“四季の景色”を作り上げる大人の土遊び「ミニ盆栽」作りに挑戦!

最近、趣味として話題の「ミニ盆栽」。季節を感じ、土に触れ、植物からパワーをもらえる…そんな魅力あふれる世界を卓上で味わえるミニ盆栽、体験してきました。

2022.01.07

クリエイター肌の若者や女性の間でも人気が高まっているミニ盆栽。“盆栽”と聞くとご年配の方の趣味??と思いがちですが、園芸文化が発展した江戸時代では、家に人を招き入れる際のおもてなしとした若者の趣味だったそうです。小さな鉢の中で四季の移ろいを表現できる盆栽は、自分好みに造形できる 、いわゆる“大人の土遊び”。今回は、これから芽吹く春に向けて旭山桜のミニ盆栽教室を体験してきました。
自由が丘駅から歩いて約10分、閑静な住宅街に佇むアトリエ「SINAJINA品品」さんに到着。この看板の奥に進むと…。
シダや紅葉、松、桜など綺麗に植えられた盆栽がお出迎えしてくれます。
教室には、先生や生徒さんの作品がいっぱい。想像していた古めかしい盆栽のイメージとは全く違い、洗練された雰囲気です。
使用するハサミや器、土などは、すべて教室に用意されているので手ぶらで参加できるのが嬉しいですね。
まずは、苗木を選びます。この日用意されていたのは、これからの季節にぴったりな旭山桜と木瓜(ぼけ)。今回は、初心者でも育てやすく華やかになる八重咲きの旭山桜をチョイス。枝ぶりをしっかり観察して、どんな咲き方をするのか、植え方や完成イメージを思い浮かべながら苗木を選びます。
こちらは、元々手の平サイズだった旭山桜の苗木を10年ほど育てたもの。丁寧に育てるとこんなにも立派に育つそうです。
次に、初心者でも失敗しないように、使用する土や植物を育てる上で必要な肥料、水やりの仕方などを教わります。この説明は盆栽だけでなく、ガーデニングや園芸全般に活かせる知識がたくさん詰まっていなすよ。
続いて、使用する丸鉢をチョイスします。緑も生えて桜のピンクと相性の良い白を選択。自宅のインテリアに溶け込みやすい色を選ぶのがポイント。
虫が鉢の底から入らないようにネットを張ります。まず、穴の大きさに合わせて長めに切った約3cmのアルミ線をコの字に曲げます。
鉢の底にネットを敷きに鉢の内側からコの字型にしたアルミ線を通し、先を外側に広げて、固定します。これは、防虫だけでなくネットのズレ防止にもなるので、どんな鉢植えでもした方が良いとのこと。これで鉢作りは完了。家を建てる工程で例えるなら骨組みができた状態です。ここから、植物が住むために心地の良い環境づくりをしていきます。
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