ご家庭やアウトドアで燻製はいかが?使い方簡単!材質別オススメ燻製器24選

燻製料理はなかなか作る機会がないかもしれませんが、アウトドアでは鉄板料理のひとつです。今回は、燻製料理を作る際にオススメの燻製器をご紹介します。選ぶ基準もご説明するので、燻製器選びにお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてください。

公開日 2019.11.05

更新日 2022.01.07

ご家庭やアウトドアで燻製はいかが?使い方簡単!材質別オススメ燻製器24選

独特の香りがする燻製食品がお好きな方は、多いのではないでしょうか?味わい深い風味や旨味は、ほかでは味わえない魅力がありますよね!そんな燻製を自分で作れたら嬉しいですが、「燻製ってなんだか難しそう」と思ってはいませんか?しかし、実は道具さえ揃えれば燻製は簡単にできるのです!
その一方、どこまでもこだわって追究できるという奥深さも燻製の魅力。今回は、その第一歩となる燻製器を材質ごとにたっぷりご紹介します。

燻製器とは?

燻製器とはスモーカーとも呼ばれ、燻製には欠かせないアイテムです。燻製器は鍋や箱のような形をしており、その中に燻製する食材を置いたり吊るしたりする網やフックが設置できるようになっているのが特徴です。
燻製器には大きく分けて金属製・陶器製・段ボール製の3つがあり、大きさも目的の燻製方法によってさまざまですので、作りたい料理を決めて使い分けるのがオススメです!また、どの燻製方法でも温度管理が大切ですので、温度計が取り付けられる穴や温度調節の窓が付いているものがオススメです。
そんな燻製器を使って「一度は燻製をしてみたい!」と考えている方も多いと思いますが、自宅では煙が気になってなかなかできないものです。しかし、アウトドアなら煙を気にせずに作れる上、燻製にした食材はお酒にもよく合うし、作る過程も楽しめるのでとってもオススメです!ぜひ、目的に合った燻製器を見つけてアウトドアで燻製を楽しんでください。

燻製機ではどんな料理が作れる?

燻製方法は温度によって3つに分けられ、それぞれ適する食材が異なります。
1つ目は冷燻法と呼ばれる方法で、25℃以下で長時間燻製します。サーモンや生ハム、ソーセージなどが代表的です。
2つ目は温燻法で、50~80℃で燻製します。ベーコンやロースハム、ソーセージなどが代表的です。基本的に燻製といえばこの温燻法で作ることが多いので、さまざまな食材の燻製に使える方法です。
3つ目は熱燻法で、80℃以上で短時間燻製する方法です。アウトドアではもっとも使われる燻製法で、チキンや魚、たまごなどが代表的です。

鉄製燻製器

鉄製の燻製器は強い火力にも耐えられるという頑丈さから、アウトドア向きだといえるでしょう。また熱伝導率がいいので、燻製器内に熱を伝えやすいという性質もあります。一方で、錆び付きやすいというデメリットもあり、手入れが大切になってきます。使い終わったあとは汚れを放置せず、洗い終わったあとは油を塗っておきましょう。油がなじんでくると使いやすくなってきます。手入れは大変ですが、その分使えば使うほど風味が出てくるので、本格的な燻製料理を楽しむなら鉄製の燻製器に挑戦してみてはいかがでしょうか?

アドバンス折りたたみスモーカー 【CAPTAIN STAG(キャプテンスタッグ)】

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こちらは幅240×奥行255×高さ400mmの燻製器で、高さがあるため3段に分けて食材を入れることができます。吊り下げられるフックも付いているので、魚などの燻製もしやすいです。コンパクトに折りたためるのが特徴で、厚さ70mmに折りたたむことができるため持ち運びやすく、アウトドアの際にもオススメ!

フェルトスモーカーセット円筒型 【CAPTAIN STAG(キャプテンスタッグ)】

ご家庭やアウトドアで燻製はいかが?使い方簡単!材質別オススメ燻製器24選

こちらは外径185×高さ300mmの円柱の形をした燻製器です。網とフックが付いているので、網に載せたりフックに掛けたりして燻製できます。燻製器内にフックを掛けるための吊り下げバーが付いており、これにぶら下げて燻製します。バーを持ち上げればそのまま食材を取り出せるので便利です!

大型燻製鍋 【CAPTAIN STAG(キャプテンスタッグ)】

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幅390×奥行310×高さ195mmの鍋タイプの燻製器です。大きめに切ったベーコンやチーズなどの燻製もできます。鍋の下部分にチップを敷き、取っ手の付いた網を乗せて食材を置き、蓋をして燻製します。蓋を閉めたまま取手を持ち上げれば、燻製中にもチップを楽に継ぎ足すことができるところが嬉しいポイントです。

燻製 ビギナーセット 【CAPTAIN STAG(キャプテンスタッグ)】

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こちらは燻製器・サクラのスモーキングブロック×2・レシピ本・温度計・軍手・クイックチャッカーが入ったセットです。燻製器は円中型のもので、大きさは外径260×高さ295mm、網とフックが3つ付いています。燻製に必要な道具が揃っているので、これから燻製料理を始める方には特にオススメです。

ログハウス スモーカー・ブロックセット 【CAPTAIN STAG(キャプテンスタッグ)】

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こちらは網のみ鉄製で、燻製器本体は段ボールを使った簡易燻製器です。この商品は燻製器・網・フック×5・竹棒×4・スモーキングブロックが入ったセットになっています。何よりもお手軽な価格が魅力で、本格的な燻製を行う前のお試しとして使ってみてはいかがでしょうか?

スモークグリル ハーフサイズ 【鉄板工房】

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こちらは幅410×奥行350×高さ740mmの長方形の燻製器です。網とフックが付いているほか、燻製中に垂れる汁を受けるための皿、チップを載せる皿、炭を置くための皿が付いています。食材を出し入れする扉とは別に、下部に汁・チップ・炭用の皿を出し入れする扉があるので、燻製中にも交換が可能です。

小さくたためる燻製器 【BE-TACKLE】

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幅222×奥行194×高さ415mm の長方形の燻製器で、折りたためるのが特徴です。重さも約2kgなので、アウトドアへの持ち運びにも向いています。こちらは燻製器だけでなく、温度計とスモーキングチップもセットになっています。スモーキングチップはサクラのもので、500g入りが4つ付いているので、このセットから燻製を始めるのもオススメです。

鉄製燻製鍋 【Belmont(ベルモント)】

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こちらは鍋タイプの燻製器で、家でもアウトドアでも使えます。直径は約270mmで少量の燻製に向いています。鉄の上からシリコン樹脂加工がしてありますが、毎回の使用後には油を塗るなどのメンテナンスが必要です。この商品は特に熱燻法での燻製がオススメです。

陶器製燻製器

土鍋や茶碗など日本の工芸品にも多く使われる陶器。そんな陶器製の燻製器には、保温性が優れているというメリットがあります。さらに遠赤外線効果で食材がジューシーに仕上がります。しかし、陶器製の燻製器は重く、割れやすいというデメリットもあります。アウトドアアクティビティに持って行くのは大変かもしれませんが、燻製器の素材にもこだわるなら一度使用してみてください!

いぶし処 スモークポット ST-126 【SOTO(ソト)】

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こちらは美濃焼で作られた陶器製の燻製器で、土鍋タイプです。サイズは直径230×高さ165mmで、重量は1.56kgと持ち運びもできるでしょう。土鍋タイプの燻製器は煙をしっかり内側に閉じ込めることができるので、よく香りを付けることができます。また、温度計とレシピ集が付いています。

スモークポットDon(ドン) ST-127 【SOTO(ソト)】

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幅230×奥行230×高さ165mm、重さ1.58kgの燻製器です。家の中でもアウトドアでも使えます。こちらも土鍋式の燻製器で、中に網を乗せて食材を燻製させるようになっています。温度計・レシピ集が付いているので、スモーキングチップを用意すればすぐに燻製を作ることが可能です。

スモークポットIH ST-128 【SOTO(ソト)】

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こちらは直径260×高さ140mm、重さ2.28kgの陶器製燻製器です。こちらも土鍋タイプですが、上記2つの燻製器とは違ってIHでも調理ができるようになっています。もちろんガスコンロでも使用することができるので、さまざまな機会に活躍してくれそうな燻製器です。

スモークポットIH ST-128S 【SOTO(ソト)】

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こちらの商品は、上記の燻製器と温度計がセットになっています。これから燻製を始めるという方は、温度計がセットになったこちらの商品を購入してみてはいかがでしょうか?冒頭でもご紹介しましたが、燻製を作るときに温度管理はとても大切で、冷燻や温燻をするときに加熱されすぎないようにと温度計をチェックする必要があります。特に土鍋タイプは熱が伝わりやすいので、上手く温度計を活用してみてください!

燻製鍋 SMOKE POT-IH 【BE-TACKLE】

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こちらはIH対応の陶器製燻製器と、温度計、スモーキングチップがセットになった商品です。この商品を買えば燻製をすぐに始めることができます。スモーキングチップはサクラで、500g入りが2つ入っています。サクラのスモーキングチップはさまざまな食材になじみやすいので、美味しく燻製を作れます。

ステンレス・アルミニウム製燻製器

ステンレスやアルミニウム製の燻製器は、鉄製や陶器製のものと比べて軽いので、持ち運びしやすいというメリットがあります。また錆びも起きづらいので、油を塗るといったメンテナンスも不要です。壊れにくいのも特徴で、燻製をたくさん行うつもりならステンレスやアルミニウムの燻製器がオススメです。デメリットといえば焦げ付きやすいところ。燻製器に食材が触れていたり、汚れがあったりすると焦げ付いてしまうことがあるので注意しましょう。しかし、焦げ付いたときは重曹と水を入れて煮るとよく取れるそうです。簡単に使える燻製器が欲しいという方は、ステンレス・アルミニウム製の燻製器を検討してみてください。

ステンレススモーカー2 【Coleman(コールマン)】

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こちらはアウトドアメーカーColemanから販売されている燻製器です。250×265×高さ400mmで、円柱のような形をしています。重さは約2.1kgなのでアウトドアへも気軽に持って行けます。燻製器自体に温度計が埋め込まれているので、温度計を買う必要がなく、燻製器の蓋の裏にはフックが取り付けられているので、魚などを吊り下げて燻製することもできます。

コンパクトスモーカー 【Coleman(コールマン)】

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こちらもColemanから販売されている鍋タイプの燻製器です。直径235×高さ205mm、重さは835gと1kg未満の軽さが魅力です!専用の収納袋も付いているので、アウトドアへの持ち運びもしやすいでしょう。しかし、温度計を差し込む穴がないので、温度調節には気を配る必要があります。

デリカステンレス角型スモーカー 【CAPTAIN STAG(キャプテンスタッグ)】

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こちらもアウトドアメーカーCAPTAIN STAGから販売されている燻製器です。幅300×奥行180×高さ400mmと縦に長い燻製器で、付属のフックを使って魚などを吊るすこともできます。全面の扉はスライド式なので、簡単に食材やスモーキングチップの出し入れができるようになっています。

LOGOSの森林 スモークタワー 【LOGOS(ロゴス)】

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アウトドアブランドLOGOSが販売している燻製器です。円柱型で大きさは幅260×250×420mm、重さは3.1kgです。発煙したスモーキングチップやスモーキングブロックを中に入れれば温燻が、そのまま火にかければ熱燻が楽しめます。食材を載せる網も3つ付いているので、一度に多くの食材を燻製できます。

LOGOSの森林 ファミリースモーカー 【LOGOS(ロゴス)】

ご家庭やアウトドアで燻製はいかが?使い方簡単!材質別オススメ燻製器24選

こちらもLOGOSの燻製器で、直径210×360mm、重さは1.9kgの円柱型燻製器です。上部の蓋を開けて食材を出し入れしますが、本体自体は2つに分解できるので、お手入れも簡単に行えます。シンプルな燻製器なので燻製初心者の方にもオススメな商品です。

たくみ香房 【SOTO(ソト)】

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こちらはSOTOから販売されている組み立て式の燻製器です。組み立てると直方体になりますが、底面や側面を一枚一枚取り外せます。組み立ては溝にはめ込んでいくだけなので簡単に行え、分解すれば持ち運びの際にも楽々です。組み立て時の大きさは幅23×奥行23×高さ40cmで、網やフックを使って燻製できます。

キッチン香房 【SOTO(ソト)】

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こちらもSOTOから販売されている鍋タイプのステンレス製燻製器です。直径210×高さ160mm、重さは520gととても軽いです。食材を載せる網の取手が上方向に突き出しているのが特徴で、その上から蓋を被せると、蓋が少し浮いた状態になるよう設計されています。この隙間から余分な煙を放出して、燻りすぎないようにしているのが特徴です。

コンパクトスモーカー 【Snow Peak(スノーピーク)】

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人気アウトドアメーカーSnow Peakから販売されている燻製器です。大きさは幅315×奥行220×高さ165mm、2.1kgの四角い鍋のような形をしています。本体に取手が付いているので持ち運びにも便利です。中には網を2段設置でき、大きめの食材も入れられます。煙を逃がしにくいのが特徴で、少量の燻製材でも十分燻製ができます。

フォールディングスモーカー 【UNIFLAME(ユニフレーム)】

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こちらはUNIFLAMEから販売されている折りたたみ式の燻製器です。本体の重量が5.1kgとほかの燻製器と比べて重たいですが、作りは非常にしっかりしていて満足できるはずです!組み立て時の大きさは幅310×奥行260×高さ400mmで、直方体になります。スタンドが付いているので燻製器の下に空間を作りながら自立させることができ、温燻も熱燻もできる燻製器です。本格的な燻製器をお探しの方にはオススメです。

円筒型 マルチ スモーカー 【WAKUI】

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こちらは円柱の燻製器で、大きさは外径240×高さ430mm、重さは2kgです。名前の通り、冷燻・温燻・熱燻3つをマルチにできる燻製器です!燻製以外にロースト料理を作ることもできますので、これからアウトドアで料理を楽しみたい方にはオススメです。サクラのスモーキングチップも付いているので、この一台から燻製を始めてみてはいかがでしょうか?

ミニスモーカー 【Camerons PRODUCTS (キャメロンズプロダクツ)】

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こちらは長方形の箱のような形をした燻製器で、大きさは175×425×70mmとコンパクトな作りが魅力です。ガス・炭火・オーブン・IHと多様な調理法に対応しているので、アウトドアでも家でも燻製ができます。使用者からの評価も高い商品ですので、安心して購入できそうです。

燻製器の基本的な使い方

ご家庭やアウトドアで燻製はいかが?使い方簡単!材質別オススメ燻製器24選
ここまでオススメ商品をご紹介してきましたが、続いては、実際に燻製器を使う場合に注意したいポイントをご紹介しましょう。燻製機の基本的な使い方はとてもシンプルで、香り付けに使うチップ材を所定の場所に置き、その上に食材を置いた網を乗せて燻すだけです。
チップ材の量は、軽く一握りほど。燻製器のサイズや使う食材の量に合わせて適宜、調整します。
燻製器を火にかけ、チップから煙が立ち上ってきたら、その上に食材を置いた網を乗せて燻していきます。網にあらかじめ油を吹きかけておくと、食材が網にこびりつきにくくなるのでオススメです。また、食材は事前に陰干ししておくと、水分が飛んで身崩れしにくくなると同時に香りが付きやすくなり、仕上がりの色や歯ごたえもよくなりますよ!

燻製器の洗い方

燻製器は、時間をかけて高温で燻すために汚れが付きやすく、使ったあとはしっかりきれいにすることが大切です。油汚れがそれほどでもない場合は、メラミン系のスポンジに水を含ませて拭くだけでも十分な効果があります。しかし、油汚れがひどい場合は、環境にやさしい洗剤である「フロッシュ」などを使うのがオススメです(キャンプ場では下水を処理せずに川などへ流す仕組みのところも多いため、一般的な合成洗剤の使用は避けましょう)。霧吹きを使い、水で3倍くらいに薄めた洗剤を汚れに吹き付け、そのまましばらく置いておくと、油汚れが浮き上がります。油汚れが落ちきらない部分は、手でこすってみましょう。どうしても落とせない頑固な汚れには、ティッシュを当てて洗剤を吹き付けてから少し放置すると、より強力に油を分解してくれます。最後に、洗剤や落ちた油を水で十分に洗い流してください。

家庭用燻製器なら自宅でも燻製が楽しめる!

ご家庭やアウトドアで燻製はいかが?使い方簡単!材質別オススメ燻製器24選
香ばしくて美味しい燻製料理はアウトドアの定番メニューですが、こんなに美味しい料理を自宅でも楽しまない手はありません!家庭で使いやすい、コンパクトな燻製器も各社から販売されています。
家庭用の燻製器には、屋外用と違って煙を外に出さない密閉性があり、一般家電のようにスイッチを押すだけの簡単な操作で扱えるものもあります。中でもオススメなのがIHに対応している燻製器。直火を使わないため安全で、デザインもスタイリッシュ。インテリア的にも映えるので人気です。
ただ、家庭用の燻製器は、大型の屋外用と比べると、どうしても性能的に差があります。少しでもしっかりした燻煙効果を求めるなら、深さのあるものを選びましょう。深さがあることで煙が循環しやすくなり、食材に香りが付きやすくなります。また、食材が熱源に近いと焦げやすくなるため、距離を取るためにも深さのあるものがオススメです。

3種類の燻製方法、熱燻・温燻・冷燻とは

燻製は、熱燻、温燻、冷燻という3種類に分類されています。前述通り、その大きな違いは燻す際の温度です。
燻製は、高温で燻すほど仕上がりまでの時間が短縮できます。高温で燻製したものは、食材の中に水分が残りやすくなるため、食感は柔らかくみずみずしいものになりますが、保存性が低くなります。一方、低温で燻すほど仕上がりまでの時間は長くなります。生ハムなどを燻製にする場合は、1ヶ月以上かけて燻すことも珍しくありません。時間をかけると水分がしっかりと抜けていくので、同時に保存性が高まっていくのです。さらに、それぞれの製法の特徴について詳しく見ていきましょう。
ご家庭やアウトドアで燻製はいかが?使い方簡単!材質別オススメ燻製器24選

熱燻法

短時間で燻しあげられますが、保存性はほとんどないため、すぐに食べるシーンに向いています。キャンプなどにオススメの小型の燻製機でも1時間程度で完成します。

温燻法

ある程度の水分が残るため口当たりがよく、数日程度の保存が可能です。一般的に「燻製」として流通している食材の多くが、この温燻法で作られています。
ご家庭やアウトドアで燻製はいかが?使い方簡単!材質別オススメ燻製器24選

冷燻法

食材に含まれる水分はほとんど飛んでしまうため、ドライな口当たりになります。問題は、スモークしている間に外気温が15~30度を超えてしまうと作れないこと。日本では冬場や高山を除き、難しい製法といえるでしょう。

家庭でも手軽にできる人気食材の燻製法

最近では手頃なお値段の燻製器も出回っていますが、普段使っている調理器具でも燻製を楽しめます。自宅での燻製に向いているのは熱燻法。高温・短時間で燻すので、中華鍋や深さのあるフライパンで代用可能です。スモークチップと食材を用意すれば、自宅のコンロで気軽に燻製作りを始められます。
やり方は簡単。アルミホイルを鍋の底に敷いてスモークチップを載せ、そこから5cmほどの高さに網や落し蓋を置きます。網に食材を乗せたら蓋を被せ、コンロに火をつけましょう。2〜3分ほど中火〜強火を保ち、煙が出たら弱火に落とし、15〜30分ほど燻します。蓋を開けて食材の色づき具合を確認。まだ十分でないようなら、さらに数分、燻します。
燻製で人気の高い食材としては、ソーセージやカマンベールチーズ、ゆで卵などがあげられますが、いずれもスモークにかける時間は15〜30分程度が目安です。
こちらの画像はダ・ヴィンチニュースで紹介されていました。

まとめ

今回は、素材別に鉄製・陶器製・ステンレスまたはアルミニウム製の燻製器をご紹介しました。鉄製の燻製器はメンテナンスが必要ですが、使えば使うほど味が出てくるので本格派にオススメです。陶器製のものは、遠赤外線効果により食材をジューシーに仕上げられるという特徴があります。ステンレス・アルミニウム製は軽く、壊れにくいので持ち運びに便利なのが魅力です!これらの特徴を踏まえ、ぜひお気に入りの燻製器を見つけてみてください。

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