枯れ枝だって立派な木材!低予算でオシャレな壁掛けフックが完成!

毎日使う鍵などの小物は、どこに収納していますか?うっかり、どこに置いたか忘れてしまうこともしばしばあるかと思います。それを防ぐためにも今回は、簡単に作れる壁掛けフックをご紹介!メインの材料はなんと、山や公園に落ちている枯れ枝です!

2023.04.16

発想の転換!枯れ枝を使って作れる超簡単な壁掛けフックをDIY!

鍵の定位置として玄関先に設置したり、コートやバッグを掛けたり、インテリアグッズをディスプレイしたり…。多種多様な使い方ができる壁掛けフックは便利な存在ですよね。でも、オシャレな既製品を買おうとすると、5,000円以上のものがざらにあります。かといって、100均のものじゃ、チープで味気ない…。そう感じているなら、DIYに挑戦してみませんか?

今回ご紹介する壁掛けフックは、山や公園に落ちている枯れ枝を使って(※)、低予算かつオシャレに仕上がるナイスな逸品。流木はインテリア小物として人気ですが、枯れ枝だって一手間加えれば、自然の風合いを感じる木材に変身するんです!普段は見逃しがちな枯れ枝に、新しい価値をプラスしてみませんか?

※山や公園から枯れ枝を持ち帰る際は、自治体や所有者に確認してから持ち帰りましょう。今回は岩西さんの工房の敷地内に落ちている枯れ枝を使用しました。生えている木から枝を切り落とすのは、ダメ絶対!

作るもの

落ちている枯れ枝を拾い集めて、板に固定するだけの壁掛けフックを作ります。難しい工程は一切なし!塗装を加えてポップに仕上げたいと思います。空いた時間にサクっと作れる簡単なDIYなので、ぜひご参考にどうぞ!

材料

・枯れ枝 5本
・古材 約600×200mm
・ビス Φ2.0×32mm
・塗料 お好みで

STEP.01 枝を調達する

少しずつ涼しくなってきた今日この頃。散歩がてらに、材料となる枯れ枝を拾いに行くのも乙なものです。枝をピックアップする際のポイントは、Y字型になっていること。そして、しっかり乾燥しているものを選びましょう。内部が腐っていたり、虫に食われていたりするものを避け、しっかりと吟味しながら5本ほど拾います。
大きい枯れ枝や、細くなっている先端は、取り付ける板のサイズに合わせてカット。フックの強度を高めるために、できるだけ太めの枝をチョイスしましょう。

STEP.02 カッターや彫刻刀で皮を取り除く

枝を持ち帰ったら加工をスタート。準備しておく道具は、カッターや彫刻刀と、仕上げに使うヤスリです。
まずは、表面の皮を削ります。滑らかになるまで丁寧に剥いていって、凹凸をなくしましょう。なんとも地道ですが、完成度を高めるためには最も重要な工程です。
刃物の取り扱いには細心の注意を!
内側の白い部分が露出してスムースな表面になるまで皮を削りましょう。削りすぎると細くなって強度が落ちるので、写真ぐらいの太さでストップ。

枝の表面を研磨

次に、削った枝を細部までヤスリがけして完成度をアップ。サンダーをお持ちなら、効率よく作業できます。先端に丸みを加えるのがポイントです。
研磨が完了!どうでしょう?落ちていた時と比べて、見違えるほどキレイな仕上がりですよね。なんの変哲もない枯れ枝が、素敵な木材へと変身しました!

STEP.04 塗料の缶に枝を入れて着色

無垢のままでも雰囲気抜群ですが、ひとヒネリ加えてオリジナリティを出したくなるのがDIYerの性。ペンキでカラフルにしようと思います。
先端をペンキの缶にディップして、ラフに塗装します。ナチュラル感とポップさが融合した、可愛らしい見た目に早変わり!
こちらは少し斜めに浸して、個性を演出。こんな風に、ちょっとした遊び心をプラスするのが楽しいですよね。

STEP.05 枝を吊るして塗料を乾かす

クランプを使って塗料を乾かします。刷毛で塗っているのではなくディッピングによる塗装なので、付着した塗料は少し厚め。一見乾いているようでも、それは表面だけなので、しっかり時間をかけて乾かしましょう。
この日は天気がよかったので、30分ほどで完全に乾きました。これからの季節なら、乾燥しているとはいえ1〜2時間ほど乾かすのがベターです。
取り付ける5本の枝をバラバラの明るいカラーで塗りました。あとは板に取り付けるだけ!

STEP.06 土台となる板をカットして研磨

ベースの板をサンディングしておくことも忘れずに。大自然からいただいた枝を使っているので、土台の板は合板ではなく天然木を使うことをオススメします。

STEP.07 枝の取り付け位置を確認して取り付け

枝の伸びている方向や角度、バランスを考えながら、等間隔に配置場所を設定。枝の屈曲している部分が、しっかり土台に接地しているか確認してください。
割れないように下穴を開けてから、2箇所をビス止め。
これで完成です!特に難易度が高い作業はありませんでした。
木の温もりを感じさせつつ、ポップなカラーがインテリアのアクセントになる壁掛けフック。あえてウッディな雰囲気をなくしたオールブラックに染め上げてみたり、ワックスでアンティーク調にしてみたりetc. カラーリング次第でさまざまなな雰囲気を醸し出してくれるでしょう。ベースの板によって、大きさをアレンジしやす点も魅力の1つ。自宅の空いている壁にぴったりのサイズで製作してみては?
監修 RECLAIMED WORKS 岩西 剛

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DIYer(s)

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