いなざうるす屋、フェイクグリーンで広がるDIYの世界

「いなざうるす屋」って聞いたことがありますか?フェイクグリーンを取り扱うオンラインセレクトショップなのですが、インテリア好きの中ではおなじみの存在です。インタビューを通して、同店の魅力についてご紹介します。

2022.01.07

みなさん、フェイクグリーンという言葉を聞いたことがあるでしょうか?読んで字のごとく、リアルな植物ではなく、人工的に作られた植物のこと。フェイクなんて聞くと、「どうせ本物の植物に比べて見劣りするんでしょう?」と思う方も少なくないはず…。しかしそんなことはないんです!フェイクグリーンは本物とはまた違った魅力に溢れており、取り扱いショップも急増しています。
今ではインテリアアイテムの一つとしてポジションを確立したフェイクグリーンの魅力を、黎明期から発信し続けてきた人がいます。それはフェイクグリーンのオンラインセレクトショップ「いなざうるす屋」の店主、いなざうるす。2013年よりショップをスタートし、今では公式インスタグラムのフォロワー数が2万人を超えるほどの人気を集めています。
今回、いなざうるす屋の代表を務める、いなざうるすこと日下部さんに、ショップを始めた経緯からフェイクグリーンの魅力、DIYの楽しみ方などについて取材を行ってきました。

今回取材に伺ったのが、日下部さんのオフィスが入っているシェアオフィスLowp。オフィスのほかにも、ものづくり工房、シェアキッチン、カフェ・バーなどが入る“創造×創造の場”をコンセプトとした複合施設です。

ビル一棟をリノベーションして誕生したLowpのエントランスは、いなざうるす屋で取り扱うフェイクグリーンで彩られています。小さな多肉植物から鉢に入った大きな植物まで、バリエーションの豊かさに驚かされます。言われなければフェイクグリーンと気づかないリアルさを持っています。

エントランスにはキセログラフィカやコウモリランなどをレイアウト。

こちらもエントランスに設置されたサボテンやチランジアの寄せ植えは、アンティークのミリタリーボックスとも相性良し。ビルに一足踏み入れると見せ方についていろいろな提案がされているため、自分もやってみたいという気持ちが高まります。

こちらがいなざうるす屋の代表を務める日下部さん。それまで勤めていた会社を辞め、2013年にいなざうるす屋をスタートしました。現在、1歳の女の子を子供に持つ母親です。

それでは、日下部さんにいなざうるす屋について、フェイクグリーンの魅力について伺ってみようと思います。

-いなざうるす屋について教えてください。

フェイクグリーンのオンラインセレクトショップです。ほかにも不定期でイベントに出店したりしてます。ただそれだけではなくて、現在では全国のniko and ...リアル店舗とのタイアップのほかに、いなざうるす主催でイベントなども開催しています。また、いなざうるす屋という名前の由来は、私が書いていたブログのハンドルネーム“いなざうるす”から。そのハンドルネームは前職の同期たちに泣き顔が恐竜に似ているって言われてつけてもらったあだ名なんですが、とってもお気に入りなんです(笑)。

DIYクリエーターチーム「つるじょ」の発起人であり、メンバーでもあるいなざうるす屋の日下部さん。「DIY+GREEN もっとおうちを好きになる」を出版するほか、様々な書籍でいなざうるす屋のフェイクグリーンが紹介されています。

こちらは2月24日にLowpで行われたいなざうるす主催のイベント、INAFESの様子。オープン前にもかかわらず、多くの方で賑わっています。

花職人・はなのいえくるみさんによるスワッグ作り実演風景。その後ろにはつるじょメンバー“落書き屋 gami”さんがライブペインティングで製作したウォールアートが。

-いなざうるす屋を始めたきっかけは何ですか?

2009年ごろに、ひとつのフェイクグリーンに出会ったことがすべての始まりですね。雑貨屋さんで見つけたんですが、リアル度が高く一目惚れてしてしまって。そこで初めてフェイクグリーンを購入しました。そして当時住んでいた賃貸の部屋にある換気口を隠したくて、引っ掛けてみたんです。そしたら、ただそれだけのことでお部屋がなんだかグッと素敵になったんですよ。その後、マイホームを購入したことがきっかけで、そのフェイクグリーンをたくさん飾った部屋の様子をいろんな人に見てもらいたいと思って、ブログを書き始めました。そこからどんどんフェイクグリーンの虜になっていったんです。

日下部さんが雑貨屋さんで出会ったという、フェイクグリーンのモフモフ。 確かにフェイクとは思えないリアルな表情は感動ものです。

取材に伺ったLowpのエントランスは、先述のモフモフのほか、多種多様なフェイクグリーンで飾り付けされていますが、確かに吊るされたライトのケーブルやレールを隠すのに活躍しています。

先述のエントランス部分の写真を別角度から。いくつものモフモフを取り入れた圧巻のレイアウトに。

こちらはLowp内にあるカフェバーLowp KITHEN。こちらの店舗内にもハンギングタイプのフェイクグリーンがレイアウトされています。

Lowp KITHENにはキッチン前にモフモフや他種類のハンギングタイプのフェイグリーンを飾り付け。お家にはもちろんのこと、店舗装飾でも活躍するフェイクグリーン。そのポテンシャルの高さを感じます。

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DIYer(s)

Japan

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