カウンターと照明取り付けもDIY!地域密着の店舗改装がスタート②

28歳で福岡へ移住し、築40年の物件をセルフリノベーションしながら生活。その様子をブログメディア「DIY MAGAZINE」で公開しているセーチです。2軒目3軒目4軒目に続いて、福岡県にある店舗の内装リフォーム過程をお届けします。

公開日 2023.08.18

更新日 2023.08.18

カウンターと照明取り付けもDIY!地域密着の店舗改装がスタート②

田主丸にある店舗の「川の駅」を改装!

プロジェクトの1つ、福岡県久留米市田主丸にある「川の駅 しばかり」。
2022年夏から打ち合わせを重ね、2023年の3月に改装作業をスタートしています。

当施設 筑後「川の駅 しばかり」は2013年に地域の活性化を目的に開業、「川の駅 しばかり」は久留米市田主丸町の筑後川流域の側に位置、現在は直売所での商品販売や裏の畑で薬草の栽培を行っています。
地域の高齢化や少子化、人手不足やコロナ禍を背景として売上の落ち込みや来場者の減少が深刻化、そこで相談を受けた市と大学が協力し当該施設を地域活性化のコア施設へと生まれ変わらせ、歴史や文化を受け継ぎ発展させる施設になることを目指して改装します。

薬草のプロデュースや子供たちからご年配の方までを含めた人達で、賑わう魅力ある場所へと変化させることが今回の目標です。

既存棚をリメイクして4Mのレジカウンターテーブルを造作

予算に限りがあるので、カウンターや商品棚は使っていた物をリメイクして活用します。
商品を平置きしていたテーブルがあったので、レジやパソコンを置くカウンターは、このテーブルをリメイクして造作します。

商品の在庫を置くスペースを作ってほしいと店長から希望を頂いたので、カウンター下に保管できるように天板下は空けておきます。
低かった天板の位置を45mmの角材を土台にすることで600mmから700mmと高さを出しつつ、天板したのスペースも広く確保することができます。
今の状態だとカウンターテーブルとして使うには強度が不安なので、脚に補強材を取り付けて全体的に強くしました。床を貼る時に店舗外に出すので、今の段階では床に固定せずに乗せた状態にしておきます。
入り口からの動線を確認しながら位置や大きさをチェック。
カウンターを置く位置に仮で印付け、壁に棚を付ける予定なので設置後の歩くスペースを確認してから決定させます。

余っている端材でカウンターの背面を作り雰囲気も確認しました。
カウンターの先はテーブルを置いて薬草のサンプルを試せる場所にしたいと思っています。(画像の座っている位置)
「厚み25mm 奥行き600mm 長さ4000mm」の集成材をカウンター天板に使用しました。
カウンターのL字部分にも同じ25mm × 600mmの修正材を使用しています。

カウンター上は、右奥にはパソコン、右手前のコーナーにレジを置く想定です。シンプルでスッキリさせておきたいので、レジにパソコンに薬草サンプルを置いても余裕ある大きさで作っています。

パソコンとレジは店舗の雰囲気には合わないので、土台の色と合わせた目隠しを作って隠したいと考えています。
3種類の高さで見え方をチェック、あまり高すぎると違和感あるので丁度良い高さで作ろうと思います。

1枚板のテーブルを作る

部屋の真ん中には薬草を展示する棚を作る案で進めていて、既製品の棚に薬草を置くだけになる予定でした。既製品の棚だとお店に入った時の印象が「あ~綺麗になったな」だけになると思ったので、印象に残る物を真ん中に置きたいと考え、マンションで使っている1枚板と同じ物を2枚持ってきました。

どこかで使えればと購入し保管していたので、皆が見れる所で活かせてよかったです。
ロウで固められている箇所を電動カンナで削っています。
カンナで削った後は全体をサンダーで削ります。
番手の低い粗いヤスリで全体を整え、番手の高い仕上げヤスリで整えたら完成です。

生鮮野菜を置く棚もリメイク

近隣の農家さんが作ったレタスやキャベツなどを持ってくるそうなので、生鮮野菜を置く棚も使っていた物をリメイクします。(横幅1800mm)
大きい野菜も置ける大きさと、商品の入れ替えを考えて作りたいので、カゴに入れて販売しようと思います。

カゴに入れた野菜が取りやすいよう、上段の棚は外して2段にしました。
カゴを1個作ってみて大きさや角度を確かめます。
棚は、野菜を置いた時に全体が見えるように角度をつけました。
1つの棚でカゴを6個置けます。

同じ物を隣に作り2つリメイク、塗装は最後に部屋の雰囲気に合わせて決めます。
角材と細い板で残りのカゴを作り完成です。

スポットライト照明を設置

照明を付ける前に壁と天井の壁紙を全て剥がします。
壁と天井にはグレーに調色した漆喰を塗る予定です。
作業を数日開けている間に電気工事を依頼。
天井の梁にダクトレールを設置してもらいました。
元々は蛍光灯が6灯付いていて、全てはずしてスポットライトに変更します。

この時に壁に電気配線をしてもらい、お店のロゴを照らす照明も取り付けようと考えています。
1つのレールにスポットライトを4つ。
電球は調光調色できる物に交換しました。(天井の2面に色を付けた漆喰を塗っています)
蛍光灯からスポットライトに変更するだけでだいぶ雰囲気が変わります。

ライトは全部で16灯用意していますが、取り付けてみて光量が足りなければ追加します。

※ここまでの作業風景を動画にしています。

「1枚板のテーブル」と「4mのカウンターテーブル」をDIY!【川の駅 3話】

次回は地域の小学生と一緒に壁全体に漆喰を塗るイベントを開催です。
漆喰の下地塗りは先にやっておき、当日は練った漆喰を使って壁を塗装してもらいます。
コテや受けを用意するととんでもない金額になるので、受けなどは端材で制作。
小学生にコテは難しいので、基本は手で塗ってもらうことにします。
これから古い家のリノベーションを検討している方、店舗の改築やリフォームを検討している人の参考になるようなシリーズ。タグに「セーチの店舗リノベ」とつけているので、順を追って読めばリノベが完成するような構成です。ぜひ参考にしてくださいね。
店舗改装における設備投資では、多額の費用がかかります。
改装後の売り上げ増加分でそのコストを回収できるか、適切な予算案を検討する必要があるので、店舗のリフォーム、リノベーションを検討されている方は気軽にご相談してください。

セーチ

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セーチ

Japan

DIYのブログ『DIY MAGAZINE』を運営。福岡在住の28歳です。物件をセルフリノベーションしていく過程とDIYに関する情報を発信しています。