風水的にNGなキッチンの方角って?間取り設計で運気アップを目指すコツ!

風水を取り入れたキッチンの間取りや方角を紹介します。方位の求め方や、シンク・コンロの場所、インテリアの決め方など、初心者でもできるキッチンの風水効果を高めるコツをまとめました。これから大掛かりなリフォームをする人や新築の間取りを考える人は、ぜひ参考にしてください。

2022.01.07

住宅に住み始めてしばらく経つと、気になってくるのがキッチンのリフォーム。ライフスタイルの変化に伴い、設備交換や位置変更、インテリアを一新する人も多いようです。「キッチンのデザインで迷っている」「間取り変更でキッチンの場所が決まらない」という人は、リフォームに風水の考え方を取り入れてみてはいかがでしょうか。
この記事では、これからキッチンリフォームをする人や、新築の間取りを考える人に向けて、風水を取り入れたキッチンの作り方を紹介します。風水初心者の人でも無理なく取り入れられる方法をまとめたので、ぜひ参考にしてください。

家族のエネルギーを生み出すキッチンは、風水でも気を使いたい場所

風水とは、中国で古くから伝えられている環境学のことです。食事や身に着けるもの、住む場所など、周りの環境すべてが運気を司っているという考え方で、日本でも都づくりなどで風水の考え方が使われてきました。
現在、日本で普及している風水は「家相学」と呼ばれる家づくりの知識と融合したもの。家の間取りやインテリアの配置・配色など、住居のデザインや設計を決める時に多くの人が風水の考え方を取り入れています。

風水では、地球上すべてのものは木・火・土・金・水いずれかの性質を持ち、それぞれ異なる相性を持つと考えられています。キッチンは、相反する火と水の性質を持つため、よくない運気が発生しやすい場所です。そのため、風水効果のある間取りや配色などを取り入れて、気のバランスを整えることが重要なのです。

また、食事を作り、家族のエネルギーを生み出すキッチンは、特に健康運と金運に影響を与えます。「家族がより健康に過ごせる家を作りたい」「転職を成功させて報酬をアップさせたい」という人は、キッチンの風水を考えてみることが効果的です。インテリアの配色を見直す、小物の位置を変えるなど簡単にできる風水テクニックもあるので、ライフスタイルにあった方法をぜひ取り入れてみてください。

「風水的NG方角」を知っておこう!キッチンに向かない「凶方位」について

キッチンは水回りの中でも、特に気のバランスや安定感に注意したい場所です。ここでは、方位の見方や避けるべき配置など、キッチンの間取りを決める時に気を付けるべきポイントを解説します。

何が基準?キッチンの方位を求める方法

部屋の方位を求める時に用意するものは、家の間取り図と方位盤です。まずは、1階の間取り図の四隅から対角線を引き、線が交わった場所を家の中心とします。次に、対角線の交点と方位盤の中心が合うように2つを重ね、間取り図の北と正中線を合わせます。この時、方位磁石が指す方角ではなく、間取り図に記載されている真北を基準とするのがポイントです。

間取り図が正方形や長方形ではない場合は、別の方法で家の中心を求めていきます。家の凹凸部分が辺の1/3未満であれば、凹凸を除き、正方形や長方形と同じように対角線の交わる点を中心とします。一方、凹凸部分が辺の1/3以上の場合は、凹凸を平均とした四角形を作り、その対角線を結んで中心を求めましょう。

キッチンを含む「三備」は、鬼門・裏鬼門への配置を避けよう

キッチン、玄関、トイレは「三備」と呼ばれ、風水において重要な役割があります。三備は、家の運気に影響を与えやすいため、部屋の配置に注意が必要です。特に鬼門と呼ばれる北東、裏鬼門と呼ばれる南西は運気を下げやすいため、三備の配置は避けるのがよいでしょう。また、西日が差し込みやすい西にキッチンを作ると、食べ物を腐らせる恐れもあります。これからキッチンの位置変更をする人や新築を購入する人は、これらの方位を避けて間取りを決めてみてください。

三備それぞれの役割を見ていきましょう。キッチンは家族が顔を合わせる場所なので、家全体の健康運や成長運、そして金運にも影響を与えます。なるべく清潔感のある明るい空間を心掛け、方位や日当たり、風通しなどにも気を配れればベターです。
玄関は、すべてのエネルギーの通り道と言われ、よい気を招き悪い気を落とす場所です。家の運気を左右するため、なるべく整理整頓し清潔な状態を保っておければ理想的。
トイレは「不浄の場所」と呼ばれ、臭いや汚れなどで、ほかの場所に比べて悪い運気が発生しやすい場所です。こまめな掃除に加えて、開運インテリアや配色などでよくない運気を取り除くとよいでしょう。

コンロやシンクが「家の中心」に当たらないよう注意!

近年はキッチンとダイニングルームが一体になっている間取りも多く、明確な仕切りや壁がないケースもあります。その場合は、どこまでをキッチンとするか、方位はどちらになるのかなどがわかりにくいものです。

仕切りがないダイニングキッチンの方位を判断する基準は、「家の中心から半径2m以内にシンクやコンロがあるかどうか」です。2m以内にこれらがある場合は、家の中心にキッチンが置かれていると考えましょう。しかし、風水的には、家の中央にキッチンがある間取りはあまり好まれません。アイランドキッチンや対面キッチンを、壁付けキッチンに変更するだけで家の中心から2m以上確保できるケースも多いので、設備交換リフォームをする時などは、キッチンの種類にも気を配るとよいでしょう。

また、スペースの関係で、鬼門・裏鬼門や、西にどうしてもキッチンを配置せざるをえない状況もあります。その場合は、ガスコンロではなくIHヒーターを導入するのもオススメです。キッチンが持つ火の性質を弱めてくれるので、気のバランスが安定しやすくなります。

キッチンの間取りやインテリアはどう決める?上げたい運気別の吉方位&オススメカラー

ここでは、キッチンの配置に適切な方位や取り入れるべきカラー、アップできる運気などを紹介します。間取り変更が難しい人は、インテリアに開運カラーを取り入れるだけでも効果があるのでぜひ参考にしてください。

朝日が昇る吉方位!健康運が気になるなら「東」のキッチン

木の性質を持つ東は、キッチンが持つ水や火の気と相性がよく、健康運アップに効果的です。家族がのびのびと生活できる、明るい家庭を築けるでしょう。朝日が昇る方位でもあるので、大きな窓を付けて明るく開放的なキッチンにするとなおよし。こまめに換気や掃除を行い、清潔感のある空間を心掛けてください。
東のキッチンは、自然を連想させる色と相性がよくなります。「グリーン・アイボリー・ベージュ・茶色・木目」などのナチュラルカラーを取り入れましょう。家具・ラグなどのほか、システムキッチンのベースカラーとしても、積極的に配色してみてください。
キッチン雑貨・インテリア・小物類などのアクセントカラーには、赤がオススメ。赤とグリーン系の組み合わせは、キッチンが持つ金運アップの効果を高めてくれます。

女性との相性◎!金運を上げたい時にオススメな「南東」のキッチン

南東のキッチンは、金運を上げたい人にぴったりです。南東も東と同じく木の性質を持ちますが、より明るく若々しさを感じるカラーが適しています。「淡いライトグリーン・オレンジ・黄色・アイボリー」などを取り入れるとよいでしょう。
また、南東は女性らしさを司る方位でもあり、美容運や恋愛運にも効果があります。優しい印象の淡いピンクや暖色系の小物などを、空間のアクセントとして使用するのもオススメです。

ただ、南東のキッチンは臭いの影響を受けやすいため、ゴミや油汚れなどによる悪臭には注意しましょう。こまめな掃除も心掛けてください。また、消臭剤やルームフレグランス、アロマストーンなどで、日ごろの香りにも気を配るとより運気をアップできます。

風水的によいキッチンを作りたい!間取り設計における、方角以外の注意点

風水効果のあるキッチンを作るには、方位や色のほかにも注意すべきポイントがあります。ここでは、キッチンとほかの部屋との相性や、収納を作る際の注意点、風通しを確保するコツなど、方角以外で気をつけたいキッチンの間取りについて紹介します。

キッチンの正面に玄関やトイレを配置するのはNG!

キッチンの正面に玄関やトイレを配置すると、キッチンの風水効果が薄れる恐れがあります。運気の通り道である玄関とキッチンとが対面していると、せっかく取り入れたよい運気を跳ね返してしまいます。また、トイレの正面にキッチンがあると、トイレで発生したよくない運気がキッチンに広がり、運気を滞らせてしまうのです。1人暮らし用の1DKや賃貸などでよく見られる配置ではありますが、これから間取りを決める場合はなるべく別の配置を考えてみてください。

どうしても間取りが変更できない場合は、間仕切りやカーテンを付けて空間を区切るとよいでしょう。これらを設置して玄関からキッチンが見えないようにし、トイレのドアの内側にもさらにカーテンを付けると悪い運気を遮断できます。

大き過ぎる床下収納は、風水的によくない面も

「キッチンに床下収納を作り、食品や調理器具などをスッキリしまいたい」という人は、収納のサイズに注意しましょう。大き過ぎる床下収納は、運気のバランスを崩してしまうこともあります。特に、基礎部分を大きく掘り込み、ハシゴを使って上り下りをするタイプなど、地下室に近い設計にする場合は、風水の「欠け」とみなされることもあります。欠けとは、建物の凹んだ部分のことで、風水では凶相にあたります。
なるべく風水の効果をアップさせたい人は、面積は畳1畳分である1.62㎡以下、深さは60cm以下を目安にするとよいでしょう。

採光や風通しのための「大きな窓」がつけられると吉

風水において、家族の健康運や金運に影響を与えるキッチンは、明るく風通しのよい空間にしておくのが理想的です。大きな窓を設置し、太陽の光を取り込みやすい間取りにするとよいでしょう。窓が付けられない場合や、窓のサイズが小さい場合は、天井にトップライトを付けたり、換気扇が効率よく稼働する間取りにしたりするなど、明るさと風通しを補う工夫を行ってください。

しかし、キッチンの窓から川や海などの水場が見える場合は、恋愛運や家族運がダウンすることもあります。その場合は、カーテンやブラインドなど、なるべくそれらが見えないように目隠しを設置すると運気をアップしてくれます。
水と火の2つの気を持つキッチンは、エネルギーのバランスが崩れやすい場所です。方位やインテリア、配色などを工夫して気の流れを整えることが大切です。ライフスタイルに合った風水テクニックを取り入れて、健康運や金運アップを目指してみてください。「風水を考慮して新築やリフォームの間取りを考えたい」「風水効果のあるデザインに部屋を改修したい」という人は、リフォームの実績豊富な「カシワバラ・コーポレーション」にぜひご相談ください。

WRITTEN BY

DIYer(s)

Japan

DIYer(s)編集部です。DIYのアイデアやハウツー、おすすめツールやショップ情報まで幅広くお届けします!