キッチンリフォームのおしゃれ事例集~魅せるダイニングの作り方~

キッチンをリフォームする際、せっかくならオシャレで使い勝手のいいキッチンにしたいですよね。収納や作業スペースの確保といった実用性を考慮しつつ、生活感を抑えたハイセンスなキッチンにするためにはコツがあります。本記事では、キッチンをオシャレにリフォームするためのポイントや実際の事例などをまとめました。

2022.01.07

料理好きなら、作業スペースを広く取れる使い勝手のいいキッチンに憧れますよね。その一方、実用性だけでなくデザイン性も兼ね備えたハイセンスなキッチンにしたいという要望も多いはず。そこで本記事では、ダイニングを含めたキッチンのオシャレなリフォーム事例を複数ご紹介します。センスのよいキッチンにリフォームするためのポイントや、よくある失敗例も合わせてまとめているので、理想のキッチンをイメージする際の参考にしてみてください。

真似したい!おしゃれ上級者のハイセンスなキッチンリフォーム事例

Instagramで見つけたつい真似したくなるキッチンリフォームの事例を紹介します。早速、オシャレと実用性を両立させるためのコツを探っていきましょう。

黒×グレーの配色がモダン!アイランドキッチンが主役の事例

Instagramで見つけた@t__home__さんの投稿からピックアップした、アイランドキッチンが主役のモダンなダイニングキッチンです。ブラックのアイランドキッチンとレンジフードは存在感が抜群。鍋やケトルなどの調理器具から家具類まで、全体を黒とグレーでまとめて統一感を演出しているのもポイントです。

モルタル風キッチンがナチュラルテイストのインテリアに絶妙マッチ

Instagramで見つけた@____028____ さんの投稿からピックアップした、モルタル風のアイランドキッチンが印象的なこちらのキッチン。床には無垢材を使用し、素材の質感を活かすことにこだっています。カップボードをはじめ、ダイニングテーブルや椅子も木製で統一することで全体をナチュラルなテイストに。カップボードの上にコーヒーカップやフラワーベースを並べるなど、見せる収納も上手に取り入れた事例です。

冷蔵庫はパントリーに収納!生活感を出さない工夫が光るキッチン

Instagramで見つけた@tano_amさんの投稿からピックアップしたキッチンの事例です。キッチン周りの生活感を抑えるため、冷蔵庫はパントリーに収納。グレーの背面となじむよう、電子レンジやトースターなどの家電はなるべくブラックを基調としたカラーで統一しています。全体的にシンプルにまとめられた飽きのこないデザインです。

清潔感溢れるキッチンはブルーグレーの差し色が印象的

Instagramで見つけた@y.myhome.mさんの投稿からピックアップした、ペンダントライトの一部と背面のみに取り入れたブルーグレーの差し色が魅力的なキッチンです。吊戸棚やカップボード、アイランドキッチンは全て白で統一し、キッチン全体に統一感を出しています。毎日使う場所だからこそ、食器や調理器具は見せずに収納してすっきり整然とした空間に。

大きめのカウンターは収納力◎ 木目が映える自然派キッチン

Instagramで見つけた@_____iamami326さんの投稿からピックアップしたのは、大きめのカウンターが特徴的なキッチンです。背面の収納棚にもこだわり、木目が途切れないよう横長の形を採用。金物ブランド「千sen」の美しい真鍮ライトが空間を引き立てています。

キッチンの床は一段低く!目線の高さにまで工夫した事例

Instagramで見つけた@home13.emiさんの投稿からピックアップしたのは、日光が差し込む明るい空間に、無垢材のダイニングテーブルを設置したナチュラルなキッチンです。天井は高めにして全体的に開放感を演出。キッチンの床だけ一段低くすることで、料理中もダイニングに座っている人の目線に合わせられるようにするなど、心地よく過ごせる工夫が満載です。

ヘリンボーン壁が魅せる、作業スペース広々のセパレート型キッチン

Instagramで見つけた@h_ta670さんの投稿からピックアップしたセパレート型のキッチンの事例です。あえてダイニングと切り離してセンターシンクを採用することで、作業スペースを広く確保し、使い勝手のよさを高めています。扉のないキッチンラックにはお気に入りの食器を並べて見せる収納に。一面に広がるヘリンボーンの壁とキッチン脇に設けた小さなスキップフロアが部屋のアクセントになった、遊び心のある空間です。

ステンレスキッチンとアクセントクロスのバランスにセンスを感じる事例

Instagramで見つけた@chizu_tt_homeさんの投稿からピックアップしたのは、ステンレスキッチンの無機質さを背面のタイルとアクセントクロスで中和させたハイセンスなキッチンの事例。背面のカラーをあえてステンレスと同系色にはせず、濃いめのグレーを選ぶことでインテリアにメリハリを付けることに成功しています。ダイニングテーブルはキッチンと対面ではなく横並びにしているため、動線もスムーズです。

床材と調和する絶妙カラーがポイント!手元も隠れるモールテックスのキッチ

薄塗りの左官材「モールテックス」で仕上げた腰壁が存在感を放つのは、Instagramで見つけた@jun5___さんの投稿からピックアップしたキッチンです。背面の壁に敷き詰めた白タイルのマットな質感が、無機質なモールテックスと上手くマッチしています。背面の端から端まで収納用のボードを設置して、普段使う食器を取り出しやすくしているのもポイント。

ダイニングテーブルとの配色にも注目!下がり天井が技アリなキッチン

Instagramで見つけた@m__home__さんの投稿からピックアップしたのは、全体を白とグレーで統一したモダンなダイニングキッチンです。ウォルナットの床材を活かすため、壁材の色はシンプルなマットホワイトを採用。下がり天井を取り入れたホテルライクな空間演出と、全体の色合いを調和させるダイニングテーブルの組み合わせは、まさに技アリの一言。

リフォームで「魅せる」ダイニングキッチンを作るポイント

いざキッチンをリフォームするとなると、具体的にどうイメージを固めていけばよいのか分からない人も多いかもしれません。そこでここからは、キッチンの仕様やコーディネートを決める時に役立つポイントを紹介していきます。

まずは全体のテーマを決める

キッチンはもちろん、そこから繋がるダイニングやリビングまで、全体の主軸となるテーマを決めましょう。そうすることで自然と統一感のあるコーディネートを組み立てられるようになります。例えば、男前でインダストリアルな雰囲気にしたければ、黒やグレーをベースに、モルタル仕上げやステンレスのキッチン台を取り入れるとよいでしょう。北欧風なら全体的には白を基調としつつ、自然素材や温かみのあるカラー、花柄や動物柄のファブリックを取り入れるのがオススメです。

派手な色や個性的な柄は差し色にとどめる

空間全体にあしらうと雑然とした印象に見えてしまう派手色や個性的な柄などは、差し色としてアクセントクロスやタイルなどで取り入れてみてください。カウンターや収納棚の扉にカラフルなタイルを貼り付けるだけでも、グッと引き立ちますよ。

「隠す収納」と「見せる収納」を使い分ける

キッチンの収納を考える時には、「隠す収納」と「見せる収納」を使い分けることが大切です。特に部屋全体から見渡せるタイプのキッチンの場合、カウンターの上に物が溢れていると一気に生活感が出てしまいます。食器や調理器具が多い人は、扉のある収納棚を選ぶのがオススメ。反対に物が少ない人や、お気に入りの食器を並べてインテリアとして見せたい人は、基本的にはオープン収納としつつ、部分的にボックスやかごを活用するとよいでしょう。物の多さにかかわらず、シンクに仕切りを設けたり、作業中にさりげなく手元が隠れる設計にしたりするのもスマートです。

照明で空間ごとおしゃれを演出

照明は空間を左右する要素のひとつです。一口に照明と言っても、天井からチェーンなどで吊り下げるタイプのペンダントライトや、レールに複数のスポットライトを取り付けるダクトレール照明など、さまざまな種類があります。これらの照明は普通のシーリングライトよりも空間をオシャレに見せてくれるのが特徴です。暖色系の明かりには食事を美味しく見せる効果があるとも言われ、工夫次第で食事の時間をグレードアップできるかもしれません。

キッチンリフォームの落とし穴!よくあるデザインの失敗例

残念ながら、オシャレに工夫したつもりがかえって使い勝手が悪くなってしまった、という失敗例もあります。キッチンのリフォームを成功させるためにも、考慮すべきポイントを確認しておきましょう。

こだわりの照明のはずが……手元が暗くて失敗

照明にこだわったつもりが、手元が暗くて料理がしづらい、ということもあります。特にペンダントライトはチェーンの長さやシェードの大きさによって明るさが変わるため、実際に明るさを確かめてから設置するようにしましょう。ペンダントライトだけではキッチン全体を照らしきれないこともあるため、ピンポイントで狙った場所を照らせるスポットライトや、天井に埋め込むタイプのダウンライトなどと組み合わせて使う家庭が多いようです。

匂いも生活感も筒抜け?アイランドキッチンのデメリット

アイランドキッチンにはクローズ型のキッチンのように手元を隠すものがないため、作業中の様子が丸見えになってしまうほか、油を使う料理の際には匂いやはねた油が周囲に広がりやすいというデメリットがあります。対応策としては、キッチン台の周りだけ腰壁や間仕切りを設置するのが効果的です。

おしゃれで掃除もしやすいタイル床、実はツルツル滑るかも

タイルの床は耐水性があり掃除がしやすい反面、表面がツルツルして滑りやすいという特徴があります。油や水がこぼれていると転倒するリスクもあります。滑らないようにキッチンマットを敷く手もありますが、それではせっかくの素材の良さを活かせません。タイル素材を選ぶ際は、できるだけ表面がザラザラとした質感のものを選ぶとよいでしょう。

【合わせて読みたい】おしゃれなキッチンを目指すためのコンテンツ集

ここからは、「DIYer(s)」に掲載されているキッチンの事例の中から、合わせて読みたい記事をいくつかご紹介します。オシャレなキッチンを作るためのヒントを見つけてみてくださいね。

まだまだある!センスが光るキッチンリフォームの参考実例

リノベーション賃貸ブランド「REISM」が手掛けるリノベーションシリーズから、キッチンを主役に掲げたお部屋「Kitchen」の施工事例を紹介。実際に住んでいる人へのインタビューを交えながら部屋の魅力を伝えています。
最近、リフォームやリノベーションの際に取り入れる人が増えているモルタル素材。モルタルのメリットやモルタルを使ったキッチンの事例集です。

キッチンリフォーム、費用はいくらかかる?

アイランドキッチンの設置にかかる費用を一戸建てとマンションの場合に分けて解説しています。アイランドキッチンのメリットやデメリット、上手に活用するためのアイデアも満載です。

キッチンメーカーの特徴比較

システムキッチンの導入を考えている人に向け、自分のスタイルに合うメーカーや製品を見つけるための方法や、後悔しない選び方を解説する記事です。メーカー別に主力商品の特徴も比較しています。
オシャレなキッチンにリフォームするためには、始めにコーディネートのテーマを決めてから収納や照明のタイプを選んでいくと部屋全体に統一感を出せます。今回紹介したアイデアを参考に、イメージ通りのキッチンを作ってくださいね。リフォームを検討しているなら、どこの業者に工事を依頼するかも大切です。創業70年のカシワバラ・コーポレーションなら、長年培った技術であなたの理想を実現してくれるはず。ぜひ一度問い合わせてみてください。

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