テントサウナをDIY!?サウナ好きがキャンプ場に作った温浴空間に突撃

フィンランド発祥とされている、サウナ。熱い空気と蒸気が充満する空間で、汗を流すことを楽しむ日本でもおなじみの入浴方法です。そんなサウナを屋外で楽しむことができるテントサウナが今、じわじわと日本でも浸透中。そんなテントサウナを自作したという強者DIYerに会ってまいりました。

2022.01.07

サウナにはない、テントサウナだけの楽しみが…

薪が燃焼していることを知らせる白い煙がおさまったところで、テント内の気温は90度越え!ということで、早速テントサウナの中へ入ってみました。

写真右が今回のテントサウナをDIYした柳原さん。普段はウェブ制作会社の代表を務めていますが、サウナ好きが高じた結果テントサウナDIYに至ったそうで。この時はほかの参加者ともども余裕の表情です。

テントサウナの裏側に設置された窓からは、すぐ近くを流れる川の様子が。実はこちらの窓もDIYして取り付けたもの。

ちなみにテント内で薪ストーブを扱う場合は、写真の一酸化炭素中毒チェッカーを必ず設置しましょう。一酸化炭素が充満して警報音がなった場合は、テント内の空気を換気します。

ヴィヒタから滴る水をサウナストーンにかけることで白樺の香りが充満し、たちまち熱い水蒸気が発生します。

発生した水蒸気によって体感温度もぐんぐん上がり、この表情。白樺やアロマオイルの香りと体を包む熱風を楽しんだら、テントサウナの醍醐味へ!

水風呂代わりに川へダイブ!

十分に体が温まったところで、一気に水風呂へ。…ですが、ここはキャンプ場ということで、みなさん続々と近くを流れる川へ向かってダイブしてきます!

設置されていたターザンロープを使って、川へ飛び込む人も。

飛び込んだ後は川の流れに逆らわず、ゆらゆらと水の冷たさを楽しみます。

川から上がった後は、バスローブを再びまとって椅子に腰掛け、瞑想の時間へ。深く深呼吸をしていると、体と心がディープリラックス状態に。

ちなみにとんがり帽子の正体は、フェルトで手作りしたサウナハット。髪の毛や耳を熱から守ることで、サウナ内で快適に過ごせるんです。

サウナxキャンプということで、より開放感のある体験が楽しめるテントサウナ。フェス会場などで体験するのではなく、自分のペースで楽しめるようにということで、約1年半前にDIYしたというからサウナへの熱量とトレンド感度の高さに驚きです。

もちろん普通のキャンプと同じように、美味しいご飯やアウトドアアクティビティを楽しむことも忘れません。サウナが温まるまでの間も、楽しい時間を過ごせます。

こちらはテントサウナの待ち時間の間に、さまざまな燻製を楽しんでいます。

アウトドアでの楽しい時間を、より楽しくしてくれるテントサウナ。フェス会場などで見かけた際はぜひ体験してみてはいかがでしょうか?
もしそこでテントサウナの楽しさに魅了されてしまったら、DIYに挑戦してみるのもまた一興かもしれませんね。サウナ好きDIYerのもとへ訪ねたら、テントサウナとキャンプのいい関係が見つかりました。

サウナに入る時の格好は?

テントサウナでは大量の汗をかくので、濡れてもいい格好で入ります。一般的には水着を着用しますが、濡れてもいいのであれば、ヨガウェアやTシャツ短パンなどでも入れます。ただ、サウナの後に川やプールに入る場合は、水着は必須です。のぼせやすい人には、サウナハットがオススメ。サウナハットを被ると熱や乾燥が軽減されるので、長時間サウナを楽しめます。
また、サウナから出た後に冷えてしまうので、バスローブがあると重宝します。冬場は気温が下がるので、防寒着は必ず持って行きましょう。
画像は、サウナタイムが公開している「テントサウナ体験イベント(TENT SAUNA FESTIVAL)」の様子です。

テントサウナの設置に必要な許可

テントサウナでは、サウナストーンを熱するために火を使います。そのため、焚き火や薪ストーブなど、火の使用が許可されているキャンプ場でないと設置できません。また、サウナ好きの人には、サウナの後は水風呂!という人も多いと思います。それにはキャンプ場が水辺にあり、しかもそこで水遊びが許可されていることが必要です。危険防止などの理由で水遊びが禁止されていないかキャンプ場に必ず確認を取ってから出かけましょう。
個人で楽しむのではなく、イベントなどでテントサウナを使う場合は、公衆浴場法の規制対象になります。ただし、法律が制定された当時は移動式のテントサウナが存在しなかったため、実際の運用は地域によって異なります。法律に基づき各地の自治体が定める条例もさまざまで、管轄する保健所によってはテントサウナの使用を許可しない場合もあります。

テントサウナは体験できる?

テントサウナは魅力的だけど、実際に自分でやるとなるとちょっと…という人は、まずはテントサウナを体験してみましょう。全国各地で時々開催されている体験イベントや、貸切テントサウナがオススメです。

・1日1組限定の貸切テントサウナ

長野県下伊那郡にある「せいなの森キャンプ場」では、10,000円でテントサウナを貸し切れます。1度に6人まで入浴可能、交代で入れば人数制限もありません。

・街中での期間限定イベント

2019年1月から3月までの2ヶ月間、リゾートビールとして有名なコロナが下北沢で主催したイベントでは、チケット制で誰でも気軽にテントサウナを体験できる場が作られました。

・販売店によるフェスイベント

テントサウナの販売やレンタルを手がける「ミズジャパン株式会社」では、音楽、お酒、食事、そしてテントサウナをテーマにした「TENT SAUNA FESTIVAL」を主催。青空の下でテントサウナを楽しめます。

・テントサウナのレンタルもあるんです

テントサウナを購入するのは大変ですが、レンタルならば気軽に利用可能です。体験イベントも手がけるミズジャパンでは、テントサウナのレンタルサービスを行っていて、定員4名の「ランピ」なら1泊2日で30,000円、20名収容の大型タイプ「メリ」で100,000円~と、参加者みんなで割れば数千円程度で、テントサウナの素晴らしさを体験できます。

INFORMATION

取材協力
株式会社スナイプ
日本最大のサウナ検索サイト、サウナイキタイ。
https://sauna-ikitai.com/
こちらは今回のテントサウナ参加メンバー(かぼちゃさん)による運営サイトで、サウナ好きであれば必見の内容となっています。
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WRITTEN BY

DIYer(s)

Japan

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