この脚、材料は"アレ"なんです!簡単2工程でオシャレな丸テーブルをDIY!
かの有名なDIYクリエイターは言いました。「偉大なDIYのアイデアは、日常に溢れているものだ」と。そんな名言を胸に、今回はあっと驚く意外な“アレ”を脚に使って、超簡単な丸テーブルを作ります!組み立てもラクラクなので、家の中でも外でも使えてとっても便利。ぜひトライしてみてくださいね!
公開日 2020.12.28
更新日 2022.01.07
INDEX目次
この発想、ありませんでした。意外なモノで作るお手軽テーブル!
今回のDIYは、とあるアイテムを使って作る、超お手軽な丸テーブル。主役となるのは、意外なところでわたしたちの生活を支えている“屋根馬”というアイテムです。名前を聞いてもピンと来ない、というそこのあなた。外に出て、屋根を見上げてみてください。きっとどの家にもついているはず……。
答えはまさかのコレです。
そう、実はこの“屋根馬”、テレビアンテナの固定に使われる生活必需品なのです!まさか、屋根の上にあるものがテーブルになるなんて、これぞ目から鱗。しかもこの屋根馬、使い勝手が抜群なんです。そんなアイテムが屋根にあるだけなんて、もったいない!今回は屋根馬にフォーカスをして、新たな活躍場所を作っていこうと思います!
作るもの
今回作るのは、屋根馬を使った丸テーブル。軽量で持ち運びもしやすいので、キャンプに持っていくもよし、お家でカフェタイムに使うもよし、ベランダワークに使うもよし。とにかく、使い勝手が抜群の丸テーブル。一家に一台欲しくありませんか?しかも今回のDIY、所要時間は約1時間!あっという間に作れるので、初心者さんにもおすすめです!早速作っていきましょう!
STEP.01 材料
合板(天板) 580×580×24mm
丸棒(脚A)910mm×Φ35
屋根馬(脚B)高さ540x幅360x対角500mm
丸プレート(座金) M8 Φ110
蝶ネジ M8×25mm
ボルト M8
オニメナット
丸棒(脚A)910mm×Φ35
屋根馬(脚B)高さ540x幅360x対角500mm
丸プレート(座金) M8 Φ110
蝶ネジ M8×25mm
ボルト M8
オニメナット
STEP.02 天板をカット
まずは、天板をカットしていきます。板の中心、上下から287.5mmのところでマークをつけましょう。
先ほどつけたマークを中心に円を描いていくのですが、家にコンパスがない!という方のために、DIYハックをご紹介しちゃいます。中心部に浅くビスを打ち、紐でペンと結びつけるだけであら簡単。簡易コンパスの出来上がりです!このとき、正確な円を描くために、ペンはしっかりと立てるのがポイントです!
円が描けたら、ジグソーでカットしていきます。
切り出しが済んだら、やすりで角を落とします。この一手間で、使い心地が大きく変わりますので、心を込めて丁寧に削っておきましょう!
STEP.03 天板にニスを塗る
続いて、天板にニスを塗っていきます。今回は水性ニスを使用しましたが、今回のようなテーブルでは、ウレタンニスがおすすめ。水を弾いてくれるので、もしも飲み物などをこぼしても、シミになりません。色付きタイプもあるので、完成イメージに合わせてアレンジするのいいですね。
ニスを塗る前に、吸収をよくするために表面をやすりで削ります。
木材はニスを吸収してしまうので、二度に分けて塗っていきます。二度目からは木材にニスがしっかりと乗るはずです。塗り終えたら、風当たりのいい場所でしっかり乾かしましょう。
STEP.04 丸棒(脚)を切る
さて、天板のニスを乾かしている間に丸棒(脚)を切り出していくのですが、その前に屋根馬の構造をご説明。屋根馬には、前方にネジ穴が二箇所ついています。内径は35mm、丸棒とぴったりサイズなのですが、ネジがある分、2mmほど狭くなるため、このまま差し込むだけではネジに引っかかってしまいます。
そしてこちらは下から見た様子。このように、十字になった金具で、差し込まれたアンテナを支える構造になっているのです。この特性を踏まえて、脚を切り出していきます。
まずは、十字部分までの深さを踏まえて、差し込んだときの位置を丸棒にマーク。
そして、ネジ穴の位置と先ほどマークした線を延長線上で繋ぎます。
線で繋がった部分を、カッターなどで削っていきます。削りすぎてしまっても安定感を損なうので、実際に屋根馬に差し込みながら、サイズ感を確かめていきましょう。
削り終えて、屋根馬に丸棒がぴったりと入るサイズになったら、高さを決めていきます。今回は1本の丸棒から、2種類の高さに切り出します。1本目は床から600mm、2本目は1000mmの位置としましたが、天板の厚み(24mm)も考慮して、お好みの高さに切り出すのがポイント。また、あまりにも高すぎると天板の安定性が損なわれるので、最大でも1000mmほどの高さとしておくのがおすすめです。
お好みの長さに合わせてカット。狂いが少ないので、手のこの使用するといいですよ。
STEP.05 天板に座金を取り付ける
さて、DIYもいよいよラストスパート。天板が乾いたら、座金を取り付けていきましょう。この座金という金具は、DIYでテーブルを作る際に重宝するもの。今後も登場の可能性があるので、ぜひ覚えてくださいね!序盤で付けた287.5mmのマークを中心に、M8のボルトが入るサイズの穴を開けます。このとき、絶対に貫通はさせないよう、慎重に穴あけを。
ボルトを座金にセットする際は、あとで回らないようにしっかりと最後まで締め込みましょう。確認ができたら、開けた穴にボルトの頭が入るように、座金を天板に取り付けます。
座金をビスで止めていきます。このときに、中心がずれてしまうと天板が傾く原因となるので、慎重に、中心を確認しながら止めていきましょう。今回のサイズでは、天板の端から座金の端までが2250mmとなるように、定規を当てがいながらビス止めをしました。
STEP.06 オニメナットを取り付ける
いよいよ最後の工程です。丸棒(脚)に、ボルトの“受け”となるオニメナットをつけていきます。ネジの長さを考慮して、穴はオニメナットのサイズより少し深めに。今回は横11.5×深さ25mmの穴を開けました。
深さの基準となるように、ドリルの先端から25mmの位置をマスキングテープでマーク。
きれいに穴が開きました!しっかりと中心に開けないとぐらつきの原因になりますので、ご注意を。
最後に、オニメナットを六角で締め上げます。
1000mmと600mm、2種類の脚にオニメナットの取り付けができました!
STEP.07 組み立て
さて、いよいよお楽しみ、組み立ての瞬間です。オニメナットがついた丸棒を、天板の座金に差し込みます。
続いて、丸棒を屋根馬に取り付けて、蝶ネジをしっかりと締めれば…
STEP.08 完成!
完成です!屋根馬が普段は屋根でアンテナを支えているとは思えないほど、“テーブルの脚”としての役割を全うしていると思いませんか?どこか得意げな空気すら感じます……。
STEP.09 いざ設置
早速、設置してみました!今回短く切り出した脚は、ソファなどの高さにマッチするサイズ感。カフェテーブルとして使うのに最適です。
自分で作ったテーブルで、まったりカフェタイム。まさに今年の冬にぴったりの過ごし方ですよね。
だがしかし、家の中で過ごしてばかりいると、どうしても不足するのが太陽光。健康維持には日光浴が欠かせません!そんなときは、テーブルを連れてベランダへ。女性編集部員の手でも軽々、一度に全部のパーツを持ち運ぶことができました!
ベランダでは、もう1本の長い脚を使用。まずは天板に脚を差し込み、続いて屋根馬を開きます。こちらも、女性の力でもラクラク開くことができました!
そして、脚を屋根馬に固定。蝶ネジを締めたら、優雅なベランダタイムを過ごす準備は整いました。
これぞ、憧れの“ベランダチル”タイム!なかなか外に出づらい日々が続きますが、健康に太陽光は必要不可欠。たまには日光浴がてら、ベランダでお気に入りのドリンクを楽しんではいかがでしょうか?
また、この丸テーブル3つのパーツにばらすことができるので、不要なときは収納可能です。小さな隙間にもすっぽりと収まるので、お部屋に十分なスペースがない!という方でも大丈夫です!
作り方は至ってシンプルですが、使い方次第で何通りにもなる“屋根馬テーブル”。意外なアイテムが日々の暮らしをより楽しくしてくれる、目から鱗のDIYをご紹介いたしました!お部屋の雰囲気に合わせて、天板や脚を塗装してみたり、ペイントをしてみたり、アレンジを施すのもいいかもしれません。とっても簡単なので、ぜひ作ってみてくださいね!
作り方は至ってシンプルですが、使い方次第で何通りにもなる“屋根馬テーブル”。意外なアイテムが日々の暮らしをより楽しくしてくれる、目から鱗のDIYをご紹介いたしました!お部屋の雰囲気に合わせて、天板や脚を塗装してみたり、ペイントをしてみたり、アレンジを施すのもいいかもしれません。とっても簡単なので、ぜひ作ってみてくださいね!
監修:岩西剛
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