和室にキャットウォーク!築20年中古マンションを趣味全開でセルフリフォーム

28歳で福岡へ移住し、築40年を超える築古物件をセルフリノベーションしながら大阪と福岡の2拠点で生活。その様子をブログメディア「DIY MAGAZINE」で公開しているセーチです。今回は築20年の中古マンションをリフォームしてきました。リフォームを検討中の人は、ぜひ参考にしてください。

公開日 2023.07.21

更新日 2023.07.21

和室にキャットウォーク!築20年中古マンションを趣味全開でセルフリフォーム

リフォーム前の状況

1LDKの間取りで、玄関を入って左に靴箱があり向かいに1部屋あります。
床、建具は全て濃い茶色で全体的に暗い印象を受けました。
廊下の奥に行くと途中にキッチンがあり、奥の部屋が6畳の和室になります。
築20年と古くはないですが、全体的に傷みが見受けられます。

水回りの設備はそのままで内装を変更する

水回りは交換せずそのまま使用し、床や壁や扉の表層だけ手を加え、床はフローリングなのでナオスシートを貼って仕上げます。
クッションフロアより丈夫で、貼った後はフローリングを貼り直したかと思う仕上がりになるので重宝しています。床の一部が凹んでいたり、汚れが目立つので軽くヤスリをかけてシートが引っ付きやすくなるようにし、凹んでいる箇所にパテを塗って平にしていきます。
掃除機で表層のゴミを取り覗いたら、雑巾でヤスリの削り粉を拭き取ります。
(粉が残らないよう水拭きでしっかり拭き取ります。)

パテは粉の塊なのでシートの引っ付き力が甘くなるので、パテ上にはプライマーを塗って粘着力を高めます。
これで下準備はOK、廊下の長さに合わせてナオスシートを貼っていきます。
【ナオスシート アリアバーチW (NT-418)】

ナオスシートは「UR都市機構」と共同開発された商品。
詳しくは以前の動画と記事で説明しているのでそちらを覗いてみてください。

【DIY】床はシートで直す時代!『ナオスシート』で床を解体せずに張り直す

シート状になっていて裏紙がめくれるようになっています。
空気が入ると簡単には抜けないので、裏紙を少しずつめくって空気が入らないように押し出しながら貼ります。
溝に沿って押し込むとシートに溝が浮かび上がります。
「ナオスシート」はオレフィンを使った特殊シートなので、爪や竹ヘラを押し込んでも破けることはありません。
フローリングの溝に合わせて貼っていくので、余分な箇所は地ベラを使って切れ目を入れます。
切れ目を入れた箇所は手で剥がすことができ、2枚目は少し重ねるようにして貼ります。
ナオスシートは厚さ0.2mmなので、この時点では重ねて貼っていますが繋ぎ目が分からないです。
フローリングの溝に沿って切れ目を入れ余分なシートを剥がしたら廊下の完成。

グレージュの建具に変更

クローゼットや扉はナオスタックシートを使って全て統一します。
【ナオスタックシート ライトグレー (NT-S05)】

茶色い重たい印象を、女性が住む明るく柔らかいイメージになるようグレージュに近い色を選びました。
ドアもシートが引っ付きやすいようにヤスリをかけ、吸着力を上げるプライマーを全面に塗ります。枠まわりは引っ付きにくいので、内側や角までしっかりヤスリをかけて塗ります。
これで下準備OK、ナオスタックシートをドアに貼っていきます。
中央のガラス部分は角から内側に切れ目を入れてくり抜きます。
くり抜いた後、余った枠部分のシートが破けないよう慎重に剥がします。
(角が破けやすいので慎重に。)

ギリギリまで剥がしたら枠に沿って余分なシートをカット。
外側は角に沿ってシートを巻き込んで貼ります。
最初に角がでるようにしっかり折り目にそって貼り空気が残らないように外枠部分を貼ります。
内枠部分は細く切ったタックシートを当てて部分毎に貼ります。
下のシートは厚めの字ベラでカットすることでシートが立ち上がり、角が重なるように施工できます。
両方とも薄い字ベラだと、際に隙間ができてしまうので使い分けた方が良いです。
裏面も同じように貼ったら戻して完成です。

廊下はパネルを張って高級感を出す

玄関を開けるといきなり壁が現れるので、この目線に建具と同じシート柄のパネルを張って高級感を演出したいと思います。
パネルの繋ぎ目にはタックシートを貼っておきます。
パネルはキッチンパネルを貼る時に使う両面テープと接着剤を使います。(ホームセンターで購入できます)
パネル通しの間隔が同じになるように5mmの板を挟んでいます。
この作業がなかなか大変。
洋室のドアを巻き込むようにパネルを施工したら廊下も完成です。

和室リビングにキャットウォークを取り付ける

和室リビングの床の間は業者に解体してもらい、キャットウォークを取り付けるので下地に合板を施工してもらいました。

この壁一面にキャットウォークを取り付けていきます。
「DAIKEN」ねこステップ棚板 ME6203-MLR を壁に取り付けていきます。
金物は別梱包でまとめられていたので、それぞれ組み立てていきます。
ねこステップ棚板は金具を壁に固定して、板を差し込むような造りです。
完成後のイメージをしながら取り付ける位置を決めていきます。
宇宙船 猫ハウス 左開き「MYZOO」を終着点にキャットウォークを使ってくれたらと思っています。
「ねこルート」を取り付けて、ねこステップと猫ハウスを繋げます。

最後に差し込んだキャットウォークをビスで金具に固定したら完成です。

猫と暮らす築20年中古マンションの完成

廊下before
全部屋の壁、床、建具の修繕とキャットウォークを取り付けました。
左手のパネルとドアの柄をグレージュで統一し、床をホワイトにすることでグレージュが目立ち柔らかい印象に変わりました。
和室リビングbefore
和室は琉球畳に変更。
右手の壁一面にキャットウォークを取り付け、左手の窓がある壁は濃いグレーをアクセントに入れています。

※作業風景を動画にまとめています。

【DIY】東京の「築20年中古マンション」をセルフリフォーム!和室にキャットウォークを取り付ける!

今回の床や建具はしっかりしていたので大規模な解体や水回りの交換はせず、ナオスシリーズの商品を使ってリフォーム費用を抑えています。

今回使用した「ナオスシート」「ナオスタックシート」部分補修などでも使えるので、中古マンション購入を検討している方、リノベーションを検討している方は参考にしてみてください。

セーチ

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セーチ

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DIYのブログ『DIY MAGAZINE』を運営。福岡在住の28歳です。物件をセルフリノベーションしていく過程とDIYに関する情報を発信しています。