作らない創造という選択

長野県東御市を拠点にビンテージ家具の販売、修理を行うアトリエ兼ショップ「Ph.D.」店主のブログです。 今回は作品作りや今の活動に至るまでの経緯を紹介致します。

作らない創造という選択

作らない創造ってどういうこと!?

一人暮らしを始めた学生時代。インテリアの楽しさや大切さに気付きました。
そして家具を作りたい!それが僕の最初の大きな衝動でした。ホームセンターで買って来た木材でブラインドを作ったり勉強そっちのけでDIY。それでも満足できなくて周囲の反対を押し切って木工の学校に通いました。
その後家具メーカーに勤め、ソファメーカーに勤め、様々な工程を経験させていただきました。、、、、そしてふと我に帰ると本当に家具を作りたいのかと。。。
メーカーの工場の一員として製作に携わり、その完成度の高さや美しさを目の当たりにしていたし、今までもたくさんの家具が同じように世の中に送り込まれているのに、それと同じ事をやるべきなのか。
。。。というより今まで歴代の方が作って来た物がもっと世の中に残っているのではないかとふと思いました。
そしてビンテージ家具やアンティーク家具という分野に飛び込んだのでした。

当時勤めていた北欧ビンテージ家具屋では、主にデンマークよりコンテナで輸入。リペアや張替えなどの家具の選任のスタッフとして一からの構築でした。
作る工程や構造はわかっていたので、リペアの方法を構築するのは比較的スムーズ。
ただ非常に奥深き世界、試行錯誤が続きあっと言う間に3年程経過しスタッフも多くなり、たくさんのビンテージ家具も多くストックされるようになってました。
現地での買い付けでは、よりものすっごい量の家具がストックされている事を目の当たりにしました。世界中のバイヤー達がそれを求めたくさんの量のコンテナが毎月いろんな場所に向けて出荷されているのでした。古い物が一つの産業になりマスプロダクトと同様にビジネスとして成り立っている事に驚き、その背景や歴史を今でもよく考察しています。
そしてそんなたくさんのビンテージ家具に自分らしい自分のクリエイションを添加できないかと思うようになりました。そして自身のアトリエショップを持ちそれを発信し続けようと。
時には、端切れを用いてパッチワークのように椅子張りをしたり。
時には金継の技術を応用し、天板の補修をしたり。
時には墨流しの技術を応用し、革の染色をしそれをビンテージの椅子に張ったり。
それは様々な技術や手法をDIYにて自分の物にし、様々な年代や国のビンテージ家具とごちゃごちゃに混ぜて一つの物として再生させる行為といってもいいと思います。
そして新たにアップサイクルプロジェクト「oops」を始動しました。
こちらは詳しくはまた後日
そんな私たちの活動ですが、近々東京で展示会をさせて頂く機会を頂きました。
場所は表参道のHOEKというとても素敵なお店の一角。
会期は7/14(金)〜7/25(火)となっております。
是非お出かけ下さい!!
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chanarai

WRITTEN BY

chanarai

Japan

長野県東御市を拠点にヴィンテージ家具の販売、修理、張替えを行う「Ph.D.」の代表です。
端切れなどを使用し独自の手法を用いて修復した家具を作品として発表するとともに、工業製品の製造過程で発生する副産物を原料に物作りをするアップサイクルプロジェクト「oops」を主催しています。
様々なクリエイター達とともに今の時代に適したコミュニティを形成したいと考えています。