【試してみた】歯磨き粉でシールの剥がし跡やカトラリーのくすみを取る!

DIYer(s)でも以前ご紹介した、歯磨き粉を使ったクリーニング方法。今回、陶器や金属、ガラスなど様々な種類に挑戦しました。

2022.01.07

歯磨き粉を使っていろいろなモノを磨いてみた

どの家にもあり、今や100円ショップでも手に入る歯磨き粉で、陶器から金属、ガラスなど種類が違うモノを磨いてみよう!という本企画。

歯にこびりついた汚れやクスミを取るために使う、歯磨き粉。この中には一般的に研磨剤のほか、粘度を保つもの、泡立つようにするもの、香りの原料など多くの成分が含まれています。その中でも今回必要なのは、研磨剤です。「歯を白くする」「ホワイトニング」といった効果は、この研磨剤のおかげなのです。

ただし、今回いろいろなモノを磨く際、ブツブツの粒子(マイクロビーズ)が入ったものは使わないようにしましょう。磨く力が強すぎて、表面を傷つけてしまう可能性があります。なるべくシンプルな歯磨き粉をチョイスしてくださいね。

01.陶器類

まずはいろいろな陶器を磨いてみます。

■陶器製灰皿の汚れ

最初に用意したのは、水洗いしても汚れが落ちない灰皿。
端についた、焦げなのかニコチンの塊なのか、謎の汚れがこびりついて取れません。この汚れを歯磨き粉で落とすことができるか、試してみましょう。

まずは直接歯磨き粉を汚れの上にのせます。
その後、ティッシュを使って上から磨き上げます。ゴシゴシ……。
するとどうでしょう、こびりついていた汚れが取れました。

【結果】まあまあ成功!

磨いたあと、水洗いをして歯磨き粉を落とします。見た目にはあまり分かりませんが、洗うと歯磨き粉がすごくぬるぬるしますので、水洗いは必須です。細かい傷に入り込んだ汚れまでは落ちませんでしたが、まあまあきれいになりました。

■カップについたコーヒーの着色汚れ

次はコーヒーのシミががっつりついてしまったカップで試してみます。
通常なら漂白剤につけないと取れないレベルのしっかりとした汚れです。灰皿と同じように、歯磨き粉で磨きます。

【結果】まあまあ成功!

汚れで隠れていましたがもともとの白に近いベージュの内面がこんにちは。漂白剤の方がぶっちゃけラクですが、自然派の方やあれこれ洗剤を持ちたくないミニマリストさんにはおすすめです。 

02.プラスチック系素材

■傷がついたプラスチックのトレー

大小さまざまな大きさの傷がついたプラスチックのトレーを用意しました。陶器と同じように、直接歯磨き粉をのせて磨きます。

【結果】細かい傷には有効

さすがに大きな傷は歯磨き粉では隠すことができませんでした。しかし、磨く前の画像と比べてみると細かい傷が目立たなくなっているのが伝わるでしょうか。細かい擦り傷などがきになるアイテムには良さそうです。

■スマホシールの細かな傷

スマホの画面が割れないために貼っているスマホシールも、ハードな環境にさらされているせいか、傷つきやすいもの。この傷も手軽に目立たなくできればいいな、ということでお試し。
画面の下に大きな傷と細かな傷がついています。今回はこの部分にだけ歯磨き粉をうすくのせて磨いた後、ウェットティッシュでふき取りました。

【結果】細かい傷には有効

トレー同様、大きな傷は消えませんでしたが、細かい傷は目立たなくなりました!買い替えるまでの応急処置としては、満足なレベルです。防水仕様のスマホ以外は、歯磨き粉や水分が隙間からスマホの中に入らないように重々お気を付けくださいね。

■お椀の底についたシール跡

安いお椀の表面は漆ではなく、プラスチックの一種であるウレタンで加工がされているものが多いんです。今回はそんなウレタン素材でコーティングされたプチプラお椀の底に付いたシール跡を磨いてみます。
よく見かける一般的なお椀です。漆で加工されたような高級品ではなく、百円ショップで買える安いものを用意。今回は、値札シールのはがし跡を歯磨き粉で磨いてみます。最初はなかなか落ちませんでしたが、しばらくするとボロボロとはがれてきました!

【結果】成功!

シールがあった痕跡はゼロ!ピカピカに磨き上げることができました。ただ、研磨剤が傷をつけてしまう可能性がありますので、本物の漆の椀や大切な器には推奨しません。
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DIYer(s)

Japan

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