DIYで作れる!片屋根デッキ付きの多目的小屋制作ガイド

3畳ほどの小屋にウッドデッキとパーゴラがついた多目的の小屋。今回、DIY誌「ドゥーパ!」編集部のヒット作「自分でできる! 小屋の作り方」から、この小屋の製作ガイドをお届けします。使用木材の種類を減らしたり、難しいテクニックをなるべく避けていることなど、DIY仕様にこだわった点は必見です!!

2023.09.11

STEP.04 野地板、コーナー板、鼻隠し、破風板などを張る

多人数がいれば、各所で同時進行ができる段階。まず、野地板の下地になる垂木とその下の補強材を取り付けます。一方ではコーナー板や上部のすき間ふさぎ板などの取り付け、さらに鼻隠し&破風板、野地板を付けていきます。高い位置での作業が増えるので脚立は必須アイテムです。

野地板の下地材になる垂木を取り付けます。一番前と後ろは2×6材、あとは2×4材を取り付けていきます。写真は後ろから2×6材を取り付けているところ。後ろの2×6材は2×材の幅分(40㎜)、外に飛び出ていることに注意しましょう。

垂木の間隔はあとでつける屋根材(オンデュビラ)の波のピッチに合わせて300㎜にしました。この下地位置が屋根材を打ち留めるビス位置になります。また左右の両側も2×4材の幅分(40㎜)、飛び出させてあることに注意しましょう。

取り付けた垂木の下に計4本の補強板を取り付けます。両端は現物合わせで斜めカットしましょう。

2×6材を2本、直角に組み、コーナー板として取り付けます。屋根の傾斜に合わせて、一部斜めカットになります。

すべてのコーナー板を取り付けたあと、正面上部に鼻隠しの下地材(2×4材)を取り付けます。すき間ふさぎ、化粧、強度確保などの役目があります。

後ろも同様に2×4材を取り付けます。飛び出ていた下地材の下に入ります。

両側も同様に破風板の下地材(2×4材)を取り付けましょう。ここも両端は斜めカットになります。飛び出ていた野地板の下地材の下に入ることになります。

後ろの鼻隠し(2×4材)を取り付けます。写真は横からのものですが、わずかに野地板の下地材より上に飛び出ていることがわかります。

前の鼻隠し(2×6材)と両側の破風板(2×6材)を取り付けます。写真ではわかりませんが、野地板の厚さ分(12㎜)、上に飛び出ています。

野地板(12㎜厚のOSB合板)を張ります。鼻隠しと破風板が、12㎜分飛び出ているので、合板がすっぽり納まります。野地板は丸クギで打ち留めましょう。

野地板を張り終わりました。

STEP.05 屋根材を張る

用意した屋根材はフランス製の波板、オンデュビラタイル。野地板にルーフィングを張り、その上から張っていきます。下から重ね幅を一定にし、専用のワッシャーを使って打ち留めていきましょう。

ルーフィングを張っていきます。下からつなぎ目を重ねながら張っていきましょう。

屋根材を下から張っていきます。ビス位置は重ねたところで、先ほど取り付けた野地板の下地材の位置になります。ビスは65㎜と75㎜を併用しています。

ビス位置は波の上が原則。付属の専用ワッシャーにビスを通して打ち留めましょう。

フタをして、ビス頭を隠します。

端は雨流れを考えて、数cm飛び出させることが大切。

最後のトップ部分は棟カバーを取り付けましょう。

屋根材が張り終えました。

STEP.06 ドア&窓の枠板とトリミングボードの設置

ドアと窓を取り付けるための準備。トリミングボードは飾り的な意味合いが強いですが、ここでは、外側に20㎜ずらして、あとで取り付けるドアや窓の戸あたりとしています。

ドアの開口部の枠板とドアの下の幕板を取り付けます。枠板は2×4材、幕板は2×6材を使用しています。

ドア開口部のトリミングボードを取り付けます(2×4材)。ただしドアの戸当たり兼用にするため、開口幅より20㎜外側にずらして取り付けました。

同様に窓の開口部に枠板を取り付けます(2×4材)。

窓のトリミングボードを取り付けます(2×4材)。これも外側に20㎜ずらして取り付けました。

133件中62 - 92件を表示

WRITTEN BY

DIYer(s)

Japan

DIYer(s)編集部です。DIYのアイデアやハウツー、おすすめツールやショップ情報まで幅広くお届けします!