家づくりの理想、描き放題!?移転後のtoolboxショールームに初潜入
外出自粛が続く今、リノベーションやDIYという言葉をよく聞くようになりました。それだけ、生活環境をよくしていきたいと思う方が増えてきているのでしょう。でも、いきなり家に手を入れるなんて難しいですし、何よりそんなアイデアが湧かない...。 そこで今回は、目白に移転したtoolboxのショールームに潜入調査!内装建材やDIYツールで知られる同社が提供する、理想を描き放題な空間とは一体!?
2023.04.20
INDEX目次
はじめに
皆さんは将来、どのような家に住みたいですか?地方に住みたい、都心に住みたい、お洒落な家に住みたいなど、あるのはざっくりとしたイメージだけ。あまり細かい部分までは決まっていないという方が多いのではないでしょうか。そんな時に活用したいのが、リノベーションや暮らしをテーマに扱うショールーム。今住んでいるお家に手を加えると何が変わるのか、使う素材によって印象や手触りがどう変わるのか、実際のイメージを体験することができます。
今回はその中でも、洗練されたデザインとユニークなアイデアに定評のあるtoolboxのショールームに潜入してきました。
今回はその中でも、洗練されたデザインとユニークなアイデアに定評のあるtoolboxのショールームに潜入してきました。
toolboxとは?
株式会社toolbox(ツールボックス)は、内装建材やDIYツール、リフォームサービスなど専門に扱う会社。同社が運営するウェブサイトでは、プロが企画・制作する実用的かつ洗練されたパーツが数多く販売されており、その実績と実力から、暮らしに関心のあるユーザーの心をガッチリとつかんでいます。
そんなtoolbox、実はショールームも持っており、以前DIYer(s)でも原宿へ取材しに行ったことがありました。ですが、2019年の9月、更なるサービス拡張を理由に目白への移転後、新しいショールームにはまだ取材に行けない日々が…。
そこで先日、満を辞して目白のショールームへ突撃!なので、今回はパワーアップした店内を思う存分楽しんできたので、その一部始終をご紹介させていただきます!
そんなtoolbox、実はショールームも持っており、以前DIYer(s)でも原宿へ取材しに行ったことがありました。ですが、2019年の9月、更なるサービス拡張を理由に目白への移転後、新しいショールームにはまだ取材に行けない日々が…。
そこで先日、満を辞して目白のショールームへ突撃!なので、今回はパワーアップした店内を思う存分楽しんできたので、その一部始終をご紹介させていただきます!
早速、潜入開始!
JR目白駅から歩くこと10分。地図を頼りに大通りを1本左手に入ると...ありました!toolboxロゴ入りの看板です。パッと見た感じでは見落としてしまいそうになりますが、「あったー!」という発見したときの気持ちを楽しみに、是非この光景を探してみてください。
ではいよいよ、この道を奥に進むとショールーム入り口です。緊張とワクワクを胸に、いざ、潜入開始!
ではいよいよ、この道を奥に進むとショールーム入り口です。緊張とワクワクを胸に、いざ、潜入開始!
※2020年6月現在、新型コロナウイルスの影響で完全予約制のため、看板は普段外に出ていないようです!ご注意ください。
まずは、ショールームへ踏み入れた時の光景をご紹介。「ひ、広い!」と思わずカメラマンと声を合わせました。それもそのはず、原宿にあったショールームでは手狭になり、目白では大幅に展示スペースを拡張したのだとか。左右には大きな空間が広がっており、お洒落なレイアウトが顔を覗かせています。我々は焦る気持ちを抑えて、ゆっくりと中へ進んで行くのです。
まずはフロントへ
ショールームへ入って、まず向かったのはフロント。スタッフの方がとびきりの笑顔で迎えてくれました。ここもよくみると、クラフト感あふれるカウンターや、そこへ並んだ工具類、吊り下がった数々の照明、既に暮らしのアイデアが満載です!流石はtoolboxのショールーム、世界観がしっかりと出来上がっていると感じました。
ちなみに後から聞いた話ですが、ショールームの空間づくりでこだわったのは「予期せぬ出会い」。探していた商品の隣にもっと欲しい商品が見つかったり、さりげない店内什器から家づくりのアイデアをひらめいたり、ショールームならではの仕掛けが見所の一つなんです。
ちなみに後から聞いた話ですが、ショールームの空間づくりでこだわったのは「予期せぬ出会い」。探していた商品の隣にもっと欲しい商品が見つかったり、さりげない店内什器から家づくりのアイデアをひらめいたり、ショールームならではの仕掛けが見所の一つなんです。
パーツごとに豊富な取り揃え!
スタッフさんに挨拶を済ませ、まず見て回ったのは、家づくりの素材が豊富に並んだコーナー。店内に入った時からその物量にはずっと目を奪われていました(笑)。 こうしてスペースを贅沢に使った展示も、広いショールームならでは。そのボリューム感に負けないよう、各コーナーの魅力、余すことなくお伝えします!
フローリング
まずはフローリングコーナー。こちらでは、床材として使われる素材が所狭しと展示されていました。確かに「床材はどんなものを使いたいですか」と聞かれても、なかなか答えられないですよね。そんな時、ここでは実際に床材の名前と特徴をスタッフさんに教えてもらいながら、置いてみたり、触ってみたりして雰囲気を確かめることができるんです!是非、自分のこだわり床材を見つけましょう。
ふと目をやると、DIYer御用達の古材もこんなに!そう、ここでは床材として古材もセレクトすることができるんです。ショールームでは商品の販売はしていないので、このまま持って帰るということはできませんが、気になる古材の仕上がりや厚みなどを直接自分の目で見て確認できるのは嬉しいです。
天板
こちらの棚にぎっしりと展示されているのは、机の天板とそのサンプル。ここではウレタンやオイル、無塗装など、様々な仕上がりの天板を実際に触って確認できます。また、仕上がりの違いでメンテナンス方法も異なるので、気に入った物についてスタッフさんに尋ねてみてください。このように、実際に食卓で使った際のイメージを持つことができるので、買った後に後悔、なんていうミスも防げそう。気が利いてます!
フローリングと同じく、直に触れる機会の多い木材はしっかりと触っておきたいですよね。
私も体験したのですが、木材の種類や塗料によって思った以上に質感が違い、驚きました。
そのため、無垢な素材感が好みの方、小さいお子さんがいるため汚れに強いものが良いなど、それぞれのニーズにあったものを選ぶことができます。
私も体験したのですが、木材の種類や塗料によって思った以上に質感が違い、驚きました。
そのため、無垢な素材感が好みの方、小さいお子さんがいるため汚れに強いものが良いなど、それぞれのニーズにあったものを選ぶことができます。
タイル
次に向かったのは、水回りの必需品・タイルコーナー!シンプルなものからカラフルでエネルギッシュなものまで、こちらも大満足の取り揃え。サンプル品はテイクフリーということで、持ち帰って自宅のキッチンと合わせてみるのもOKなのだとか。正直、タイルの手触りはどれも同じだとたかを括っていた私、種類・素材によってまるで違う感触に驚いてしまいました...。
また、このコーナーの嬉しいポイントがもう一つ。実は次にご紹介するキッチンコーナーが真横に設置されているため、toolboxのキッチンと合わせて見ることもできるんです!自宅のキッチンとイメージの近いものを選ぶもよし、気に入ったらキッチンごとtoolboxで揃えちゃうもよし、欲がどんどん湧いてきている自分に、ショールームの魔力を感じました。
キッチン
そしてこちらがキッチンコーナー。プロがお洒落にコーディネイトしたキッチンたちが数多く並んでいます。「キッチンの買い替えも、いつかはしてみたいけどなかなかタイミングがない」なんていう方も、こうした場で実際に作業のしやすさやサイズ感、デザインを体験し、イメージを膨らませられるのも魅力ですね。
こちらの写真をよく見てください。実はこのキッチンコーナー、それぞれに高低差をあえて出して設置してるんです。そう、これは来店した方が自分の身長に合った高さのキッチンで体験できるようにというtoolboxの工夫。快適な体験のための心遣いが、こうした節々に現れてきていますね。
各種パーツ
一際目を引くこちらの一角は、棚受けやドアノブをはじめとした各種パーツ類が展示されるコーナー!まるで美術品かのように整然と並んだパーツ類に、男心を撃ち抜かれること間違いなしです。豊富なバリエーションのパーツたちに、これまで思い浮かばなかった暮らしのアイデアが広がって、ずっと眺めていられそうです。
ちなみに私は、同じパーツでこんなに種類があるのかと最初は目が回りそうでした。ですが安心してください。スタッフさんが優しく説明してくれるので、帰る頃にはそれぞれの違いに凄く詳しくなっています(笑)。
そんな折に見つけた表札。オリジナルで制作できる見本のようなのですが、スチール素材にtoolboxのロゴがとても似合っていて、これが欲しい!と心の中で叫んでいました(非売品です)。こうした遊び心を見つけるのも、ショールームの楽しみのひとつかもしれませんね。
照明
素材パート、最後は照明コーナーです。こちらでは照明本体のデザインや電球との組み合わせを見ることができました。デザインはもちろんですが、用途や設置場所に応じた多くの選択肢から、自分のベストを選んでいくことができます。例えば、シェードのありなしによる光の広がり方や、ソケットの種類による見え方の違いなど、実際に見るからわかることって意外と多いですよ!
照明に付随して、もちろんスイッチ類も用意。見かける度にテンションの上がるトグルスイッチも発見し、サンプルなのをいいことについパチッ、パチッと操作してしまいました。
このように、スイッチを操作した時の感触も、オンラインストアでは伝わらないものなので、忘れずに試しておきましょう。
このように、スイッチを操作した時の感触も、オンラインストアでは伝わらないものなので、忘れずに試しておきましょう。
ちなみに照明に関してはこのコーナーだけでなく、ショールーム中が展示スペースと言ってもいいほど吊るされています。店内照明と商品展示を兼ねているのも粋ですし、高さ調整のコードの巻き方がお洒落で参考になったりと、つい上を向いて歩きたくなってしまいます。
組み合わせ無限大!素材を試すFitting Stand
素材コーナーを一通り見学した我々が、次にやってきたのはFitting Stand(フィッティングスタンド)。ここでは、店内中の素材と素材を組み合わせて、その相性を実際に確かめることができるんです。例えば、先ほど見たドアノブに合うのはどんな木材か、このタイルと蛇口を並べると色合いはどうかなど、具体的なイメージを持てます。
また、紙とペンも用意されており、店中を回っては気になる組み合わせを書き留めておくと、ショールームの中で家づくりをしているような感覚になれそうですね!
また、紙とペンも用意されており、店中を回っては気になる組み合わせを書き留めておくと、ショールームの中で家づくりをしているような感覚になれそうですね!
Fitting Standの足元には多くの木材サンプルが。こちらもテイクフリーとなっており、家に持ち帰って家具に合わてみることができます。
私も実際に、気になる棚受けを木材と組み合わせてみました!無骨な棚受けに合わせて古材にした方が良いのか、むしろ明るい木材でギャップを出した方がいいのか...。取材にきたことも忘れて黙々と体験してしまうほど、試行錯誤が楽しい作業です。
塗ったイメージが即分かる!Mixing Bar
Fitting Standのすぐ隣にあるこちらは、Mixing Bar(ミキシングバー)。フローリングや天板のサンプルとして置いてあった木材に、試しに色を塗ることができるブースなんです。確かに、木材によって吸い込み方が違ったり、塗料によって発色が違ったり、塗装って実際に塗ってみるまでは全然分からないですよね。それを試せるとは、なんて嬉しいサービス!塗料も豊富に用意されているので、思う存分試していきましょう!
ちなみに、塗装はスタッフの方が一緒に作業をしてくれるので、慣れていない方でも安心。また、様々な塗料を塗って見せてくれるので、「もう少し薄い色にしたいな」という具合に、自分の好みに近づけていくことができます。
塗料の特性などについても、詳しく教えてもらえました!撥水性や防汚性などの色だけじゃない部分まで理解すると、家具に使用する際に正しいものを選んでいくことができそうです。ただ物を見て買うだけじゃなく、こうしてスタッフの方とお話をして理解を深めていくことも、ショールームの特典ですね。
リノベのヒントがたくさん!ライブラリで一休み
広いショールームで疲れたら、ライブラリで一休みしましょう。ここはtoolboxのアイテムたちでコーディネイトされた空間で、ゆっくりと休みながら、お部屋のアイデアに触れることができます。
ライブラリというだけあって、リノベーションや暮らしに関する書籍がずらり。好きに読むことができます。ここまで見て回ったものを一度頭の中で整理して、どんな活かし方をしようか考えるのも良いですね。
ちなみに、この書籍たちにもとある仕掛けが。実は、toolboxのスタッフたち愛用の書籍がそのままここに並べられているのです。そのため、付箋やメモなどが付いており、プロがどのような目線で読んでいるのか参考にしながら読み進めることができます。こうすることで、なんだか自分もプロ気分。有意義な休憩時間が過ごせそうです。
定額制のリノベーション!ASSYを体験できるミニモデルルーム
一休みしたら、次のブースへ。こちらはtoolboxが提供する定額制リノベーションサービス、「ASSY(アシー)」のミニモデルルーム。定額制リノベーションとは、住戸面積によって料金が一律で決まっており、間取りは自由、内装はASSYのパッケージデザインをそのまま使えるというサービスです。そして、こちらのモデルルームでは、そのパッケージされた内装を体感することができます。
中に入ると、洗練された空間に思わず「このまま住みたい!」と思うこと必至。そうなったあなたは、是非ASSYでリノベーションを発注してみてください。
中に入ると、洗練された空間に思わず「このまま住みたい!」と思うこと必至。そうなったあなたは、是非ASSYでリノベーションを発注してみてください。
反対側にもキッチンが。先ほどのミニマルで洗練された作りとは一転、木の温かみのある雰囲気です。ちなみに、こちらがASSYの標準のキッチンなのだとか。
奥では、洗面台や寝室なども再現されていて、本当に広いショールームだと改めて実感しました。
ちなみに、ASSYでは水栓やタオル掛けまで、一つ一つ吟味された品を使っているのだそうです。つまり、細部までプロが作り込んだパッケージが出来上がっているので、あとはスケルトン工事をされた空間に間取りを決めるだけで、リノベーションが完了します。自分でこだわって作るのももちろん良いですが、プロのデザインをそのまま使える手軽さも選択肢として用意されているのは、選べる楽しさがありそうです。
ちなみに、ASSYでは水栓やタオル掛けまで、一つ一つ吟味された品を使っているのだそうです。つまり、細部までプロが作り込んだパッケージが出来上がっているので、あとはスケルトン工事をされた空間に間取りを決めるだけで、リノベーションが完了します。自分でこだわって作るのももちろん良いですが、プロのデザインをそのまま使える手軽さも選択肢として用意されているのは、選べる楽しさがありそうです。
新サービス!ライブ配信がスタート
現在こちらのショールームは、新型コロナウイルスの影響で完全予約制となっているそう。それによって、以前は月に600人以上来店していたそうですが、今は予約の200人が限界なのだとか。このような、どうしても対応できる人数が限られる中、toolboxではオンライン相談とショールーム内のライブ配信をスタート!今回は、配信の様子をチラッと見学させていただきました。
配信では、スタッフの方たちがショールーム内の各コーナーを巡り、アイテムやそれにまつわる知識などを紹介。まるで実際に来店したかのような気分になれます。なので、「興味はあるけど、目白まではなかなかいけない...!」という方は、まず配信を見てみるのも良いきっかけになると思います!
帰るまでがショールーム。目白のオススメスポットも掲載中
こちらは、toolboxのHPに掲載されている目白のおすすめスポットを載せたマップ。せっかく目白まで来たのだから、一日楽しんでもらいたいという想いから制作したのだそうです。ちなみに、私も取材帰りカメラマンと目白駅まで歩いてお昼を食べたりしたのですが、気になるスポットがいくつもありました!toolboxのショールームだけじゃなく、目白ごと楽しみ尽くす1日にしてみるのはいかがでしょうか。
まとめ
まさに、理想の暮らしを描き放題なtoolboxのショールーム、いかがでしたでしょうか。初潜入だったのですが、ショールーム内はとにかく広くて、これは本当に1日楽しめるなというのが素直な感想です。
また、取材をしていく上で印象深かったのは、toolboxのオンラインストアとリアルな場に対する考え方でした。現在、ショールームでは商品の販売はしていないのですが、それは商品の在庫などにスペースを割くより、実空間だからこそできる“体験”に力を入れたいからなのだとか。このように、リアルな場とオンラインの役割をきちっと棲み分けることで、ここまで充実したショールームになっているのだと感じました。本記事を読んで興味を持った方は、是非予約をした上で、訪ねてみてください。
また、取材をしていく上で印象深かったのは、toolboxのオンラインストアとリアルな場に対する考え方でした。現在、ショールームでは商品の販売はしていないのですが、それは商品の在庫などにスペースを割くより、実空間だからこそできる“体験”に力を入れたいからなのだとか。このように、リアルな場とオンラインの役割をきちっと棲み分けることで、ここまで充実したショールームになっているのだと感じました。本記事を読んで興味を持った方は、是非予約をした上で、訪ねてみてください。
WRITTEN BY
Japan
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