手ぶらでも夏を120%楽しめるキャンプ場:MUKAVA otari

平成最後の夏。予想以上の酷暑に疲れきった僕は荷物も持たず車を走らせた。向かった先は長野県小谷村にあるMUKAVA otari。そこは贅沢な時間を過ごせる素敵なキャンプ場でした。

2022.01.07

1日1組限定!大自然の中でキャンプを楽しむ!!

7月中旬から始まった殺人的な暑さ。ニュースをつければ連日最高気温の更新。外を歩けば汗の止まらぬ猛暑かと思いきや、施設に入ればクーラーの効きすぎで寒さすら感じる。0か100しかないような両極端な日々に完全疲弊していました。
そんなある日、暑いなら暑いでコンクリートジャングルではなく、自然溢れる場所で太陽を感じたい。何ならちょっと涼しければ最高だという思いが大爆発。関東近辺で避暑地と言えば長野だろうという安易な考えをもとにいい場所はないかと検索し、辿り着いたのが今回の目的である長野県は小谷村の「MUKAVA otari」。
HPを見ていると“1日1組限定のキャンプ場かつ、ギアは全て揃っているので手ぶらで行ける”という何とも嬉しい一文を発見。何を持って行くのか悩むのもキャンプの楽しいところではありますが、大きな荷物を炎天下で出し入れなんてしてたらそれだけで汗だくです。ということで今回は簡単な着替えだけを手に持ち、早速クルマを「MUKAVA otari」に向けて走らせました。

好きな音楽を掛け、歌を口ずさみ、事務所がある品川から軽快にクルマを走らせること4時間半。

流木で作られたオシャレな看板がお出迎え。写真からすでに浮かれっぷりがお分かりいただけるかと思います。

さらにクルマを進めるとそこには...。
巨大なティピテントが広大な自然の中に建てられていたんです。開いた口が塞がらないとはまさにこのことで、HPで見て想像を遥かに超える規模感。

別角度からもどうぞ。

ただただ見惚れてといたところ、スタッフの方から優しくお声がけいただき無事にチェックイン。せっかくなので、MUKAVA otariについて色々と伺ってみました。

スタッフのタクマさん(左)、布施さん(右)

ーまずはキャンプ場の名前の由来を教えてください

(布施さん)「ムカヴァはフィンランド語で快適や心地よいという意味。そしてotariが英語で小谷なんです。だから小谷村の心地よい場所という願いを込めてこの名前にしました」

一番巨大なテントはtentipiのStartus 72。高さ7.2m、最大横幅13mという巨大さ。そしてこのテントを3人で建てたというのだから驚きです。

ーキャンプ場にしようと思ったきっかけが何だったんですか?

(タクマさん)「僕ら二人がスキーのムービーをアルゼンチンで撮影するためのクラウドファンディング的なBBQイベントをこの場所で開催したんです。その時に現オーナーもイベントに参加してくれて、この場所を有効活用できないかと盛り上がったんですよ」

(布施さん)「オーナー自身も何か体験を売るビジネスに興味があったようで、手ぶらで来ても楽しめるキャンプ場にしようとなりました。土地は役場のもので契約などが面倒だったので、もういっそのことオーナーに引っ越してきてもらい、小谷村役場の“地域つくり応援団”に転職してもらったんですよ」

日向は東京と変わらず暑かったですが、日陰はジメジメ感もなく気持ちいい風が吹いてました。

ーすごい転職劇ですね!手ぶらで来れることや1日1組限定にこだわった理由は?

(タクマさん)「キャンプの楽しさを知ってもらう入り口にしたかったんですよ。ここなら道具も水場も整っているし、歩いて5分のところに大浴場もあるので初心者や女性、子供連れの方でも気軽にキャンプが体験できます。一応、平日は4名以上、休日は6名以上、最大は30名と設定していますが、他の宿泊客や周りに住居もないのですごく静かだし、逆にどれだけ騒いでも怒られないから、思いのままに楽しんでほしいですね」

(布施さん)「あとはこの地域は豪雪地帯なので、冬のアクティビティのイメージしかないんですよ。でも、日本の原風景と言える里山、雄大な高原や山岳風景の青々とした自然の姿が見られるんです。そして、季節の食べ物も充実しているので夏も魅力たっぷり。その点も発信していきたいなという思いも込めてます」

view pointから見える風景。秋の紅葉もおすすめだと教えていただきました。

話もそこそこにお二人から「今日はここ最近の中でも一段と暑いのでシャワークライミングしに行きませんか?」との提案。シャワークライミング、つまり渓流登り。正直ここに来るまでに汗だくになっていた僕にはこれ以上のない提案。キャンプしに来たのにアクティビティまで満喫できるなんて最高やん。そんなことを考えていたら...。
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