暮らし方は、“家”それぞれ!「無印良品の家」全4タイプを徹底解説
住まいの理想は人それぞれ。例えば、都心に住みたい人、郊外に住みたい人、家族構成によっても、求める住まいは違いますよね。ただ、これらに正解はなく、自分に合った家を見つけるというのは一番大切で、難しいことです。 今回は、以前DIYer(s)でもご紹介した「無印良品の家」を、特徴別にまとめてご紹介!自分にぴったりな家を探してみてください。
公開日 2020.07.17
更新日 2022.01.07
INDEX目次
はじめに
皆さんは将来、どのような住まいで暮らしたいですか?近頃はテレワークの普及や外出自粛などで、以前よりも家にいる時間が長くなり、新居を考え始めた方も多いのではないかと思います。でも、せっかく住むなら、お洒落で、自分らしくて、家族と一緒に暮らせる、そんな家が良いですよね。理想の住まいを見つけるためにも、選択肢は少しでも多く用意して、見比べて見ることが何より大切だと思います!
そこで今回は、以前DIYer(s)でもご紹介した「無印良品の家」から、全4タイプの特徴をまとめてご紹介!無印良品ファンのみならず、多くのファミリー世帯から支持されるその魅力に迫っていきます。
そこで今回は、以前DIYer(s)でもご紹介した「無印良品の家」から、全4タイプの特徴をまとめてご紹介!無印良品ファンのみならず、多くのファミリー世帯から支持されるその魅力に迫っていきます。
その前に、無印良品の家って?
「無印良品の家」は、無印良品が手がける住まいのブランド。「永く使える、変えられる」というコンセプトで設計された4タイプの家が用意されており、それぞれが個性的な特徴を持っています。実は以前、4タイプの家をそれぞれDIYer(s)でご紹介したところ、大きな反響が!じゃあ、改めてどの家がどんな人向けなの?という疑問にお答えして、今回は4つの家をまとめさせていただきました。
「木の家」は、間取りに縛られない。お子さんの小さいファミリー向け
まず最初はこちら。大きな吹き抜けと、木目調の床や壁が特徴的な「木の家」です。リビングと家全体がつながっているので、広々とした空間が出来上がっています。また、このように壁を取り払った作りは無印良品が強く意識している部分で、「木の家」に限らずシリーズを通して見られる特徴でもあります。
このように、子ども部屋もリビングと壁を隔てずに繋がっています。これによって、小さいお子さんが上で遊んでいても気配を感じることができ、下で作業をする親御さんも安心。冒頭に小さいお子さん向きだと書いたのは、このためです。
また、壁一面に大きな窓が配されているため、日光も家全体に行き渡り、窓を開ければ風が家中を通り抜けます。このように、家族と空気がゆるやかに繋がる室空間はただ広く見えるだけでなく、家族のコミュニケーションを促す機能もあるんです!
また、壁一面に大きな窓が配されているため、日光も家全体に行き渡り、窓を開ければ風が家中を通り抜けます。このように、家族と空気がゆるやかに繋がる室空間はただ広く見えるだけでなく、家族のコミュニケーションを促す機能もあるんです!
「家族とはいえ、プライバシーが気になる...」という方も安心してください。「木の家」では、取り替えが自在なパーテーションが用意されていて、レールのある場所であれば空間を自由に仕切ることができるんです。
なので、お子さんの成長に合わせて、その都度部屋を作り替えていくなど、融通が利くのも嬉しいポイント。長く暮らしていきたいファミリーにはぴったりの家です。
なので、お子さんの成長に合わせて、その都度部屋を作り替えていくなど、融通が利くのも嬉しいポイント。長く暮らしていきたいファミリーにはぴったりの家です。
「木の家」の外観はこちら。シンプルかつ洗練されたフォルムは、何年住んでも飽きがきません。庭やウッドデッキも用意されているので、休日はDIYやお子さんとキャッチボールなど、自宅でも充分楽しむことができそうですね。
「窓の家」で景色を楽しむ。洗練された暮らしがしたい人向け
マイホームを買う決め手は建物だけでしょうか。いいえ、きっと、家のある土地柄や窓からの眺めなど、周辺環境が気に入ったからという方も多いはずです。この「窓の家」では、家の好きな位置に、好きな大きさの窓を作ることが可能。つまり、お気に入りの景色の位置に窓を作れば、その景色をそのまま額に入ったインテリアのように切り取ることができます。
景色がインテリアのように見える秘密は、窓枠。というのも、一般的な住宅の窓は、縁に太い枠がついてしまい、そこに「窓がある」という認識を強くさせてしまうんです。ところが「窓の家」では、この窓枠を排除。まるで景色が切り取られたようなこの光景は、無印良品の窓に対するこだわりが実現させたと言えます。
景色がインテリアのように見える秘密は、窓枠。というのも、一般的な住宅の窓は、縁に太い枠がついてしまい、そこに「窓がある」という認識を強くさせてしまうんです。ところが「窓の家」では、この窓枠を排除。まるで景色が切り取られたようなこの光景は、無印良品の窓に対するこだわりが実現させたと言えます。
窓を好きな位置に開けられるのであれば、せっかくなら日当たりのいいところに開けたいですよね。ついでにお気に入りの家具に合わせて高さも決めれば、このように食卓を優しく照らす天然の照明が完成します。外の景色を楽しみながら会話すれば、家族の食卓もパッと明るくなること間違いなし!
寝室に設置すればベッドに光が差すようになります。外の明るさや暗さを肌で感じることができるので、規則正しい日々を送るのに一役買いそうですね!他にも、玄関にワンポイントで小さく作れば、時間帯や天気で表情を変えるピクチャーウインドウになるなど、まだまだアイデア次第で可能性が広がりそう!家族で「どこに窓があったら嬉しいか」を考えるのも、きっと楽しいですね。
「窓の家」の窓は、外に向いているだけではないんです。なんと家の中にも、窓に見立ててくり抜かれた壁が!そう、これは家族同士のコミュニケーションを増やすために用意された仕掛け。「木の家」のように吹き抜けで大きくつながっている訳ではありませんが、窓を覗くような感覚で、リビングでテレビをみたり、廊下を歩いている家族を目にすることができます。最近はスマホが普及したことで、家の中でもLINEでやり取りするという、寂しい話も聞いたりします。なので、家族との関わりを今以上に大切にしていきたい、そんな方に、「窓の家」がおすすめです。
「縦の家」で編集する暮らし!都心を豊かに楽しみたい人向け
「なんとか都心で暮らしたいけど、戸建ては高いし諦めようかな...」そんな風に考えていたあなたにぴったりな家が、「縦の家」です。別名“編集する家”と呼ばれ、都市部の狭小地を縦に生かした、長細い形が特徴的。
家の中心には吹き抜け状のスケルトン階段が伸びており、それを取り囲むように6つの空間が広がっています。ここに、この家が“編集する家”と呼ばれる由縁があるのですが、実はこの6つの空間、想定された部屋割りがないんです。極端な話、どこをお風呂にしても、どこをリビングとして使ってもOK。自分や家族の生活がしやすいように、必要な要素を必要な場所に配置していく作業は、確かに“編集”ですね!
家の中心には吹き抜け状のスケルトン階段が伸びており、それを取り囲むように6つの空間が広がっています。ここに、この家が“編集する家”と呼ばれる由縁があるのですが、実はこの6つの空間、想定された部屋割りがないんです。極端な話、どこをお風呂にしても、どこをリビングとして使ってもOK。自分や家族の生活がしやすいように、必要な要素を必要な場所に配置していく作業は、確かに“編集”ですね!
こちらが実際の家の中の様子。ご覧の通り、隣や上下の空間が仕切られることなく繋がっています。もちろん、一緒に暮らす家族がコミュニケーションを取りやすくするためであり、無印良品の一室空間へのこだわりがよく現れていますね。
また、暮らしていく中で家族が増えたり、お子さんが大きくなったりと、最初に考えた部屋割りでは都合が悪くなることもきっとありますよね。そんな時は、部屋の用途をガラリと変えたり、お子さんの部屋を最上階に入れ替えてプライバシーを守ってあげるなど、ライフステージに合わせて編集し直してあげましょう!
また、暮らしていく中で家族が増えたり、お子さんが大きくなったりと、最初に考えた部屋割りでは都合が悪くなることもきっとありますよね。そんな時は、部屋の用途をガラリと変えたり、お子さんの部屋を最上階に入れ替えてプライバシーを守ってあげるなど、ライフステージに合わせて編集し直してあげましょう!
これだけ縦に長い家だと、「下は寒くて上が暑いのでは?」と、室温が気になる方も多いのではないでしょうか?確かに、全体に空調を行き渡らせるのにも、電気代がかかりそうですよね。でもご安心ください。高断熱を誇る「無印良品の家」では、家全体で均一の室温を保ってくれます。できる限り空調には頼らず家の性能で快適な温度を実現してくれるため、むしろ電気代の節約に貢献します!
ちなみに、階段を登り切った先には天窓があり、ここから家全体に光が差し込んでいます。これらの光が家に適度な暖かさを運び、上から下まで暮らしやすい環境に整えてくれています。
ちなみに、階段を登り切った先には天窓があり、ここから家全体に光が差し込んでいます。これらの光が家に適度な暖かさを運び、上から下まで暮らしやすい環境に整えてくれています。
こちらが外観。まさに「縦の家」という名前がぴったりな形をしていますね。実は、都心でこのように外壁を木材板張りにすることは、防火指定の観点からすごく難しいんです。ですが、これにも無印良品はこだわり続けて見事クリア。都会に立つ一本の木のような姿は、都市部で豊かな暮らしを諦めないコンセプトを象徴しています。
「陽の家」で平屋暮らし!地方でスローライフを送りたい人向け
最後は、「無印良品の家」唯一の平屋。郊外暮らしを想定した「陽の家」です。無印良品が快適な暮らしの一つの理想形とまで言うこちらの平屋は、将来的には郊外で暮らしたいと考えている方達に是非ご紹介したい住宅です。
ところで、平屋と聞いてもピンと来ない方も、意外と多いんじゃないでしょうか?今でこそ2階建て以上の家が多くなりましたが、昔の日本ではスタンダードな住居として平屋が愛されていました。ところが、都会では特に、土地を贅沢に使う平屋に住むのが難しくなり、最近ではめっきり見なくなってしまいました。
そんな中、無印良品が提案する平家、気になりますよね!早速中を見てみましょう。
ところで、平屋と聞いてもピンと来ない方も、意外と多いんじゃないでしょうか?今でこそ2階建て以上の家が多くなりましたが、昔の日本ではスタンダードな住居として平屋が愛されていました。ところが、都会では特に、土地を贅沢に使う平屋に住むのが難しくなり、最近ではめっきり見なくなってしまいました。
そんな中、無印良品が提案する平家、気になりますよね!早速中を見てみましょう。
こちらが内装。家の端から端まで見渡せる広々とした光景は、実は平屋だからこそなんです。と言うのも、上階を支える必要がないので、その分の柱や壁が不要に。また、階段などに使われるスペースもないため、ワンフロア分の広さを最大限使うことができるんです。
壁がない生活がここまでストレスフリーだとは、普段都市部で生きているとなかなか意識しづらい部分だと思います。
壁がない生活がここまでストレスフリーだとは、普段都市部で生きているとなかなか意識しづらい部分だと思います。
支えが少なくても良いと言う利点は、大きな窓を作り出せることにも繋がります。「陽の家」では、全開口サッシを採用しており、開けるとまるでリビングと庭が繋がったかのような光景を生み出すことができます。これなら、ちょっと机を外に出して作業してみたり、中と外を最大限使ったホームパーティ開いたりと、庭との付き合いが上手になりそうです。
窓から外に踏み出すと、その先にはウッドデッキが登場!広々とした空間にはオプションで堀をつけることもできるので、家族でBBQなど、自宅にいながら簡単なアウトドアも可能にしてくれます。
このように、都市部じゃできないあんなことやこんなことをを叶えてくれるのが「陽の家」。ファミリーはもちろん、夫婦の2人暮らしや別荘としてなど、幅広い用途に対応してくれそうです。テレワークが進むこれからの時代、住居を都市部に拘らなくなったら、ますます選択肢として存在感が強くなってくるのではないでしょうか。
このように、都市部じゃできないあんなことやこんなことをを叶えてくれるのが「陽の家」。ファミリーはもちろん、夫婦の2人暮らしや別荘としてなど、幅広い用途に対応してくれそうです。テレワークが進むこれからの時代、住居を都市部に拘らなくなったら、ますます選択肢として存在感が強くなってくるのではないでしょうか。
まとめ
暮らし方に合わせて4タイプ用意された「無印良品の家」、いかがでしたでしょうか。気になった家がありましたら、それぞれの家について詳しく書いた記事を公開しておりますので、是非そちらもご参考にしてみてください!
また、「無印良品の家」は、入居者インタビューや家についての講座など、幅広くサービスを展開しているので、そちらをみて見るのもイメージが湧きやすくて良いかもしれません。
それでは、皆様が理想の住まいに出会えることを祈っております。
また、「無印良品の家」は、入居者インタビューや家についての講座など、幅広くサービスを展開しているので、そちらをみて見るのもイメージが湧きやすくて良いかもしれません。
それでは、皆様が理想の住まいに出会えることを祈っております。
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