リフォームで平屋に減築!費用やデメリットは?2階建てとの違いも解説!
当記事では、自宅を平家にリフォームする際のメリット・デメリットや、施工費用などを紹介します。「2階建てから平家に減築する場合」「平家から2階建てに増築する場合」「平家のフルリフォームを行う場合」の3パターンに分けて、費用や事例などをまとめました。
2022.01.07
INDEX目次
ライフスタイルの変化によって部屋が余ってしまい、「使い道がなく困っている」「掃除などのメンテナンスも大変」という人は多いでしょう。2階建て以上の一戸建て住宅に住んでいる場合は、思い切って平家への減築リフォームを検討してみてはいかがでしょうか。当記事では、リフォームで平家へ減築する際にかかる費用やメリット・デメリット、2階建てとの違いなどを解説します。これからリフォームを検討される人は、ぜひ参考にしてみてください。
人気上昇中!減築リフォームで一戸建てを平屋にするメリット
近年、一戸建て住宅を大幅に改修し、平屋へ減築するリフォームが人気を集めています。そこでまずは、よくある2階建て住宅やマンションなどと比べて、平屋リフォームはどのような点が優れているのかを見ていきましょう。
マンションのように暮らしやすく、マンションよりもリフォームの制約が少ない
平屋には階段がないため、シンプルな生活動線を確保できます。キッチンや洗面所、お風呂、収納などの距離が近いため、効率よく家事をこなせるでしょう。
1階から2階へ洗濯物を干しに行ったり、自室に洋服をしまうために階段を往復したりする負担がなくなります。足腰が悪い人やお年寄りも暮らしやすい住宅と言えるでしょう。バリアフリーリフォームとも相性がよいので、老後の生活を考えて平屋へリフォームする若い世代も増えています。
ワンフロア設計の平屋は、マンションのような暮らしやすい間取りが魅力です。加えて、マンションでは構造や規約によりリフォームに制限がありますが、平屋ならスケルトンリフォームやフルリフォームなど、大掛かりな改修も可能です。この先リフォームを行いながら長く住める住宅がほしい人や、自分好みに内装を変えていきたい人などには、平屋リフォームがぴったりです。
1階から2階へ洗濯物を干しに行ったり、自室に洋服をしまうために階段を往復したりする負担がなくなります。足腰が悪い人やお年寄りも暮らしやすい住宅と言えるでしょう。バリアフリーリフォームとも相性がよいので、老後の生活を考えて平屋へリフォームする若い世代も増えています。
ワンフロア設計の平屋は、マンションのような暮らしやすい間取りが魅力です。加えて、マンションでは構造や規約によりリフォームに制限がありますが、平屋ならスケルトンリフォームやフルリフォームなど、大掛かりな改修も可能です。この先リフォームを行いながら長く住める住宅がほしい人や、自分好みに内装を変えていきたい人などには、平屋リフォームがぴったりです。
重心が低く重量も軽くなるため、地震や災害に強い家が作れる
平屋は、ほかの住宅と比べて高い耐震性能を持っています。地震が起きた時、重心が高く質量の重い建物ほど被害を受けやすいとされていますが、平屋にはそもそも高さがないため、重心は低く質量も軽いのです。建物の横揺れを最小限に抑えてくれるので、地震が起きても比較的安心でしょう。また、面積が広く高さも低いことから、台風や風の影響を受けにくいメリットもあります。
設計の自由度が高く、デザイン性の高い間取りや内装が目指せる
平屋は2階建て住宅に比べて、間取りや設計の自由度が高いこともポイントです。2階がない分、天井を高く作れたり、中庭を設置したり、階段があったスペースを別の空間に使えたりするなど、2階建て住宅やマンションなどでは実現できない設計を楽しめます。
開放感のある内装や、オシャレで個性的な空間を作るために、平屋に住む若年層も増えているほどです。人とは違う住宅に住みたい人や、家にこだわりがある人は、自分好みの住宅にしやすい平屋がオススメでしょう。
開放感のある内装や、オシャレで個性的な空間を作るために、平屋に住む若年層も増えているほどです。人とは違う住宅に住みたい人や、家にこだわりがある人は、自分好みの住宅にしやすい平屋がオススメでしょう。
平屋はコスト的に割高って本当?知っておきたいデメリット&2階建てとの比較ポイント
生活動線がスムーズで暮らしやすい平屋ですが、コスト面では少し割高になります。ここでは、2階建て住宅と比較しながら平屋のデメリットを紹介します。平屋にした時の税金はどう変わるのか、住宅のメンテナンス費は増えるのかなどを知りたい人は、ぜひ参考にしてください。
延床面積が同じなら、税金面で有利なのは2階建て?
リフォームによって建物の床面積や構造などが変わる場合、固定資産税の支払額も見直されます。2階建て住宅と平屋で、それぞれ同じ延床面積の住宅を建てる場合、平屋のほうが広い土地を要するため、固定資産税は高くなります。また、2階建て住宅よりも平屋のほうが、建物の基礎部分や屋根などに使う資材も多いため、その分、建物の評価額も高くなるでしょう。
加えて、2階建て住宅と同じ床面積の平屋を建てると、土地が広がる分の基礎工事や屋根工事なども必要となります。したがって、建築費用も平屋のほうが高くなる可能性があります。税金や建築費用だけ見ると、2階建て住宅のほうがコスト面ではお得かもしれません。
加えて、2階建て住宅と同じ床面積の平屋を建てると、土地が広がる分の基礎工事や屋根工事なども必要となります。したがって、建築費用も平屋のほうが高くなる可能性があります。税金や建築費用だけ見ると、2階建て住宅のほうがコスト面ではお得かもしれません。
外装リフォームなど、メンテナンス費用は平屋のほうがお得かも
平屋は、税金や建設費用が割高になる一方で、住宅のメンテナンス費用は比較的安く抑えられます。どの住宅も10年に一度ほどを目安に、外壁・屋根の塗り替えリフォームを行いますが、その際は塗料や業者の人件費などに加えて、足場の設置費用も必要です。
しかし平屋なら、2階まで塗装できるほど高い足場が必要ないので、その分のコストを削減可能です。また、平屋は構造上、2階建て住宅に比べてメンテナンスすべき箇所が少ないため、将来的なコストは抑えられるでしょう。
しかし平屋なら、2階まで塗装できるほど高い足場が必要ないので、その分のコストを削減可能です。また、平屋は構造上、2階建て住宅に比べてメンテナンスすべき箇所が少ないため、将来的なコストは抑えられるでしょう。
平屋と2階建て、選ぶポイントは「土地面積」と「将来も見越したライフスタイル」
平屋を建てる際、2階建て住宅と同じ程度の延べ面積を確保するには、より広い土地が必要です。建ぺい率を考慮すると、必要な土地の広さや建てられる住宅の大きさなどは異なるため、狭い土地では十分な広さの平屋が建てられないこともあるでしょう。
無理に平屋にこだわるのではなく、「ライフスタイルに応じた広さを確保できる住宅はどちらか」に重点を置き、平屋と2階建て住宅のどちらを建てるべきか検討することが大切です。
もちろん現在の暮らしだけでなく、将来の家族人数やライフスタイルを考慮したうえで、平屋のメリットを活かせるか考えるのがよいでしょう。「子どもが巣立ったあと、老後も安心して住める家にしたい」「家事動線を短くシンプルにしたい」など、具体的にイメージしつつ検討しましょう。
無理に平屋にこだわるのではなく、「ライフスタイルに応じた広さを確保できる住宅はどちらか」に重点を置き、平屋と2階建て住宅のどちらを建てるべきか検討することが大切です。
もちろん現在の暮らしだけでなく、将来の家族人数やライフスタイルを考慮したうえで、平屋のメリットを活かせるか考えるのがよいでしょう。「子どもが巣立ったあと、老後も安心して住める家にしたい」「家事動線を短くシンプルにしたい」など、具体的にイメージしつつ検討しましょう。
実際、平屋リフォームにはいくらかかる?リフォーム内容別・費用相場の目安
平屋は2階建て住宅に比べて、屋根や骨組みなどの資材が多く使われています。ここでは、2階建て住宅を平屋に減築する場合、平屋をフルリフォームする場合など、リフォーム内容別にかかる費用を紹介します。
住みやすさ重視!2階建てを平屋に減築する場合にかかる費用
2階建てを平屋に減築するリフォームでは、施工面積によって費用が異なり、80万〜700万円ほどと幅があります。6〜20畳程度の減築で、350万〜700万円ほどを目安とするとよいでしょう。減築と同時に住宅のフルリフォームを行う場合は、プラス350万〜1,800万円ほどかかることもあります。特に水回りの移動を伴う場合や、グレードの高い設備を導入する場合などは、費用が膨らみやすいです。
古民家を全面改修!平屋をフルリフォームするのにかかる費用
平屋の古民家をフルリフォームする場合の費用目安は、おおむね500万〜2,000万円ほどです。住宅の広さや劣化具合などによって費用は異なります。
目安として、外装・内装スケルトンリフォームや水回りの全面交換など、大規模な改修を行う場合は、1,000万円以上を見ておくとよいでしょう。
目安として、外装・内装スケルトンリフォームや水回りの全面交換など、大規模な改修を行う場合は、1,000万円以上を見ておくとよいでしょう。
外壁や屋根をメンテナンス。平屋の外観リフォームにかかる費用
外壁・屋根のメンテナンスでは、塗り替えリフォームや屋根の葺き替えなどを行います。外壁の塗り替えリフォームは、塗料の種類や塗装面積によって費用は異なりますが、大体50万〜350万円ほどが目安です。
塗料のグレードを落とせば20万〜50万円ほどで済みます。しかし、耐用年数の短さからかえってメンテナンス費用がかさむこともあるので、あまり低いグレードの塗料を使用するのはオススメしません。
一方、屋根のリフォームは50万〜350万円ほどかかります。塗装だけでなく葺き替えが必要な場合は、さらに費用が高くなるでしょう。
塗料のグレードを落とせば20万〜50万円ほどで済みます。しかし、耐用年数の短さからかえってメンテナンス費用がかさむこともあるので、あまり低いグレードの塗料を使用するのはオススメしません。
一方、屋根のリフォームは50万〜350万円ほどかかります。塗装だけでなく葺き替えが必要な場合は、さらに費用が高くなるでしょう。
後から増築も可能?平屋から2階建てへリフォームする場合にかかる費用
平屋から2階建てへ増築するリフォームの費用は、1,000万円ほどが相場です。増築する面積によって費用が異なり、30万〜60万円/㎡を目安とするとよいでしょう。あとから建物を2階建てに増築すること自体は可能ですが、建ぺい率や容積率が基準値を上回らないように注意してください。
また、より手軽に床面積を増やす工夫として、ロフトを増設する手もあります。6畳程度のロフトを新設する場合、80万円ほどで施工できるので、費用を抑えてリフォームを行いたい人は検討するとよいでしょう。
真似したい!ライフスタイルを考慮した、オシャレな平屋のリフォーム事例3選
平屋はリノベーションの自由度が高く、アイデア次第でさまざまな改修が可能です。ここからは、ライフスタイルを考慮された、こだわりの平屋リフォーム事例を紹介します。ぜひ今後のリフォームの参考にしてください。
築50年の木造平屋をフルリフォーム!断熱工事で快適さも確保した母娘の住まい
via renoverisu.jp
まずは「リノベりす」より、築50年の平屋リフォーム事例を紹介します。延床面積74㎡の平屋をスケルトンリフォームし、耐震・断熱工事、壁・屋根の一新など、骨組み以外すべてを新築さながらにリノベーションしました。キッチンの位置移動や間取り変更などの大規模な施工も行い、費用は約1,600万円です。内装は、木の風合いを活かした温かみのあるデザインに仕上げています。
2階部分を大胆に減築!間取りは大きく変えずに、住みやすさを手に入れた事例
via www.sokkuri3.com
「住友不動産の新築そっくりさん」に掲載されている、築34年の2階建て住宅を平屋に減築した事例です。減築と1階部分の部分的な間取り変更や、外回りの改修などを行い、費用は1,000〜1,500万円ほど。基本的な間取りはそのままに、既存の住宅を活かしたリフォームが行われています。
既存の建材を活かしつつ、古い平屋の「暗さ」を解消したエコリノベ
via www.balleggs.com
最後に紹介するのは「リフォーム・リノベーション Cuestudio」より、築50年の平屋をリノベーションした事例です。水回りの交換や廊下の新設、間取り変更などを行い、使える建材や設備などはそのまま使用しています。家の奥まで光が届くように、彩光を意識して間取りや建具などを検討しました。専有面積は71㎡、施工費用は500万円です。
1つの家に長く住んでいると、ライフスタイルの変化により、今の間取りが暮らしにくくなることもあるでしょう。部屋を持て余している人は、減築で平屋にリフォームするという手もあります。平屋はデザインや間取りの自由度が高いため、アイデア次第できっと自分好みの家を作れるはずです。
「平屋のリフォームを検討している」「平屋と2階建てのどちらでリフォームするか悩んでいる」。そんな方は、暮らしや予算に合わせた提案が得意な「カシワバラ・コーポレーション」にぜひご相談ください。
1つの家に長く住んでいると、ライフスタイルの変化により、今の間取りが暮らしにくくなることもあるでしょう。部屋を持て余している人は、減築で平屋にリフォームするという手もあります。平屋はデザインや間取りの自由度が高いため、アイデア次第できっと自分好みの家を作れるはずです。
「平屋のリフォームを検討している」「平屋と2階建てのどちらでリフォームするか悩んでいる」。そんな方は、暮らしや予算に合わせた提案が得意な「カシワバラ・コーポレーション」にぜひご相談ください。
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