セルフリノベーションで表現した世界観 ~突撃!隣のDIY! Vol.22~
DIYのアイデアを参考にするべく、さまざまな人のお宅やショップなどに突撃取材する本企画。今回は、東急東横線学芸大学駅から歩いて10分の所にショップ兼アトリエを構えるハンドメイドのレザーブランド「Brown Brown」を訪問し、こだわりのDIYを見せていただきました。
2022.01.07
店内に一歩足を踏み込めば、そこにはヴィンテージ感あふれるウッドベースの空間が広がります。そこに陳列されたレザーアイテムの雰囲気とインテリアが絶妙にマッチしており、使用している什器はどれも味わい深いものばかり。店内奥にアトリエが併設され、そこでアイテムの製作を行っているとのこと。
川村さんが相方の渡邊祐さんと一緒に手がけているという《Brown Brown》。現在は東京が川村さん、沖縄に渡邊さんという形でそれぞれショップも運営し、活動を行っているとのこと。
「物件は探せばあるんだろうな、って気楽に考えていたんですけど全っ然なくて…。少し都心部から離れれば、安くて広い物件はありましたけど、お店を併設したかったのでアクセスを考えるとそういう場所はナシでした。自分が提示していた条件に当てはまる物件はなかなか出てこないって、相談していた知り合いの不動産に言われるくらい。あと1ヶ月くらいで物件を決めなきゃいけないって頃に、本当にたまたまここが空いたんですよ!だから、ここがよかったっていうより、条件を満たしたのが、たまたまここでした」。難航した中での唯一の出会いとなって、即決したそうです。
《Brown Brown》は手染めを施したレザーが1番の特徴。新品だけど、新品っぽくない色味が魅力で、ひとつひとつ違った表情をみせてくれます。「手染めは大変だけど、その風合いが好きなのでこれからもキープしていきたいですね」。
▼外装
ショップの顔となる看板も自身で製作。もともとは用途不明のアンティークL字ブラケットだったそうで、お店をオープンさせるにあたって看板が必要になり、これがピッタリだと気づいて古材と組み合わせて作ったそうです。オープンして半年も経っていませんが、長年この場所に根を張っているショップのような風合いのある看板が完成しました。
まずお店の前に立つと目に入るのが、大きな扉。これもDIYによるもので、自信作だそうです。
確かによく見ると扉が上下で別れているのが分かります。そして取っ手をよく見てみると車輪に!もちろんこちらもヴィンテージのもの。入り口からこだわりを感じさせてくれるディテールでワクワクさせてくれます。
▼内装(ショップ)
写真手前がショップスペースで、カーテンで区切られた奥にはアトリエスペース。店舗とアトリエを区切っているカーテン横のパーテーションはスライド式にして取り外せるように設計したそう。しかし、これを外すことはあまりないとのこと。それでもオーバースペックは安心感がありますね。
構想段階からやると決めていた壁に直接埋め込んだ棚。この棚板は川村さんがこれまでに集めていた古材を使用しているのでサイズも違えば、風合いもさまざまです。
ショーケースの上に置かれたヴィンテージトランク。その趣のある佇まいはお店の雰囲気にピッタリ。こちらは川村さんが集めていた私物で、DIYしたもの以外はほとんど川村さんのコレクションが並んでいます。
什器として使っている木箱は米軍の輸送用ボックス。こちらも川村さんのコレクションから持ってきたものにキャスターを付けて利用。本来高価なものですが友人のお店から安く譲ってもらったそうです。
WRITTEN BY
Japan
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