2本の真鍮で作る洒落顔DIY!インテリアを選ばず映えるプラントハンガー

部屋の雰囲気を明るくし、安らぎ空間を演出する観葉植物。オシャレなインテリアに欠かせませんが、どう飾っていますか?棚や椅子の上に置くのもいいですけど、ハンドメイドしたハンガーに吊るすのはいかがでしょう?

公開日 2019.11.29

更新日 2022.01.07

2本の真鍮で作る洒落顔DIY!インテリアを選ばず映えるプラントハンガー

グリーンを引き立てる、真鍮で作るプラントハンガーをDIY!

部屋に彩りを与え、インテリアのオシャレ感を高める観葉植物は、みなさんお持ちかと思います。日陰でも育つ種類があったり、水やりは数日でいい種類もあったりと、世話が手軽というのも魅力ですよね。フォルムや色合いに合わせて鉢を選び、コーディネートを楽しむのも醍醐味のひとつです。でも、飾る場所はどうしていますか?配置する位置は、意外とセンスが問われるところ。そこで今回グリーンのディスプレイに関するご提案!棚や椅子の上に配するのではなく、ハンガーを作って吊り下げようと思います。ぶら下がっている植物って、なんだかオシャレですよね〜!

作るもの

2本の真鍮で作る洒落顔DIY!インテリアを選ばず映えるプラントハンガー
細い真鍮の丸棒で作るプラントハンガー。アンティーク感のある素材が、ハンドメイドとは思えないほど味わい深いです。主張が少ないミニマルなデザインなので、きっとどんなインテリアにもマッチすることでしょう。丸棒を加工していきますが、大きな電動工具は不要!慣れてしまえば、簡単に作ることができそうです。

材料

2本の真鍮で作る洒落顔DIY!インテリアを選ばず映えるプラントハンガー
真鍮 丸棒 Φ3×1m 3本
真鍮 パイプ Φ4×1m 1本
真鍮ワイヤー 太さ0.3mm

塩ビパイプ 鉢の開口サイズ以下のもの

STEP.01 フレームの設計と製作

2本の真鍮で作る洒落顔DIY!インテリアを選ばず映えるプラントハンガー
完成度を高めるためには、簡単にでもいいので実寸サイズの設計図を書く事がマスト。今回作るプラントハンガーは、写真の設計図のように正三角形のフレームで作りますが、鉢のサイズに合わせた長さで作ってください。コツを掴んだら、工夫して丸や四角にデザインしてみるのもいいですね!
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1辺250mmのフレームの全長は750mmで、準備した真鍮の丸棒は1000mm。まずは端の方の余計な250mmカット!ではありませんので要注意!先にぴったりの長さでカットしてしまうと、曲げ作業がやりにくいので、最後にカットします。ですので、初めは1000mmの半分、500mmにマークをつけて、ここを起点に折り曲げていきます。
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この見慣れないブルーの器具は、「ワイヤー曲げ」です。角度やカーブをつけたり、輪っかを作ったりできるので、ワイヤーのDIYに大活躍してくれる秀逸品。この今回作るプランターは正三角形なので、先端にマークした部分を合わせて折り曲げると60度の角度をつけられます。
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曲げたら、設計図に合わせて角度を確認。少し広がっているようでしたら、曲げた部分を握って、角度を調節してください。
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設計図に合わせたまま、底辺の角をマーキング。設計図を書くことで、わざわざ寸法出しをしないで済みます。
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再びワイヤー曲げを使い、2カ所の角度をつけていきます。
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こんな感じに仕上がりました。このフレームは2つ使用するので、同じ作業を繰り返してください。そして、設計図に丸棒の結合部分に関する寸法を追加しました。50mmの真鍮パイプで、底辺の丸棒をジョイントします。
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丸棒の切る位置をマーキング。パイプに丸棒を差し込む長さは、長すぎると差し込むのに苦労しますし、短すぎると強度が不安です。ですので、10mmほどがベスト。
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切る位置にマークを施す際は、底辺の丸棒2本をテープで固定しておきましょう。
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金切のこぎりで丸棒をカットしていきます。ゆっくり切っていくことでバリの発生を減らせます。
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カット完了!
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次に丸棒を繋げるパイプのカット。50mmを金切のこぎりで切り落とします。これを2本準備しておきましょう。先ほどの丸棒よりも、空洞が空いているため、カットが難しい工程です。
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パイプを切り終わったら、ヤスリでバリを削ります。使用中の意図しない怪我に繋がりますので、しっかりおこなってください。
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内側にもバリが発生しています。ワイヤーを差し込む際に突っかかってしまうので、丁寧にバリを取っていきましょう。
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パイプに差し込む分、10mmをチェックしておきます。
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丸棒とパイプの径が近いため、現状では差し込みにくいです。なので、丸棒を少しだけヤスリで削ります。ポイントは、先端を細くすること。そうすれば、入れやすくなりますよ!でも、一度パイプに丸棒を差し込んでしまうと、抜くのに大変な労力を要するので、慎重に…!
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削り終わったらパイプに差し込み、フレームが完成です!

STEP.02 鉢受けの製作

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丸棒で鉢受けを作っていきます。作業効率を高めるために、丸棒を鉢の開口サイズに合わせてカットしておきたいので、同じ直径の塩ビパイプを丸棒のクセづけ用のモールドとして準備しておきましょう。このモールドは塩ビパイプ以外でも大丈夫ですが、力を加えながら丸棒を沿わせるので、硬い素材のものを使ってください。
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丸棒の始点をクランプで止め、仮のクセづけをしていきます。
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一周クセづけができたら、切断部分をマーク。ここも、少し余裕を持たせた長さにしておいてください。
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再び金切のこぎりで切断します。
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先ほどモールドでクセづけしておいた丸棒を鉢に合わせて手で曲げ直します。鉢の中央部分あたりに合わせ、カットする位置をマークしてください。
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接続するパイプも、丸棒と同じようにモールドでクセづけをして、10mmほどの長さにカットしておきます。その際、端は曲線のクセがつきにくいので、切り落とす部分は中間のほうが見栄えがよく仕上がります!モールドを使わずに曲げようとすると、パイプが折れてしまうことがあるのでご注意を。
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フレームと同じように、パイプへ差し込むためにヤスリで少し削っておきます。
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パイプも同様にヤスリ掛けを忘れずに!
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パイプに丸棒を差し込めば、鉢受けの完成です!

STEP.03 フレームと鉢受けの結合

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フレームと鉢受けの繋ぎ方は、ワイヤーを使います。300mmほどのワイヤーを巻きつけていきましょう。
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反対側も同じようにワイヤーを巻いていきます。フレームと鉢受けの中央に巻きつけるように、バランスを見ながら調整してください。
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最後に結び目を接着剤で留めます。塗りすぎないように注意してくださいね。
2本の真鍮で作る洒落顔DIY!インテリアを選ばず映えるプラントハンガー
これで完成です!
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鉢を取り出せるように、上部は結合していません。
2本の真鍮で作る洒落顔DIY!インテリアを選ばず映えるプラントハンガー

紐やフックに引っ掛けることで、観葉植物を吊るしてディスプレイできるようになりました!
2本の真鍮で作る洒落顔DIY!インテリアを選ばず映えるプラントハンガー
吊り下げて配置することによって、空間の有効活用にも繋がります。
2本の真鍮で作る洒落顔DIY!インテリアを選ばず映えるプラントハンガー
紐を使ったプラントハンガーは手軽に作れますが、真鍮の丸棒なら、もっと高いクオリティで仕上げることができました!正三角形ではないデザインで作ってみるのも良さそうですね。これをいくつか作り、並べてぶら下げると、まとまり感が出て、オシャレな部屋の要素として活躍してくれます。ぜひ、みなさんも作ってみてください!
監修 岩西 剛

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