金華山復興〜神楽殿修復編〜

東日本大震災の震源地に最も近かった金華山という島の復興。今回は、神楽殿の修復です。

2018.01.25

今回は神楽殿の床の修復をおこないました。

舞殿とも言われ、お祭りの際に巫女さんが舞う場所です。

その為、段差や傾きがあると舞を踊る事は出来ません。水平な舞台にするための床の新調です。

ここも、前回の休憩所と同じで震災直後の大型台風による土砂の被害でだいぶ破損してしまいました。

直後に控えたお祭りに間に合わせるために急ピッチで進めます。


東京で加工してきた資材を、実際の神楽殿のサイズに合わせます。
沈んでいる場所は最大で20㎝近くあり、高さを揃えて、水平にする必要があります。

今回の使用した物は、板材・メジャー・ノコギリ・ヤスリ・平行器・ボッシュドライバードリル・ベニア板・ネジ・電動丸ノコ等です。
まずはじめに、側面に高さの基準となる板を仮止めします。
基準となる高さまで木材を重ねて、高さを調節します。ミリ単位で高さを調節する為に、ベニア板等を使用します。
高さを合わせてボッシュドライバードリルで固定していきます。
作業は順調に進んでると思ってるいましたが
少しずつ高さに誤差が出てしまい、やり直しを余儀なくされました。
ベニア板を各所1〜3枚抜き、高さを調節し、水平になるようにやり直しました。

BOSCHさんにご提供いただいた丸ノコ大活躍です。

試行錯誤しながらですが、なんとか時間内に完成させることができました。
取り急ぎお祭りに間に合ってよかったです。

いつかこの場所で巫女さんが舞を踊る姿を見たいなぁ。

WRITTEN BY

Shogo

Japan

東日本大震災復興支援団体this is a penの代表です。
いつもは雑誌や広告などのモデルのお仕事をしています。