脱帽!予算0円で一軒家をまるっとオシャレに ~突撃!隣のDIY! Vol.20~

DIYのアイデアを求めて突撃取材を行う本連載。Vol.20の今回は、一軒家の内装を様々な端材でオシャレな空間に変えてしまったSさんのご自宅にお邪魔しました。

2022.01.11

DIYerの皆さまならご存知であろうwebストア、「toolbox」。こちらのサイトでは“自分の空間を編集するための道具箱”をコンセプトに、フローリングやキッチン、家具のパーツなど、多くの内装建材が販売されています。今回は、そんなtoolboxで働くSさんのご自宅に突撃しました。
奥さまと二人、一軒家で生活されているSさん。内装を自由にDIYできる家を探していたところ、格安だったこちらの戸建物件を見つけたそう。

以前はアパレルのセレクトショップで、日用品や家具の仕入れ、企画をされていたSさん。

「初めて内覧した当初は、天井や壁の内装がすべて中途半端な状態で終わっていてレンジフードすら付いていない状態でした。一応内装に関わる仕事をしているので、家主さんにぜひ自由にいじらせてほしいとお願いしたんです。無事了承を得られたので、原状復旧せずに、好みの内装に変えさせてもらいました」
早速契約し、最初の2ヶ月を工事期間でフリーレントにしてもらい、仕事の合間を縫ってコツコツDIYを始めたSさん。

キッチンのタイルはすべて奥さまが貼られたとのこと。ちなみに、こちらのタイルはtoolboxさんでも販売している「フロストタイル」。

もちろん、調味料を並べる棚も手作りです。余っていたラワンの無垢材で作ったとのこと。

「持ち家ではないこともあり、予算をかけて改装するつもりはありませんでした。いっそのこと“まったくお金をかけずにどこまでできるだろう”をテーマに工事をしてみようと。仕事柄、運よく会社の工事で出る廃材や不要なパーツがあったのと、知り合いの職人さんや大工である兄からも端材ももらえたのはラッキーでしたね。むしろ集めるとことから楽しみながら作業ができました」
頭を悩ませたことの一つが、インテリアのテイストを統一させることだったと語るSさん。奥さまは着物のスタイリングなどをされていることもあり、日本的でレトロな雰囲気が好み。対して、Sさんはアメリカやヨーロッパデザインの古い物がお好きだそう。
「特に悩んだのが、畳の空間です。和室だけは工事しないでほしいと家主さんに言われていたので、和室を残しつつ自分と奥さんの好みをどう反映させようか悩みました。正直うまい解決方法なかったので、半ば強引に“アメリカに住んでいる台湾人”をテーマに、部屋を作ってみることにしたんです。部屋の枠は朱色に塗り、紹興酒の壷を飾ったりして少し中国っぽい雰囲気に近づけています」

和室にはSさんのデスクが。様々なテイストを混ぜつつも絶妙にバランスが保たれているインテリアに、センスが感じられます。

床の間だった箇所は作業スペースになっています。DIYの人気資材である有孔ボードを使い、工具を上手に収納していました

そのほかにも、さまざまなこだわりが散りばめられています。
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