リノベーションで家の外観をおしゃれに!一戸建てでできる外装リフォーム例
外観リノベーションで、一戸建て住宅をおしゃれに改修する方法を紹介します。リフォームの種類や費用目安、素材の選び方、施工事例などを総合的 に解説します。これから外観リノベーションを行う人はぜひ参考にしてください。
2023.04.20
INDEX目次
家の雰囲気をがらりと変更できる、外観のリノベーション。「住宅の印象を変えたい」「家を購入して十数年経ち、劣化が目立ってきた」といった場合は、そろそろ外装リフォームを行ってみてはいかがでしょうか。この記事では、一戸建て住宅でできる外観・外装リノベーションについて総合的に解説します。施工の例や参考費用、工事の種類などを知りたい人はぜひご一読ください。
家を守って見た目もおしゃれに!一戸建ての外観・外装リノベーション
外観・外装リノベーションは、家の雰囲気を左右する重要なポイントです。住まいの第一印象を決定するため、外観のデザインにこだわりたいと思う人も多いでしょう。劣化や故障などの補修をするだけでなく、デザインリフォームを行えば家のイメージを一新することもできます。
また、住宅を長く安全に使用するには、こまめな外装のメンテナンスが不可欠です。屋根や外壁は建物の耐久性にも影響を与えるため、トラブルを放置しておくと住宅そのものの機能を損ねることも。
外装リノベーションは住宅全体の雰囲気を刷新するだけでなく、建物を劣化から守り住宅自体を長持ちさせられます。外装だけをデザインしてもリノベーションできます。塗装の剥がれや劣化が気になる人は、ぜひ検討しましょう。
また、住宅を長く安全に使用するには、こまめな外装のメンテナンスが不可欠です。屋根や外壁は建物の耐久性にも影響を与えるため、トラブルを放置しておくと住宅そのものの機能を損ねることも。
外装リノベーションは住宅全体の雰囲気を刷新するだけでなく、建物を劣化から守り住宅自体を長持ちさせられます。外装だけをデザインしてもリノベーションできます。塗装の剥がれや劣化が気になる人は、ぜひ検討しましょう。
どんな工事がある?費用目安は?外観のリノベーションでできること
外観のリノベーションではどのような工事ができるのでしょうか。ここでは、工事の種類や施工内容、費用目安など、業者に依頼する前に知っておきたい知識を紹介します。
手軽に外観を一新!壁や屋根を塗り替えるリフォーム(外壁塗装・屋根塗装)
via www.japantec.net
外観リフォームで最も人気なのは、外壁・屋根塗装です。手軽に外観を一新できるだけでなく、家の耐久性能を高める効果があります。どの一戸建て住宅も一定の期間ごとに塗り替えを行う必要があります。
外壁・屋根塗装では、塗料の種類によって費用や耐久年数が変わります。近年、一般住宅でよく使用されているのはシリコン塗料、フッ素塗料など。特にシリコン塗料はコストパフォーマンスがよく耐久性にも優れているため、最も使用されている塗料です。価格の安いアクリル塗料やウレタン塗料などは、耐久年数が短くこまめに塗り替えが必要なため、長い目でみるとかえって工事費用が膨らむことも。
【外壁塗装の費用目安】
ウレタン塗料:1,700〜2,500円/㎡
シリコン塗料:2,300〜3,500円/㎡
フッ素塗料:3,000〜5,500/㎡
外壁・屋根塗装では、塗料の種類によって費用や耐久年数が変わります。近年、一般住宅でよく使用されているのはシリコン塗料、フッ素塗料など。特にシリコン塗料はコストパフォーマンスがよく耐久性にも優れているため、最も使用されている塗料です。価格の安いアクリル塗料やウレタン塗料などは、耐久年数が短くこまめに塗り替えが必要なため、長い目でみるとかえって工事費用が膨らむことも。
【外壁塗装の費用目安】
ウレタン塗料:1,700〜2,500円/㎡
シリコン塗料:2,300〜3,500円/㎡
フッ素塗料:3,000〜5,500/㎡
質感を大きく変えることも可能!外壁の重ね張り・張り替えリフォーム
外壁の重ね張りや張り替えを行えば、カラーだけでなく素材感も変更できます。初期費用をなるべくかけずに施工したい人は、サイディング材を使ったリフォームがオススメです。サイディング材は、金属やセメントなどで作られた板状の壁材で、現在多くの住宅に使用されています。カラーや質感のバリエーションが豊富なため、イメージ通りのデザインに仕上げられるはず。
【サイディング材を使用した費用目安】
材料費:3,000〜10,000円/㎡
重ね張り費用:120〜220万円
張り替え費用:150〜300万円
(延床面積120㎡の場合)
なるべくメンテナンスコストを抑えたい人は、タイルを使用するとよいでしょう。耐久性が高く、太陽光や雨などに晒されても色落ちやひび割れなどを起こしません。工事費用や材料費はやや高額ですが、耐用年数は40年ほどとかなり長く、長期的に見るとコストパフォーマンスがよい資材です。
【タイルを使用した費用目安】
材料費:7,000〜9,000円/㎡
張り替え費用:150万〜500万円
(30坪の場合)
【サイディング材を使用した費用目安】
材料費:3,000〜10,000円/㎡
重ね張り費用:120〜220万円
張り替え費用:150〜300万円
(延床面積120㎡の場合)
なるべくメンテナンスコストを抑えたい人は、タイルを使用するとよいでしょう。耐久性が高く、太陽光や雨などに晒されても色落ちやひび割れなどを起こしません。工事費用や材料費はやや高額ですが、耐用年数は40年ほどとかなり長く、長期的に見るとコストパフォーマンスがよい資材です。
【タイルを使用した費用目安】
材料費:7,000〜9,000円/㎡
張り替え費用:150万〜500万円
(30坪の場合)
外壁と同時に施工したい!屋根の重ね葺き・葺き替えリフォーム
屋根の劣化が気になる時は、屋根材の重ね葺きや葺き替えを行います。重ね葺きはカバー工法とも呼ばれ、今ある屋根の上から新しい屋根材を被せる手法です。既存の屋根材を撤去する工事が必要ないため低価格で行えますが、屋根材の種類や下地の傷み具合などによっては、施工が難しいこともあります。
重ね葺きに向いているのは、ガルバリウム鋼板などの金属系やスレート屋根です。セメントや粘土の瓦などは重ね葺きができないので注意しましょう。
葺き替えは、古い屋根材をすべて剥がして新たな屋根材を設置するリフォームです。防水シートや野地板からまるごと全て交換できるので、下地部分の劣化が進んでいる古い家などに適しています。
【重ね葺き・葺き替えの費用目安】
重ね葺き:80万〜130万円
葺き替え:70万〜200万円
(30坪の場合)
重ね葺きに向いているのは、ガルバリウム鋼板などの金属系やスレート屋根です。セメントや粘土の瓦などは重ね葺きができないので注意しましょう。
葺き替えは、古い屋根材をすべて剥がして新たな屋根材を設置するリフォームです。防水シートや野地板からまるごと全て交換できるので、下地部分の劣化が進んでいる古い家などに適しています。
【重ね葺き・葺き替えの費用目安】
重ね葺き:80万〜130万円
葺き替え:70万〜200万円
(30坪の場合)
毎日目にするからこそこだわりたい、玄関ドアのリフォーム
via www.lixil.co.jp
玄関のドアをおしゃれにするだけでも外観の印象は変わります。また、彩光や風通し、防犯性能などの向上にも繋がります。バリアフリーを意識して開き戸から間口の広い引き戸へ交換する場合も。
【玄関ドアリフォームの費用目安】
ドア交換:30万〜50万円
開き戸から引き戸へ変更:15万〜40万円
その他の玄関周りリフォーム:5万〜50万円
【玄関ドアリフォームの費用目安】
ドア交換:30万〜50万円
開き戸から引き戸へ変更:15万〜40万円
その他の玄関周りリフォーム:5万〜50万円
利便性も向上!駐車場やガレージのリフォーム
via www.ex-shop.net
駐車場のリフォームは、カーポートや屋根の設置、砂利や土にコンクリートを敷く工事などが主流です。「雨天時でも気軽に車を使用したい」「駐車場やガレージの掃除を楽にしたい」といった人はこれらの施工を検討するとよいでしょう。
【駐車場・ガレージのリフォーム】
カーポートの設置:30万〜100万円
コンクリートを敷く工事:8万〜13万円
(15㎡の場合)
【駐車場・ガレージのリフォーム】
カーポートの設置:30万〜100万円
コンクリートを敷く工事:8万〜13万円
(15㎡の場合)
外観をリノベーションするなら知っておきたい、お得な豆知識
コストを抑えるコツや重視するべきポイントなど、外観リノベーションの豆知識をまとめました。よりお得に施工したい人や、ワンランク上のデザインを目指したい人に役立つ情報をご紹介します。
良コスパ&デザイン性が高いリノベーションの合言葉は「まとめて一度に」!
外壁塗装や屋根の修理、雨どいや破風などのリフォームを安全に行うには、足場の設置が欠かせません。足場設置には20万円ほどの費用かかるので、それらの施工はまとめて行った方が足場代が節約できます。
玄関ドアやエクステリアなどはまとめてリノベーションをすることで、デザインを統一することもできます。ナチュラルテイストや北欧風など、参考にしたいテイストが決まっている人は、変更したい箇所をまるごと依頼するとコスパもよいでしょう。
玄関ドアやエクステリアなどはまとめてリノベーションをすることで、デザインを統一することもできます。ナチュラルテイストや北欧風など、参考にしたいテイストが決まっている人は、変更したい箇所をまるごと依頼するとコスパもよいでしょう。
via www.lixil.co.jp
外壁や屋根の素材は「メンテナンス性」を重視して選ぶと吉
外壁や屋根は、選ぶ素材の種類によってメンテナンスサイクルが異なります。単価が安い素材を選んでしまったために、短いスパンで補修工事が必要になり、かえって費用がかさむケースも多いのです。多少単価が高くても、耐久性や防汚性の高い素材を選んだ方が長期的見るとコストパフォーマンスがよいかもしれません。
外壁や屋根の素材だけでなく、コーキング剤・シーリング材の種類も住宅の寿命に影響するため、種類や品質などに注意して選ぶことが大事です。
また、雨水や紫外線を利用して汚れをつきにくくする高性能のものもあります。また、断熱効果の高い遮熱塗料など、プラスアルファの機能を持った素材もあるので、住宅の状態に応じて導入を検討しましょう。
外壁や屋根の素材だけでなく、コーキング剤・シーリング材の種類も住宅の寿命に影響するため、種類や品質などに注意して選ぶことが大事です。
また、雨水や紫外線を利用して汚れをつきにくくする高性能のものもあります。また、断熱効果の高い遮熱塗料など、プラスアルファの機能を持った素材もあるので、住宅の状態に応じて導入を検討しましょう。
デザインの参考にしたい!おしゃれな外観リフォーム事例3選
ここでは、外観リフォームでメンテナンス性を向上させた事例や、まとめて施工を行いデザインを統一した事例など、見た目や機能性にすぐれた実例をピックアップ。これからリフォームを行う人はぜひ参考にしてみてください。
屋根の形状と外壁素材をまとめてチェンジ!メンテナンス性もアップしたシャープな外観
via suvaco.jp
「SUVACO」に掲載されている、築35年の住宅を和雑貨ショップ&ギャラリーにリフォームした事例です。既存の住宅は白を基調としたプレーンな印象でしたが、モノトーンの塗装を施し、和モダンな外装へ一新。禅寺の凛とした雰囲気をコンセプトにカラーや素材を選び、エントランスの床材や柱の材質などにもこだわって施工しました。
via suvaco.jp
こちらも「SUVACO」より、築32年の木造住宅を全面リフォームした事例です。もともとの住宅は寄棟でしたが、屋根の形状と外壁の素材を変更し、スタイリッシュで現代風な住宅へ生まれ変わりました。どちらも素材はメンテナンス性の高いガルバリウム鋼板を使用しています。
平屋の古民家をフルリノベーション!日本家屋のよさをしっかり残した外観
「ヴィンテージ木ここち」より、リノベーション事例をご紹介。明治元年に建てられた平家の古民家をフルリノベーション、既存住宅の素材感を活かしつつもモダンなデザインを加えました。外壁は漆喰や焼杉などで仕上げ、伝統的な日本家屋らしさはそのまま残しました。
駐車場と庭をトータルコーディネート!既存の外壁を活かした一体感のあるエクステリアが印象的な外観
こちらは「LIXIL リフォームネット」で紹介されている外観リフォームの事例です。並列駐車1台と縦列駐車1台分の駐車場を、広々とした並列2台用へ改修。また、駐車場だけでなく庭も同時にリフォームし、カーポートとテラスの屋根、門柱の素材を合わせた一体感あるエクステリアに仕上がりました。
【合わせて読みたい】外観リノベーションの参考になる関連コンテンツ
屋根や外壁で近年多く使用されているガルバリウムを解説しています。特徴や費用、メリット・デメリット、施工事例などを総合的に知りたい人は、ぜひ読んでみてください。
コストパフォーマンスがよく、デザインも豊富なサイディング材。サイディング材にもいくつか種類があり、それぞれ設置費用や特徴などが異なります。より詳しい情報が知りたい人は、こちらの記事をご一読ください。
外観リノベーションで見落としがちなのが、コーキング材の劣化です。放っておくと外壁や屋根に隙間ができ、雨漏りなどのトラブルに繋がることも。外壁コーキングの寿命、修理の目安、費用相場などを知りたい人は必読です。
外壁のカラーを選ぶコツについて説明します。「現在人気の色は?」「汚れが目立ちやすい色は?」といった疑問に答えながら、外壁メンテナンスの方法や塗装の注意点などについても触れていきます。
外壁塗装の配色について解説した記事です。失敗しない色の組み合わせ方、ツートーンカラーにする時の注意点など、ワンランク上のカラーコーディネーションを知りたい人はぜひ参考にしてみてください。
住宅の外観は、家の第一印象を決める重要な要素です。外壁・屋根塗装、玄関のリフォーム、エクステリアの交換など施工内容は多岐にわたり、使用する素材によって費用にも幅があります。できるだけお得にリフォームしたい人は、まとめて業者に依頼するとよいでしょう。具体的なデザイン費用やリノベーション内容、劣化具合の診断などは、「カシワバラ・コーポレーション」にお問い合わせください。
住宅の外観は、家の第一印象を決める重要な要素です。外壁・屋根塗装、玄関のリフォーム、エクステリアの交換など施工内容は多岐にわたり、使用する素材によって費用にも幅があります。できるだけお得にリフォームしたい人は、まとめて業者に依頼するとよいでしょう。具体的なデザイン費用やリノベーション内容、劣化具合の診断などは、「カシワバラ・コーポレーション」にお問い合わせください。
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