真似したくなる玄関ニッチの施工例5選!後付け費用や設置の注意点も徹底解説!

玄関ニッチのオシャレな施工例や設置費用などを紹介します。そのほかにも、メリットや施工前に確認するべき注意点など、玄関ニッチの設置に関する情報を総合的に解説します。これから玄関ニッチの設置を検討している方はぜひチェックしてみてくださいね!

公開日 2021.03.17

更新日 2022.01.07

真似したくなる玄関ニッチの施工例5選!後付け費用や設置の注意点も徹底解説!

飾り棚や収納スペースとしてさまざまな使い方ができるのがニッチです。「小物やオブジェなどを飾るちょっとした空間がほしい」「殺風景な空間をオシャレにアレンジしたい」といった人は、リフォームでニッチを後付けするのもオススメです。
この記事では、玄関ニッチのメリットやオシャレな施工例、費用の目安など、ニッチを設ける前に知っておきたい情報を総合的に解説します。

リビングやトイレでも活躍!新築時にも人気のスペース「ニッチ」とは?

ニッチとは、壁面をくり抜いて作るちょっとしたスペースのことです。玄関だけでなくリビングやトイレ、階段、廊下などに施工することも多く、飾り棚や収納スペース、空間のアクセントなどアイデア次第でさまざまな使い方ができることが特徴です。
例えば、殺風景になりがちな廊下や階段も、小型のニッチを複数配置し、小物や写真立てなどを置くことでぐんと華やかな空間になります。扉付きのニッチをトイレに設置すれば、トイレットペーパーや掃除道具をしまう収納スペースにもなるでしょう。ニッチは、ワンランク上のオシャレな空間を生み出すだけでなく、住宅の機能性も高まることから、多くの新築やリフォームで取り入れられています。

上手な活用アイデアから知る、玄関にニッチを付ける3つのメリット

ニッチは住宅のイメージやライフスタイルによって幅広い使い方ができます。ここでは、ニッチの上手な活用事例に触れつつ、玄関にニッチを設置する3つのメリットを紹介します。

狭い玄関スペースでも「あると便利な小物収納」が増やせる

玄関は靴やアウトドア用品、レジャー用品などでどうしても物が多くなりがちです。玄関の限られた空間を上手に活用し、すっきりと綺麗な空間を用意できれば理想的でしょう。とはいえ、「玄関のスペースを広げるとほかの部屋を圧迫してしまう」「玄関が狭いため収納棚なども増設しづらい」という人も多いはずです。

ニッチは壁をくり抜いてスペースを増やすため、空間の広さに関係なく施工可能です。狭い空間に奥行きを与え、開放感をもたらす効果も期待できるので、スペースの限られている玄関と非常に相性がよいのです。鍵置き場やスリッパの収納、アクセサリーをしまって身支度するスペースにするなど、ニッチを設置すれば、狭い玄関でも気軽に便利な小物収納を増やせます。

ディスプレイや照明、ニッチのサイズや形でこだわりの空間が演出できる

玄関ニッチはお気に入りの写真や小物、インテリアなどを飾るのに最適です。ニッチを設ける場所や形、大きさなどにこだわれば個性を生かしたこだわりの空間に仕上げられます。四角形のニッチが多くの住宅に普及していますが、実は楕円形や丸型など、好きな形に仕上げることも可能なのです。

また、ニッチにアクセントクロスを貼る、ダウンライトを取り入れるなどの工夫で、ぐっと雰囲気のあるオシャレな玄関に仕上がります。飾り棚として使用し、お気に入りのインテリアと組み合わせれば、より自分好みの内装にできるでしょう。季節の植物を飾ったり、趣味の小物をディスプレイしたりと、いろいろな楽しみ方が広がります。

調湿建材を使えば、インテリア性と機能性が両立できる

内装の機能性にもこだわりたい人は、ニッチにエコカラットなどの調湿建材を貼るのもオススメです。近年、内装に調湿機能のあるクロスやタイルなどを取り入れる人が増えています。トイレや脱衣所、キッチンなどの水回りで頻繁に使用されていますが、換気のしづらい玄関に取り入れる人も多いようです。玄関に窓がない人や、換気扇が近くにない人などは、ニッチの背面に調湿建材を使ってみてはいかがでしょうか。

最近では、レトロなタイル柄やモダンな石畳風のもの、ラグジュアリーなモザイクや凹凸のある土もの調など豊富なデザインがあるため、きっと自分好みの建材がみつかるはずです。「より高級感のあるニッチにしたい」「住宅の機能性をアップしたい」という人は、調湿建材を取り入れると、インテリア性と機能性を両立させた、より満足度の高い空間になるでしょう。

「玄関にニッチはいらない」説も?!後悔しないために知っておきたい注意点

デザインや機能性など、さまざまなメリットがある玄関ニッチですが、施工前に知っておくべき注意点もあります。
ニッチはどの壁でも設置できるわけではなく、「外壁に面している壁」「断熱材が入っている壁」「コンクリートに石膏ボードが貼られている壁」などには、施工不可能です。また、奥行きのあるニッチを作る場合、その分壁を厚くする必要があり、かえって圧迫感が生まれてしまうこともあります。住宅の状態によっては、希望の場所にイメージ通りのニッチを設置できない場合もあるので注意しましょう。

また、ニッチを作る時は、何をどのように置くスペースにするか、あらかじめイメージを明確に持つことが大切です。「なんとなく設置したものの、郵便物などを置いておくスペースになってしまい雑然とした空間になった」「奥行きや大きさが中途半端で収納として使えない」などの失敗も少なからずあります。
ニッチは家具とは違い、不要になってもすぐに撤去することは不可能です。「本当にニッチが必要か・ほかの棚などで代用できないか」も併せて、施工を依頼する前によく検討しましょう。

いくらかかる?リフォームで玄関ニッチを後付けする費用の目安

ここでは、玄関ニッチをリフォームで後付けする時にかかる費用を、施工例ごとにまとめました。DIYで設置できるかどうかにも触れているので、これから玄関リフォームを検討している人はぜひ参考にしてください。

リフォーム費用の総額、目安は3~10万円程度

ニッチは大きさや場所、使用する建材、オプションなどによって費用が異なり、相場は3〜10万円ほど。壁にくぼみを施し、底板を付けるシンプルなニッチであれば3〜4万円前後で付けられます。ただ、扉付きのニッチは5万円前後、タイルやデザイン性の高いクロス・エコカラット・照明などの装飾を施す場合は7〜10万円前後、かかることもあります。

玄関へのニッチ後付けはDIYでもできる?

ニッチを自作すること自体は不可能ではありません。しかし、「どの壁ならニッチが後付けできるのか・どの場所なら柱に当たらずに設置できるか」などを見極めることは、初心者には難しいでしょう。
また、不適切な場所にニッチを設置すると、住宅の断熱性や防音性、耐震性などに影響が出ることもあります。万が一失敗した時のリスクも大きいため、大掛かりなDIYに慣れていない人はプロに頼むようにしましょう。

こんな空間に憧れる!玄関ニッチのオシャレな施工例5選♪

ここでは、思わず真似したくなるオシャレな玄関ニッチの施工事例を紹介します。タイルとダウンライトで落ち着いた空間を演出した事例や、植物をディスプレイしてオシャレな玄関に仕上げた事例など、こだわり溢れる玄関ニッチを集めました。

モールテックスの質感と、ニッチに飾られたグリーンがうまく調和した事例

Instagramで見つけた@srms_houseさんの投稿からピックアップしました。奥行きのある玄関ニッチに植物とプレートを飾った事例です。モールテックスの無機質な質感とグリーンが調和し、ほどよく温かみが感じられるオシャレな空間になりました。プレートにはフレグランスストーンを置き、デザインだけでなく空間全体のコーディネートを心がけているそうです。

背面タイルとダウンライトが落ち着いた空間を演出する、横長ニッチの事例

Instagramで見つけた@hiyoko_tomomiさんの投稿を紹介します。背面に石畳風のタイルを敷き詰め、ダウンライトを設置した玄関ニッチです。ディスプレイされたインテリアとも相まって、高級感のある落ち着いた印象を与えます。ニッチの裏は収納になっており、非常用品や日用品、本などをたっぷりしまえて機能性も抜群です。

コンクリート調のアクセントクロスと黒い底板の組み合わせがシンプルでかっこいい事例

こちらもInstagramより@riii___rymさんの投稿です。背面にコンクリート調のクロスを施し、底板はマットなブラックをチョイスしています。統一感のあるディフューザーやオブジェ、植物などを飾り洗練された玄関ニッチになりました。背面のクロスはDIYで施工しており、もともとは違うデザインだったそうです。部分的にDIYを取り入れることで、費用を抑えながら自分好みのデザイン変更に成功した事例です。

お気に入りの花も印象的にディスプレイ。大きめサイズの玄関ニッチで季節を楽しむ事例

Instagramで見つけた@m.iizunn.aさんの投稿をピックアップします。奥行きを広く取り、スペースを大胆に使った大きな玄関ニッチが思わず目を惹きます。観葉植物やお花なども余裕をもって飾れることから、季節の植物を楽しめる飾り棚として重宝するでしょう。照明も備わっており、お気に入りの植物を印象的にディスプレイできます。

ニッチを設置した壁全面にエコカラットを使用した、ナチュラルで優しい雰囲気の事例

Instagramで見つけた@momo.ta_hさんの投稿です。ニッチを設置した壁全面にエコカラットを施し、デザイン性と機能性を両立させた事例です。エコカラットは凹凸のあるタイル調のデザインを使用し、ナチュラルで優しい雰囲気に仕上げました。ニッチには同系色の小物を飾り、華やかさをプラス。底板も同じホワイトにすることで統一感を演出しています。

スペースが限られている玄関は、上手にニッチを取り入れることでより便利でオシャレな空間に仕上がります。デザインや形などにこだわって、自分好みの玄関ニッチを作ってみてはいかがでしょうか。
照明やデザインクロスを施工して飾り棚として使うのはもちろん、扉を取り付けて収納スペースとするのもオススメです。リフォームで玄関にニッチを設置したいと思ったら、予算や希望に応じたデザイン、設置場所などをプロに相談しましょう。
これから玄関ニッチを取り付ける人は、リフォームの施工実績が豊富な「カシワバラ・コーポレーション」に相談してみるのもオススメです。

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