耐火レンガ&コンクリートで常設のロケットストーブを作る!

ロケットストーブを耐火レンガとコンクリートで作ってみませんか?庭に常設しておけば、週末はBBQもピザパーティーも楽しめちゃうんです。そんな便利なものの作り方をお届けします。

公開日 2019.03.25

更新日 2019.03.25

耐火レンガ&コンクリートで常設のロケットストーブを作る!

約25,000円で作れ、マルチに使えるロケットストーブ!

ロケットストーブと言うとペール缶やドラム缶などの金属で作るというイメージがありますが、実はレンガを積むだけでも作れるんです。しっかり固定して常設しておけば、毎回組み立てたり片付けたりする手間が省ける便利なアイテム。庭の構造物として見栄えがよく、バーベキュー炉やピザ窯にも利用できるマルチなロケットストーブ作りに今回、日本唯一のDIY・日曜大工の専門誌「ドゥーパ!」の編集部員さんが挑んでくれました!

そもそもロケットストーブって?

耐火レンガ&コンクリートで常設のロケットストーブを作る!

ロケットストーブの要は、断熱され、真っすぐに立つ煙突(ヒートライザー)。これができれば、ロケットストーブはほぼ完成したといってもいいんです。あとは、煙突の下端に焚き口を設け、そこに薪を入れて燃やすだけ。このように、原理的な構造はとても単純です。そもそも真っすぐに立つ煙突は上昇気流を生んで燃焼効率を高めるものですが、断熱することで内部がより高温になり、上昇気流が増すとともに二次燃焼が起きるといわれます。つまり、燃焼効率がさらに高まるわけで、薪のエネルギーを有効活用でき、煙の排出が少なくなります。これが、ロケットストーブの機能が賞賛される理由。 なお、ロケットストーブには、ヒートライザーから煙道を横に延長させるなどして室内の暖房に利用するタイプもありますが、本記事では屋外での調理・焚き火用にターゲットを絞っています。ちなみにロケットストーブの名称の由来には諸説ありますが、完全燃焼状態となったときにゴーゴーと轟く吸気音がロケットのようだから、というのが有力なんだとか。

使用資材一覧

・砂(20㎏)6袋
・砂利(20㎏)6袋
・セメント(25㎏)1袋
・コンクリートブロック30個
・鉄筋(φ10×1000㎜)12本
・結束線
・耐火レンガ38個(バーベキュー炉、ピザ窯の分は別)
・耐火コンクリート(アサヒキャスターCA-13T/25㎏)1袋
・仕上げ用モルタル(3㎏)4袋
・シールシート
・シーラー
・多用途塗料

使用道具一覧

・スコップ(穴掘り)
・タンパー(突き固め)
・水平器(水平の計測)
・メジャー(計測)
・トロフネ(コンクリート、モルタル練り)
・練りクワ(コンクリート、モルタル練り)
・プラスチックゴテ(水平に均す)
・ブロックゴテ(モルタルを盛る)
・サシガネ(計測、墨つけ)
・ダイヤモンドホイールを装着したディスクグラインダー(ブロック、レンガのカット)
・ペンチ(結束線を結ぶ)
・ハンマー(ブロックのカット、鉄筋を打ち込む)
・目地ゴテ(目地入れ)
・金ゴテ(仕上げ用モルタル塗り)
・カッター(シールシートのカット)
・ローラー
・ハケ
・塗料バケット(塗装)

Chapter.01 デザインを決める

耐火レンガ&コンクリートで常設のロケットストーブを作る!
耐火レンガ&コンクリートで常設のロケットストーブを作る!

レンガをどんな形に組み合わせれば機能的なロケットストーブになるのか?まずはアレコレ試した上で、デザインを決定します。これはドゥーパ!で掲載された連載「続々・田舎暮らしのDIY術」(84号)で登場した簡易型レンガロケットストーブ。16個のレンガを写真のように積むだけの超簡単なロケットストーブです。

耐火レンガ&コンクリートで常設のロケットストーブを作る!

組み上がったところで、まずは火をつけて十分に役割を果たすことを確認。

耐火レンガ&コンクリートで常設のロケットストーブを作る!

焚き口を広くしてみようと試しにレンガを1個はずしたら全然燃えなくなってしまいました。どうやら煙突部分が短くなって機能しなくなったようです。

耐火レンガ&コンクリートで常設のロケットストーブを作る!

ということで焚き口を広げたまま1段高く積み重ねてみたところ、機能復活。

耐火レンガ&コンクリートで常設のロケットストーブを作る!

どんどん高くしていきます。手持ちの耐火レンガを使い切ったので、途中から普通レンガを使っています。

耐火レンガ&コンクリートで常設のロケットストーブを作る!

これで煙突の高さ約60㎝。よく燃えて煙は少ないですが、煮炊きに使うには、もっと低いほうが炎が上まで届くのでよさそう。焚き口の延長も、わざわざレンガの数(=資材代)を増やして大型にする価値があるほど、ハッキリとした効果を感じられませんでした。

耐火レンガ&コンクリートで常設のロケットストーブを作る!

これなら大型にする価値があるのでは?と閃いたのが、煙突の上端に天板を作る形。耐火レンガで天板を作っておけば、ものを置くのに便利なだけでなく、バーベキュー炉にも使えます。

耐火レンガ&コンクリートで常設のロケットストーブを作る!

そしてさらなる閃きが!天板を囲って蓄熱すれば、ピザ窯になるのではと思い、耐火レンガを2段積み重ねて壁を作り、60×300×600㎜の大谷石を2枚載せてみました。

耐火レンガ&コンクリートで常設のロケットストーブを作る!

この高さでも炎が上まで届きにくいよう。ということで、もっと低くしてみました。

耐火レンガ&コンクリートで常設のロケットストーブを作る!

この高さぐらいが調子いいようです。窯部分の前面も耐火レンガでふさいで蓄熱してみました。

耐火レンガ&コンクリートで常設のロケットストーブを作る!

試しに1時間くらい薪を燃やして窯を暖めてからピザを投入してみました。

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いちおう焼けましたが、まだまだ窯内の温度が低かったよう。でも、もっとガンガン燃やせば大丈夫かな?ということで、この形で作ることに決定。ただし、快適に使うためには、土台に載せて焚き口を高くする必要があるようです。

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