは床のサイズを測ってください。また、貼る前に床をしっかりと掃除し、濡れていないかどうかもチェックしておきましょう。
ペディシートはハサミで切れるので、先ほど測ったサイズをもとにカットします。少し大き目にカットしておいて、実際に床に敷いてから微調整するのがポイントです。微調整も終わったら、専用の接着剤を既存の床に塗布します。あとはペディシートを敷いて、しっかりと圧着すれば完成。ジョイントローラーなどを使ってしっかり貼り付けてくださいね。
「壁との間にすきまができてしまった……」という場合も、心配ありません。このようなときは、シリコンコーキングを使用します。マスキングテープで余計なところにつかないよう保護して、すきまを埋めていきましょう。仕上げは指、もしくは専用のヘラを使ってください。しっかりコーキングをしておかないと、すきまから水が入って剥がれてしまう恐れもあります。
さまざまなデザインが用意されているので、自分好みに仕上げることも十分可能です。壁のタイルを張り替える場合だと、腰の高さで色を変える、などのデザインもできるでしょう。一部分だけラインを入れてみたり、一面だけ色を変えたりというアレンジも可能です。アイデア次第では、とてもユニークで個性的なバスルームにもできるでしょう。
ペディシートも、お風呂のDIYにおすすめのアイテムです。こちらも既存タイルの上に直接貼ることができるので、初心者にピッタリですね。厚みは2.5mmほどで、硬いゴムを塗装しているような印象です。DIYの方法ですが、まずは床のサイズを測ってください。また、貼る前に床をしっかりと掃除し、濡れていないかどうかもチェックしておきましょう。
ペディシートはハサミで切れるので、先ほど測ったサイズをもとにカットします。少し大き目にカットしておいて、実際に床に敷いてから微調整するのがポイントです。微調整も終わったら、専用の接着剤を既存の床に塗布します。あとはペディシートを敷いて、しっかりと圧着すれば完成。ジョイントローラーなどを使ってしっかり貼り付けてくださいね。
「壁との間にすきまができてしまった……」という場合も、心配ありません。このようなときは、シリコンコーキングを使用します。マスキングテープで余計なところにつかないよう保護して、すきまを埋めていきましょう。仕上げは指、もしくは専用のヘラを使ってください。しっかりコーキングをしておかないと、すきまから水が入って剥がれてしまう恐れもあります。
意外と簡単!重ね貼りでお風呂のタイルをDIY
前述の通り、DIYの初心者におすすめなのは、既存の床や壁などをそのまま利用した重ね貼りのリフォームです。この方法ならそれほど時間もかからず、難しくありません。ここでは、タイルシートを使ったやり方をご説明します。
必要なものは、お風呂にも使えるタイルシートと、鉛筆、メジャー、カッター、定規などです。また、すきまから湿気や水が入らないように、シリコンコーキングと専用のガンを買っておくとよいでしょう。どちらもホームセンターで販売しています。
まずは、実際に貼る場所のシートの配置を考えます。これをしっかりしていないと、どちらか一方の壁や床との間に広いすきまができることがあります。メジャーを使って左右、上下の距離を測り、センターを出してください。センターから配置を行い、それぞれ何枚分必要かを計算します。また、一番端までいったときのシートのつながりも確認しましょう。
あとは実際に貼っていくだけです。タイルシートは裏がシールになっているので、剥離紙を剥がせばそのまま貼っていけます。きちんと密着させていかないと、曲がったり歪んだりすることがあるので注意しましょう。すきまができないようにすべて貼り終わったら、壁や床とのつながりの部分をコーキングします。マスキングテープで養生し、すきまができないようにきちんと埋めてください。コーキングをするときのコツは、ケチケチしないこと!たっぷり使うようにしてくださいね。
必要なものは、お風呂にも使えるタイルシートと、鉛筆、メジャー、カッター、定規などです。また、すきまから湿気や水が入らないように、シリコンコーキングと専用のガンを買っておくとよいでしょう。どちらもホームセンターで販売しています。
まずは、実際に貼る場所のシートの配置を考えます。これをしっかりしていないと、どちらか一方の壁や床との間に広いすきまができることがあります。メジャーを使って左右、上下の距離を測り、センターを出してください。センターから配置を行い、それぞれ何枚分必要かを計算します。また、一番端までいったときのシートのつながりも確認しましょう。
あとは実際に貼っていくだけです。タイルシートは裏がシールになっているので、剥離紙を剥がせばそのまま貼っていけます。きちんと密着させていかないと、曲がったり歪んだりすることがあるので注意しましょう。すきまができないようにすべて貼り終わったら、壁や床とのつながりの部分をコーキングします。マスキングテープで養生し、すきまができないようにきちんと埋めてください。コーキングをするときのコツは、ケチケチしないこと!たっぷり使うようにしてくださいね。
上級者向け。本格的なお風呂のタイル床DIY
普段からDIYをしているという方は、もっと本格的な張り替えにもチャレンジしてみましょう。必要なものは、スクレーパーやハンマー、タイル接着材と目地材、コーキング材(シール材)、養生テープ、ヘラなどです。
まずは既存のタイルを剥がします。既に床面から浮いているような状態であれば、比較的簡単に剥がせるでしょう。ゴムハンマーや樹脂ハンマーなどで、コンコンと叩いてあげると剥がれます。ただ、剥がしたものをそのまま再利用したいのなら、慎重に剥がしてください。新しいものと交換するのなら、神経質になる必要はないのでバリバリ剥ぎましょう。
次にタイル下地をキレイにします。もしタイルを再利用するなら、合わせてタイルの裏側もキレイにしましょう。接着材が残っているので、ハンマーやスクレーパーを使って下地をキレイにしてください。平らになったら、いよいよタイル貼りです。専用の接着材をタイルの裏に塗布し、貼っていきます。目地のすきまが均一になるように、何か挟むものを用意しておくといいですね。
また、表面を平らに仕上げるために、長めの定規などを使って、確認しながら貼っていくのもポイントです。上下、左右、斜めとチェックしながら進めていきましょう。あとは、接着材が完全に乾くまで待ってください。
接着材が完全に硬化したら、目地材を塗っていきます。目地にしっかりと塗り、はみ出た分は水を含ませたスポンジで拭いていきましょう。あまりゴシゴシこすると目地材がとれてしまうので、適度な力加減で進めていくのがポイントです。あとは、床や壁との間のすきまをシール材で埋めれば終了です。きちんとマスキングテープを使って、ほかのところにつかないようにしてくださいね。
張り替えにかかる時間ですが、乾燥する時間もありますので、初心者の方であれば2~3日ほど見ておいたほうがよいかもしれません。張り替えをする範囲によっても変わるので注意してくださいね。
まずは既存のタイルを剥がします。既に床面から浮いているような状態であれば、比較的簡単に剥がせるでしょう。ゴムハンマーや樹脂ハンマーなどで、コンコンと叩いてあげると剥がれます。ただ、剥がしたものをそのまま再利用したいのなら、慎重に剥がしてください。新しいものと交換するのなら、神経質になる必要はないのでバリバリ剥ぎましょう。
次にタイル下地をキレイにします。もしタイルを再利用するなら、合わせてタイルの裏側もキレイにしましょう。接着材が残っているので、ハンマーやスクレーパーを使って下地をキレイにしてください。平らになったら、いよいよタイル貼りです。専用の接着材をタイルの裏に塗布し、貼っていきます。目地のすきまが均一になるように、何か挟むものを用意しておくといいですね。
また、表面を平らに仕上げるために、長めの定規などを使って、確認しながら貼っていくのもポイントです。上下、左右、斜めとチェックしながら進めていきましょう。あとは、接着材が完全に乾くまで待ってください。
接着材が完全に硬化したら、目地材を塗っていきます。目地にしっかりと塗り、はみ出た分は水を含ませたスポンジで拭いていきましょう。あまりゴシゴシこすると目地材がとれてしまうので、適度な力加減で進めていくのがポイントです。あとは、床や壁との間のすきまをシール材で埋めれば終了です。きちんとマスキングテープを使って、ほかのところにつかないようにしてくださいね。
張り替えにかかる時間ですが、乾燥する時間もありますので、初心者の方であれば2~3日ほど見ておいたほうがよいかもしれません。張り替えをする範囲によっても変わるので注意してくださいね。
タイルの張り替えでお風呂タイムをもっと快適に!
バスルームのタイルをDIYで張り替えるのは十分可能なので、時間がある方はぜひチャレンジしてみましょう。なお、DIYではなく業者に依頼するケースだと、短時間かつキレイな仕上がりが期待できます。自分で作業する時間がない、キレイに仕上げてほしいという場合には、業者に依頼したほうがよいかもしれません。作業範囲や希望の仕上がりも考慮しながら、プロに依頼することも検討してくださいね。
WRITTEN BY
Japan
DIYer(s)編集部です。DIYのアイデアやハウツー、おすすめツールやショップ情報まで幅広くお届けします!
Instagram
https://www.instagram.com/diyersjapan/