ゴム版はんこ&消しゴムはんこの作り方
DIYer(s)にも掲載されているペンキやスプレーを使ったインテリアリメイクに憧れていながら、不器用で自信がない、なんて思っている方にオススメしたいのが今回ご紹介する「消しゴムハンコ」と「ゴム板ハンコ」。
2022.01.07
この2つは初心者にも簡単なDIYアイテムです。材料や工程もシンプルなので、慣れない方でも挑戦しやすいのが嬉しいポイント。また、オリジナリティに溢れ、おしゃれな雰囲気も出しやすいスタンプには、今あるグッズをもっと素敵に魅せる効果も。初心者から上級者まで作って損はないはず!
早速作り方をチェックしてみましょう!
早速作り方をチェックしてみましょう!
材料と道具
・消しゴム
・鉛筆
・アートナイフ(掘れるもの)
・ハンコ用のスタンプインク
・トレーシングペーパー
消しゴムハンコ作りに必要なものです。これらはホームセンターや画材屋で手に入ります。
・鉛筆
・アートナイフ(掘れるもの)
・ハンコ用のスタンプインク
・トレーシングペーパー
消しゴムハンコ作りに必要なものです。これらはホームセンターや画材屋で手に入ります。
下準備
まずはハンコになるモチーフを考えます。消しゴムのサイズにおさまるものならどんな絵柄でもOKです。今回はDIYer(s)のロゴにしました。モチーフが決まったら、準備完了です。
作り方
まずは消しゴムの表面についた粉をキレイに払い取りましょう。その次にトレーシングペーパーを、モチーフの上に重ねます。
この時、線がずれてしまうと意味がないので、テープやクリップで止めるなどして、しっかり押さえてなぞっていきましょう。
続いてハンコになるモチーフをトレーシングペーパーの上から鉛筆でなぞります。
続いてハンコになるモチーフをトレーシングペーパーの上から鉛筆でなぞります。
消しゴムとトレーシングペーパー(えんぴつで描いた面)を合わせて、固い物で擦ります。
横にぐりぐり広げると鉛筆の線も伸びていってしまうので、下に押すように。あまりに消しゴムの端に写すとあとで彫るのが大変なので、モチーフの周りは3mmほど空きがでるようにしましょう。
反転して写したのが、こちら!
反転して写したのが、こちら!
彫るための線なので、濃く強く転写する必要はありません。ただ、モチーフをキレイに転写させれば、上手く仕上がる確率はぐっとあがります。
今回はロゴにしましたが、線が細かいものほど難しいので、初めてのDIYとしてチャレンジする人は、線が太く、細かすぎない簡単なモチーフをおすすめします。
そしていよいよ、彫り作業開始!
今回はロゴにしましたが、線が細かいものほど難しいので、初めてのDIYとしてチャレンジする人は、線が太く、細かすぎない簡単なモチーフをおすすめします。
そしていよいよ、彫り作業開始!
アートナイフでザクッと思いっきり一投目をいれましょう。
あとはひたすら線になぞって彫っていくだけです。
まずは外側のシルエットを彫りましょう。不安な人は外側から段々内側に彫っていくと、外側が多少ずれたとしても、内側の細部を彫る頃には慣れているはず。
この時、転写した線が消えると自分が一体どこを彫っているのか消しゴムの上で迷子になる危険性があります。なるべく残しておくよう意識しましょう。
さらに彫り進めていきます。
あとはひたすら線になぞって彫っていくだけです。
まずは外側のシルエットを彫りましょう。不安な人は外側から段々内側に彫っていくと、外側が多少ずれたとしても、内側の細部を彫る頃には慣れているはず。
この時、転写した線が消えると自分が一体どこを彫っているのか消しゴムの上で迷子になる危険性があります。なるべく残しておくよう意識しましょう。
さらに彫り進めていきます。
シルエットが大体彫れたところで、細かい部分を彫りはじめます。
細かい部分は、横からななめに刃を入れてくり抜きます。スイカの種を取る時や、固いアイスクリームを食べる時のスプーンのイメージで。切り口がVの形になれば完璧です。丸くくり抜く時は、消しゴムをくるくる回しましょう。
ちなみに、モチーフ以外を切り落としたい場合、モチーフの2mm~3mm外側にラインを入れて、その線に沿ってカッターなどで消しゴムをカットしましょう。切りたい箇所で上に切り込みを入れて、まっすぐ下に切り落とすイメージで、一気に体重をかけるとキレイに切れます。
彫り終わったものがこちら!
ちなみに、モチーフ以外を切り落としたい場合、モチーフの2mm~3mm外側にラインを入れて、その線に沿ってカッターなどで消しゴムをカットしましょう。切りたい箇所で上に切り込みを入れて、まっすぐ下に切り落とすイメージで、一気に体重をかけるとキレイに切れます。
彫り終わったものがこちら!
消しゴムハンコ完成!
インクをつけて押してみます。
スタンプ用のインクを用意します。容器がない人は、紙を何枚か重ねたものでも構いません。均等にインクがつくように平らに伸ばしていきます。
消しゴムをインクに投入します。
優しく押してインクをつけましょう。
この時力を入れてグッと押して、たっぷりインクをつけすぎると、溝にインクが入ってしまって細かいところが潰れてしまうので、優しく均等につけていくのがポイント。
この時力を入れてグッと押して、たっぷりインクをつけすぎると、溝にインクが入ってしまって細かいところが潰れてしまうので、優しく均等につけていくのがポイント。
持ち上げてみるとこんな感じ。インクが均等についていたら、紙に押していきます。
紙に押す時は、均等に力が加わるように、あまりグッと体重をかけすぎないようにするのがポイント。一回紙の上に置いたら、少しだけ上から押す程度でOKです。彫った深さや大きさで力の入れ加減がかわっていくので、何度か試してみましょう。
紙に押したものがこちら。
紙に押したものがこちら。
文字の場合、読めなかったり潰れていたりしたら、ここでまた少し微調整して彫り直します。
この時点で完成としてもいいですが、今回はさらに掘り進めて文字のみが浮かび上がるデザインにしてみます。
掘り終えた状態がこちら! これまでの行程の細かな作業とは違い、大胆に削り落とすので、手先の器用さに関係なく作ることが出来ます。実際に試し打ちしてみましょう。
これで完成!インクの種類を変えて用途によって使い分けてみてください。色を変えるとかなり印象が変わりますよ。
初めてのDIYチャレンジには、消しゴムはんこで腕慣らしするのはかなりおススメ。何度も失敗して買い直しても、数百円で買い直せるのも嬉しいポイントです。まずはいらない消しゴムで練習してみてください。
続いてはゴム版ハンコ編です!
初めてのDIYチャレンジには、消しゴムはんこで腕慣らしするのはかなりおススメ。何度も失敗して買い直しても、数百円で買い直せるのも嬉しいポイントです。まずはいらない消しゴムで練習してみてください。
続いてはゴム版ハンコ編です!
材料と道具
・ゴム板
・はさみ
・消しゴム
・鉛筆
・アートナイフ(掘れるもの)
・ハンコ用のスタンプインク
・トレーシングペーパー
・はさみ
・消しゴム
・鉛筆
・アートナイフ(掘れるもの)
・ハンコ用のスタンプインク
・トレーシングペーパー
下準備
まずはハンコになるモチーフを考えます。ゴム板のサイズにおさまるものならどんな絵柄でもOKです。今回はDIYをあしらったモチーフにしました。
モチーフが決まったら、準備完了です。
作り方
まずは、トレーシングペーパーを、モチーフの上に重ねます。ハンコになるモチーフを、トレーシングペーパーの上から鉛筆でなぞります。消しゴムハンコ同様、線がずれてしまうと意味がないので、テープやクリップで止めるなどして、しっかりおさえてなぞっていきましょう。
なぞったものがこちら。
ゴム板とトレーシングペーパー(えんぴつで描いた面)を合わせ、固いものでこすります。
ゴム板は消しゴムよりも鉛筆の線がゆがみやすく、うつりづらいので、強めにこすりましょう。横にぐりぐり広げると鉛筆の線も伸びていってしまうので、下に押すように。
反転して写したのがこちら!
反転して写したのがこちら!
モチーフをキレイに転写させれば、上手く仕上がる確率はグッとあがります。初めてのDIYとしてチャレンジする人は、掘る部分の少ない簡単なモチーフをおすすめします。
■掘り作業開始!
■掘り作業開始!
黒い部分を残して、間の青い部分を掘っていきます。まずはアートナイフで外側の線に刃を入れしていきましょう。思い切ってザクッと深く掘ってみてください。
範囲が広い場合は、彫刻刀を使います。この時かなり広い範囲が掘れるので、注意します。手元に注意して、彫刻刀の掘っていく先には指を置かないこと。
細かい部分はアートナイフで調整します。あとはひたすら線を残して掘っていくだけです。
細かい部分はアートナイフで調整します。あとはひたすら線を残して掘っていくだけです。
掘り終わったものがこちら!
ゴム版ハンコ完成!
ゴム板をモチーフのサイズにするために、要らない部分を切り落とします。
■インクをつけて押してみる
インクを用意します。消しゴムはんこと同様の手順です。容器がない人は、紙を何枚か重ねたものでも構いません。均等にインクがつくように平らに伸ばしていきます。
インクを用意します。消しゴムはんこと同様の手順です。容器がない人は、紙を何枚か重ねたものでも構いません。均等にインクがつくように平らに伸ばしていきます。
ゴム板をインクに投入します。この時も消しゴム同様、インクをつけすぎると、溝にインクが入ってしまって細かいところが潰れてしまうので、優しくつけるのがポイントです。
試しに押してみたスタンプがこちら。調整があれば、このタイミングで。
試しに押してみたスタンプがこちら。調整があれば、このタイミングで。
■台木を作る
モチーフがちょうど乗るようなサイズの木材を用意します。
モチーフがちょうど乗るようなサイズの木材を用意します。
木材にゴム板を貼り合わせます。ボンドがなければテープでも接着剤でも構いません。
台木がついた状態でハンコを押してみます。
緊張の一瞬です!そっと持ち上げてみると……。
しっかりデザインがスタンプされていました!
ゴム版ハンコは、インクのつき具合や押す強さによって印象が変わります。好きな押し方を見つけてみてください。保管する時は、ゴム板は紫外線にあたると劣化しやすいので、日陰に置くようにしましょう。
■徐々に楽しく、慣れていくのが実感できる!
掘ったり切ったりするのは人によって得意不得意がある作業です。ただ、回数をこなせば誰でも絶対に慣れるはず。はじめは難しいと思っていても、直線を一つ掘り終えたころにはグサグサ掘り進められますよ。完成させると、そこら中にスタンプが押したくなるので、つい紙を無駄使いしちゃうかも!?
これから、DIYにチャレンジしたいと思っている人は、まずは簡単な消しゴムハンコやゴム版ハンコに挑戦して、モノ作りの喜びを体験してみてください!
■徐々に楽しく、慣れていくのが実感できる!
掘ったり切ったりするのは人によって得意不得意がある作業です。ただ、回数をこなせば誰でも絶対に慣れるはず。はじめは難しいと思っていても、直線を一つ掘り終えたころにはグサグサ掘り進められますよ。完成させると、そこら中にスタンプが押したくなるので、つい紙を無駄使いしちゃうかも!?
これから、DIYにチャレンジしたいと思っている人は、まずは簡単な消しゴムハンコやゴム版ハンコに挑戦して、モノ作りの喜びを体験してみてください!
WRITTEN BY
Japan
DIYer(s)編集部です。DIYのアイデアやハウツー、おすすめツールやショップ情報まで幅広くお届けします!
Instagram
https://www.instagram.com/diyersjapan/