イスカのシュラフ22選!こだわりの素材と構造で快適!
イスカのシュラフは、高い独自技術と、国内メーカーならではの縫製面での安心感に基づく高い品質のものが製作されています。特に人気の高いエアシリーズを始め、ラインナップが豊富です。ここではイスカのシュラフについてご紹介しますので、目的に合った最適なモデルを探してみてください。
2022.01.07
INDEX目次
イスカのシュラフの特徴
シュラフを選ぶコツ
(1)シュラフを使用する目的を明確にする
まずは使用する目的を明確にしていきます。イスカのシュラフは高性能ですが、例えば厳冬期の縦走モデルを夏のキャンプなどで使うと、暑すぎて睡眠の質が悪くなってしまいます。反対に、冬の北アルプスなどでスリーシーズンモデルを使用することは命にも関わりかねないほどの危険があります。気温だけでなく、縦走登山なのか、それともツーリングやバックパッキング、車を使ったオートキャンプをするのか、アウトドアの難易度でも変わってきますので、使用目的を明確にしておきましょう。
(2)素材や機能性を考慮する
イスカの全てのシュラフに同じ素材が使われているわけではありません。同じ保温性があったとしても、モデルが違えば素材が違う場合がほとんどです。人気のエアシリーズでは、ナイロン66やホワイトグースダウンといった高級素材が使われていますし、アルファライトシリーズは化繊がメインのシリーズです。素材が違うと、耐久性や軽量性、収納時のコンパクト性なども変わってきます。自分が必要とする素材・機能を持ったモデルを選ぶようにしましょう。
(3)予算にあったものを選択する
上記2つを考慮した後、それでも1つに絞れない場合は、予算と相談するとよいでしょう。イスカの発売している最新モデルだけでも数十種類ありますので、自分に合った製品がきっと見つかるはずです。
かるい・ちいさい・あたたかい!ISUKA AIRシリーズ【ISUKA(イスカ)】
エア 300SL[最低使用温度2度]
夏季の3000m級の登山や、春秋の中級山岳で使いやすいスリーシーズンのモデルです。夏の涸沢や剱沢、槍ヶ岳などのテントを使った宿泊に最適な保温性能があり、初心者の入門用としてもぴったりです!軽量性と保温性を両立するため、寝袋の上部はボックス構造、下部はシングル構造で構成されています。
エア 900SL[最低使用温度-25度]
保温性と軽量性に優れているため、一般的な冬山縦走登山でも使えるモデルです。独自の3D構造をベースにして、台形ボックス構造を採用することで熱効率を上げています。寒さを感じやすい胸周辺と足元部分にダウンを多目に充填することで、無駄のない保温効率とフィット感を実現しています!外側を覆うのは、超撥水性能があり、引き裂きや摩耗にも強いナイロン66なので、過酷な環境でも安心して使えることでしょう。
エア 130X[最低使用温度8度]
超軽量ナイロンと、最高級のホワイトグースダウンを使用することで、コンパクトさ、軽量性、高い保温性能を実現しています。総重量はたったの300g!エアモデルとしては最軽量のシュラフです。シンプルかつ耐久性に優れるシングル構造で、収納時もコンパクトにすることができます。寒くない時期の使用以外にも、災害時の備えや冬季のインナーシュラフとしてもおすすめです。
エア 450X[最低使用温度-6度]
エア450Xはエアモデルの中で最も適用範囲が広く、オールシーズン使用することができます。使われているのは最高品質の800フィルパワーのホワイトグースダウンで、寒さを感じやすい部分である胸周辺と足元には多目に充填し保温性を高めています。イスカ独自の3D構造のおかげで、ちょうどよい寝心地を感じることができるでしょう。
エア 630EX[最低使用温度-15度]
初夏の北アルプスや厳冬期の中級山岳から冬山縦走登山まで、幅広いシーンで使えるモデル!保温性能が高いのに軽量なので、装備品を軽くするために選択する方が多いシュラフです。最高品質800フィルパワーのホワイトグースダウンを630gも使用し、さらに充填設計を最適化しています。冬の使用ではフードチューブ機能を使用することによって放熱ロスを低減させます。
エア 1000EX[最低使用温度-30度]
最低使用温度-30度を誇るエアシリーズのフラッグシップモデルです。冬季のあらゆる国内山岳はもちろん、高緯度地域やヒマラヤに挑戦する際にも使用することができる性能を保持しているシュラフです!圧迫感が少なく、快適な保温性能を実現する3D構造・ボックス構造を採用しているほか、ショルダーウォーマーがマフラーの働きをするため内外の熱交換を抑えます。フード部分にもダウンが使われており、その内側に小型のヘッドライトを収納できるポケットが設置されているのでとても便利です。
かるい・しなやか・あたたかい!DOWN PLUSシリーズ【ISUKA(イスカ)】
ダウンプラス チロル X[最低使用温度6度]
夏の山や旅のお供として役立つスリーシーズン対応のシュラフで、小屋での宿泊や中級山岳での使用ができるモデルです。スリーシーズン使える温度性能でありつつ、シングル構造を採用しているので重量が620gと非常に軽量です!なおかつコンパクトに収納できるため、ザックの場所をとりません。ツーリングやサイクリング、バックパッキングはもちろん、ボーイスカウトやガールスカウトで使用するのもおすすめです。
ダウンプラス ポカラ X[最低使用温度-6度]
春夏の登山から冬の低山クラスまで、オールシーズンで使えるモデルで、ダウンプラスシリーズの中で最も汎用性が広いシュラフです。残雪期の北アルプスのような厳しい環境でも問題なく使え、3000mクラスのテント泊なら保温性や快適性が十分確保できる優れものです。かなり暖かいのでアウトドアだけでなく、春先や晩秋の車内泊などにも役立ちます。暑すぎない環境であれば、「とりあえず持っていけばなんとかなる」と思える、心強いシュラフです。
ダウンプラス レクタ200[最低使用温度15度]
イスカでは珍しく3D構造を採用していないシュラフで、封筒型のモデルです。封筒型ならではの使い勝手の良さがありながら、ドローコートによる保温性や噛み込み防止生地など、基本性能はばっちりです。フルオープンにすれば布団にもなるので、夏のキャンプやツーリング目的のほか、このシュラフが一つあるだけで、災害時などいざという時も寝床に不自由しないでしょう。また、最軽量級であることも特長の一つです。
ダウンプラス デナリ 1100[最低使用温度-30度]
国内山岳であれば、厳冬期でも対応可能な最低使用温度-30度という保温性など、高いパフォーマンスを有しています!高品質720フィルパワーを使用したダウンを1100gも使用し、外側は肌触りの良い丈夫なポリエステルマイクロファイバー素材を使っています。やや重さがありますが、登山で使用することはもちろん可能で、それ以外でも厳冬期の車中泊やオートキャンプ、じっとしていることの多いカメラマンの使用などに向いています。
軽量・耐水・防水・透湿!PUFFシリーズ【ISUKA(イスカ)】
パフ 1100EX[最低使用温度-35度]
イスカの製品では最高となる、最低使用温度-35度を誇るモデルです。あらゆる季節・条件の国内山岳はもちろん、極地やヒマラヤへ挑戦する方向けということで、まごうことなきプロ仕様と言っても過言ではありません。表地素材として耐水性、透湿性に優れているウィンドストッパーを採用し、シュラフカバーが不要な程高い保温と、快適な寝心地を実現してくれます。このような防寒システムが搭載されているにもかかわらず、総重量が2,000g以下と軽いのも特徴的です。
地球のどこでも快適睡眠!PILGRIMシリーズ【ISUKA(イスカ)】
ピルグリム 150[最低使用温度10度]
シュラフの上部はダウンが封入されており、保温性を確保し、下部にはマイクロライトを使って地面からの温度や湿度の影響を抑えるように設計されています。表地は超撥水加工を施した超軽量ナイロン素材で、コンパクトかつ軽量に仕上がっています。付属するスタッフバッグはパッキングしやすく、かつ丈夫さを確保できるシリコン素材を使ったオーバル型です。足元まで開くフルオープンジッパーがあることで、夏場でも温度調節が楽にできます。
軽量・コンパクト・濡れや湿度に強い化繊!ALPHA LIGHTシリーズ【ISUKA(イスカ)】
アルファライ 300X[最低使用温度6度]
夏季の中級山岳におけるテント泊や、山小屋・避難小屋での使用を想定した保温性能を有しているモデルです。一般的な冬季用モデルに採用されるダブル構造で、外側の生地にはポリエステルリップストップを使用し、複数の太さの中空繊維を組み合わせて仕上げています。寝心地において圧迫感を覚えないように配慮されているので、快適な睡眠を得ることができるでしょう。
アルファライト 500X[最低使用温度0度]
スリーシーズンの中級山岳における宿泊を基準とした保温性能を持っています。夏の場合は、特に余裕をもった暖かさを確保することができます!さほど重くはないので、バイクでのツーリングやサイクリングでも携行することができるでしょう。冷気の侵入の原因となるコールドスポットの影響を最小限に抑える「瓦ぶき構造」が採用されていることからも、保温性能が高いことがわかります。
アルファライ 700X[最低使用温度-6度]
山岳部やワンダーフォーゲル部の部員に人気のモデルです!1年を通じて使う機会の多いスリーシーズン用ながら、冬の低山クラスでも使うことができる保温性能が評価されています。軽量性とコンパクト性能にも注力されているので、車両の積載スペースが限られている場合のファミリーキャンプでも活躍できます。アルファライトシリーズの真ん中に位置するシュラフで汎用性が高く、初級登山者であれば、これ1つ持っていれば十分でしょう。
アルファライト 1000X[最低使用温度-12度]
日本の冬山や冬の車中泊、キャンプなどで活躍する定番モデルです!冬の中級山岳や春の3000m級の山での利用に最適でしょう。中綿にはマイクロライトを使用しているため、一般的な化繊のシュラフと比較して軽くてコンパクトです。冬のアウトドアや登山を想定して、フードチューブ、ドラフトチューブ、ショルダーウォーマーといった保温性を高める機能が満載で、-12度まで耐えられる構造になっています。
アルファライト 1500X[最低使用温度-20度]
厳冬期における国内の山岳縦走に対応できるモデルです。ヒマラヤや極地遠征でも使用することができるほどの保温性能があります。中綿がダウンのモデルと比べると軽量さやコンパクトさの面でやや劣りますが、湿気や濡れに強いため、特に長期の山行では頼りになることでしょう!コストパフォーマンスは非常に高いので、用途などをじっくり考慮して判断したいところです。
沢・サイクリスト・キャンプ・防災準備にも!Basicシリーズ【ISUKA(イスカ)】
ウルトラライト[最低使用温度10度]
軽量コンパクト性の高さから、さまざまな用途で利用され、多くの愛用者がいるモデルです。夏の低山や中級山岳の登山、沢登り、サイクリング、バイクツーリングやバックパッキングなどにも使いやすく、アクティビティや友人とのちょっとしたアウトドア程度であれば十分でしょう。構造がシンプルなので、折りたたみ時に簡単に小さくできるようになっています。また、立体的なフードとゴム製のコードを使用することで、頭部から熱が逃げないようにする機構を採用しています。
パトロールショート[最低使用温度2度]
スリーシーズンで使えるパトロールのショートバージョンで、身長が165cmまでの方が使用できるため、女性や子供でも十分暖かくして眠れるシュラフです。ショートサイズの場合、無駄なスペースの発生を抑え、その分保温性を向上させることができます!中綿には中空ポリエステルを使用し、裏地にはポリエステルマイクロファイバー素材を採用することで、耐久性にも優れています。
スノートレック1300[最低使用温度-10度]
快適な睡眠を追求するためサイズをゆったりと作り、加えて中空繊維のポリエステルファイバーの中綿を1,300gも使用しています!その分重量が重くなっていますので山岳縦走などには向きませんが、スキー、スノーボードや冬の旅行、釣りなどにおける車中泊では便利に使うことができるでしょう。また、防災の備えとして準備しておくのもよいでしょう。トートバッグ型収納袋なので、出し入れがしやすいという特徴があります。
スノートレック1500[最低使用温度-15度]
スノートレックをさらに暖かくしたモデルで、重さは200gしか違わないものの、最低使用温度は5度も低くなっています。ダブル構造であることや、ドラフトチューブ、ショルダーウォーマーが搭載されているのがポイントです!ネックウォーマー部分には起毛素材を使うことで快適性を向上させているため、スノートレック同様、車中泊や会社・病院などでの一時使用のほか、防災への備えとしても役に立つことでしょう。
キャンプラボ 600[最低使用温度10度]
イスカ製品としては珍しい封筒型のシュラフです。主に夏のキャンプを想定して作られています。表地は耐久性の高いポリエステルリップストップ素材を使用し、内側は肌触りを考えて起毛素材が使われています。フルオープンにすれば布団として使えるのが封筒型の特徴ですが、同じ製品を2個連結して、さらに大きな布団状にすることもできます!
まとめ
WRITTEN BY
Japan
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