DIYで和室の天井張り替えに挑戦!基礎知識&作業の手順を解説

DIYで和室の天井リフォームに挑戦したいと考えている人に向けて、天井タイプ別の特徴と素材、壁紙クロスの張り替え方法、塗装の手順やポイントなどを紹介する記事です。リフォーム業者に依頼したほうがよいケースと、その際の参考価格も解説しています。

公開日 2019.11.05

更新日 2019.11.05

DIYで和室の天井張り替えに挑戦!基礎知識&作業の手順を解説

部屋の雰囲気を大きく左右する天井。和室の天井をリフォームしようとする場合、どのような点に注意すべきなのでしょうか。天井タイプ別の特徴とDIYの難易度、そして初心者でもできるクロスの張り替えや塗装の方法、手順、コツなどを紹介した上で、リフォーム業者に依頼する場合の参考価格についてもお伝えします。DIYに挑戦するか、リフォーム業者に頼むかお悩みの人も、ぜひ参考にしてください。

和→洋へのリフォームにも◎DIYで和室の天井を張り替えよう!


リフォームで壁紙を張り替える際、ついつい壁にばかり目がいき、天井は忘れがちです。ところが、実は部屋の広い面積を占める天井の色やデザインこそが、部屋の印象に大きな影響を及ぼします。例えば、壁紙は白などのシンプルな色にし、天井にアクセントカラーを持ってくると、非常にモダンで洗練された雰囲気の部屋になるでしょう。思い切って和室を洋室にセルフリノベーションしたい人にも、天井はぜひ忘れず手をかけていただきたい箇所なのです。画像はサンカラーズリフォームに掲載されている和室→洋室のリノベーション事例です。

DIYで和室の天井を張り替える前に、知っておきたい天井の種類

和室には独特な素材が使われている場合も多いため、洋風にリフォームする際にはいくつかの点に注意すべきです。また、一口に和室と言ってもさまざまなタイプの天井があり、それによってもDIYの難易度が異なります。DIYが難しいもの、プロの業者に依頼するほうがよいものもあるので、ご自宅の天井がどれに当てはまるのか、まずはチェックしてみてください。

格天井(ごうてんじょう)

天井板を格子状に組んで仕上げられています。武家屋敷などの格式高い建物や、高級日本家屋で用いられる伝統的な天井です。構造が複雑なため、リフォームには手間がかかります。専門の業者に任せるのがよいタイプです。

目透かし天井(めすかしてんじょう)

天井板と天井板の間に少し隙間を空けながら張る方法です。シンプルな構造ですっきりとした印象の部屋になるので、人気があります。板と板の間の隙間をパテなどで埋めてからクロスを貼る必要はありますが、竿縁がないため、DIYでのリフォームは比較的やりやすいタイプといえるでしょう。

竿縁天井(さおぶちてんじょう)

和室と言えば竿縁天井というくらい、ポピュラーな方式です。細長い木材を平行に並べて天井板を支える形状の天井で、古くから多くの和室に用いられています。メリットは通気性のよさです。ただし、竿縁があるため構造が複雑で、さらに「床刺し」と呼ばれる、「竿縁が床の間の方向に向いている状態」を避けなければならないなど、リフォームの際には注意が必要な天井でもあります。DIYするには難易度が高めで、リフォーム業者に任せるのがよいタイプです。

船底天井(ふなぞこてんじょう)

船底のように天井の中央が高く、端に向かって下がっていくタイプの天井です。部屋を広く見せる効果が望めます。凹凸が多いのが特徴で、塗装ならDIYでも比較的やりやすいのですが、クロスを貼るには複雑なので、業者に依頼するほうがよいでしょう。

折上天井(おりあげてんじょう)

中央部分が周りよりも高くなっている、和室・洋室を問わず用いられている天井です。部屋を広く見せる効果があります。もともと洋室でも用いられる天井なので、DIYでも洋風にリフォームしやすいタイプです。

網代天井(あじろてんじょう)

木の繊維に沿って薄く剥いだ板を、交互に編んだ形状の天井を指します。モダンなものから伝統的な和室まで、幅広く使われている天井です。DIYでのクロス貼りや塗装は難しいタイプといえますので、リフォーム業者に依頼するほうがよいでしょう。または、リフォームはせずに網代天井の雰囲気をそのまま生かして、和洋折衷の部屋にすることも可能です。

DIYで和室の天井をリフォームする方法!

天井のリフォームには大きく分けて、クロスの張り替えと塗装の2つがあります。クロスを張り替える方法は、クロスの種類にもよりますが比較的低価格に、短期間でできるのが魅力です。クロスのデザインや機能は種類が豊富なため、特に部屋の印象を大きく変えたい方にオススメできます。理想の部屋を実現するためにも、壁紙の選択は慎重に行いましょう。

一方、塗装では、クロスでは出せないマットな質感が演出できます。足場を作って高いところで作業するのも、養生する時だけで済むのが利点です。小さな傷や汚れが気になる場合は、その部分のみ塗装すればよいため、手軽にできる方法でもあります。まずは、前項目で挙げた天井のタイプを確認し、DIYできるかどうか判断しましょう。

初心者さんでもできる、クロス張り替え

DIYで和室の天井張り替えに挑戦!基礎知識&作業の手順を解説
まずは、作業を途中で中断することがないよう、必要な道具を揃えておきましょう。壁紙クロス(生糊つきのものが手軽です)、脚立、養生用のマスキングテープ、なでバケ(またはスポンジ)、へら、ローラー、カッターなどを準備します。クロスと脚立以外の必要な道具が一式になっているものを購入するのもオススメです。安定した足場を作っておき、首を痛めないように休憩しながら作業していきます。

【作業手順】
1. 下準備として、 糊をつけたくない部分にマスキングテープで養生をしておきましょう。照明を外し、拭き掃除をして汚れを丁寧に取り除いておきます。表面をきれいにしておくことで作業が効率的になるだけでなく、仕上がりがきれいに。後々はがれにくくなるのもメリットです。
2. 目透かし天井のように隙間があるものは、パテで埋めます。
3. 失敗なく貼るために、天井に壁紙クロスと同じ幅で基準線を書いておきましょう。
4. 天井の端からクロスを貼っていきます。
5. 貼り終えたら、壁紙の中に入っている余分な空気を丁寧にハケやスポンジで抜き、仕上げにカッターではみ出ている部分を切って完了。カッターの刃は、次々に新しくしていくのが効率よくきれいに仕上げるコツです。作業終了後は、仕上げがきちんととできているかしっかり確認しましょう。
DIYで和室の天井張り替えに挑戦!基礎知識&作業の手順を解説
さらに効率的に美しく仕上げるためのポイントとして、乾きやすい季節を選び、換気をしながら作業をすることが挙げられます。安全のために2人以上で作業するのも大切です。DIYなら、天井の張り替えが約3,000円~1万円で施工可能!時間と手間はかかっても、なるべくお金をかけずにリフォームしたいという人は挑戦してみてはいかがでしょうか。

ただし、高所作業はケガの危険も伴うため、DIY初心者の人や自信がない人は無理に挑戦せず、はじめから業者に相談したほうがよいかもしれません。

シンプルな基本の塗装

必要な道具はハケ、ローラー、バケツ、ペンキ、コンシーラー脚立などです。伸縮性のある塗装用のつぎ柄があると、床に立った状態でもペンキを塗れるのでとても役立ちます。
【作業方法】
1. 壁紙クロスの張り替えと同様、まずは境目など余分な場所にペンキがつかないよう、養生します。マスキングテープで境目を覆い、さらにその上からビニールシートを貼ると安心です。特に隅や角の部分は、隙間ができないように注意しましょう。
2. 照明器具など、塗装の妨げになる機器類はすべて外します。
3. 下地となるシーラーを塗っていきます。ローラーを用いて全体を、隅はハケを用いるとまんべんなく塗れるでしょう。この時はムラがあっても大丈夫です。シーラー不要タイプのペンキであれば、この過程は省略できます。
4. シーラーが完全に乾いてから、1回目のペンキ塗装をしていきます。塗り方はシーラーと同様です。
5. 1回目のペンキが乾いたら、2回目の塗装をします。ムラが残っていれば、乾いてから3回目のペンキ塗りをしましょう。かかる費用はペンキ、シーラー代などを合わせて5,000円ほどです。

リフォーム業者に依頼する場合の費用目安

DIYでリフォームするなら、これまでに述べた壁紙の張り替えか塗装が中心になります。ほかにも板張りや天井高を上げるという方法もありますが、DIYできれいに仕上げるのは難しいでしょう。これらを検討するなら、専門業者に任せるのがオススメです。ここでは、業者に依頼する場合の費用の目安などを紹介します。
※画像はNasa Homeで紹介されている和室のリフォーム事例です。

クロス張り替え

4つの方法において最も一般的であり、低価格かつ短期間でできます。大体3.9万~6.5万円が費用の目安です。

クロスには大量生産されるスタンダードクロスとカビ防止や調湿などの機能を備えたハイグレードクロスがあり、どれを選ぶかや施工面積によってかかる費用が異なってきます。6畳の部屋であれば、スタンダードで3.9万~4.1万円、ハイグレードなら4.4万~4.6万円が目安です。12畳の部屋であればスタンダードが5.2万~5.6万円、ハイグレードは6.1万~6.5万円が目安となっています。

塗装

天井のリフォームに用いる塗料は主に3種類で、どれを用いるかによって費用が異なります。塗装を塗り直す場合の費用目安としては、最も一般的なエマルションペイントは1㎡あたりの単価が800~1,700円、カビやサビ防止、消臭などの機能がついた機能性塗料は1,900~3,000円/㎡、珪藻土や漆喰などの自然塗料は3,000~5,400円/㎡です。クロスや木材の天井に塗装する場合は、これに加えて下処理や撤去費が、6万~7万円かかると考えてください。

板張り

用いる材木によっても、費用が異なります。最も使われている天然木化粧合板は、1㎡あたりの単価が2,800~2.5万円。天然の丸太から切り出した自然な状態の無垢木材と呼ばれるものは調湿機能があり、8,900~4万円/㎡となっています。プリント合板と呼ばれる素材を用いれば、1,000~1万円/㎡程度に費用を抑えて、気軽にリフォーム可能です。画像はstylekoubouに掲載されている事例です。

天井高を上げる

6畳の和室で約25万~30万円、12畳であれば31万~36万円ほどが費用の目安。お値段はかかりますが、天井が高くなることで開放感が得られ、部屋が広く感じられるのが魅力と言えましょう。

プロの業者に依頼することで、DIYするより費用はかかります。しかし、その分リフォームの幅が広がり、クロスの貼り方や塗装などの仕上がりも確実です。


部屋をリフォームしたくても、なかなか具体的なイメージがわかない人も多いと思います。どのような部屋にしたいのか、どの方法でリフォームするのが最適かなどを経験豊富なスタッフと相談しながら、事前にどのくらいの価格になるか見積もりをとるとよいでしょう。

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