珈琲×のり×ロウソクでエイジング!家にあるもので瞬間アンティークアレンジ

どこにもお出掛けができず時間を持て余しているなら、家にあるものを使って、家にあるものをアップデートしてみるのはいかがですか?今回は、本物のアンティークさながらの雰囲気を醸し出すエイジング塗装をご紹介。

2022.01.07

身近なものを使ったエイジング塗装でDIY!

気持ちいい天候に恵まれていますが、外出自粛でお出掛けができず、家で時間を持て余していませんか?それなら、これまでにDIYしたものをアップデートしてみるのはいかがでしょう。ということで、今回は塗装にフォーカス!ひとりで黙々とやっても良し、お子さんや家族とワイワイ楽しみながらやってみるのも良し!手軽にできて、本格的な仕上がりになるので、ぜひ挑戦してみてください!

作るもの

DIYしたものにエイジング塗装を施し、アンティークライクに変身させます。使うのは、のりやロウソク、コーヒーなど、みなさんのご家庭にあるもの。目から鱗の意外なアイデアで、経年変化を再現してみようと思います。今回ベースとなるのは、以前にDIYしたこちらのスツール!

材料

DIYしたスツール
コーヒー
のり
ペンキ
ロウソク

STEP.01 傷をつける

まずは完成しているスツールを叩いたり引っ掻いたりして、傷をつけることからスタート。脚は、本来使用していくと、面より先端や角のほうが劣化しやすいのでしっかりと傷つけてください。
座面は端を重点的に。カッターを使って少し割っていきましょう。
先端が尖ったもので、引っ掻いてみるのも有効。使っていくうちに擦れやすい部分はどこか、想像しながら傷をつけていきましょう。

STEP.02 下地を塗る

次に下地となるステインを塗っていきます。ステインがない場合はペンキで代用するので、バケツを準備。また、今回はナチュラルに白のペンキが剥がれた跡を表現するのに白を使いますが、違う色のペンキを下地に塗ってもOKです。
ペンキと水を半分ずつ混ぜ合わせることで、ステインのように木材へと浸透します。これを下地として塗っていきます。

座面や脚など、全体を万遍なく塗りましょう。
塗り終わったら30分ほど乾燥。

STEP.03 ロウソクとのりを塗る

傷を付けた箇所に、ロウソクを塗り込んでいきます。これによって後から塗るペンキが定着せず剥がれ、下地が露出します。
別の箇所にはのりを塗布。のりはクラック剤の代わりとなり、上塗りするペンキがひび割れを起こして、アンティークのような表情になります。
脚や脚貫にも忘れずロウソクとのりを塗ってください。

STEP.04 ペンキで塗装

スポンジを使い、全体にムラなくペンキを塗っていきます。この時、スポンジを軽く叩くようにして塗っていくのがポイント。刷毛を使うと先に塗ったのりが薄くなってしまうことがあります。
ペンキが乾いてきたら、のりを塗った箇所にひびが入ってきました!この時、ペンキをドライヤーで一気に乾かすと大きくひび割れを起こすことができます。また、のりに水を少し混ぜておくと割れ方も変わってくるので、好みのアレンジを楽しんでみてください!
カッターの刃を垂直に立てて表面を削ると、ロウソクの上に塗られた余計なペンキが削ぎ落とされます。

STEP.05 くすみを出す

コーヒーを淹れましたが、休憩用ではありません!実は、こちらもエイジング塗装に使う重要な塗料のひとつ。
全体に塗り込むことで、塗りたてでキレイな白がくすんだ色味に!
観葉植物用の土が余っているなら、刷り込んでみるのも◎。傷に汚れが入り込み、アンティークの雰囲気を加速してくれます。
軽く水拭きしてみると…。白が絶妙なくすみカラーとなりました!未着手の左半分と比べると、はっきりと違いが分かりますね。
脚も同じようにコーヒーや土で汚れをつけて、水拭きします。
これで完成!傷から下地が露出して、経年したような色味となりました。

STEP.06 設置

白い壁の前に置いてみると、いい具合のくすみカラーがよく分かります。
のりやロウソクを塗ったところは、割れていたり下地が出ていたりして、雰囲気抜群!
脚の先端や足を置く脚貫部分、座面の端などは自然に傷がつきやすい箇所。床や体が触れる場所に傷をつけてみると、本物のアンティークっぽさを出すことができます。
実際に座ってもいいですが、インテリアとしてのポテンシャルも高いので、ディスプレイに使ってみるのもいいですね。
自宅にあるものを使ってできるエイジング塗装術をご紹介しました。木工品ならどれにでも使えるテクニックですので、DIYしたものに限らず、家具やキャンプ道具などに施してみてもよさそうです。今回はホワイトのペンキを使いましたが、赤や青などでアメリカンレトロな雰囲気を強く出してみるのもおすすめ。塗るだけならドライバーやノコギリを使わずにできるので、子どもも楽しんでくれることでしょう。ぜひ挑戦してみてください!
監修:岩西剛

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