DIY、万歳!予算たったの20万円で和室がモルタル風洋室に変身

28歳で福岡へ移住し、築40年を超える2軒の物件をセルフリノベーションしながら生活。その様子をブログメディア「DIY MAGAZINE」で公開しているセーチです。和室から洋室にリノベーションした作業工程をまとめます。

2022.01.07

セーチのDIYリノベ記録 一軒目

こんにちは。28歳で福岡へ移住し、築40年を超える2つの物件をセルフリノベーションしながら生活しているセーチです。
寝室として使う2部屋目、和室から洋室にリノベーションしたのでその内容をまとめます。

前回の記事はこちらから

和室だった頃の部屋

セルフリノベーションを始める前は、6畳の和室と8畳の洋室でした。
こちらが8畳の洋室。

壁紙はかなり年季を感じます。
床も相当傷んでいて、抜け落ちそうな箇所もあります。

今回で2部屋目ですが、1部屋目の経験があったので前回に比べ格段に作業が早くなったと思います。やればやるほど部屋が変わり、完成後の部屋は驚くくらい別物です。
床の剥ぎ方や作り方、押入れの解体など、初めての作業の連続でした。

皆さんからコメントを貰って気づかされるポイントもあり、より深くDIYの事を理解する事ができました。

工程①壁の解体作業

和室は砂壁、洋室はベニヤ板の壁でした。
和室には窓が一ヵ所しか無く壁の色も暗くなっていたので、全体的に雰囲気が重たかったです。
壁を解体して洋室の窓から光が入るとすごく解放感があります。

砂壁は砕いて壊していくと思っていましたが、ボード状になっておりパカッっと外せました。
なので和室壁の解体作業は、意外とあっけなく終わりました。

工程②床の解体作業

床材の解体は想像以上にキツイ作業でした。

根太にボンドと釘でがっつり固定されているので、ちょっとやそっとの力ではビクともしません。
なので、バールで引き剥がすようにして解体していきました。
解体した後は、釘や木が根太に残っているのでサンダーで削り取り、ボンドで引っ付いていた木材はノミで削り取りました。

和室の畳は剥がして処分。
このタイミングで和室と洋室の床の高さが違うことを知りました。

工程③床を貼り替える作業

部屋が広い分、床材が多く必要になるので床の貼り替えは費用が掛かりました。

現状だと床の高さが違うので、和室に根太を追加してコンパネを敷いた時フラットになるようにしました。
強度を上げるためにコンパネを重ねましたが、下地合板と同じ方向に重ねると強度が落ちるので、ズラして置かないといけなかったり、いろいろルールがあって調べるのが大変でした。

工程④押入れを解体

右の中段の棚を解体し衣裳スペースとして使えればと考えました。

押入れは簡単に解体できるという情報が多かったので、気構えずに取り掛かりましたが、築古だと壁と一体となっていたり、土壁だったりと大変でした。
解体した右の壁の一部がめくれて、後で埋めるはめになりました。

工程⑤天井裏補強と穴を塞ぐ作業

壁を壊してできた天井の隙間を塞ぐ作業。
天井の隙間を塞ぐ前に、天井裏に上って壁を取り壊した部分に、筋交い金折補強をいれました。

工程⑥砂壁をベニヤ板で塞ぐ作業

和室感を残したくなかったので、砂壁をベニヤ板でかぶせて新しい壁を作りました。
漆喰を塗る方法も考えましたが、費用と時間がかかり過ぎるのでベニヤ板を使っています。

コンセント位置などの取り付けミスでやり直すことになりましたが、砂壁が無くなって和室感は完全に消えました。

工程⑦壁紙を剥いで塗装する作業

洋室の壁紙は劣化でめくれていたり色が変わっていたりして使えないので全部剥ぎました。
壁紙を引っ張って剥ぐと、裏地が壁に残ってしまうのでカッターで削り取るのが大変でした。

壁はモルタル風にしたかったので、色違いのグレーペンキを用意しています。
天井は塗料が染み込みにくい材質だったので、3度塗りしました。

工程⑧和室天井を塗装する作業

和室の天井は、板の間に角材をはめ込んでフラットな天井にしてからグレーのペンキで塗装しました。
ベニヤ板の新しい壁には、パテ埋めとシーラーを塗って下処理をしてから塗装しています。

工程⑨モルタル風に塗装する作業

押入れ・扉・柱・出窓の塗装していない4カ所をペンキで塗装して、廊下側の壁を色違いのグレーでモルタル風に仕上げました。
色違いを重ねれば簡単にモルタル風の壁にできると思っていましたが、予想通りの仕上がりにはならず、何度かやり直して何とか仕上げました。

工程⑩ライティングレール照明を取り付ける作業

照明はライティングレールがメインで、中央にペンダントライトを2つ取り付けました。
この部屋には照明スイッチが無いので、リモコン操作できる電球を使っています。
暖色と白昼色の調色や調光もできるので、シーンに合わせて変化させるのが楽しみです。

工程⑪クッションフロアを貼る作業

クッションフロアを貼る方法は何種類かありますが、接着剤を使って貼ることにしました。
まずは下処理で、敷き詰めたコンパネの凹凸や隙間を無くすために、アースタックというパテを使って施工。アースタックを施工している人の情報がなく、探り探りの作業になりました。

クッションフロアの接着剤を塗り伸ばす作業は、動画を見ていると難しそうでしたが、初めてでも全然いけました。最後の方は結構上手く塗れるようになったと思います。

和室を洋室にリノベーションした部屋

砂壁で暗かった部屋が見違える程変わりました。
部屋をグレーで統一したので、扉と照明は黒にして雰囲気を引き締めています。
押入れは明るく広く見えるように真っ白にしました。
※作業風景を動画にまとめています

【DIY】20万で部屋丸ごとセルフリフォーム!和室を洋室に劇的ビフォーアフター!

資材や処分費用、工程の多さから考える人件費、諸々考えると150万くらいかかる費用をだいぶ抑えることができました。

※工程の中には電気工事士の資格が必要な作業あります。
今回は重たい工程が多かったので約2カ月掛かりましたが、畳と砂壁の和室からモダンな洋室に仕上がって驚いています。
この部屋は寝室として活用したいので、家具などを取り揃えていこうと思います。

タグに「セーチのリノベ記録 一軒目」とつけていくので、順を追って読めばリノベが完成するような構成です。なるべく工程別に解説できるように、シリーズ物としてお伝えしていきます。

※この記事は2019年3月13日に「DIY MAGAZINE」で公開された記事を再編集したものです。

WRITTEN BY

セーチ

Japan

DIYのブログ『DIY MAGAZINE』を運営。福岡在住の28歳です。物件をセルフリノベーションしていく過程とDIYに関する情報を発信しています。