【賃貸リノベ⑪】“リノベして貸す”!壁紙で高級感を演出

28歳で福岡へ移住し、築40年の物件をセルフリノベーションしながら生活。その様子をブログメディア「DIY MAGAZINE」で公開しているセーチです。3軒目4軒目に続いて、築32年の中古マンション(5軒目)をリノベーションしてきた過程をお届けします。

公開日 2024.04.18

更新日 2024.04.18

【賃貸リノベ⑪】“リノベして貸す”!壁紙で高級感を演出

セーチのリノベ記録 五軒目

こんにちは。祖父母の物件をセルフリノベーションしつつ、インテリアなどを作っているセーチです。

築32年の中古マンションを賃貸向けにリノベーションします。
広さは約70㎡、3軒目にDIYした中古マンションシリーズと同じ建物で、もう一部屋空きがでたので修理を依頼されました。※リノベーションの見積もりを業者に出したところ、採算が合わないので父から私に依頼されました。

間取りを3LDKから2LDKに変更しリビングキッチンを大きくして、他の物件と差別化を図ろうと思います。 この部屋は賃貸として貸し出す予定なのでなるべく早く作業を進めていきます。

中古マンション購入を検討している方 リノベーションを検討している方の参考になるよう、どこにどれ位の費用が掛かったのか最後にお届けしたいと思います。

パテで下地処理

壁紙が届くまでにパテ処理を終わらせてしまいます。
この作業が地味で結構時間を取られるので大変です。

まずは粒子の粗い下塗りで溝を塞ぎ、中塗り→上塗りという準備で徐々に平になるよう塗っていきます。
(上塗りを1回目から塗るとパテ痩せして窪んできます)
今回は下塗りでしっかり塞ぎ上塗りで仕上げる2回でいきます。
石膏ボードがガタガタしている場合などは、中塗りを入れて3回で仕上げることもありますが、それだと時間がかかり過ぎて費用にあわないので基本は2回塗りで仕上げます。
石膏ボードの角にはコーナー補強テープを貼って石膏ボードが欠けないように補強します。
これを張るとガタガタだった角も真っ直ぐ線が通ったような仕上がりになります。

コーナー補強テープは裏面に両面テープが付いているタイプの方が使い易いです。
以前両面テープが付いていないタイプを使った時、ボンドで引っ付けないといけなかったので余計に時間がかかりました。
購入前に両方テープ付きか確認して用意してください。

サンゲツ「FE76659」のグレー壁紙を貼る

前回記事でグレーのサンプルを取り寄せて2候補まで絞り込みました。
薄いグレーの方にしようかと思っていたら、壁紙にラメが入っているタイプだったので辞めました。
同じくらいの濃さでFE76659を見つけたのでコチラを全面に貼っていきます。
30メートルの壁紙を4箱注文。合計で120メートル購入しました。(約80,000円)
サンゲツのファインシリーズ「FE76659」は準不燃,防かび,抗菌,表面強化,ウレタンコート,撥水機能がついていて、通常の壁紙より厚みがあり下地を拾いにくいのが特徴です。
通常の白い壁紙に比べて値段は倍しますが、貼りやすく綺麗に仕上がるので気に入っている壁紙です。

裏面に50mm毎にマス目で印がつけられているので、必要なサイズを測りやすいのも助かります。
※壁の長さより少し大きめにカットしてます。
カットしたら、裏面に貼りつけてあるカバーを剥がし貼れる状態にします。
(カバーは内側に折り込むように剥がすと手が汚れずに綺麗に取れます)

壁紙を1色にすると整って見えるし壁紙ロスを無くして費用を抑える事もできるので、基本は1色で仕上げるのが費用対効果が良いです。
2列目以降は縦のラインを合わせながら貼り合わせていきます。
真ん中から左右にハケを掛けて空気を抜き、上下の余分な壁紙をカットしたら、重なっている部分に地ベラを当ててカットします。
この時、空気が残っていると後から抜くことが難しいので、入念に空気が残っていないか確認します。
この壁紙は以前の中古マンションリノベシリーズで使用した「FE6208」と同じシリーズ。
「FE6208」は廃盤となりましたが、FE76657と番号を変えて販売されています。
今回はFE6208より1トーン落としたFE76659を使用しています。
糊付きを注文しているので、壁紙の裏面にはたっぷりと糊が付いています。
(糊無しは安いですが、糊を別途準備する必要があるのと、糊を塗る時間がかなりかかるので、DIYで貼る場合は糊付きがオススメです)

カッターに糊が付いて何回かカットすると切れ味が悪くなので、繋ぎ目を処理する前は必ず刃を折って新しい状態で作業をします。
2日目は天井に壁紙を貼ります。
天井に壁紙貼る時は斜めにならないようレーザー墨出し器を使って確認しながら貼り進めます。
上を向いての作業はかなりキツイので、急ぎながらも壁紙が破けないよう注意しながら作業しています。
壁紙をカットする時に力を入れすぎると石膏ボードの表面が割れてしまい、上手く壁紙の繋ぎ目が閉じません。逆に力が弱すぎたり、カッター刃の切れ味が悪いと画像のように裏紙が残ってしまい、ここも繋ぎ目が上手く仕上がらなくなる原因になります。

残ってしまった壁紙の裏地はカッターで慎重に処理します。
この作業を繰り返していくと、壁紙を切る時の力加減がなんとなくわかってきます。
※壁紙専用の薄い刃の(0.25mm)カッターがあるので別途用意した方がいいです。

サンゲツのグレー壁紙を貼った部屋

繋ぎ目も目立たず綺麗に仕上がりました。落ち着いた色で良い雰囲気です。
パテの作業も入れると1週間かかっているので、かなり大変な作業だったなと思います。

照明スイッチやコンセントは白で統一。ドアとキッチンとスイッチ類は白で、それ以外はグレーで仕上げています。まだダウンライト照明を設置できてないので次回の作業で取り付けて電気を点けたいと思います。

壁紙を貼りたいけど、1人で上手くできるか不安な方は脚立を補助替わりにしたり、専用の道具を用意して貼ってみてください。
これからマンション購入を検討されている方、中古住宅のリノベーションを検討している方、タグに「セーチのリノベ記録 五軒目」とつけているので、順を追って読めばリノベが完成するような構成です。ぜひ参考にしてくださいね。

セーチ

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セーチ

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DIYのブログ『DIY MAGAZINE』を運営。福岡在住の28歳です。物件をセルフリノベーションしていく過程とDIYに関する情報を発信しています。