脱帽!予算0円で一軒家をまるっとオシャレに ~突撃!隣のDIY! Vol.20~
DIYのアイデアを求めて突撃取材を行う本連載。Vol.20の今回は、一軒家の内装を様々な端材でオシャレな空間に変えてしまったSさんのご自宅にお邪魔しました。
公開日 2017.12.21
更新日 2022.01.11
▼天井のデッドスペース
「二階に掘りごたつがあるため、リビングの天井に変なでっぱりがあったんです。そのままだとかなり違和感があったので、材料やキャンプ道具など長さのあるものが収納できるスペースを作りました」
▼棚受け
Sさんの一番のお気に入りは、こちらの空間だそう。シンプルな二段の棚に、ディスプレイが並びます。
「四角いリング状の棚受けは、toolboxの『リングの棚受け』。兄から大量に垂木(木の下地材)をもらったので、そのまま並べて棚のようにしたら意外としっくり収まりました。」
こちらの『棒棚受け』という商品はなんと、Sさんご本人が企画されたものなのだとか!
「通常の棚受けだと強度を上げるための斜めの支えが入るんですが、その斜めの部分がどうしても気になっていて。いっその事無くした方がデザイン的にも機能的にも改善されるのではないかと思い、toolboxに入社してから企画開発させてもらいました」
様々な工夫がなされている中で、目からウロコだったのがこちらの棚受け。
macユーザーなら見覚えがあるであろうこの“棚受け”。こちらなんと…
mac本体を保護する梱包材なのです!
「ちょっとだけ奥行きのある棚を作りたかったんですが、丁度良さそうな棚受けが見つからず悩んでいたんです。そんなとき、引っ越し前の部屋にmacの梱包材が目の前に落ちていて(笑)。会社に落ちていたフローリングともピッタリ合ったので試しに取り付けてみました」
カーテンは奥さまの手縫いだそう。とことん手作りにこだわっていらっしゃいますね!
カーテンレールの上も、ちょうど良いサイズの端材を固定してちょっとした物が置ける棚に。
▼照明
こちらはtoolboxでも売れ筋商品となっている『トグルスイッチ』。
「toolboxで開発した商品は、社員が実際に使ってその使い心地を検証することもあります。先ほどご紹介した棚受けもそうですが、例えば裸電球照明やトグルスイッチも弊社の商品です。引っ越しを機に、いろいろ試してみました」
▼洗面所
続いて、洗面所も見せていただきました。
「ドアの側面(木口)を塗っているのが個人的にこだわったポイントです。誰にも気づいてもらえないんですけどね(笑)」
人にあまり注目されない部分にまで施された細かなこだわりが、おもしろい空間作りの一端を担っているのでしょう。
「洗面所には新品の洗面化粧台がついていたんですけど、空間の雰囲気に合っていなくて。シンク部分はそのままに、鏡だけ付け替えました」
タオル掛けには、会社の人にもらった廃材の真鍮レバーを使用。アジがあって素敵です。ちなみに、何のレバーかはSさんもわからないのだそう。
最後に、DIYをする際の注意点、そしてSさんが思う自分で内装をデザインすることの楽しさについて伺いました。
注意点としましては、当然ですが、水道や電気、ガスなどの設備工事はプロにしてもらうことです。また、塗装前のパテって簡単なように見えて結構難しくて、素人がすると結局ボコボコになってあまりきれいに仕上がらないんですよね。今回自分で工事をしてみて改めて職人さんってすごいなって思いました」
キッチンは排気管が丸々見えてしまっていたため、新たに下地を組んでボードで覆ってパテ処理後、塗装したのだとか。Sさんもこの部分はどうしようもなくて、最終的に友人のプロの方に作業をお願いしたそうです。
「楽しさとしては、ありきたりかもしれませんが…やはり手をかけた分、愛着が湧く点でしょうか。持っているものも場所も大事にしようと思えます。あとは元々ボロボロで空家だったこの家が、内装に手を加えたことで印象が変わって価値が上がること。工事は大変でしたが、住んでいて落ち着くし、これからもちょっとずつよくしていけたらと思っています」
アメリカやヨーロッパで買った小物の雑貨が棚を彩ります。
靴箱の天板も、ちょうどいいサイズのフローリングで好みのデザインに変身!
使い古されたものや捨てられてゆくものも、アイデア次第で素敵な空間作りの手助けをしてくれるのですね。ほとんどお金をかけることなく、マネができるアイデアの数々。ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか?
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Japan
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