ベランダをもっと楽しもう!2段プランターラックをDIY。
自宅で過ごす時間が増えた人が多い中、息抜きとして楽しめるベランダ菜園が注目されています。そこで今回は、ベランダに設置できるプランターラックをDIY。秋野菜の収穫に向けて、早速作ってみてください!
公開日 2020.06.05
更新日 2022.01.07
INDEX目次
ベランダに省スペースで設置できる2段プランターラックをDIY!
新型コロナウイルスによる外出自粛要請は緩和されましたが、引き続き不要不急の外出を避け、お家で過ごしている人も多いことでしょう。閉じこもりがちな日々を脱するために今人気なのがベランダ菜園。手軽に始めることができ、成長と収穫に喜びを感じられるのでおすすめです。そこで今回は、植物の世話をしやすく、省スペースなプランターラックをDIY。これから始めてみようと思っている人も、すでに実践している人も必見です!
作るもの
サブロク板に角材と丸棒を取り付け、2段に設計したプランターラックを製作。上下で野菜を育ててもいいですし、下段は収納スペースとしても使えます。丸棒で底面を作るので、雨水がラック内に溜まることなく、通気性も確保。プランターラックとして作りますが、室内で洋服などの収納に使うのもアリ!どこに設置してもポテンシャルを発揮するので、ぜひチャレンジしてみてください!
材料
ラーチ合板 1820×230×10mm 3枚
丸棒 910×15mm 5本
角材 1820×30×30mm 2本
丸棒 910×15mm 5本
角材 1820×30×30mm 2本
STEP.01 枠の切り出し
まずはラックの枠から加工。すっきりとした印象にするために、前面と背面は逆台形にしようと思います。底辺は30mm内側で、上辺に向かって線を引きます。上辺は745mm、底辺は685mmとなりました。
4枚分を墨付けしたらジグソーでカット。
脚を取り付ける位置に誤差がでないよう墨付けをします。その際の並べ地方は画像の通り。底辺同士を合わせた2組を並べ、上辺になる角から60mm入ったところに印をつけ、まとめて線を引きます。
側面板は230mmの幅にカットしておきます。
STEP.02 底面の加工
実際に使用するプランターを置き、底面の位置を決めました。底から30mmの位置に丸棒を差し込みます。
丸棒を取り付ける位置として80mm間隔にマーク。
クランプで止めて、2枚ずつ下穴を開けました。ドリルに慣れていない場合は、斜めに開けてしまう可能性があるので、1枚ずつ行いましょう。
Φ15のビットで穴を開けていきます。バリの発生を抑えるため、表と裏の両側から削ることをおすすめします。空いた穴は、丸棒を通しやすくするため、少しだけやすり掛けをしておきましょう。
STEP.03 角材と丸棒の切り出し
角材を2等分にカットし、脚を準備。角材は木の性質上、曲りやひねりが発生してしまっているものもあるので、購入する際は望遠鏡を覗くかのごとく、先端から覗き込むようにして曲がりの少ないものを選びましょう。あまりにも状態が良くないと、接合がうまく行かなかったり破損したりする可能性があるので要注意。
丸棒は280mmの長さに、14本分マーキングします。
丸棒をすべてカット。丸棒も角材と同様に反ってしまっているものが多いので、購入時は転がすなどをして真っ直ぐか確認しておきましょう。
STEP.04 組み立て
前面と背面に丸棒を差し込み、ゴムハンマーで優しく打って、仮止めします。
ある程度入ったら、側面板を組み込んで奥行きを確認。丸棒は両側10mm出しました。
脚は、先ほど線を引いた内側にあわせ、クランプでしっかりと仮止めをしてください。
上段から脚をビス止めしていきます。脚となる角材は、枠から飛び出さず上辺ぴったりの位置に取り付けるので、上下逆さまにすると効率よく作業ができます。3カ所ずつビス止めしてください。
上段に脚を4本取り付けました。
脚に側面板を取り付けます。これで上段が完成!下段は、底が床から130mmの位置となるように寸法を測り、同じ工程で取り付けます。
完成です!立派なプランターラックが、意外と簡単に出来上がりました。
STEP.05 設置
梅雨の時期は室内でも育てられるように、上段が窓の高さと同じくらいになるように設計しました。好みの高さや大きさにアレンジしてみてください。
底面は丸棒なので、ラック内に水が溜まらず夏場の熱気もこもりません。
釘やビスを使わず作った底面の丸棒がポップな印象です。もし、丸棒が汚れたら、抜いて交換することも可能。
高さもちょうど良く、毎日の世話がしやすい!
日常的に植物と触れ合うと、心が癒されます。観葉植物もいいですが、育てて食べられる家庭菜園を始めてみるのはいかがでしょうか。今回ご紹介したプランターラックを使えば、床に直接置くより手入れがしやすく、オシャレ感も演出できます。2段設計なので、狭いベランダを有効活用することも。野菜やハーブを育てて、お家での過ごし方を充実させましょう!
監修:岩西剛
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