どこでも挟んで即・コーヒースタンド!たった2つの材料で作れるクランプDIY
いつだって淹れたてコーヒーが飲みたい!こんな、コーヒー好きなら誰だって持っている野望。そこで今回は、クランプを活用することで、どこでもコーヒースタンドに早変わりしてしまうプロダクトをDIY!あなたのコーヒーライフに新たな可能性が生まれるかも...!?
2022.01.07
INDEX目次
はじめに
普段コーヒーを淹れるとなれば、キッチンやダイニングテーブルで作業することがほとんどですよね。でも、テレワークでベランダにいる時やキャンプではなかなかドリップするスペースがなくて、泣く泣くインスタントコーヒーという方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、省スペースなコーヒードリッパースタンドをDIY!材料はたったの3つで、誰でも簡単に作ることができちゃいます。
これまで、ドリッパースタンドを持ち歩くのはかさばるからと淹れたてコーヒーを我慢していたあなた!そんな野望を叶えるアイテムを作ってみませんか?
これまで、ドリッパースタンドを持ち歩くのはかさばるからと淹れたてコーヒーを我慢していたあなた!そんな野望を叶えるアイテムを作ってみませんか?
作るもの
今回作るのは、クランプ式のコーヒードリッパースタンド。クランプで挟むことによって、テーブルやベンチなどに設置して使うことができます。また、お持ちのコーヒーサーバーに合わせた大きさに部材をアレンジ可能なので、ぜひご自身の使いやすいサイズに。
もう一つ大きな特徴は優れた収納性。写真のようにドリッパーの受け皿となる部分とスタンドを取り外せば、こんなにコンパクトになるんです。なかなかキャンプなどに持っていくにはかさばってしまうドリッパースタンドですが、このスリムボディなら隙間にラクラク入っちゃいますね。
また、以前DIYer(s)でご紹介したプロダクトの中には相性がいいものがいくつかあるので、よろしければ併せて作ってみてください。
また、以前DIYer(s)でご紹介したプロダクトの中には相性がいいものがいくつかあるので、よろしければ併せて作ってみてください。
材料
丸棒 910×Φ15mm
工作台用クランプ
M4 蝶ナット
M4 皿ボルト 20mm
オーク材(端材でもOK)
工作台用クランプ
M4 蝶ナット
M4 皿ボルト 20mm
オーク材(端材でもOK)
STEP.01 丸棒にクランプを固定
それでは、早速作っていきましょう!最初は丸棒にクランプを蝶ネジで取り付ける作業なのですが、そのままでは丸棒の設置面が少なくてうまく固定ができません。そのため、写真のように丸棒を半分ほど削り、ぴったりクランプが取り付けられるようにしていきたいと思います。ちなみに、今回使用するのは工作台用クランプといい、通常のCクランプとは異なり、ビスやネジ止めをできる穴が空いているタイプのものになりますので、ご注意ください。
まずはクランプの長さに合わせて、丸棒に線を引きます。
今回は端から80mmの長さを削ることにしました。
今回は端から80mmの長さを削ることにしました。
長さが分かったら、丸棒の半径である7.5mmを測り、写真のようにマークします。この部分を削ることで、クランプと丸棒の接地面を作ります。
印をつけた範囲に手のこで細かい切れ目を入れていきます。線を引いた棒の半分の深さまでしっかりと切り込みが入っているか、反対側からもよく見ましょう。
切れ目を入れ終わったら、切れ目に手のこの背を当て、倒すようにして折っていきます。ポキッという感触がとても気持ちいいので、ぜひ楽しんでください(笑)。
ある程度平らになってきたら、やすりを使ってならします。表面がガタガタだとクランプの固定にも影響しますので、ここはしっかりと行いましょう。
次にクランプを当てながら、ネジ穴の位置に墨付けをし、そこにドリルで穴を開けていきます。
この時、あまり太いドリルを使ってしまうと中でネジが動いてしまうので、実際に使用するネジの大きさを見ながら適当な太さのドリルを使ってください。
この時、あまり太いドリルを使ってしまうと中でネジが動いてしまうので、実際に使用するネジの大きさを見ながら適当な太さのドリルを使ってください。
穴が開いたら、蝶ネジが入るかを確認します。ビス止めではなくネジ止めにすることで、クランプと丸棒をいつでも取り外せるので、持ち運びの際さらにコンパクトにすることが可能となります。
これでクランプの取り付けは完了です。
これでクランプの取り付けは完了です。
STEP.02 スタンドの長さを調整
クランプを使って机に一度固定して、必要な丸棒の長さを測ります。これは、お持ちのコーヒーサーバーの高さから約60~70mmほどを目安にしてみてください。今回は机の天板から250mmの位置にマークしました。
必要な長さをマークした後、手のこでカットしていきます。
STEP.03 ドリッパーの受け皿を作る
次に、ドリッパーの受け皿となる部分を作っていきます。写真のように、ドリッパー側と丸棒側にそれぞれ穴を開けるイメージを持っていてください。
ちなみに今回はオーク材の端材を使いますが、5mm程度の厚さであれば別の木材で作っても問題ありませんので、用意しやすいものをお使いください。
ちなみに今回はオーク材の端材を使いますが、5mm程度の厚さであれば別の木材で作っても問題ありませんので、用意しやすいものをお使いください。
ではまずドリッパー側の外径を描いていきます。今回は丸いデザインにしたいので、手元にあるものを使って円を描きましょう。今回はドリッパーを使いましたが、塗料の缶などでも代用可能です。
次に外径と中心を合わせ、一まわり小さい円を描いてください。ちなみに、こちらはドリッパーをはめる穴になりますので、お持ちのドリッパーのサイズに合わせた大きさの円にしましょう。今回は直径55mmで作業を進めます。
次は丸棒側。ドリッパー側の中心から線を伸ばして、写真のように左右に25mmにマーク。そこを通るようにRをつけ、外径を描いていきます。
次に、先ほど直径55mmにマークした円にドリルで何箇所か穴を開けていきます。その後、穴を起点ジグソーを入れ、少しずつ円を切り抜いてください。
丸棒側のRをつけた部分も、写真のようにカットしていきます。曲線のカットは少し難しいので、急がず丁寧に作業しましょう。
最後に、丸棒を通す穴を直径15mmをドリルで開けたら受け皿は完成です。ちなみに、今回は受け皿を丸みのあるデザインしていますが、丸棒とドリッパーを通す穴さえあればお好みでも問題ありません!角ばった形にしたり、塗装をしてみるなど、オリジナリティを出してみてください。
STEP.04 丸棒の太さを調整
次に、丸棒の太さを調整します。というのも、直径15mmの丸棒に対して先ほど受け皿に開けた穴も丁度15mmだったので、そのままではうまく通りません。そのため、受け皿が任意の位置まで通るように丸棒を削っていきます。
なので、一度コーヒーサーバーと合わせてみて、実際に受け皿がきて欲しい丸棒の位置に墨付けをしてください。
なので、一度コーヒーサーバーと合わせてみて、実際に受け皿がきて欲しい丸棒の位置に墨付けをしてください。
今回は卓上から170mmの位置にマークしたので、ここまでを削っていきます。
丸棒はカッターを使えば簡単に削ることができます。鉛筆を削るようなイメージで、丸棒をグルグルと回しながらまんべんなく削っていきましょう。
また、カッターは写真のように刃が自分に向かないように持ち、怪我には十分気をつけてください。
また、カッターは写真のように刃が自分に向かないように持ち、怪我には十分気をつけてください。
なかなか入らない、入ったけどグラついてしまうという時は、様子を見ながら再度紙やすりで調整してみましょう。
STEP.05 完成
受け皿が丸棒にぴったりハマれば、クランプを使ったコーヒードリッパースタンドの完成です!ミニマルな意匠とクランプの無骨な雰囲気がマッチしていて、男心くすぐられるプロダクトとなりました。丸棒や受け皿を塗装すれば、また違った表情を見せてくれるのだと思います。
STEP.06 設置
では、実際に設置&コーヒーをドリップしてみます。写真のように、ダイニングテーブルに取り付けてお湯を注いでみましたが、傾いてしまうこともなく、とても安定感のある仕上がり。これなら2~3人分のコーヒーも安心して淹れることができそうです。
また、横からみたシルエットがとてもスマートなのも特徴的。サーバーに落ちていくコーヒーのスピードや色もよく見えるので、ドリッパースタンドとしてもしっかり機能してくれています。
また、横からみたシルエットがとてもスマートなのも特徴的。サーバーに落ちていくコーヒーのスピードや色もよく見えるので、ドリッパースタンドとしてもしっかり機能してくれています。
受け皿の形などにこだわった甲斐もあり、ビジュアルも◎。お洒落なカフェのような雰囲気を醸し出していて、コーヒータイムをより一層盛り上げてくれること必至です。
もちろん、挟むことさえできれば場所はどこだってOK。このようにベランダやキャンプシーンでも、淹れたてのコーヒーを楽しむことだってできてしまいます。家・外両用のユースフルな本プロダクト、制作も簡単なので、ぜひお試しください。
監修:岩西剛
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