オフィスで求められる感染症予防対策│飛沫防止グッズの活用方法を解説
本記事では、オフィスで取り入れられる飛沫防止対策について紹介します。パーテーションや卓上パネルなどの飛沫防止グッズ、コロナ禍に最適なレイアウト事例など、オフィスに導入すべき感染症対策をまとめました。快適なオフィス空間を作りたい人は、ぜひ参考にしてください。
2022.01.07
新型コロナウイルスの影響によって、飲食店や百貨店など、人が集まるさまざまな場所で予防対策が行われています。現在、オフィスではどのような対策が求められているのでしょうか。本記事では、オフィスで取り入れられる感染症予防対策やオススメの飛沫防止グッズ、レイアウト事例などをまとめました。コロナ禍の現状に合わせた最適なオフィス空間を作りたい人は、ぜひ参考にしてください。
新型コロナウイルスによる影響
新型コロナウイルスによって、この数年で生活が大きく変わった人も多いことでしょう。ここでは、ウイルスの感染経路を踏まえつつ、オフィスでできる感染予防対策について解説します。
新型コロナウイルスの感染経路
この数年、新型コロナウイルスの感染拡大によって、人々の生活や働き方などに大きな変化が見られました。外出自粛や在宅勤務、テレワークなどで、人と接触する機会が減った人も多いでしょう。また、外出時はマスクを着用したり、飲食店ではパーテーション越しに会話をしたりするなど、ソーシャルディスタンスを保って周囲の人と接することが当たり前になりました。
一般的に、新型コロナウイルスの感染経路は、接触感染や飛沫感染だと言われています。そのため、コロナ禍ではできるだけ人との接触を避け、飛沫防止に努めることが重要です。不特定多数の人が利用する公共の場だけでなく、各企業のオフィスでも感染予防対策ができれば理想的でしょう。
一般的に、新型コロナウイルスの感染経路は、接触感染や飛沫感染だと言われています。そのため、コロナ禍ではできるだけ人との接触を避け、飛沫防止に努めることが重要です。不特定多数の人が利用する公共の場だけでなく、各企業のオフィスでも感染予防対策ができれば理想的でしょう。
オフィスにおける感染予防対策
以前から業務のデジタル化が進んでいた企業などを中心に、感染予防対策の一環としてさまざまな企業がテレワークを導入しました。外出自粛が長引くにつれ、最初は取り入れていなかった業種もテレワークに乗り出し、現在では大企業の8割以上が導入しているようです。しかし、業種や職種によっては、どうしてもテレワーク導入が難しい場合もあるでしょう。
例えば、対面で顧客とコミュニケーションを取る接客業や、専用の機械を用いる生産業などでは、出社を必要とするケースがほとんどです。オフィスに人が集まる場合や、接客を伴う業務をする場合は、飛沫防止グッズを利用して感染予防を行うことが大切です。
例えば、対面で顧客とコミュニケーションを取る接客業や、専用の機械を用いる生産業などでは、出社を必要とするケースがほとんどです。オフィスに人が集まる場合や、接客を伴う業務をする場合は、飛沫防止グッズを利用して感染予防を行うことが大切です。
感染予防対策ガイドラインの内容
オフィスで感染予防対策を行う際は、どのような点に注意すべきなのでしょうか。日本経済団体連合会では、企業やその関係者の健康を守るために、「オフィスにおける新型コロナウイルス感染予防対策ガイドライン」を策定しています。
その中では、勤務中の予防対策として「オフィス内で一定の距離を保つため、レイアウトを工夫する」「従業員の常時マスク着用を徹底する」「対面が必要な場所やマスクが着用できない場所は、仕切りを使用する」「作業スペースの換気に努める」などが定められています。
(参照元:https://www.keidanren.or.jp/policy/2021/036_guideline1.pdf)
企業は従業員へマスク着用を呼びかけたり、飛沫防止のパーテーション設備を整えたりなど、ガイドラインに沿った対策を行う必要があります。とはいえ、コロナ禍に合ったオフィス家具やレイアウトなどにはさまざまなものがあり、どれが最適かわからない人も多いでしょう。ここからは、オフィスに導入すべき飛沫防止グッズや、部屋の目的に合ったレイアウトなどを紹介します。
その中では、勤務中の予防対策として「オフィス内で一定の距離を保つため、レイアウトを工夫する」「従業員の常時マスク着用を徹底する」「対面が必要な場所やマスクが着用できない場所は、仕切りを使用する」「作業スペースの換気に努める」などが定められています。
(参照元:https://www.keidanren.or.jp/policy/2021/036_guideline1.pdf)
企業は従業員へマスク着用を呼びかけたり、飛沫防止のパーテーション設備を整えたりなど、ガイドラインに沿った対策を行う必要があります。とはいえ、コロナ禍に合ったオフィス家具やレイアウトなどにはさまざまなものがあり、どれが最適かわからない人も多いでしょう。ここからは、オフィスに導入すべき飛沫防止グッズや、部屋の目的に合ったレイアウトなどを紹介します。
オフィスを仕切る飛沫防止パーテーションの種類
コロナ禍でのレイアウト設計は、従業員の出勤状況や情勢などに対応できるように、変更しやすい設備を用いることが大切です。ここでは、オフィスを仕切るオススメのパーテーションをまとめました。
可動式パーテーション
「可動式パーテーション」のメリットは、レイアウト変更が容易なことです。大掛かりな工事も必要ないので、購入したその日からオフィスに導入できます。既存の設備を活かして簡易的な感染予防を行いたい場合や、さまざまな目的で使用する会議室、従業員が少人数で作業するワークスペースなどには、可動式パーテーションが適しているでしょう。
可動式パーテーションにはさまざまな種類があり、オフィスに合った高さやサイズを選ぶことが大切です。例えば大きなテーブルを仕切る場合などは、飛沫が向こうに飛ばないよう、人の頭までしっかりと隠れる高さのパーテーションが望ましいでしょう。これには、卓上タイプが適しています。
また間仕切りタイプの大型パーテーションを選ぶなら、キャスター付きのものや、持ち上げやすい軽量タイプがオススメです。折り畳み式や自立式などさまざまな種類があるので、使いやすさや収納のしやすさなども考慮して、適切なものを選ぶとよいでしょう。
可動式パーテーションにはさまざまな種類があり、オフィスに合った高さやサイズを選ぶことが大切です。例えば大きなテーブルを仕切る場合などは、飛沫が向こうに飛ばないよう、人の頭までしっかりと隠れる高さのパーテーションが望ましいでしょう。これには、卓上タイプが適しています。
また間仕切りタイプの大型パーテーションを選ぶなら、キャスター付きのものや、持ち上げやすい軽量タイプがオススメです。折り畳み式や自立式などさまざまな種類があるので、使いやすさや収納のしやすさなども考慮して、適切なものを選ぶとよいでしょう。
施工型パーテーション
「施工式パーテーション」とは、業者に工事を依頼して設置するパーテーションのことです。アルミやスチール、ガラス、造作壁など種類はさまざまで、デザイン性が高いものもあります。オフィスの内装に合ったパーテーションを導入したい場合や、オフィス全体の間取りを変えたい場合などには、この施工型が適しているでしょう。オフィスにフリーアドレスを導入するなど、大掛かりなリノベーションを検討する際、併せて施工型パーテーションを依頼する手もあります。
施工型パーテーションは、種類によっては空間の機能性をアップできます。例えばスチールパーテーションは遮音性が高く、会議や打ち合わせを行う部屋にオススメです。また、スライドタイプのパーテーションにすれば、用途に合わせて空間を広く使うことも可能です。施工型パーテーションと可動式パーテーションを組み合わせるなど、デザイン性や柔軟性を考慮しつつ、それぞれが使いやすいと感じる設備を選ぶことが大切です。
施工型パーテーションは、種類によっては空間の機能性をアップできます。例えばスチールパーテーションは遮音性が高く、会議や打ち合わせを行う部屋にオススメです。また、スライドタイプのパーテーションにすれば、用途に合わせて空間を広く使うことも可能です。施工型パーテーションと可動式パーテーションを組み合わせるなど、デザイン性や柔軟性を考慮しつつ、それぞれが使いやすいと感じる設備を選ぶことが大切です。
コロナ禍におけるオフィスのレイアウト設計
ここでは、仕事場・会議室・休憩室でそれぞれ意識したいレイアウト設計のポイントを、レイアウトの具体例と併せて紹介します。部屋の目的に合ったレイアウトを取り入れたい人は、ぜひ参考にしてください。
仕事場のレイアウト
「オフィスコム」より、仕事場のレイアウト設計を紹介します。長机にアクリルパネルを立て、飛沫防止対策を行っています。6人ほどが使える大きめのデスクを、広く間隔を空けて3人で使用するレイアウトにしています。専用のパソコンや設備などを設けていないため、空いた席を柔軟に使えます。
ワークスペースの主流は、従業員同士が向き合って着席し、複数人でひとつのデスクを使用する島型レイアウトです。従来は座席をすべて使い、4〜6人ほどで固まって業務を行うケースがほとんどでした。しかし、コロナ禍では通常の半分に人数を絞り、対面での着席を避けるのがベターと言えます。テレワークを導入し、出社人数を調整したうえで、デスクの座席数を減らす企業が多いようです。
どうしても出社人数を減らせない場合は、卓上パーテーションを前方と左右に配置し、飛沫が飛ばないように配慮しましょう。パーテーションの間隔は1,200mm以上を目安とし、一人ひとりの間隔が十分空くように設置してください。
ワークスペースの主流は、従業員同士が向き合って着席し、複数人でひとつのデスクを使用する島型レイアウトです。従来は座席をすべて使い、4〜6人ほどで固まって業務を行うケースがほとんどでした。しかし、コロナ禍では通常の半分に人数を絞り、対面での着席を避けるのがベターと言えます。テレワークを導入し、出社人数を調整したうえで、デスクの座席数を減らす企業が多いようです。
どうしても出社人数を減らせない場合は、卓上パーテーションを前方と左右に配置し、飛沫が飛ばないように配慮しましょう。パーテーションの間隔は1,200mm以上を目安とし、一人ひとりの間隔が十分空くように設置してください。
会議室のレイアウト
こちらも「オフィスコム」より、会議室のレイアウト事例を紹介します。広い空間に可動式のホワイトボードとミニテーブル、チェアを配置し、人数や用途によって変更しやすいレイアウトにしています。大きめのチェアを導入することで、人との距離を保ちやすく、近距離で対面になるのを防げます。
会議室は密閉された空間になりやすいため、スペースを十分に取り、こまめに換気を行うことが大切です。会話が多い場所なので、対面にならないよう席の配置に気を配るとよいでしょう。そのため、可動式のパーテーションや運びやすいテーブル・チェアなど、さまざまな条件で使えるように柔軟性の高い設備を導入するのがオススメです。
会議室は密閉された空間になりやすいため、スペースを十分に取り、こまめに換気を行うことが大切です。会話が多い場所なので、対面にならないよう席の配置に気を配るとよいでしょう。そのため、可動式のパーテーションや運びやすいテーブル・チェアなど、さまざまな条件で使えるように柔軟性の高い設備を導入するのがオススメです。
休憩室のレイアウト
本来、休憩室は従業員同士のコミュニケーションを促進する場です。しかしコロナ禍においては、休憩室に人が集まり過ぎるのはあまり好ましくありません。対面席を減らし、席の間隔を2m以上空けるなど、ソーシャルディスタンスを取りやすい席の配置を心掛けてください。カウンター席を多めに設けてパーテーションで仕切るなど、一人で快適に過ごせるレイアウトを基調とするとよいでしょう。
また、コーヒーサーバーや雑誌など、共用の設備がある場合は、近くに必ずアルコール消毒液を設置しましょう。それぞれが使用した席を消毒するなど、企業ごとに休憩室のルールを決めているケースもあります。新たに利用ルールを作り従業員に呼びかけるなど、休憩室での過ごし方を見直すのもよいでしょう。
また、コーヒーサーバーや雑誌など、共用の設備がある場合は、近くに必ずアルコール消毒液を設置しましょう。それぞれが使用した席を消毒するなど、企業ごとに休憩室のルールを決めているケースもあります。新たに利用ルールを作り従業員に呼びかけるなど、休憩室での過ごし方を見直すのもよいでしょう。
ソーシャルディスタンスを確保したレイアウト事例
「ひろぎんホールディングス新本社ビル」は、ソーシャルディスタンスを確保しやすいように、オフィス全体のレイアウトを工夫しました。執務フロアは柱をすべて取り払い、開放的な大空間へリノベーションしました。固定のテリトリーが生まれないよう、デスクはランダムに配置しています。「一人で集中できるスペース」や「複数人でディスカッションできるスペース」など、さまざまな場を設けているため、どんなシチュエーションでも柔軟に活用していける設計です。
また、従業員が休憩で使用する食堂も、フレキシブルな空間へと改修しました。ソロワークや打ち合わせなどにも使えるように、個人席や打ち合わせスペースを新設。仕切りのない大きな空間をゆるやかに区切る内装デザインも特徴的です。
また、従業員が休憩で使用する食堂も、フレキシブルな空間へと改修しました。ソロワークや打ち合わせなどにも使えるように、個人席や打ち合わせスペースを新設。仕切りのない大きな空間をゆるやかに区切る内装デザインも特徴的です。
マスク着用の周知徹底も必要
パーテーションなどの感染予防グッズを使用することも大切ですが、従業員のマスク着用を徹底するなど、従業員それぞれの意識を高めることも忘れてはいけません。新型コロナウイルスの影響が長引き、最初に決めたルールが曖昧になってしまうこともあるでしょう。
「食事中以外は必ずマスクを着用する」「マスクの種類はなるべく不織布を選ぶ」など、今一度マスク着用のルールを見直すことも大切です。企業によっては、マスクの着用を検知するカメラを設置するなど、ルールを徹底しているところもあります。飛沫防止対策とルール周知をしっかりと行い、より安全性の高いオフィスを作ることができます。
「食事中以外は必ずマスクを着用する」「マスクの種類はなるべく不織布を選ぶ」など、今一度マスク着用のルールを見直すことも大切です。企業によっては、マスクの着用を検知するカメラを設置するなど、ルールを徹底しているところもあります。飛沫防止対策とルール周知をしっかりと行い、より安全性の高いオフィスを作ることができます。
まとめ
コロナ禍のオフィスでは、なるべく人との接触を減らし、飛沫防止対策をしっかり行うことが大切です。アクリル板やパーテーションで空間を仕切り、人との距離を保てるように心掛けましょう。また、会議室やワークスペース、休憩室などの人が集まりやすい場所は、レイアウト設計が重要なポイントです。対面の座席を避け、さまざまなシチュエーションで使える柔軟性の高い設備を導入するとよいでしょう。
新たなレイアウト設計に合わせてリフォームを検討する際など、オフィス作りについてアドバイスをお求めの際は、「カシワバラ・コーポレーション」へお気軽にご連絡ください。
新たなレイアウト設計に合わせてリフォームを検討する際など、オフィス作りについてアドバイスをお求めの際は、「カシワバラ・コーポレーション」へお気軽にご連絡ください。
WRITTEN BY
Japan
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