間取りはもういらない。無印良品の『木の家』で叶う“顔の見える”暮らし。

自然派な家具や食品、アパレルのメーカーとして知られる無印良品ですが、実は家づくりにも取り組んでいることはご存知でしょうか?簡素だけど上質、そんな無印良品らしい要素を備えた家が、暮らし方に合わせた4タイプ用意されているんです。本記事では、そのシリーズの第1作目にあたる『木の家』をご紹介。

公開日 2020.05.29

更新日 2022.01.07

間取りはもういらない。無印良品の『木の家』で叶う“顔の見える”暮らし。

はじめに

皆さんは、将来住みたい家について考えたりはしますか?家は一生に一度の買い物と言われますが、子供が成人して家を出て行ったり、親の介護で同居が始まったり、ペットを買い始めたり、実際長く暮らすうちに好みや家族構成って変わっていくものですよね。今回は、そんな声を受けて誕生した『無印良品の家』について、その魅力を徹底的にご紹介していきたいと思います。

『無印良品の家』ってなに?

間取りはもういらない。無印良品の『木の家』で叶う“顔の見える”暮らし。
『無印良品の家』はその名の通り、無印良品の提供する戸建・リノベーション物件のことです。あの無印良品が家作りなんて、なんか凄そう!と思うかもしれませんが、そう、凄いんです。あの見慣れた無印良品らしいシンプルなデザインが見事に住居に入り込んでいますし、断熱効果、耐震設備どれをとっても一級品。しかも家の随所に楽しそうな仕掛けが...!いや、百聞は一見に如かず!早速みていきましょう!

木の家ってどんな家?

間取りはもういらない。無印良品の『木の家』で叶う“顔の見える”暮らし。
『無印良品の家』はライフスタイルに合わせた4つのタイプの家から選ぶ事ができるのですが、今回はシリーズの第1作として登場した『木の家』をご紹介します。なんだか、ネーミングからブランドらしさが伝わってきて、ワクワクしてきます。

家を見渡す開放感!間取りの概念を無くした家

間取りはもういらない。無印良品の『木の家』で叶う“顔の見える”暮らし。
『木の家』に入ってまず感じることは 家全体が見渡せるということ。それもそのはず、本来、木造住宅は壁によってその強度を高めているのですが、『木の家』はその壁が圧倒的に少ないのです。これは、壁ではなく家の骨格自体に強度を持たせるSE構法というものを採用しているからなのだそうで、結果として家を見渡せる大きな一室空間が出来上がっています。これなら小さなお子さんがいても隅々まで目が届きますし、何より家族の顔が見える暮らしというのは安心ですよね。
間取りはもういらない。無印良品の『木の家』で叶う“顔の見える”暮らし。
“でもそれって丸見えって事なんじゃないの?”と心配になったあなた。『木の家』は、付け替え自由な間仕切り壁を使って空間を自由に仕切れるので、プライバシーもしっかり守れます!ライフステージに合わせてお子さんの年齢や家族構成に最適な個室を作り出せる、まさに間取りという概念が消え去った家なんです!
間取りはもういらない。無印良品の『木の家』で叶う“顔の見える”暮らし。
『木の家』の開放感は横だけでなく、縦にも広がっています。それを象徴しているのがこの大きな吹き抜けスペース!1階と2階がスムーズに連結されているので、声もよく通り、別の階にいてもコミュニケーションが取りやすそうです。また、リビングに面した窓は階をまたいで広がり、家全体に同じ光が差し込むように設計されています。立体的な広がりのある住まいの中に、ゆとりある家族での団欒が目に浮かんできますね。ますます住んでみたくなるッ...!

外遊び好きにはたまらない!憧れの土間ライフ

間取りはもういらない。無印良品の『木の家』で叶う“顔の見える”暮らし。
昔から日本家屋では、土間が愛されてきました。野菜を洗ったり、農作業の室内作業場として、半屋外なスペースは勝手がよかったのでしょう。驚くなかれ、なんとその土間、『木の家』でも楽しむ事ができるんです。外遊びが好きな方であれば、キャンプ用品や釣り具のメンテナンス作業を。おうち派の方もDIYの作業スペースなど、床がコンクリートになっているので、ちょっとリビングでは気が引けるようなことをするのにとっても便利!アクティブな方にとっては家で一番好きな場所になるかも...!?
https://www.muji.net/ie/
大容量の収納も隣接しているので、メンテナンスの終わったアイテムなんかをそのまま保管しておくことも出来ます。家の中を経由しないので、ちょっと汚れていてもそのまま出し入れが出来ちゃうのが嬉しいポイント!ちなみに、『無印良品の家』は無印良品の収納アイテムがぴったりと収まるように設計されているそうですので、家と一緒に収納も無印良品で備えてみると快適です。気付けば、ムジラー化が進んでしまいそう(笑)。

住めば住むほど、味のでる壁

https://www.muji.net/ie/
長く住むからこそ、将来的な劣化も気にしたいところです。特に、家の壁ってクロスが剥がれたり、お子さんの落書きで汚れちゃったり、劣化が目立ちやすい部分。ところが、『木の家』は壁が塗り壁になっているので、剥がれることもなければ、何度でも上から塗り直しが可能なんです。これならば、お子さんの成長に合わせて落書きを残したり消したりでき、神経質になる必要もありません!
間取りはもういらない。無印良品の『木の家』で叶う“顔の見える”暮らし。
また、年月が経っても、塗り壁の場合は劣化するのではなく“味のある風合い”になっていきます。古くなっていくことを楽しみつつ、家への愛着をもつ事ができそうです。素敵!

これぞ無印良品!飾らない玄関から出かけよう

間取りはもういらない。無印良品の『木の家』で叶う“顔の見える”暮らし。
『木の家』の最後の推しポイントはこちらの玄関。一見なんの変哲もない玄関ですが、どの季節にも寄り添うシンプルさが、何より心地良さを与えてくれるのです。新築の玄関というと、門をつけたり装飾や塗装をしたりと、つい派手にしてしまいがち。ですが、『木の家』は肩肘張らず、飾らないデザインにする事で、日常に溶け込む豊かさを表現してくれています。
間取りはもういらない。無印良品の『木の家』で叶う“顔の見える”暮らし。
扉は断熱アルミでできており、断熱性と気密性は抜群。そのため、暑さや寒さが厳しいことが多い玄関前もいつでも快適。安心の無印良品クオリティですね。
家全体に言えることですが、簡素だけど上質、そんな無印良品らしさがこの玄関にはよく出ています。

シンプルなだけじゃない快適さが魅力!

大きな買い物だからこそ、長く暮らせる家を選びたいもの。無印良品の『木の家』は、デザインのシンプルさと暮らしに合わせて変化する快適さが合わさって、今も30年後もちょうどいい、そんな家づくりを実現していました。親子の関係が希薄になりがちだと言われる現代だからこそ、お互いの顔がよく見える『木の家』が求められているんですね。

INFORMATION

DIYer(s)

WRITTEN BY

DIYer(s)

Japan

DIYer(s)編集部です。DIYのアイデアやハウツー、おすすめツールやショップ情報まで幅広くお届けします!