持ち運びも簡単なキャンプの味方!フォールディングテーブルをDIY!
コンパクトに畳めて持ち運びも楽なフォールディングテーブル。今回、そんな便利なアイテムを日本唯一のDIY・日曜大工の専門誌「ドゥーパ!」の編集部員さんがレクチャーしてくれました。
公開日 2019.04.17
更新日 2022.01.07
INDEX目次
今回紹介するフォールディングテーブルのデザインのポイントはズラッと並んだ天板の塗装。これをどんな塗料で塗るか、どんな色味を並べるかで作品の雰囲気がガラッと変わります。作例ではアースカラーのステインで塗り分けましたが、カラフルなペンキでかわいらしく仕上げるのも楽しいし、あえて木目をいかしたクリアで仕上げるのもあり。既製品は意外と高価なものが多いですが、自分で作れば材料費はなんと約2300円で作れてしまうというリーズナブルさも嬉しいポイント。なお、作例のサイズは2人用を想定しています。天板広さ、脚の長さなどを自分の使いやすいサイズに調整して、自分好みのポータブルなテーブルを作ってみましょう。
材料
・1×4材(長さ6ft)1本
・丸棒(24㎜径×1820㎜)1本
・スリムビス(25/50㎜)
・ジョイントコネクターボルト(6×45㎜)4個
・ワッシャー(M6)4枚
・ナット(M6) 4個
・蝶ナット(M6)4個
・水性ステイン
木取り表
・1×4材を半分に割いた材 830mm 2本 横桟B
・1×4材を半分に割いた材 280mm 4本 脚C
・丸棒(24㎜径)400mm 2本 貫D
・丸棒(24㎜径)365mm 2本 脚の貫E
道具
・インパクトドライバー(ドライバービット/24㎜径ドリルビット)
・ドライバードリル(6㎜径ドリルビット)
・ジグソー
・丸ノコ用平行定規
・丸ノコ用角度定規
・スコヤ
・サシガネ
・ハンドサンダーなど
STEP.01 材料をカットする
丸ノコを使って、木取り表に合わせて木材をカットします。
横桟Bと脚Cの部材は1×4材を半分に割いて用意します。丸ノコに平行定規を装着して加工しましょう。
丸棒も通常の板材と同じく定規をしっかりとあてて、真っすぐに切ればOK。
コチラがカットした材料を並べた状態です。
続いて、組み立て前に塗装をしておきます。ウォルナット、ローズウッド、ファーグリーンなどアースカラーの水性ステインをウエスを使って塗り分けました。
STEP.02 脚と横桟を加工する
脚Cの上部先端の曲線の墨つけには、丸い容器などを利用すると簡単です。
脚の上部先端はジグソーを使って丸くカット。切り込む際、材が上下に暴れないよう、しっかり保持しながら切り進めましょう。
脚の下部先端の斜めカットには角度定規を使用。目盛りを15度に合わせて、真っすぐカットすれば簡単に木材を角度切りできます。
コチラが角度定規。ネジをゆるめて腕部分を動かして角度を調整するのがポイント。
脚Cと横桟Bにそれぞれ24mm径のドリルビットを装着したインパクトドライバーで下穴をあけます。穴の深さは約5mm。穴をあける際、材の向きとあける面に注意しましょう!
カットした木口は忘れずに塗装しておきます。
STEP.03 脚と横桟を接合する
脚、横桟のそれぞれに6mm径のドリルビットを装着したドライバードリルでボルトの通し穴をあけます。穴が曲がらないよう、ドリルを垂直に入れるのがポイント。
加工した穴にジョイントコネクターボルトを通し、横桟と脚をドッキング。ボルトにはワッシャー、ナットをはめておきましょう。
ボルトのネジ頭にドライバービットをあて、ボルトとナットをしっかり締め込みます。
脚の可動部にはジョイントコネクターボルトという片方の先端が皿状になったネジを使用しました。このネジとナットで脚を締め込むことで、その開き具合を調整することができます。ホームセンターではなかなか売っていないので、ネット通販を利用するのがオススメ。ボタンのようなネジ頭は作品をおしゃれに仕上げることができます。
可動する脚部はボルトとナットで固定。ナット1本だと動かしているうちにゆるんでしまうので、さらに上から蝶ナットで締め込んでいます。
STEP.04 脚部を組み立て上から天板を張る
横桟、脚にあけた24mm径の下穴に木工用接着剤を塗布します。丸棒がしっかり留まるよう、やや多めに入れておくといいです。
それぞれの下穴に丸棒を差し込みます。
上から左右の横桟、脚同士を接合します。この状態でしっかり接着剤が固まるのを待ちましょう。
組み上がったフレームに天板を並べ、25mmのスリムビスで固定します。17枚ある天板は事前に並べてみて、好みの柄になるようにバランスを調整しましょう。
すべてのパーツが接合されたフォールディングテーブル。脚部は補強のため、後日丸棒を追加しました。
見事に完成したフォールディングテーブル。天板のカラーリングをこだわったことにより、デザイン性も申し分なし。
貫Dは丸棒なので、シェラカップを吊り下げたり、フックをかけることも可能。こういった細かなこだわりも嬉しいポイント。
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WRITTEN BY
Japan
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