子供部屋の間仕切り壁や可動式間仕切り。必要な費用はどのくらい?

間仕切り壁は、部屋の中に設置する壁で、空間を仕切ったり部屋を増やしたりするために使われます。 この記事では間仕切り壁について、仕切り壁との違いや主な種類、リフォームで得られるメリットなどについて詳しく解説します。間仕切り壁の必要性を感じている人はぜひ目を通してみてください。

公開日 2020.04.05

更新日 2020.04.05

子供部屋の間仕切り壁や可動式間仕切り。必要な費用はどのくらい?

部屋を増やしたい、空間を分けたいなどの理由で間仕切り壁の設置を検討している人も多いでしょう。ですが、そのような人の大半は間仕切り壁の設置経験がなく、実際にリフォームする際のイメージが付きにくいのではないでしょうか。
そこで今回は、間仕切り壁について、壁の種類やリフォームにより得られるメリットなどを中心に解説していきます。間仕切り壁の設置を検討している人はぜひ参考にしてみてください。

お部屋を仕切りたい!間仕切り壁にはどんな特徴がある?

部屋をいくつかの空間に分けるために、間仕切り壁はとても便利です。しかし、日常の中で間仕切り壁を設置する機会は少ないため、間仕切り壁についてはあまり詳しく知らないという人も多いのではないでしょうか。そのため、まずは間仕切り壁の特徴を簡単に説明していきます。

間仕切り壁の特徴

間仕切り壁とは、部屋を区切るための固定された壁のことです。似た言葉で仕切り壁というものもありますが、仕切り壁が使用時に床の上に置いて使う家具であるのに対し、間仕切り壁は工事により設置するいわゆる『壁』であるという違いがあります。

間仕切り壁の一番の役割は、視線や音などを遮りプライベートな空間をつくることです。そのため、間仕切り壁の設置は特に子どもの成長に応じて行われることが多いようです。

間仕切り壁の厚さ

間仕切り壁の設置には空間を仕切ることができるメリットがあるものの、新しく壁をつくることで、壁の分だけ部屋が狭くなってしまうのではないかと不安に思われる人もいると思います。そこで、この欄では仕切り壁の厚さについて解説します。
まず、木造住宅の間仕切り壁には、大きく分けて「大壁」と「真壁」という2つの種類があります。

大壁とは、柱の上に壁材を貼り付けてつくる壁のことで、完成後は外からは柱がどこにあるのかは見えない仕上がりになります。
大壁の一般的な厚さは13cmで、目安としては柱の両側に1.25cmの壁材を貼り付けることが多いです。そのため、柱が太くなればその分だけ壁の厚さも増します。
一方、真壁は柱と柱の間に壁をつくるもので、完成後には外から柱と壁の両方が見える仕上がりになります。
こちらは柱の上に壁材の厚さを足すわけではないため、壁の厚さは柱の太さと同じで、一般的には10.5cmです。
ただ、ここまでご紹介したのは木造住宅で使われる間仕切り壁についてであり、マンションのような鉄骨造、RC造の住宅では事情が変わってきます。
これは、間仕切り壁に使われる材料が違うためであり、木造住宅で使われることの多い「間柱」が10.5cmの厚みがあるのに対して、鉄骨造やRC造の住宅で使われる「スタット」は4.5cm~6.0cmの厚さのため、マンションの間仕切り壁の方が薄くなるのが一般的です。

間仕切り壁の防音性

間仕切り壁で部屋を仕切ったとしても、話し声や生活音などの音が壁越しに聞こえるようではプライベートな空間がつくれたとは言いがたいでしょう。
そこで、続いては間仕切り壁の防音性について解説していきます。
防音には大きく「遮音」「吸音」「防振」の3つの種類に分けられることが多く、それぞれで役割や効果が異なります。

「遮音」は音が伝わるのを遮る効果であり、透過率という指標によって評価されます。代表的な壁材では、鉛シートや石膏ボード、合板などが優れた遮音性能を持つとされています。
「吸音」は音を吸収し、反響を抑えることで音を小さくする効果です。グラスウールやウレタンフォームなどの壁材を使用することで、間仕切り壁の吸音性能を高められます。
「防振」は振動や衝撃が伝わるのを防ぐ効果で、空気振動である音が伝わるのを防げます。ブチルゴムや防振ゴム、ゴムシートといったものが防振性能の高い壁材としては代表的です。

失敗しない?間仕切り壁のメリット・デメリット

実際に設置したイメージがわくように、間仕切り壁の設置にともなう代表的なメリットとデメリットをそれぞれ紹介していきます。どちらも理解することで、間仕切り壁の失敗を防げます。

間仕切り壁をつくるメリット

間仕切り壁をつくる一番のメリットは、プライベートな空間を作れる点にあります。ほかの人の視線や声などを遮ることで、一人で集中したい時や話を聞かれたくない時などに便利な空間をつくれます。
子供部屋の間仕切り壁や可動式間仕切り。必要な費用はどのくらい?
また、家族のライフスタイルの変化によって部屋を増やせるのも大きな魅力です。例えば、子どもが成長したタイミングで間仕切り壁を設置し、子ども部屋をつくるなどのことができます。
ほかにも、空間を小さな部屋に分けることで、冷暖房の効果を高めることや、より弱い照明で十分に部屋を照らすことができるというメリットもあります。

間仕切り壁をつくるデメリット

間仕切り壁をつくるデメリットとしては、壁の厚さ分だけ部屋が狭くなってしまうということがあげられます。部屋が増えるため、場合によってはその分の照明や扉などを増設する必要があるということもデメリットだといえるでしょう。
また、間仕切り壁は一度設置すると撤去が難しいということにも留意しておいた方がいいでしょう。

気になる間仕切り壁の設置に必要な費用

一口にはいくつもの種類があり、それぞれ設置にかかる費用は違います。また、壁を増設するだけなのか、それ以外の工事が必要なのかによっても費用は異なります。
ここからはケースごとに分けて、間仕切り壁の設置にかかる費用の目安を紹介していきます。

間仕切り壁だけをつくる場合

まず、固定されているタイプの間仕切り壁だけをつくる場合の費用について見ていきます。
部屋の大きさによって壁のサイズも変わってくるため、ここでは例として8畳間に一枚間仕切り壁をつくるとしましょう。この場合、リフォームの費用は大体13万円~15万円前後が相場となります。

ただ、このように壁だけを設置してリフォームを済ませられるのは、基本的には子ども部屋をつくることを想定して、それぞれのスペースにあらかじめ照明などを設置している場合に限られます。

壁以外の工事が必要な場合

子供部屋の間仕切り壁や可動式間仕切り。必要な費用はどのくらい?
1つの部屋を2つに分ける場合、間仕切り壁に加えて電気コンセントや部屋の扉、エアコンの配管などを増設することが一般的です。

例えば8畳間の部屋を2つに分けるとして、上記のような工事の費用を全て合わせると、大体35万円~42万円が費用の相場となります。

可動式間仕切り壁の場合

間仕切り壁には、引戸のように部屋を分けるかどうかをその時に応じて変えられるタイプの、可動式間仕切り壁というものもあります。
続いては、そんな可動式間仕切り壁の設置にかかる費用を紹介します。

可動式間仕切り壁には大きく分けて室内引戸とアコーディオンカーテンの2種類があります。
室内引戸は、扉の素材や設置場所によって異なるものの、大まかに本体と設置費をあわせて30万円~50万円ほどが相場となっています。

また、アコーディオンカーテンは本体価格の相場が1万円~20万円ほどと、商品によって大きな差があります。
アコーディオンカーテンの設置自体は自分でも可能ですが、普段からDIYをしているなどで、慣れていなければ少し難しいでしょう。自分で設置するのが不安な場合は、費用はかかりますが、業者などに設置を依頼するとよいでしょう。

間仕切り壁はこんな人におすすめ!

間仕切り壁の用途は子ども部屋をつくる以外にもおすすめのケースがあります。ここからは、そんな間仕切り壁をつくるのに適したケースをいくつか紹介していきます。

自分専用の書斎が欲しい!

自宅で仕事をする機会の多い人や、読書が趣味である人などの中には、自分専用の書斎を持ちたいという人も多いでしょう。
そんな時、家の中に広い空間があれば、そこに間仕切り壁をつくることで書斎をつくれます。
子供部屋の間仕切り壁や可動式間仕切り。必要な費用はどのくらい?
特に、寝室が広く空間を持て余している場合には、可動式の間仕切りを使って書斎をつくってはいかがでしょうか。もともと、寝室は静かな空間としてつくられているため、防音性能の高い固定型の間仕切り壁ではなく、簡易的な可動式間仕切り壁でも十分に静かで落ち着ける書斎を設けることができます。
また、可動式の間仕切り壁には収納機能が付いているものもあるため、そういったものを設置すれば、書斎をつくると同時に収納スペースの増設もできて一石二鳥です。

ムダな電気代を節約したい!

リビングのような広い空間がある場合、実際に使っているのはそのうちの一部で、そのほかの空間はあまり使っていないというケースもあります。そんな時には、間仕切り壁を使うことで空調を効率化できます。
子供部屋の間仕切り壁や可動式間仕切り。必要な費用はどのくらい?
例えば、クーラーを使用する場合、部屋が広ければ多くの空気を冷やす必要があり、その分だけ電気代も多くかかってしまいます。しかし、間仕切り壁で空間を区切ってしまえば、冷やす必要があるのは壁の内側の空気だけです。そのため、少ないエネルギーで冷房効果を得られることになり、電気代の節約に繋がります。

急な来客が心配…

子供部屋の間仕切り壁や可動式間仕切り。必要な費用はどのくらい?
普段、生活する分には部屋の数が足りていても、来客を通すための部屋がないという家も多いでしょう。
そんな時には、リビングに可動式の間仕切り壁を使うことで即席の客間がつくれます。特に、広いリビングがある家などでは、間仕切り壁で空間を区切れるようにしておくと便利でしょう。

間仕切り壁にはさまざまな用途があり、上手く使うことで生活をより快適に過ごせます。部屋の数を増やしたい、プライベートな空間が欲しいなどという人は、ぜひ間仕切り壁の設置を検討してみてください。

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