ウクレレはキットで作れる!ペイントでオリジナルの1本をDIY

手づくり楽器では綺麗な音を出すのは難しいですが、誰でも組み立てられるキットなら初心者でも挑戦しやすいはず。そこで今回はこれからのシーズンに似合うソプラノウクレレキットにチャレンジしてみました。

2022.01.07

STEP.06 塗装

いよいよ塗装です。再度ボディに凹凸や傷が無いことを確認しましょう。確認できるようであればサンドペーパーで研磨しておきます。また、フィンガーボードなど塗装しない部分にマスキングテープを貼ります。

まずは塗装を綺麗に仕上げるために目止めを行います。マホガニーなどの木目の深い素材の場合は必須ですが、当キットのバスウッドでも目止めをすることで綺麗に塗ることができます。
今回はホームセンターなどで購入できるとの粉を使用します。との粉を水に2:3の比率で溶かし、ハケで刷り込むように塗ります。全体にまんべんなく塗れたら、20分ほどで乾くので、きれいな布で表面を拭き取ります。
いよいよ本塗装開始です! 塗料は自分の好きなものでかまいません。スプレー塗料などを使用する場合は汚れないように新聞紙を敷いて作業するようにしましょう。

今回は、日本が誇る天才ギタリストへのリスペクトと憧れを込めた白と黒のデザインに決定。
自分の好きなデザインのものが作れるのは、やはりDIYの大きな魅力。今回は塗って乾燥させた黒ベースの上に、さらにもう一色ペイントします。何やら複雑なマスキングですが……。
マスキングの上から白い塗料でペインティング。塗り終わったら再度乾燥させます。
乾燥後、テープを取れば塗装完了です! 今回は黒地に白ラインの「布袋寅泰風ウクレレ」に仕上げてみました! 2色のペイントということで、マスキングの手間と倍の乾燥時間がかかってしまいましたが、その分きっと愛着が湧くはず。

STEP.07 口輪の転写

サウンドホールに口輪のシールを貼り付けます。付属のシールは水転写です。水を入れた容器にシールを浸すと口輪部分が浮いてくるので、台紙ごと持ち上げて貼り付けます。
破れたりシワになったりしないよう丁寧に作業しましょう。

STEP.08 ブリッジの接着

あらかじめマスキングしておいた部分にブリッジを取り付けます。はみ出さないよう接着剤を塗り、接着します。
フィンガーボード同様に当て木と輪ゴムで圧着します。

STEP.09 糸巻き・ナット、弦の取り付け

ドライバーを使って弦の調律をするための糸巻きを4箇所に取り付けます。
糸巻きの取り付けが終わったらフィンガーボード最上部にナットを取り付けます。瞬間接着剤で接着しましょう。
完成まであと少しです。最後に弦を張って、ガビガビしているグラフィックのふちを綺麗に塗り直したら…。
完成です!
世界にひとつだけのオリジナルウクレレが出来上がりました。モノクロの幾何学模様がクールな印象です。接着・塗装の乾燥時間やマスキングの時間がなかなか必要ですが、組み立ての作業自体は所要時間も短く、そこまで難しくありませんでした。自作楽器の入門として、ぜひキット製作を試してみては?
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