【賃貸リノベ⑦】“リノベして貸す”!化粧パネルを使った壁作り編

28歳で福岡へ移住し、築40年の物件をセルフリノベーションしながら生活。その様子をブログメディア「DIY MAGAZINE」で公開しているセーチです。3軒目4軒目に続いて、築32年の中古マンション(5軒目)をリノベーションしてきた過程をお届けします。

公開日 2024.03.13

更新日 2024.03.13

【賃貸リノベ⑦】“リノベして貸す”!化粧パネルを使った壁作り編

セーチのリノベ記録 五軒目

こんにちは。祖父母の物件をセルフリノベーションしつつ、インテリアなどを作っているセーチです。

築32年の中古マンションを賃貸向けにリノベーションします。
広さは約70㎡、3軒目にDIYした中古マンションシリーズと同じ建物で、もう一部屋空きがでたので修理を依頼されました。※リノベーションの見積もりを業者に出したところ、採算が合わないので父から私に依頼されました。

間取りを3LDKから2LDKに変更しリビングキッチンを大きくして、他の物件と差別化を図ろうと思います。 この部屋は賃貸として貸し出す予定なのでなるべく早く作業を進めていきます。

中古マンション購入を検討している方 リノベーションを検討している方の参考になるよう、どこにどれ位の費用が掛かったのか最後にお届けしたいと思います。
前回の作業で床の2重張りとドアの設置をおこないました。今回から内装作業に入ります。

ナオス不燃化粧パネルとは

ナオスパネルは「デザイン」「環境配慮」「抗ウイルス・抗菌」の3つの特徴を備えており、貼るだけで壁をおしゃれに彩る内装用化粧パネルです。
従来の壁紙やクロスにはない意匠性・高級感で、貼るだけでホテルのような仕上がりになります。

カラーバリエーションも豊富で、建具や家具の色に壁の雰囲気を合わせたりと幅広い表現が可能。
容易に貼り込めて作業音も抑えられるため、施工の負担も軽減。エコ素材「オレフィン」を使用しているため二酸化炭素排出量も抑えられる製品です。

ナオス不燃化粧パネル「ムーンヤードBG 」を壁一面に張る

壁を作る段階で縦横のサイズを測り、事前にサイズを合わせて発注しました。(約1カ月前)
パネルは最大W1150mm × H3000mmサイズで注文でき、今回は下記枚数を指定サイズで注文しています。
・縦2345 × 横875mm 4枚 (リビングの壁に張る4枚)
・縦2345 × 横720mm 1枚 (梁を避けて張る1枚)
・縦2345 × 横1000mm 1枚 (ドア横の1枚)
・縦290 × 横1195mm 1枚 (ドア上の細い1枚)

縦は全てサイズを合わせていますが、横幅は張る場所によってサイズを分けています。
今回はリビングに張るパネルの目地を4本入れたかったので、上記の横幅で発注しています。
(目地を何本入れるかによって見た目を変えられます)
ドア横の梁部分をくり抜くのは難しいと思ったので、梁の端を基準にリビングの壁を4当分することにしました。梁に合わせると、ドア横のパネルが少し細くなるのでリビング側のパネルも違和感ない横幅にしています。(目地を何本入れるかによって見た目が変わるので悩む所です)
パネルの張る位置を確認して目地材の位置を印付けしています
パネルは少し隙間を開けて張っていくのですが、そのまま張ると隙間の裏地が見えてしまうので、パネルの隙間には同じ柄のシートを目地材として張ります。(パネルとパネルの隙間は10mm開けて張ります。)

パネルを張る時に余裕を持って張りたいので、目地材は40mm幅と太めにカットします。
この目地材を隙間より少し大きい(15mmとか20mm)で準備すると、パネルを張る時に少しズレただけで裏地がみえてしまうので、パネル間隔の4倍程大きい目地材を準備しておくと余裕をもってパネルを張ることができます。
ドア枠の横も10mm開けるので目地材を貼っておきます
印を付けた位置に目地材を貼り終えたらパネルを張っていきます。
ナオスパネルはキッチンパネルを固定する道具と同じ物を使用して張ります。
キッチンパネルで使用する両面テープを満遍なく貼り、隙間にボンドを塗ります。
ボンドは両面テープより高くなるようたっぷり塗ります。
パネルを斜めに張ってしまうと、パネルラインが斜めになって仕上がりが悪くなるので、レーザー墨出し器の光に合わせて張ります。
ラインに合わせながら軽く引っ付け、真っ直ぐなっているのを確認できたらパネルの全面を押して壁に固定します。強く押して壁に固定してしうと剥がせなくなるので真っ直ぐになっているか何度も確認してから固定。
2枚目を張る際も、10mm間を開けるので1枚目のパネルから10mmの位置に印付け。
この印にレーザーを当ててパネルを張り進めます。
コンセントや照明スイッチの位置はマルチツールを使ってくり抜きます。
失敗できないので何度もサイズを計って位置を確認してから穴を開けます。
※梁の位置も同じように切欠いてます。

壁一面にナオスパネル張り終えたら作業終了です。


※ここまでの作業を動画にまとめています。

壁に張るだけ!高級住宅で使われる『ナオス不燃化粧パネル』 【賃貸向けリノベーション12話】

ナオス不燃化粧パネルを壁一面に張り終えた部屋

高級感あるパネルが壁一面に施工されているので圧巻、シートの質感と模様にパネルラインがアクセントになっていい雰囲気に仕上がりました。

ナオス不燃化粧パネルの厚さは6mmなので既存の壁の上から張っても違和感なく仕上がります。
パネルは最大W1150mm × H3000mmサイズで注文できるので、寝室や書斎、廊下の壁などのアクセントとして使ってみてください。
ナオス不燃化粧パネルはオフィスやホテル、マンションエントランスなどの空間で使用されているパネルでオレフィン製化粧シートに抗ウイルス・抗菌機能をプラスした環境と人に優しい不燃化粧パネルです。
表面は傷や汚れに強いオレフィンシートなので水拭きで手入れもできますし、壁紙で仕上げるよりも長持ちします。部屋の雰囲気を変えたい場合、上からシートを貼ることもできるので1度施工してしまえば簡単に柄を変えることができます。

現在30点の色柄ラインナップがあり、建具や造作物に合わせて選ぶことができるのでリフォームやリノベーション、新築の際は是非検討してみてください。
これからマンション購入を検討されている方、中古住宅のリノベーションを検討している方、タグに「セーチのリノベ記録 五軒目」とつけているので、順を追って読めばリノベが完成するような構成です。ぜひ参考にしてくださいね。

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セーチ

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DIYのブログ『DIY MAGAZINE』を運営。福岡在住の28歳です。物件をセルフリノベーションしていく過程とDIYに関する情報を発信しています。