DIY初心者が古家をリノベーションして移住した話

都内から千葉県の旭市(九十九里海岸のいちばん北です。)に移住して4年目のDIYerがやってみたことその中で感じたことをまとめてみました。

2018.08.21

via Natural high life

解体作業

はじめまして、Natural high lifeを楽しんでいる有馬です。

移住生活4年目=DIY歴4年目 

都内から千葉県の東部、千葉県旭市に移住して4年目の有馬といいます。
Naturalhighlife =自然で豊かな生活 を満喫するためにDIYを楽しんでいます。

移住前はDIYなどまったく縁のない生活でしたが、「自分たちのわがままをかなえる素敵な家を
住宅ローンを組まないで手に入れたい!」というチャレンジングな夢をかなえるために、リノベーションOKな中古物件をみつけて、たくさんのみなさんに応援していただきながらいまでは生活の中心にDIYがある毎日です。

今回は自宅リノベーションの様子を簡単にまとめてみました。

※移住先の旭市プロモーションサイトのリンクをはらせていただきます。※

古家を買ってリノベーション!

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古家 購入時

リノベーション前の様子です

リノベーションのテーマは「自分たちが主役になる!」ということでした。

とかくプランニングだけに関わることが多い住宅購入。あれもこれもでお値段もそれなりに。
新築でも20年もたてば修繕も必要になります。そして一生続く住宅ローン。。。

それだったら、少しくらい見た目が悪くても自分たちで手をかけた家に住みたい!リノベーション出来れば修繕も好きな時に出来るはず!

ちょっと欲をいえば、日本の伝統も大切にしたかったのです。時間とともに価値の出るアンティーク、そんな家に住みたいなと思っていました。

そういうわけで、自分たちでも購入できる古い家を地方で探して半年。念願の物件を旭市で手にいれることができました。工事がスタートします!

古家 購入時

以前の風呂場の様子です

妻は電気工事士に

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電気工事

Vケーブルを切断しているところ

「せっかくリノベーションするなら、自分たちでお金をかけるところとかけないところのバランスがとれればいいよねー」と夫婦で話していました。

そんなある日、妻が「電気の資格をとれば配線工事は、自分でできるんじゃない?」と提案。
彼女はがんばって半年で「電気工事士2種」(屋内配線ができる資格)をとりました。

インフラもDIYできる!

素材が命

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断熱の様子

床下と壁には羊毛断熱材

コストのバランスもこだわりでしたが、もうひとつのこだわりは 素材です。

実は、移住のもうひとつの理由が「健康的な生活がおくれる環境」でした。 
都会の生活でも食べるものや着るものをできる限り自然でサスティナブルなものにかえていましたが、せっかく自然の多い地方にすむなら自宅は自然素材だけにしてみたい!と考えていたわけです。

幸い、購入した家は築50年くらいの家ですのでふんだんに自然素材が残っています。リノベーションするにも合板や新建材はできる限り使わないようにしようということで、床下から塗料まで
天然素材のいいものだけにこだわりました。(素人でもネットで天然素材が購入できる時代です!)

自然素材なので、解体しても自然に還ります。DIYをたくさん取り入れることで一度に大金を用意しなくても、住宅ローンを組まなくても、憧れの自然住宅が手に入る!
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捨てばり

フローリングの下は合板の捨てばりはせずに、ヒノキの荒板。 床板は接着材なしのビス止めだけです。(多少ギシギシいいますw)

トラブルだらけのリノベーション

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虫食いのあった根太

ふかふかの床下はシロアリ。。。

はじめてのDIYだったので色々トラブルもありました。

寸法を間違えてしまうのは当たり前。はじめての電動工具に緊張の連続でバテてしまうことも。

床が妙にフカフカだなと思ったら床下をシロアリが食べていたなんてこともありました。(それで床は基礎からやりなおし。。。)

とにかく思い通りには工事が進みません。それでもつくる楽しさで平日はリノベーションのことばかり考えていました。

プロの手ももちろん必要!

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アイランドキッチン、ガスオーブン

アイランドキッチンはハンディハウスプロジェクトの中田製作所さんにお願いしました! ガスの接続はガス会社さん 水は水道会社さん プロは仕事がはやい!!

インフラ整備は法律で決められた資格のある人が施行しなければならないことが多いのですが、それとは別に、そもそも道具も持っていない状態からのスタート。 

誰を頼っていいのやら

ところが移住前からお世話になっている田んぼのご縁で、ハンディハウスプロジェクトさんに相談することが出来ました。

普段は施主が工事をお手伝いというスタイルのハンディさんですが、わがままをいってお風呂や洗面台、キッチン周りだけをハンディさんにお願いしました。

同時に解体作業や道具の使い方もレクチャーしていただき、なんとか工事をスタートしたのです。

それとご近所さんに元大工の棟梁がいてこちらから頼んでもいないのに(笑)、トンテンカンやっていると顔を出して色々ご指導くださいました。 おじさんも久々の大工仕事で血が騒ぐのか
数々のプロの技をみせてくれたりで、われわれを「週末に遊びにくる若いの」みたいな感じで
ステキなご近所付き合いも、移住前からスタートしていました。

今でも頼りになるDIYの師匠です!
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床はり指導

近所の引退した棟梁が長年の経験から外せないポイントだけ的確にご指導くださいました。「あとはわかるだろ」が決めセリフ!カッコイイ!

DIYは終わらない

そんなこんなで開始から約半年、あとは住みながらなおそう!ということでインフラが整い、床の施工が完了した時点で移住しました。

すでにご近所さんとも仲良くさせていただいていたので、「やっと越してきたかい〜」とあたたかく迎えていただきました。田舎ぐらしは人間関係が大変なんて声も聞きますが、そこらへんもDIYのおかげで無事クリアー!

そして移住後も少しずつ家をなおしていますがまだ終わりません(笑)

わざわざ昔ながらの土壁をつくってみたり、ご飯を炊くかまどをつくってみたり、ネット記事で気に入ったものがあればあれもこれも!(もちろんDIYer(s)が一番参考になりますよ!)

いまではすっかりDIYにはまっています。

DIYで得られた小さな成功体験の積み重ねはとても大切な財産です。いまでは工事現場を通りかかってもハンマードリルの音に癒されます。

なにより、初心者リノベーションでもお気に入りの家に住めています。

まだまだ手を入れていきたいところばかりですが、もし、迷っている方がいればぜひ挑戦してみてください!!
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最近の様子

ウッドデッキやパーゴラをDIY。 電動工具の騒音問題は、もちろんありません。

WRITTEN BY

Naturalhighlife 有馬

Japan

千葉県旭市でちょいなか暮らしを満喫しています。衣食住のDIY色々挑戦中!
米つくりから自宅のリノベーションまで大忙しです。