初めての溶接体験記 〜アイアンシェルフ作り〜

自宅のテーブルを作るなど木工経験は積んだけど、未だ経験したことのなかった溶接DIY。そんな溶接ヴァージンを卒業するべく、Fe★NEEDS WELDERS POINT 中目黒店に訪れたお話です。

2018.09.19

ついにメイン工程である溶接にトライ。「時は来た!それだけだ」と言いたくなるワクワクドキドキな模様をここからはお届けします。

溶接する前にカットしたパーツの切断面をグラインダーで整えます。これにより溶接しやすく、見た目もよくなります。

そもそも溶接とは?

金属は、加熱または加圧すると、やがて溶けはじめます。接合しようとする2つの材料の接合部(母材または溶加材)を溶かして、混ぜ合わさった「溶け込み」状態で冷却することで、1つに接合することができます。これが「溶接」の基本的な仕組みです。また、日本工業規格(JIS Z 3001-1)では、「2個以上の母材を、接合される母材間に連続性があるように、熱、圧力またはその両方で一体にする操作」を溶接の定義としています。
言葉だけだと説明が難しいので工程を追いながら詳しく説明していきます。

それでは改めて遮光器付きのヘルメットを装着。強い光や熱などから目や顔を防ぐための必須ギアです。

こちらが溶接の作業場。秘密基地感があり、男心がくすぐられました。

まずは試しで端材で溶接をすることに。

電気を通す溶接台の上に端材を置き、スタッフさん誘導のもとスイッチオン!

バチバチっという音と強烈な光、ヘルメットしていて表情は伝わりませんが、かなり驚いてます。

今回、使用した溶接機は半自動溶接。仕組みとしては溶接機のノズルからスイッチを押すことでワイヤーが伸び、溶接したい面に近づけることでアーク(※高温で強い光を発する気体放電現象)が発生。ワイヤーが溶けてパーツ同士を繋げてくれるんです。
試し溶接も完了したところで、いよいよ本番。強烈な光を放つ溶接だからこそ撮れる幻想的な工程写真をお楽しみください。

溶接の仕上がりはこんな感じ。スタッフさんのサポートのもとですが、自分でやったことの満足感はたっぷり。

脚パーツが完成したら、続いて天板の枠パーツを溶接していきます。
溶接と言うより、最早タイムトラベルしたかのような写真になってますが、無事に完成。

天板に使う板もFe★NEEDSさんの方で用意してくれています。

溶接が完了したところで、最終工程へ。天板の枠パーツにビスを打ち込んで、板を固定します。

木工で慣れた作業なので、こちらはおてのもの。

脚パーツにゴムクリップを装着したら完成です。

木工とはまた違った重厚感のあるシェルフ。使っていくうちにサビがつくなどの経年変化もインダストリアルな資材ならではの魅力ですね。所要は3時間ほどで、¥12,960(材料費&指導料こみ)で作れるならかなりお得な印象でした。

またワークショップ以外にも、デザインした家具が作れる自分製作コースや溶接を熟練したスタッフさんのもとで学ぶことができる技術レッスンコースも用意されているんです。溶接に興味を持った方はぜひ「Fe★NEEDS WELDERS POINT 中目黒店」に足を運んでみてください。きっと溶接の魅力にハマると思いますよ!

最後に余談ですが、遮光器付きのヘルメットの内部はこんな感じ。明るさを変化させる液晶フィルターと、アークの点滅を検知する光センサを搭載。液晶フィルターはアークが点灯している場合には暗く、消灯している場合には明るくなるように視界を自動的に変化してくれるハイテク機器なんです。お値段は12,800円。Fe★NEEDS楽天市場店で購入可能です。

SHOP INFORMATION

Fe★NEEDS WELDERS POINT 中目黒店(フェニーズ ウェルダーズ ポイント 中目黒店)
電話番号 03-6303-0755
住所 東京都目黒区上目黒2-43-18 NAKAME GALLERY STREET at 中目黒高架下内#96-97
営業時間 11:00~20:00(月~金) 10:00-19:00(土・日・祝)
定休日 火曜
URL https://feneeds-nakameguro.shopinfo.jp
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