オフィスの休憩室にあったらいいものや設置するメリットをご紹介!
オフィスに休憩室を設けている会社は珍しくありませんが、従業員にしっかりリフレッシュしてもらうためにはどのような点に配慮すればよいのでしょうか。本記事では、休憩室づくりのポイントや休憩室にあったらいいもの、オシャレな休憩室のデザイン事例などを紹介します。
公開日 2021.11.23
更新日 2022.08.22
快適な休憩室は、従業員満足度の向上や生産性アップなど、さまざまなメリットがあります。近年、新たに休憩室を設ける企業や、休憩室をリノベーションする企業が増えており、休憩室の重要性が見直されているようです。そこで本記事では、オフィスに休憩室をつくるコツや成功のポイント、優れたデザイン事例などを紹介します。オフィスの環境改善に取り組んでいる企業は、ぜひ参考にしてください。
オフィスに休憩室を設ける必要性
オフィスのレイアウトや設備を決める際、事務所の衛生基準を取り決めた「事務所衛生基準規則」を参考にする企業は多いでしょう。本規則では「企業は休憩室の設置に努めなければならない」と定められており、従業員がしっかりと休めるように、適切な設備やスペースを確保する必要があります。
また、適切な休憩室を設けることは、リラックス効果を高め、従業員の生産性を向上させる効果もあります。さまざまな目的で使用できる広い休憩スペースを設ければ、部署を越えたコミュニケーションが活発になり、オフィスを明るく風通しのよい雰囲気にすることも可能でしょう。このような効果を求めて、休憩室の快適性を見直す企業が近年増加しています。
また、適切な休憩室を設けることは、リラックス効果を高め、従業員の生産性を向上させる効果もあります。さまざまな目的で使用できる広い休憩スペースを設ければ、部署を越えたコミュニケーションが活発になり、オフィスを明るく風通しのよい雰囲気にすることも可能でしょう。このような効果を求めて、休憩室の快適性を見直す企業が近年増加しています。
オフィスに休憩室を設けるメリット
ここでは、オフィスに休憩室を設置する主なメリットを解説します。休憩室の効果を知りたい人や、オフィス環境をどのように変えるべきか悩んでいる人は、ぜひ参考にしてください。
社内コミュニケーションの活性化
普段、特定の部屋やデスクで仕事をしていると、どうしても会話をする相手が固定化されてしまいます。特定のメンバーやチームと関係を深めること自体は悪いことではありませんが、「新しい価値観に触れたい」「知らない業種の人と話してみたい」と考えている人にとっては、少々退屈に感じてしまうかもしれません。
その点、休憩室は所属部署や役職などに関わらず、社内のさまざまな人が利用します。普段話す機会の少ない人も同じ空間を使用するため、社内コミュニケーションの活性化が期待できるでしょう。従業員同士の交流が活発になれば、偶発的なコラボレーションが生まれたり、新たなアイデアが浮かんだりするなど、これまでとは異なる視点で業務に取り組めるかもしれません。
実際、従業員の創造性を重視する企業などでは、このような効果を求めて、休憩スペースと執務スペースを兼ねた大規模なオープンオフィスを設置するケースも増加しています。
その点、休憩室は所属部署や役職などに関わらず、社内のさまざまな人が利用します。普段話す機会の少ない人も同じ空間を使用するため、社内コミュニケーションの活性化が期待できるでしょう。従業員同士の交流が活発になれば、偶発的なコラボレーションが生まれたり、新たなアイデアが浮かんだりするなど、これまでとは異なる視点で業務に取り組めるかもしれません。
実際、従業員の創造性を重視する企業などでは、このような効果を求めて、休憩スペースと執務スペースを兼ねた大規模なオープンオフィスを設置するケースも増加しています。
従業員満足度の向上
快適な空間で業務を行うことは、従業員のモチベーションに大きく影響を与えます。業種にもよりますが、正社員の多くは1日のうち少なくとも8時間をオフィスで過ごします。
こうして1日の大半を過ごすオフィスの環境に不満を抱えていては、従業員は自分の能力を思うように発揮できないかもしれません。またストレスを日常的に溜め込んでしまえば、体に不調をきたしたり、モチベーションを失ったりする恐れもあります。快適な休憩室を設置し、従業員の満足度を高めることは、こうした危険を回避するとともに、生産性向上や離職率低下にもつながります。
こうして1日の大半を過ごすオフィスの環境に不満を抱えていては、従業員は自分の能力を思うように発揮できないかもしれません。またストレスを日常的に溜め込んでしまえば、体に不調をきたしたり、モチベーションを失ったりする恐れもあります。快適な休憩室を設置し、従業員の満足度を高めることは、こうした危険を回避するとともに、生産性向上や離職率低下にもつながります。
生産性の向上
集中して効率よく業務を行うには、適度な休息が欠かせません。窮屈で常に緊張感のあるオフィスでは、集中するにも限界があり、新たなアイデアも生まれにくいでしょう。ほかの企業の事例では、リラックスできるスペースを設けたことで、仕事と休憩のオン・オフを切り替えやすくなり、業務の生産性が向上したケースも見られます。生産性に課題を抱える企業は、休憩室を設置することで、従業員一人ひとりのパフォーマンス向上を図れるかもしれません。
企業のブランディング
オフィスの休憩室を充実させることは、企業のブランディングにも効果があります。近年増えているのは、打ち合わせスペースや来客スペースなどを兼ねた、大規模な休憩スペースです。社内にカフェを併設したり、内装を執務スペースと区別したりするなど、居心地のよさを重視する企業も多いそうです。こうした快適でオシャレな休憩スペースは、来客に対して「従業員想いで、現代の価値観にフィットしている企業」というイメージを視覚的に伝えられるため、好印象を与えられるでしょう。
オフィス休憩室にあったらいいもの【リフレッシュ効果のあるアイテム】
せっかくオフィスに休憩室を設置するなら、仕事で疲れた従業員がほっと一息つけるアイテムをそろえてみてはいかがですか?ここでは、気軽に取り入れられてリフレッシュ効果が得られるアイテムを紹介します。
雑誌や本
長時間パソコン作業をしていると、ブルーライトで目に疲労が溜まっている場合があります。休憩中にスマホをチェックして過ごす人もいますが、休憩室に本や雑誌があれば画面から離れて時間を過ごせるため、目の疲れを軽減するのに役立ちます。業務に関連する本やビジネス書だけでなく、ビジネスとは全く関係のないジャンルの本や雑誌があれば気分転換にもなります。さまざまなジャンルの本があれば視野が広がり、新しい企画につながるようなインスピレーションが湧いてくるかもしれません。
リラックスチェア
一日中デスクワークをしていると腰に負担がかかります。何度も体勢を直していると集中力が続かずに生産性が低下してしまいます。そこで休憩室には体をほぐせるリラックスチェアを設置するのがオススメです。リラックスチェアとは、くつろぐための一人がけの椅子のことで、普通の椅子に比べてややクッション性があり、パーソナルスペースを確保できるメリットもあります。デザイン性に優れたものを選べば、インテリアの一部として空間を演出する効果も期待できるでしょう。
アロマ
従業員にリラックス・リフレッシュしてもらうためには、アロマを焚くのも効果的です。香りにはストレス解消や疲労回復、リラックス効果、モチベーションを向上させる効果などがあるとされ、実際に”休み方改革”として休憩室にアロマを導入している企業もあります。注意点として、香りは人によって好みがわかれるため、数種類のアロマを用意して日によって使い分けるとよいでしょう。
会社の休憩室に置くべき設備
従業員が十分なリフレッシュをできるかどうかは休憩室の設備の充実度が重要となってきます。従業員生産性向上のためにも休憩室に置くべき設備を紹介します。
フリーアドレス
休憩室内にフリーアドレスデスクやパーソナルブースを設置すると、一人で集中して作業したい人の利便性・生産性向上につながります。フリーアドレスデスクとは複数人が着席できる横長のデスクのことです。一方のパーソナルブースとは、デスクとパーテーションが一体化した一人用または二人用の個室を指します。このようなデスクを活用すれば、スペースの限られる狭いオフィスでも個室空間の確保が可能です。自席でオンライン会議に参加する際には何かと周囲に気を遣うものですが、パーソナルブースがあればそのような心配なく、落ち着いて会議に臨めるでしょう。
多目的スペース
従業員が自由に使える多目的スペースを設置する方法もあります。用途を定めずに普段から開放しておき、歓迎会や慰労会のようなちょっとしたイベントを開けるようにしておけば、社内コミュニケーションの活性化につながります。休憩時間に横になって仮眠をとるなど、よりカジュアルな使い方もできるでしょう。
カフェ風コーナー
福利厚生の一環で社内にカフェスペースを設け、ドリンクや軽食を提供する企業も増えているようです。コーヒーサーバーやウォーターサーバー、冷蔵庫などを設置しておけば、休憩時間に自然と従業員が集まるため、コミュニケーションのきっかけが生まれやすくなります。ドリンクを飲みながら一息つくことで疲れた頭がリフレッシュされれば、休憩後の仕事もはかどるかもしれません。
オフィス休憩室作りのポイント
いざ休憩室を設置しようと思っても、企業によってさまざまなデザインやレイアウトなどがあり、どれを取り入れるべきか迷ってしまう人も多いでしょう。そこで休憩室作りのポイントをわかりやすく解説します。
従業員の意見を取り入れる
オフィスに休憩室を作る際、まずは設置の目的を明確に決めることが大切です。「現在のオフィス環境に不満を感じる点はあるか」「どのような休憩室がほしいか」などを従業員にヒアリングし、今のオフィスに足りないものを洗い出しましょう。
これらを参考に内装のデザインやレイアウト、取り入れる設備などを決定すれば、コンセプトがぶれにくくなります。従業員の年齢や性別、企業文化などによっても求められる休憩室は違うので、社内で「どのような設備が求められているのか」をしっかり調査してください。
これらを参考に内装のデザインやレイアウト、取り入れる設備などを決定すれば、コンセプトがぶれにくくなります。従業員の年齢や性別、企業文化などによっても求められる休憩室は違うので、社内で「どのような設備が求められているのか」をしっかり調査してください。
仕事と休憩のメリハリが大事
案外見落としがちなのが、休憩室の設置場所です。休憩室は、ほかの執務スペースとは異なり、リラックス効果や居心地のよさが求められます。会議中の話し声が聞こえたり、人通りが多過ぎたりしては、オン・オフの切り替えが難しいでしょう。休憩室の位置を決める際は、ただ空いているスペースを活用するのではなく、休憩室の目的を参考にしながら、よりよい場所を探っていくのが理想的です。
スペースの都合上、どうしても執務室の近くに休憩室を設置せざるを得ないこともあるでしょう。そのようなケースでは、防音性の高い壁紙やパーテーション、個室タイプの防音ボックスなどを導入し、遮音性やプライバシー性に配慮する方法もあります。購入後にDIYで設置できるオフィス家具もあるので、これらを活用しながら仕事と休憩のメリハリをつけやすい空間を目指しましょう。
スペースの都合上、どうしても執務室の近くに休憩室を設置せざるを得ないこともあるでしょう。そのようなケースでは、防音性の高い壁紙やパーテーション、個室タイプの防音ボックスなどを導入し、遮音性やプライバシー性に配慮する方法もあります。購入後にDIYで設置できるオフィス家具もあるので、これらを活用しながら仕事と休憩のメリハリをつけやすい空間を目指しましょう。
十分なスペースの確保
休憩室に十分なスペースがないと、圧迫感のある空間になり、思うようにメリットを実感できません。休憩室を設置したものの、生産性にあまり変化が見られない場合、休憩室の位置やレイアウトなどに問題があるかもしれません。テーブルや椅子を多く置き過ぎて人が密集する空間になったり、面積が狭過ぎたりすると、リフレッシュ効果が薄れてしまうので注意しましょう。
また、テーブルや椅子を用意する時は、ゆったり過ごせる広いスペースに加え、一人用に区切られたカウンターがあるとなおよいでしょう。すべての従業員が快適に過ごせるように、余裕を持って休憩室のスペースを確保することが大切です。
また、テーブルや椅子を用意する時は、ゆったり過ごせる広いスペースに加え、一人用に区切られたカウンターがあるとなおよいでしょう。すべての従業員が快適に過ごせるように、余裕を持って休憩室のスペースを確保することが大切です。
オフィス休憩室の事例集
ここでは、ぜひ真似したいオフィス休憩室の優れたデザイン事例をまとめました。リラックス効果の高い開放的な内装や、照明を活かした空間デザインなど、魅力的な実例を紹介します。
広々とした木目調の開放的なデザイン
via okan-media.jp
「株式会社freee」では木目やホワイト、観葉植物などをベースとした、明るくナチュラルな休憩室を設置しています。スペースを十分に確保したことに加え、剥き出しの天井で高さをアップし、ワンランク上の開放的な空間になりました。導入設備は、一人用のチェアや複数人用のテーブル、可動式のひな壇、卓球台などです。業務の気分転換だけでなく、大人数を招いたイベントやセミナーなど、多目的に使用されています。
照明を落とした落ち着きのある空間
via okan-media.jp
「イー・フォース株式会社」では、「昭和とクラシック」をコンセプトとする休憩室を設けています。レンガ模様の壁紙やオレンジ系の照明、観葉植物などを使用した、落ち着いたバーのような内装が特徴です。家具はホワイトで統一し、赤いチェアを空間のアクセントに使用しました。休憩スペースとしてはもちろんのこと、社内の勉強会といった大人数が集まるミーティングなどにも使用されています。
カフェを連想させるカジュアルなデザイン
最後に、「オフィスコム」に掲載されている「司法書士法人イストワール」の休憩室を紹介します。木目のオフィス家具やカジュアルなインテリアを導入した、カフェさながらのゆったりとした空間が特徴です。グリーンの絨毯やビタミンカラーのソファ、カラフルな壁の装飾などをアクセントに使用し、ポップで親しみやすい空間に仕上げています。エントランスや会議室などはシンプルにまとめ、休憩室はカジュアルなデザインにすることで、空間を視覚的に区別しました。
近年、オフィスに休憩室を新たに設置する企業や、より快適性の高い休憩室にリノベーションする企業が増えています。休憩室を設置するメリットは、従業員満足度や生産性の向上、コミュニケーションの活性化、企業ブランディングなどです。
企業や業種などによって、休憩スペースのデザインやコンセプトは異なるため、まずは自社のオフィスで不足している点を洗い出し、休憩室を作る目的を明確にするとよいでしょう。それらを参考に、ほかの執務スペースとメリハリをつけてデザインや設備を選ぶと、満足度の高い休憩スペースがつくれるはずです。
オフィス用の休憩スペースについてより具体的なレイアウト・費用をご相談したい場合は、ビジネス空間のリフォームで実績豊富な「カシワバラ・コーポレーション」へお問い合わせください。
近年、オフィスに休憩室を新たに設置する企業や、より快適性の高い休憩室にリノベーションする企業が増えています。休憩室を設置するメリットは、従業員満足度や生産性の向上、コミュニケーションの活性化、企業ブランディングなどです。
企業や業種などによって、休憩スペースのデザインやコンセプトは異なるため、まずは自社のオフィスで不足している点を洗い出し、休憩室を作る目的を明確にするとよいでしょう。それらを参考に、ほかの執務スペースとメリハリをつけてデザインや設備を選ぶと、満足度の高い休憩スペースがつくれるはずです。
オフィス用の休憩スペースについてより具体的なレイアウト・費用をご相談したい場合は、ビジネス空間のリフォームで実績豊富な「カシワバラ・コーポレーション」へお問い合わせください。
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