オフィスのデスク周りをおしゃれに整理!実用性抜群の収納アイデアを紹介

デスク周りの整理整頓は、仕事の効率を上げるためにも重要なことです。この記事ではデスク周りをオシャレに、かつすっきり整理できる収納のアイデアや、収納に便利なグッズも併せて紹介します。デスク周りを整理したいという人は、ぜひ参考にしてください。

2022.10.19

仕事が忙しいとついデスク周りの整理がおろそかになり、気が付けば文房具や書類でデスクの上が散らかっているという人は多いのではないでしょうか。デスクが散らかっていると仕事の効率にも関わるため、定期的に断捨離したり、ものの配置を決めたりなどして整理整頓する必要があります。この記事ではデスク周りを片づけるために使える収納のアイデアや、便利な整理整頓グッズを紹介します。それを活用して、すっきりオシャレなデスク周りを目指しましょう。

オフィスのデスク周りはなぜ汚くなる?

オフィスを見渡してみると、自分のデスクは資料が積み重なって雑然としているのに、隣のデスクはモノがほとんどなくすっきりしている、といったことはないでしょうか。
同じ部署なら持っている資料や仕事内容にさほど変わりはないはずなのに、このような差が出るのはひとえに「収納術」の違いだと考えられます。では一体、デスク周りが汚くなる原因には何が挙げられるのでしょうか?

気が付いたら散らかっている!その原因とは?

デスク周りが散らかってしまう原因としてまず、「ものの量が多過ぎる」ことが挙げられます。物品の優先順位や使用目的があいまいだと、必要・不必要の判断が付かずなかなか処分ができません。いつ使うかわからないからとりあえず保管しておく、というスタンスだと、必然的にものは溜まる一方です。
また、定位置を決めず雑然と文房具や仕事用具を置いてしまうことも、デスクが散らかってしまう原因のひとつです。デスク周りが片付いていないと、必要な書類や道具を探すために時間がかかって効率が悪くなるだけでなく、ものも紛失しやすくなります。もし個人情報など重要な機密に関わるものをなくしてしまったら、企業の信用にも関わる一大事です。
よく「机の上がきれいな人は仕事ができる」と言われますが、机の上の不要なものを処分して整理整頓するのは、仕事で無駄を省いて効率化を図ることにつながります。さらに、デスク周りが整然としていれば、余計なものが目に入らず仕事に集中しやすくなるでしょう。
整理整頓が苦手な人は定期的に断捨離を行い、収納のコツを身に付けることをオススメします。優先順位を付けるポイントが分かり、分類の大切さを学ぶことは、必ず仕事でもよい影響を与えるでしょう。

一流企業はこのようなことを実践している

今や世界的企業となっているトヨタ自動車では、オフィスや工場を常に整った状況にし、業務効率を極限まで高める努力をしています。
その根底には「片付けは仕事そのものだ」、「片付けや断捨離が仕事の成果を出す」という考えがあり、ものを保管しておくスペースや時間の無駄を極力なくし、いらないものをすぐに処分するようにしています。
また、掃除の時間を業務時間に組み込むことで整理整頓への意識を向上させ、業務効率や優先順位を強く意識し業務に取り組むような人材育成を行っています。これは「トヨタ式片付け術」と呼ばれ、書籍にもなっています。
「いつか使うから保管しておく、または集めておく」といった心の緩みや油断が、デスクが散らかる原因を引き起こしているという意識を持ち、単に片付けをするだけではなく、慢心やおごりを整理整頓する気概が必要です。こういった考え方をもっているのはトヨタ自動車だけではありません。多くの製造現場では、「整理・整頓・清掃・清潔・躾(しつけ)」の最初の文字を取った通称「5S」をスローガンとして掲げ、気持ちを引き締め、ミスや事故を予防するよう心掛けています。心の乱れは机の乱れ、断捨離で心の油断も捨てて、デスク周りをすっきりさせましょう。

オフィス用品を収納する前に断捨離をしよう

デスク上にあるものを中にしまう前に、まずその書類や文房具などが本当に必要なものかどうかを判断し、断捨離をする必要があります。
断捨離をするメリットは、スペースの無駄を無くせることです。ものを置くには必ずスペースが必要になるので、余計なものや不必要なものがあふれていれば、それだけ無駄なスペースがあることになります。
二つ目のメリットは、時間の無駄を無くせることです。文房具をどこに置いたか、書類をどこにしまったかなど、これらを捜索するだけで時間をロスしています。
三つ目のメリットは、ミスの発生確率を減らせることです。書類やデータをしっかりと整理していないと間違ったものを使用してしまうリスクが高まります。

不用品を仕分けするポイント

不用品を仕分ける最も大切なポイントは「今使用するかどうか」です。これがないと、今仕事ができなくなるという「今使うもの」はまず置いておきます。
そして、「いつか使うもの」は使用期限を決めます。そして、その期限までに使用しなければきっぱり断捨離する対象にします。
最終的に、それら以外の「使わないもの」、すなわちこれが今断捨離すべきものにあたるということです。
基本的にデスクの上にはその日、乃至は毎日使うもの以外は置かないこと、また書類やデータは必ず日付やナンバリングをし、新旧を明確にすることが断捨離のサイクルをうまく回していくためのコツになります。
さらに、会社全体の断捨離を進めるには、保有期間の見直し、購入基準の設定、滅多に使わないものは共有すること、この3つが大切です。
まず、職場に定められている保管期間が根拠のあるものかどうかを見直してみてください。
「根拠は無いけどなんとなく保管している物」は捨てる対象になります。
また、社内の必要なストックがどの程度なのかを見定めることで、発注手段と所要時間をあらかじめ把握しておき、無駄なストックが増えることを抑制できます。
最後に、使わないものは社員同士の共有にすることで、それぞれが所有するためのスペースを削減でき、無駄な備品購入の機会を削減できます。
加えて、共有場所を設定することで、探す無駄も削減できるでしょう。

整理整頓でキレイなデスクをキープ

せっかく断捨離を行っても、ものが整理整頓されていなければ意味がありません。
整理整頓とは、ものを必要なものと不要なものに分け、不要なものを捨て、必要なものを使いやすい場所に置くことです。
整理整頓が苦手な人は、いきなり整頓から入りがちな傾向があるので、まずは掃除をして、そして整理→整頓というステップで進むようにしましょう。
さらに掃除のルールを設けることで片付けを習慣化するようにしなければ、結局元通りになってしまいます。

①掃除をする

綺麗な職場を維持するための重要要素の一つは、清掃です。しっかりと掃除し、ものを綺麗に保ち、汚れをふき取るなど、整理整頓の事前準備をします。
また会社全体で掃除の習慣化を進める場合は、清掃用具は揃えてしまうこと、清掃の時間を業務に組み込み自己チェックを行うこと、責任者がしっかりと自己チェックの点検を行うこと、この3点が重要となるでしょう。
習慣化がうまくいけば清掃作業も短時間で済み、毎回の作業量も減っていくので、どんどん効率化が進んでいくことになります。

②整理整頓をする

二つ目は整理整頓です。ものの置き場を明確にすること、正しい場所に配置することを念頭において作業を進めてください。基本的な動作は「出す→分ける→減らす→しまう」となります。
デスクの引き出しの中を整理整頓するためには、まずそこに入っているものを一旦別の場所に全部「出して」みましょう。全部出してみることで、初めて中の様子全体を把握することができます。
そして、出したものを必要なものとそうでないものに「分けて」いきます。ここでは不用品を分けるポイントで記載した方法に従って、分ける基準を明確にしておくことが大切です。
この基準があいまいだと分ける作業に余計に時間を取られることになりますし、後続の作業まで手が回らなくなってしまいます。
次は、断捨離するか、一旦別のところに置いて、ものを「減らして」いく作業です。えないと判断されたものは、売る・譲るなどして活かすことがベターでしょう。
最後は、「分ける」作業で、必要と決まったものを元の引き出しに「しまって」いきます。最初は整理だけを徹底し、慣れてきたら配置の仕方についても徐々に工夫し、自分なりの整頓の仕方を構築していきましょう。

オススメグッズと場所ごとの収納アイデアを紹介

机の整理整頓が重要なことは分かったとしても、どうすればきれいに整理整頓できるのか分からないという人もいるでしょう。
デスク周りは仕切りや収納グッズ、インデックスなどのアイテムを使うなどのちょっとした工夫で、簡単に整理整頓ができます。ここからは整理整頓に便利なオススメグッズや、使える収納アイデアをご紹介します。

デスクの上はオシャレに整理!

デスクの上にこまごまとものが置いてあると、使用頻度の低いものにも目線が向ってしまい、業務効率が落ちてしまいます。まずは使う頻度の高いものを1カ所にまとめるのがポイントです。まとめることで探す手間が省けるだけでなく作業スペースも確保できるため、業務効率のアップが期待できます。
デスクの上をすっきりオシャレに整理するには、デスクボード、仕切りスタンド、小物ラックなどのグッズが便利です。
キングジムのデスクボードは、上部にパソコンの液晶ディスプレイを、下部にキーボードなどを収納できる机上台です。ナチュラルな木目タイプやクールな雰囲気のガラス天板などさまざまな種類があるので、省スペースに貢献するだけでなく、デスク周りをオシャレにもできます。
そのほか、無印良品の仕切りスタンドは資料や書籍・ファイルなどを立てて収納できるだけでなく、タブレットなども立て掛けておけます。細かい仕切りで分かれているので、仕事ごとに分類などしてもよいでしょう。
また、同じ無印良品の小物ラックは斜め方向に収納できる棚が重ねられているため、場所を取りません。奥行きのあるタイプは、ペンスタンドにもぴったり。こうしたグッズをうまく使うことにより、効率とオシャレさを兼ね備えたデスクを実現できます。

デスクの周りは収納を増やそう!

デスク上のものをスッキリさせた後はデスク周りに移りましょう。頻繁に使わないけれど必要なものや、保管しておかなければならないものは、収納スペースを増やして片付けていきます。
リーズナブルで手軽に使える収納アイテムとして挙げられるのが、デスクポケットです。キングジムのデスクポケットは、引出しにマグネットで付けるタイプのポケットで、机の周りのデッドスペースを活かした画期的な収納です。ポケットはノートや電卓・ペンなど道具ごとにさまざまなサイズを用意しているため、機能的に分類できます。場所を取らずコンパクトに収納を増やしたい場合にオススメです。
また、紙類の収納にはレターケースが便利です。IKEAのレターケースは壁掛け式で、縦に連なっているため収納可能な量も多く、インテリアとしても優れています。
さらに、もっと収納を増やしたい場合は、デスク下用のラックを活用するとよいでしょう。フィッツのワークデスク下伸縮式2段ラックは、横に伸縮できるタイプなので、デスクの幅に応じて自在に長さを調節できます。収納できる量が多く、収納の自由度が高いのもポイントで、書類を立てたり、収納ボックスを活用して小物を整理したりなど、さまざまな用途に使えます。

引き出しの中は仕切りがポイント!

デスクの上やデスク周りは綺麗に整理できていても、引き出しの中は整理されていない人も多いのではないでしょうか。特に文房具などこまごましたものは散らかりやすく、分類されていないと中がごちゃついてしまいます。ペンや消しゴムなどが見付からず、探すのに時間が取られていては作業効率も大幅に下がってしまうでしょう。
引き出しの中は仕切りトレーやキャリーボックス、仕切りケースなどを使って分類すると効果的です。
無印良品の収納キャリーボックスは、筆記用具や付箋などの文房具をまとめてしまっておけるうえ、そのまま取り出すこともできるので、持ち運んでいろいろな場所で使えます。また、タブレットやパソコンの近くに置いて、コードやアダプター類をひとまとめに収納する使い方もできます。
同じく無印良品のデスク内整理トレーは、浅い引き出しの中を整理するのに便利なグッズです。さまざまなサイズのトレーを自由に組み合わせられるので、思い通りの引き出し収納を実現できます。
さらに深さのある引き出しの収納には、仕切りケースがオススメです。ファビエの仕切るケース引出用は、高さのある書類やファイルなどを倒さなくてよいため、DVDやCD-Rの保管にも適しています。また、ケースの中が細かく仕切られたものは、筆記用具や物差しなど細長い物の収納にも便利です。

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DIYer(s)

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