仕組みが分かる床リノベ。築40年の物件が初の模様替え!?
28歳で福岡へ移住し、築40年を超える2軒の物件をセルフリノベーションしながら生活。その様子をブログメディア「DIY MAGAZINE」で公開しているセーチです。前回、和室と洋間の床を全面剥ぐ作業でした。今回は剥いだ床の高さを調整し作り直します。
2022.01.07
INDEX目次
セーチのDIYリノベ記録 一軒目
via diy-magazine.jp
こんにちは。28歳で福岡へ移住し、築40年を超える2つの物件をセルフリノベーションしながら生活しているセーチです。
前回、和室と洋室の床を剥ぐ作業をしました。
今回は剥いだ床の高さを調整し貼り直す様子をご紹介します。
前回、和室と洋室の床を剥ぐ作業をしました。
今回は剥いだ床の高さを調整し貼り直す様子をご紹介します。
前回の記事はこちらから
床の材料を購入
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住宅の内装に使われるコンパネ。
厚みやサイズが何種類かありますが、近隣のホームセンターで用途に合ったものを購入してください。
今回は床板を2枚重ねて張るので、表面の荒い針葉樹合板を下地に使い、その上にコンパネを取り付けます。
コンパネは合わせて40枚くらい購入しました。
他にも、床の高さ調整用の木材を購入。
これで床を作る為の材料が揃ったので作業に入ります。
厚みやサイズが何種類かありますが、近隣のホームセンターで用途に合ったものを購入してください。
今回は床板を2枚重ねて張るので、表面の荒い針葉樹合板を下地に使い、その上にコンパネを取り付けます。
コンパネは合わせて40枚くらい購入しました。
他にも、床の高さ調整用の木材を購入。
これで床を作る為の材料が揃ったので作業に入ります。
根太を取り付ける
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40年前から家を支えている根太。
シロアリなどにやられていることもなく、しっかりしています。
ここで、コンパネを固定しやすく、かつ床の強度を上げる為に、根太の間に木材をはめ込んでいきます。
シロアリなどにやられていることもなく、しっかりしています。
ここで、コンパネを固定しやすく、かつ床の強度を上げる為に、根太の間に木材をはめ込んでいきます。
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根太の間隔が25.5㎝~26.0㎝と位置によってバラバラなので、始めは大まかなサイズ感で木材をカットしておいて、パズルのようにカチッとハマる位置にはめ込んでいきます。
※当時は構造理解が浅く、土台を付けないまま取り付けていますが、大引きに乗せるように同じ向きに土台を追加した方が良いです。
※当時は構造理解が浅く、土台を付けないまま取り付けていますが、大引きに乗せるように同じ向きに土台を追加した方が良いです。
和室に根太を追加し高さを合わせる
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畳が無くなった分、和室の方が低くなったので写真のように根太を引きます。
この上に合板を乗せることになるので、固定しやすいように横幅が広いものを選びました。
また、和室の床の下には矢印の向きに土台があります。
和室の床は薄い板を並べてるだけなので、もともと土台になっている根太の上に重なるように60mmのビスを等間隔に打ち込んで設置します。
この上に合板を乗せることになるので、固定しやすいように横幅が広いものを選びました。
また、和室の床の下には矢印の向きに土台があります。
和室の床は薄い板を並べてるだけなので、もともと土台になっている根太の上に重なるように60mmのビスを等間隔に打ち込んで設置します。
下地に針葉樹合板を張る
コンパネは室内用向けの綺麗な板です。対して針葉樹合板は、コンパネに比べて節が多く材質も粗いので下地向きです。(その分値段も少し安いです)
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床を作る際、根太の両端に固定できるよう合板を置く必要があります。
この部屋の間取りだと、横向きに置くと真ん中の根太の上に丁度合板を固定できるので、この向きで敷き詰めます。
合板は規格もので、1820×910mmのサイズです。
ですがこの家は昔の本間作りで、現代の8畳サイズよりも大きいため端がどうしても足りない状況になってしまいます。なので、この部分はカットした合板を最後に埋める予定です。
※本来はこのタイミングで根太の間に断熱材を入れますが、この家には一切断熱材が入っていないので、床下にも入れませんでした。
この部屋の間取りだと、横向きに置くと真ん中の根太の上に丁度合板を固定できるので、この向きで敷き詰めます。
合板は規格もので、1820×910mmのサイズです。
ですがこの家は昔の本間作りで、現代の8畳サイズよりも大きいため端がどうしても足りない状況になってしまいます。なので、この部分はカットした合板を最後に埋める予定です。
※本来はこのタイミングで根太の間に断熱材を入れますが、この家には一切断熱材が入っていないので、床下にも入れませんでした。
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壁際は巾木が固定されていて、解体前の床が残ってしまっており上手くハマりません。
この部分はノミで削って調整します。
※本来は巾木を取って作業するのですが、巾木の上に壁があるのでしょうがなくノミで削ります。
この部分はノミで削って調整します。
※本来は巾木を取って作業するのですが、巾木の上に壁があるのでしょうがなくノミで削ります。
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所々釘の削り忘れがあるので合板が引っかかりました。
残っていた釘はグラインダーで削り取ります。
残っていた釘はグラインダーで削り取ります。
柱付近はカットしてサイズを合わせる
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柱付近は合板を切り抜いてはめ込むように取り付けます。
丸ノコで切れ目を入れておいて、最後はノミを使って削りとるようにくり抜きました。
丸ノコで切れ目を入れておいて、最後はノミを使って削りとるようにくり抜きました。
合板をビス止め
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床は釘で固定するかビスにするか悩みましたが、下地と根太をしっかり固定したかったのでビスに決めました。
合板を少し浮かせて、根太の位置を確認しながらビスで固定していきます。
合板を少し浮かせて、根太の位置を確認しながらビスで固定していきます。
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端の隙間は合板をカットしてビス止め。
コンパネはズラして張る
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端からコンパネを並べましたが、また左端の隙間だけ足りなくなってしまいました。
左端の隙間だけ同じようにカットして並べると、下地と同じ向きになるので重ねる意味あるのか?と疑問に思い、調べてみました。
すると、どうやら間違っていたようで、コンパネは合板に重ねて置くのではなく、床が凹まないようにズラして設置するとのことでした。
真ん中を基準に根太に乗るようにコンパネを並び替え、両端は60㎝の幅でカットして埋めることにしました。
これで左端の隙間も気にせず安心して床を張り替えられます。
左端の隙間だけ同じようにカットして並べると、下地と同じ向きになるので重ねる意味あるのか?と疑問に思い、調べてみました。
すると、どうやら間違っていたようで、コンパネは合板に重ねて置くのではなく、床が凹まないようにズラして設置するとのことでした。
真ん中を基準に根太に乗るようにコンパネを並び替え、両端は60㎝の幅でカットして埋めることにしました。
これで左端の隙間も気にせず安心して床を張り替えられます。
壁際は1枚ずつサイズを測る
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部屋が真四角ではないので、壁際の床は1枚ずつサイズを測って張り替えます。
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窓際の所で段差ができてしまいました。
仕方がないので一度固定したコンパネを剥がして、2mmのベニヤ板を入れて高さ調整をします。
仕方がないので一度固定したコンパネを剥がして、2mmのベニヤ板を入れて高さ調整をします。
床の張り替えが完了
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綺麗でフラットな床が完成しました。
和室と洋室を仕切っていた壁が無くなり、床の高さを合わせて奥まで続く部屋はかなり広く感じます。
畳が無くなり床を張り替えただけで見違えますね。
続けてクッションフロアを張りたい所ですが、この後塗装作業があるので、床はここでひとまず終了です。
今回は床を剥がし、根太を張り、床の高さを調整など、どれもやってみないと分からないことだらけでかなり大変でした。
今までのセルフリノベーションの工程の中でもハードな作業でしたが、これでもうある程度の事はできるんじゃないかと自信が付きました。
まだまだ部屋の完成には程遠いので、次の工程に移りたいと思います。
和室と洋室を仕切っていた壁が無くなり、床の高さを合わせて奥まで続く部屋はかなり広く感じます。
畳が無くなり床を張り替えただけで見違えますね。
続けてクッションフロアを張りたい所ですが、この後塗装作業があるので、床はここでひとまず終了です。
今回は床を剥がし、根太を張り、床の高さを調整など、どれもやってみないと分からないことだらけでかなり大変でした。
今までのセルフリノベーションの工程の中でもハードな作業でしたが、これでもうある程度の事はできるんじゃないかと自信が付きました。
まだまだ部屋の完成には程遠いので、次の工程に移りたいと思います。
下に掲載しているのは、今回の作業動画です。
もっと詳細を知りたいという方はぜひご覧ください。
もっと詳細を知りたいという方はぜひご覧ください。
次回は、押入れを解体して床を貼り替える作業に入ります。
押入れは奥行き900mmの昔ながらの大きいタイプです。
この部屋は洋室に作り替えたいので押入れを一部解体して使い易いようにDIYしようと思います。
この押入れDIYの際には、壁が土壁だったり、中段の棚が外れなかったりと苦戦したポイントが多くありました。
タグに「セーチのリノベ記録 一軒目」とつけていくので、順を追って読めばリノベが完成するような構成です。なるべく工程別に解説できるように、シリーズ物としてお伝えしていきます。
※この記事は2019年1月20日に「DIY MAGAZINE」で公開された記事を再編集したものです。
押入れは奥行き900mmの昔ながらの大きいタイプです。
この部屋は洋室に作り替えたいので押入れを一部解体して使い易いようにDIYしようと思います。
この押入れDIYの際には、壁が土壁だったり、中段の棚が外れなかったりと苦戦したポイントが多くありました。
タグに「セーチのリノベ記録 一軒目」とつけていくので、順を追って読めばリノベが完成するような構成です。なるべく工程別に解説できるように、シリーズ物としてお伝えしていきます。
※この記事は2019年1月20日に「DIY MAGAZINE」で公開された記事を再編集したものです。
WRITTEN BY
Japan
DIYのブログ『DIY MAGAZINE』を運営。福岡在住の28歳です。物件をセルフリノベーションしていく過程とDIYに関する情報を発信しています。
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