オフィスの休憩室を設けるメリット・作成時のポイントを解説!

本記事では、オフィスに休憩室を設置するポイントを紹介します。設置するメリットや取り入れたいアイテム、優れたデザイン事例など、設計前に知っておきたい情報をまとめました。オフィス環境の改善に取り組んでいる人は、ぜひ参考にしてください。

公開日 2021.11.23

更新日 2021.11.23

オフィスの休憩室を設けるメリット・作成時のポイントを解説!

快適な休憩室は、従業員満足度の向上や生産性アップなど、さまざまなメリットがあります。近年、新たに休憩室を設ける企業や、休憩室をリノベーションする企業などが増えており、オフィスに休憩室を設置する重要性が見直されているようです。そこで本記事では、オフィスに休憩室をつくるコツや成功のポイント、優れたデザイン事例などを紹介します。オフィスの環境改善に取り組んでいる人は、ぜひ参考にしてください。

オフィスに休憩室を設ける必要性

オフィスの休憩室を設けるメリット・作成時のポイントを解説!
オフィスの設備を決める時、事務所の衛生基準を取り決めた「事務所衛生基準規則」を参考にする企業は多いでしょう。本規則では「企業は休憩室の設置に努めなければならない」と定められており、従業員がしっかりと休めるように、適切な設備やスペースを確保する必要があります。

また、企業に合った適切な休憩室を設けることは、リラックス効果を高め、従業員の生産性を向上させる効果もあります。さまざまな目的で使用できる広い休憩スペースを設ければ、部署を越えたコミュニケーションが活発になり、オフィスを明るく活発な雰囲気にすることも可能でしょう。このような効果を求めて、休憩室の快適性を見直す企業が近年増加しています。

オフィスに休憩室を設けるメリット

ここでは、オフィスに休憩室を設置する主なメリットを解説します。休憩室の効果を知りたい人や、オフィス環境をどのように変えるべきか悩んでいる人は、ぜひ参考にしてください。

社内コミュニケーションの活性化

オフィスの休憩室を設けるメリット・作成時のポイントを解説!
普段、特定の部屋やデスクなどで執務を行っていると、どうしても会話をする人が固定化してしまいます。同じ人と会話をするのは悪いことではありませんが、「新しい価値観に触れたい」「知らない業種の人と話してみたい」と考えている人にとっては、少々退屈に感じてしまうかもしれません。

その点、休憩室は所属部署や役職などに関わらず、社内のさまざまな人が利用します。普段話す機会の少ない人も同じ空間を使用するため、社内のコミュニケーション活性化が期待できるでしょう。従業員同士の交流が活発になれば、偶発的なコラボレーションが生まれたり、新たなアイデアが浮かんだりするなど、これまでとは異なる視点で業務に取り組めるかもしれません。

実際、従業員の創造性を重視する企業などでは、このような効果を求めて、休憩スペースと執務スペースを兼ねた大規模な空間を設置するケースも増加しています。

従業員満足度の向上

オフィスの休憩室を設けるメリット・作成時のポイントを解説!
快適な空間で業務を行うことは、従業員のモチベーションに大きく影響を与えます。業種にもよりますが、従業員の多くは1日のうち8時間ほどをオフィスで過ごします。
こうして1日の大半を過ごすオフィスの環境に不満を抱えていては、従業員は自分の能力を思うように発揮できないかもしれません。またストレスを日常的に溜め込んでしまえば、体に不調をきたしたり、モチベーションを失ったりしてしまう恐れまであるでしょう。快適な休憩室を設置し、従業員の満足度を高めることは、こうした危険を回避し、生産性向上や離職率低下へつながります。

生産性の向上

集中して効率よく業務を行うには、適度な休息が欠かせません。窮屈で常に緊張感のあるオフィスでは、集中するにも限界があり、新たなアイデアも生まれにくいでしょう。リラックスできるスペースを設けたことで、業務のオン・オフを切り替えやすくなり、業務の生産性が向上したケースも見られます。業務のメリハリや生産性などの課題を抱える企業は、休憩室を設置することで、従業員一人ひとりのパフォーマンス向上を図れるかもしれません。

企業のブランディング

オフィスの休憩室を設けるメリット・作成時のポイントを解説!
オフィスの休憩室を充実させることは、企業のブランディングにも効果があります。近年増えているのは、打ち合わせスペースや来客スペースなどを兼ねた、大規模な休憩スペースです。オフィスカフェを併設したり、内装デザインをほかの執務スペースと区別したりするなど、居心地のよさを重視する企業も多いそうです。こうした快適でオシャレな休憩スペースは、「従業員想いで、現代の価値観にフィットしている企業」というイメージを来客に視覚的に伝え、好印象を与えられるでしょう。

オフィス休憩室に置きたいアイテム集

オフィスの休憩室を設けるメリット・作成時のポイントを解説!
休憩室を設置するポイントは、ほかの執務スペースとは明確にデザインを区別し、一目で「リフレッシュできる空間」だとわかる内装にすることです。視覚的に部屋の役割を分けることで、従業員はよりメリハリを意識して業務に取り組めることでしょう。「業務で使用する機器などは見える位置に置かない」「ほかの従業員が視界に入らない間取りにする」など、執務スペースとの違いを明確化することが大切です。

その点でいえば、テレビやスクリーン・本棚・リクライニングチェア・アロマ・カフェコーナーなどを設置するとリフレッシュしやすいでしょう。オレンジ系のライトや落ち着いたカラーの壁紙などで、リラックスした雰囲気に仕上げるのもオススメです。また、リフレッシュ効果のあるアロマを焚くことで、五感を使って空間を区別するユニークな企業も見られます。

アイテムを決めるうえで大切なのは、どのような休憩室にしたいかをしっかりとプランニングすることです。「ミーティングルームを兼ねた多目的なスペースにしたい」「リラックス効果を重視したい」といった具合に、休憩室に求める効果や具体的なコンセプトなどがあると、取り入れる設備を決めやすいでしょう。

オフィス休憩室作りのポイント

オフィスの休憩室を設けるメリット・作成時のポイントを解説!
いざ休憩室を設置しようと思っても、企業によってさまざまなデザインやレイアウトなどがあり、どれを取り入れるべきか迷ってしまう人も多いでしょう。ここでは、オフィスに休憩室をつくるポイントをわかりやすく紹介します。

従業員の意見を取り入れる

オフィスに休憩室をつくる時、まずは設置の目的を明確に決めることが大切です。そのためには、「オフィスで不満を感じる点はあるか」「どのような休憩室がほしいか」などを従業員にヒアリングし、今のオフィスに足りないものを洗い出しましょう。

これらを参考に内装のデザインやレイアウト、取り入れる設備などを決定すれば、コンセプトがぶれることもありません。従業員の年齢や性別、社内の雰囲気などによっても求められる休憩室は違うので、「どのような設備が求められているのか」をあらかじめしっかり調査するとよいでしょう。

仕事と休憩のメリハリが大事

オフィスの休憩室を設けるメリット・作成時のポイントを解説!
案外見落としがちなのが、休憩室の設置場所です。休憩室は、ほかの執務スペースなどとは異なり、リラックス効果や居心地のよさなどが求められます。会議の音が聞こえたり、人通りが多過ぎたりすると、オン・オフのメリハリをつけるのが難しいでしょう。休憩室の位置を決める時は、ただ空いているスペースを活用するのではなく、休憩室の目的を参考にしながら、よりよい場所を探っていくのが理想的です。

スペースの都合上、どうしても執務室の近くに休憩室を設置せざるを得ない場合、防音性の高い壁紙やパーテーション、個室タイプの防音ボックスなどを導入し、遮音性やプライバシー性に配慮するという方法もあります。購入後に自分たちですぐに設置できるオフィス家具もあるので、これらを活用しながら仕事と休憩のメリハリがつきやすい空間を目指すとよいでしょう。

十分なスペースの確保

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休憩室に十分なスペースがないと、圧迫感のある空間になり、思うようにメリットを実感できません。「休憩室を設置したものの、従業員にあまり変化が見られない」といった場合、休憩室のスペースやレイアウトなどに問題があるかもしれません。テーブルや椅子を多く置き過ぎて人が密集する空間になったり、活用できる空間が狭過ぎたりすると、リフレッシュ効果が薄れてしまうので注意しましょう。

また、テーブルや椅子を用意する時は、ゆっくり快適に過ごせるような広いスペースや、一人用に区切られたカウンターなど、さまざまなタイプの空間があるとなおよいでしょう。すべての従業員が快適に過ごせるように、余裕を持って休憩室のスペースを確保することが大切です。

オフィス休憩室の事例集

ここでは、ぜひ真似したいオフィス休憩室の優れたデザイン事例をまとめました。リラックス効果の高い開放的な内装や、照明を活かした空間デザインなど、魅力的な実例を紹介します。

広々とした木目調の開放的なデザイン

「株式会社freee」では木目やホワイト、観葉植物などをベースとした、明るくナチュラルな休憩室を設置しています。スペースを十分に確保したことに加え、剥き出しの天井で天井高をアップし、ワンランク上の開放的な空間になりました。導入設備は、一人用のチェアや複数人用のテーブル、可動式のひな壇、卓球台など。業務の気分転換だけでなく、大人数を招いたイベントやセミナーなど、多目的に使用されています。

照明を落とした落ち着きのある空間

「イー・フォース株式会社」では、「昭和とクラシック」をコンセプトとする休憩室を設けています。レンガ模様の壁紙やオレンジ系の照明、観葉植物などを使用した、落ち着いたバーのような内装が特徴です。オフィス家具はホワイトで統一し、赤いチェアを空間のアクセントに使用しました。業務の休憩スペースとしてはもちろんのこと、社内の勉強会といった大人数が集まるミーティングなどにも使用されています。

カフェを連想させるカジュアルなデザイン

最後に、「オフィスコム」に掲載されている「司法書士法人イストワール」の休憩室を紹介します。木目のオフィス家具やカジュアルなインテリアを導入した、カフェのようなゆったりとした空間が特徴です。グリーンの絨毯やビタミンカラーのソファ、カラフルな壁の装飾などをアクセントに使用し、ポップで親しみやすいデザインに仕上げています。エントランスや会議室などはシンプルにまとめ、休憩室はカジュアルなデザインにすることで、空間を視覚的に区別しました。

近年、オフィスに休憩室を新たに設置する企業や、より快適性の高い休憩室にリノベーションする企業が増えています。休憩室を設置するメリットは、従業員満足度や生産性の向上、コミュニケーションの活性化、企業ブランディングなどです。
企業や業種などによって、休憩スペースのデザインやコンセプトは異なるため、まずは自社のオフィスで不足している点を洗い出し、休憩室を作る目的を明確にするとよいでしょう。それらを参考に、ほかの執務スペースとメリハリをつけてデザインや設備を選ぶと、満足度の高い休憩スペースがつくれるはずです。
オフィス用の休憩スペースについてより具体的なレイアウト・費用をご相談したい場合は、ビジネス空間のリフォームで実績豊富な「カシワバラ・コーポレーション」へお問い合わせください。

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