手軽イメチェン“壁紙”の魔法!ベージュの壁紙でキッチンリビングを彩る

28歳で福岡へ移住し、築40年の物件をセルフリノベーションしながら生活。その様子をブログメディア「DIY MAGAZINE」で公開しているセーチです。2軒目3軒目に続いて、築50年の戸建て(4軒目)をリノベーションしてきた過程をお届けします。

2022.06.18

セーチのリノベ記録 4軒目

祖父母の物件をセルフリノベーションしつつ、インテリアなどを作っているセーチです。

今までのDIY経験を活かして、関西の築50年空き家をセルフリノベーションして住むことにしました。
古い家のリノベーションを検討している方、築古の家がどんな風に変わっていくのか気になる方の参考になるよう、シリーズでお伝えしていきます。

今回はリビングキッチンに壁紙を貼る作業です。

前回の記事はこちら

壁や天井をパテで仕上げる

石膏ボードの繋ぎ目とビス穴、天井の繋ぎ目など凹凸がある箇所に下塗り用パテを処理し終えたので、2回目に上塗り用パテで綺麗に仕上げます。

使うパテは、ヤヨイ科学の「ハイセメナ 上塗り用 10kg」。
パテのメーカーにこだわりは無くホームセンターで購入できる物を選んでいます。
(5㎏で販売しているメーカーもあるので部屋の大きさに合わせて選んでください。)
コテ板の上に粉パテを山積みにし、くぼみ部分に水を流しながら固めていきます。
(この作業が地味に大変。大き目のカップやビニール袋に入れて混ぜた方が早いです。)

下塗りパテは溝や穴を埋めるだけなので細いヘラの方が使い易く、上塗りパテは均等に平になるよう仕上げたいので180mmの広いサイズを使って塗ります。
(コテ板、ヘラは全てホームセンターで揃えることができます。)
まずは20度くらいの角度でパテを伸ばして、その後に45度くらいの角度でヘラを当てるといい感じに塗れます。

ここは下の壁が少し凹んでいるので、下に多めにパテを塗って平になるよう調整しています。
パテである程度凹凸の調整ができるので、壁を作る時に多少のズレは気にしなくなりました。
普通は壁を作る職人と壁紙を張る職人が別なので、壁がズレてると壁紙を張る職人は大変になります。すべて1人でやるのでそこら辺の融通が効きます。
時間をおいて乾かしたら、壁紙を貼る前にパテを塗った部分をヤスリがけし、表面のデコボコを整えます。(これをしないと壁紙を貼る時に凹凸ができてしまいます。)

キッチン窓に窓枠を取り付ける

窓枠は後付けでどうにかしようと考えていて、ホームセンターでいろいろ見ていると2本で3,000円くらいの窓枠を見つけたので買ってみました。大建工業の「MT7221-13 ライトオーカー」

白とナチュラルの色で最後まで悩みましたが、壁紙を明るい色にするので窓枠は木目調のナチュラルなものにしました。この値段なら壁紙を貼った後、雰囲気が合わない場合取り替えるのもありだなと思っています。
窓枠の形に合わせて角を削ってはめます。
残りの箇所にも同じように取り付けたら、壁紙を貼る準備OKです。

ライトベージュの壁紙を壁に貼る

壁に使う壁紙はライトベージュを選びました。「SVS-9010 ライトベージュ」
マットな質感のライトベージュの塗り壁調で、「ストレッチ・軽量・防カビ」の特性があります。

北欧のような部屋にしたいので、ベージュの柔らかい印象が良いなと思い選びました。
今までグレーや白や水色など、特定の色しか使ってこなかったのでドキドキしています。
壁紙30mで6畳の部屋の壁4面貼ることができます。
今回はキッチンまで貼るので、少し多めに30mのセットを2個購入しました。(1セット7,980円)
(いつも失敗した時のことも考えて多めに注文します。)

1mあたり約270円なので、まあまあ安い方の壁紙だと思います。
※築30年マンションで使ったグレーの壁紙は1m約500円でした。
壁の長さより少し大き目にカットして保護シートを剥がしたら、ハケで空気を抜きながら壁に張り付けます。
角はカッターで切る前にクシで折り目を付け、それからカッターで切ると綺麗にカットできます。
コンセントが多いと空気を抜きにくいので大変です。
(コンセント金具で壁紙が破けないように注意してください)
2枚目以降は少し壁紙を重ねて貼り、重なった部分にカッターを当てて切ります。
重ねて貼っている方の余分な壁紙を剥がし、裏にある1枚目の壁紙を剥がします。(綺麗にカッターの刃が通っていれば簡単に剥がれます)
ローラーを使ってやさしく2枚目の壁紙を壁にくっ付けたら、最後に残っている空気を追い出せば、繋ぎ目が殆ど見えなくなり綺麗に貼っていけます。(軽く抑える感じでやると繋ぎ目が綺麗になります)
残りの壁も同じように貼っていきます。
糊が残らないように、貼り終わった後は水で濡らしたスポンジやウエスで拭き取ります。
(しっかり拭き取らないと糊が乾いてパリパリになります)

天井は1トーン明るい石目調の壁紙

天井は石目調のアイボリー。RE-51218 (旧) RE-7448「サンゲツ」
大自然が生み出す造形美。砂岩の”ゆらぎ”を壁紙に表現しているそうです。

天井は壁より1トーン明るくなるようなイメージになります。
真っ直ぐになるようレーザー墨出し器を使いながら貼ります。
先に引っ付けてしまえば空気が入ってようと歪んでいても何とかなりますが、補助無しでやるとやっぱり難しいですね。
(上を向いての作業になるので、真っ直ぐ貼っているつもりでも微妙に歪んだりします。レーザー墨出し器を使うと、斜めになる心配がないので引っ付けることに集中できてやりやすいです。)
最後の1枚は形がいびつな箇所だったので大変でした。

※作業風景を動画にまとめています。

【築50年戸建てDIY】#15 ベージュとアイボリーの壁紙を貼る。石目調の天井。

ベージュの壁にアイボリーの天井。
無垢のフローリングとの色合いも良く、イメージしていた通りに仕上がりました。
これでリビングキッチンの作業はほぼ完了、次回は洗面所の壁紙を貼りたいと思います。

最初は洗面台の1部をアクセントカラーにしようと思いましたが、脱衣所側が寂しい感じになりそうだったので、見切り材を使って2トーンに分けることにしました。
ゴールドの見切り材とあずき色の壁紙を使う手順など詳しくお伝えしたいと思います。


これから古い家のリノベーションを検討している方、築古の家を検討している人の参考になるようなシリーズ。タグに「セーチのリノベ記録 四軒目」とつけているので、順を追って読めばリノベが完成するような構成です。ぜひ参考にしてくださいね。

WRITTEN BY

セーチ

Japan

DIYのブログ『DIY MAGAZINE』を運営。福岡在住の28歳です。物件をセルフリノベーションしていく過程とDIYに関する情報を発信しています。