理想のキッチンを叶えるにはいくら必要?リフォーム費用の目安を解説!
キッチンリフォームを検討している方にとって、リフォーム費用は特に気になるポイントのひとつです。そこで、工事の種類や費用相場、工事日数、事例、活用できる補助金などリフォーム情報をまとめました。DIYを使ってできるキッチンリフォームも併せて紹介します。
公開日 2020.08.07
更新日 2023.04.23
INDEX目次
キッチンのリフォーム、いくらかかる?
最近は中古物件の需要も高まり、リフォームやリノベーションを検討する方が増えてきました。中でもキッチンはこだわりの場所。「作業がしやすいキッチンにしたい」「キッチンのイメージを変えたい」と理想のキッチンへのリフォームを考え始めると、相場や施工費用が予算内に収まるのかが気になるところです。そこで、費用相場や工事日数、活用できる補助金、リフォーム事例をまとめました。
キッチン・台所のリフォーム費用の相場や目安
キッチンのリフォーム費用は250万円以下で収まる場合が大半ですが、ケースバイケースとしか言いようがない面もあります。これは導入する設備や水回りの工事の有無、使用するパネルの材質、オプションなどによって価格が変わるためです。新たに導入するシステムキッチンのサイズや性能、壁・床の張替えするかどうかも価格に大きく影響するでしょう。
キッチンリフォームの相場は50万〜150万円で、多くの事例がこの範囲に収まっています。
主な費用は、本体価格(キッチンの本体価格、食洗機やグリルなどのオプション)、工事費用(養生費や、工事終了後の美装クリーニングなど)、解体工事費用(旧キッチンの解体など)、電気工事・設備工事・内装工事の各種工賃です。
主な費用は、本体価格(キッチンの本体価格、食洗機やグリルなどのオプション)、工事費用(養生費や、工事終了後の美装クリーニングなど)、解体工事費用(旧キッチンの解体など)、電気工事・設備工事・内装工事の各種工賃です。
キッチン本体を交換する場合(システムキッチン化)
キッチンの形状はI型、L型、対面型の3種類があり、I型が最も安く、対面型が最も費用がかかるスタイルです。価格はキッチンの形状だけではなく、グレードによっても変わります。多くのシッステムキッチンが3段階のグレードを用意しており、ハイグレードともなると高級感が段違いです。場所や階を変えずにシステムキッチンの交換工事だけで見てみると、I型は50万~120万、L型は60万~120万、対面型は70万~150万の価格帯でリフォームすることができます。
キッチンのレイアウトを変更する場合
既存キッチンの移動、1階から2階への移動の場合、キッチンの本体価格に工事費用が加算されます。まず、I型から対面型にレイアウトを変更する場合は、100万〜180万円が相場です。種類を変更せずに既存のキッチンを移動させる場合の相場は30万~70万円の価格帯に収まる傾向があります。2階に移動する場合は、少々高くなり100万~250万円程度かかるでしょう。排水管・ダクト・ガス・電気などの配線や配管が変わってしまう場合は工事が必要になるので、追加費用が発生します。
ガスからIHクッキングヒーターに変更する場合
ガスからIHのクッキングヒーターに変える場合、IHの電源で200Vの電圧を供給できる専用回路を用意しなければなりません。IHの本体価格はスタンダードタイプで約3万円、高グレードタイプになると20万円ほどで購入できます。工事費用との合計で15万~30万円程度を想定しておけば、大きく外れることはないでしょう。
オプション費用の相場は?
機器の種類によって相場は違いますが、オプションリフォーム費用に大きく影響する項目のひとつです。そこで、ここではリフォームでよく導入されるオプション設備の相場を紹介していきます。
・水栓:1万~6万円
レバー式、シャワー付、タッチセンサー式など機能性の高いものや、浄水器付の水栓の中には相場よりも高額な製品があります。デザインなども豊富なので、キッチンとの調和も大切にしたいところです。
・コンロ:10万~20万円
IHやガスコンロは機能やメーカーも多く、選択肢が豊富です。こちらの相場は3口ガスコンロを想定しています。IHよりは安く導入できますが、オーブン機能やボタンひとつで本格的な料理が出来上がるオートメニューを追加すると10万円ほど高くなるため、じっくり比較検討しましょう。
・食洗機:10万〜40万円
食洗機のグレードによって大きく変化します。贅沢を言わないのであれば、工事費用込み10万円前後で導入できます。ビルトインタイプの食器洗い乾燥機の場合は、10万円ほど高くなります。
・システムキッチンの材質:5万~30万円
標準はステンレスですが、オプションで人工大理石などを選べるシステムキッチンがあります。どこまでこだわるかは人それぞれですが、予算内で理想的な質感のパネルを探してみてください。
・水栓:1万~6万円
レバー式、シャワー付、タッチセンサー式など機能性の高いものや、浄水器付の水栓の中には相場よりも高額な製品があります。デザインなども豊富なので、キッチンとの調和も大切にしたいところです。
・コンロ:10万~20万円
IHやガスコンロは機能やメーカーも多く、選択肢が豊富です。こちらの相場は3口ガスコンロを想定しています。IHよりは安く導入できますが、オーブン機能やボタンひとつで本格的な料理が出来上がるオートメニューを追加すると10万円ほど高くなるため、じっくり比較検討しましょう。
・食洗機:10万〜40万円
食洗機のグレードによって大きく変化します。贅沢を言わないのであれば、工事費用込み10万円前後で導入できます。ビルトインタイプの食器洗い乾燥機の場合は、10万円ほど高くなります。
・システムキッチンの材質:5万~30万円
標準はステンレスですが、オプションで人工大理石などを選べるシステムキッチンがあります。どこまでこだわるかは人それぞれですが、予算内で理想的な質感のパネルを探してみてください。
キッチンリフォームの工事内容と費用の相場
キッチンリフォームの工事には、キッチンの解体工事、電気・ガス・給排水管・換気ダクトの整備、床や壁などの内装工事、取り付け工事があります。それぞれの費用を見てみましょう。
取付工事の費用相場
キッチンリフォームにおける取り付け工事は、キッチンを組み立てて、設置場所に取り付ける工事を指します。取り付け費用は、業者によって同じ現場でも金額が異なることがありますが、相場は10万~30万円程度です。
解体工事の費用相場
既存のキッチンを解体撤去し、産廃処理する費用です。業者によって扱いが異なり、独立して記載されている場合や、金額含まれている場合があるので注意しましょう。また、処分費用は最終的に撤去するゴミの量によって決定します。間口が2,550mmのキッチンであればm2tトラックで約1,5万〜2万円が目安で、それ以外の相場は下記の通りです。
・解体工事費用:1.5万~3万円
・タイルや壁の撤去:2万~4万円
・処分費用:撤去する量で変動
・解体工事費用:1.5万~3万円
・タイルや壁の撤去:2万~4万円
・処分費用:撤去する量で変動
内装工事の費用相場
キッチンの位置を移動する場合や、キッチン周りの床や壁が傷んでいる場合、床や下地材が腐食している場合に内装工事が発生します。ここで紹介している価格はすべて単位メートルあたりの価格です。広さのみで見ると、壁紙やクロスの張り替えは6帖で5万円~、10帖で7万円~、が相場のようです。
・壁クロス張替え費用:約800円~
・床フローリング張替え:約1千円~
・床下地補修工事:約3千円~
・間仕切り壁の撤去、追加工事:約5万円~
・壁クロス張替え費用:約800円~
・床フローリング張替え:約1千円~
・床下地補修工事:約3千円~
・間仕切り壁の撤去、追加工事:約5万円~
電気・ガス・水道の工事費用相場
電気・ガス・水道・換気ダクトとキッチンを接続する費用と、キッチン移動に伴う延長工事の費用です。それぞれ下記の価格帯が相場ですが、工事内容によって大きく変わるため、参考程度にとどめておいてください。
・電気配線費用:約5千~1万円
・ガス配管費用:約5千円~2万円
・給排水管接続費用:約3千円~3万円
・換気ダクト接続費用:約3千円~8万円
・電気配線費用:約5千~1万円
・ガス配管費用:約5千円~2万円
・給排水管接続費用:約3千円~3万円
・換気ダクト接続費用:約3千円~8万円
キッチンリフォームの工期の目安は何日程度?
場所を移動しないキッチンの交換だけであれば、所要日数は1~2日程度です。通常、1日目に養生と既存キッチンの解体撤去、そして新しいキッチンの組み立てまで行われます。2日目は、新しいキッチンの給排水管接続、清掃がメインです。
ただし、繁忙期で設備業者が捕まらない、必要な素材が届かないなどのトラブルが発生することも考えられます。必ずしも2日間でスムーズに完了するとは限らないので、約1週間は時間に余裕を持っておきましょう。
また、壁付き型キッチンを対面型キッチンへと変更する場合は2~3週間以上かかります。これらはあくまで目安となりますので、正確な日数に関してはリフォーム会社に確認しましょう。
ただし、繁忙期で設備業者が捕まらない、必要な素材が届かないなどのトラブルが発生することも考えられます。必ずしも2日間でスムーズに完了するとは限らないので、約1週間は時間に余裕を持っておきましょう。
また、壁付き型キッチンを対面型キッチンへと変更する場合は2~3週間以上かかります。これらはあくまで目安となりますので、正確な日数に関してはリフォーム会社に確認しましょう。
キッチンのリフォームに補助金は利用できる?
キッチンのリフォームでは、認定長期優良住宅制度に該当する住宅に対して三世代同居対応工事を行う際に最大250万円の補助金を受け取れます。長期優良住宅とは、国土交通省が平成21年にスタートした「長期優良住宅認定制度」の基準を満たし、認定を受けて長く安心・快適に暮らせる家のことです。また、三世代同居対応工事とは、既存住宅の長寿命化や三世代同居など複数世帯の同居を図ることを推進するリフォームを指します。ただし、三世代同居改修工事の対象にならないケースや、台所の機能を果たさないキッチンリフォームの場合は対象外になるケースもあるので注意してください。
キッチンリフォームの事例を紹介!
次にキッチンリフォームのさまざまな事例を紹介します。自分がどんなリフォームをしたいのか、想像しながら見ていきましょう。
奥行きを演出したマンションのキッチンリフォーム事例
via www.r-toolbox.jp
toolboxで紹介されているキッチンを中心としたリビングダイニングの部分リフォーム事例です。ポイントは、間取りを一切変えずにキッチン上部の収納を撤去し、空間に奥行きをもたせた点。表装を白からウッド調に変更したことで、木の温もりによる落ち着きも生まれました。
ミニマルながらデザイン性の高さを感じさせるキッチン
via www.r-toolbox.jp
同じくtoolboxより事例をご紹介。なるべくコストを抑えてリフォームを実現させた事例です。キッチンを構成する1mm厚のステンレス板を加工して作製されています。こまめに掃除をすれば、金属光沢が損なわれることはないでしょう。シンプルなデザインの中にセンスを感じます。
コンクリートの質感を活かしたインダストリアルなキッチン
via aster-dw.jp
ASTERより、コンクリートの質感が都会的でスタイリッシュな印象を与えてくれるキッチンの事例。オシャレで洗練されたキッチンが好きな方におすすめです。シックな色合いの天板を備えた対面式キッチンは、バーのようにも見えます。
白タイルと木材のコントラストが映えるキッチン
via aster-dw.jp
同じくASTERより、光沢感とツヤがある白タイルに対して、カジュアルな雰囲気を持つ木材をアクセントとして使用したリフォーム事例です。シンプルでシックながらも、どこか個性的な遊びを感じさせます。また、棚を新たに設けるなど、実用性を重視する工夫も注目すべきポイントのひとつでしょう。
【関連コンテンツ集】キッチンリフォームにまつわるお役立ち情報
最後にキッチンリフォームのお役立ちコンテンツを紹介します。もっと多くの情報を知りたいという方は、引き続き別の記事も読んでみてください。
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